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第152話 日本の説明(3)
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「少し待っていてください……」
雪音さんは、そう呟くと桜を起こさないように寝床から出て台所で顔を洗うと俺に向かって手招きしてくる。
「すいません。寝たばかりで……」
「いえ。こちらこそ、本当は朝方に戻ってくる予定だったのですが、色々と準備があるので……」
まだ眠そうだが、受け答えはシッカリとしている。
「準備ですか?」
「はい。一応、異世界の鎧などを手にいれる手筈は整ったんですが……」
「ああ、なるほど……。その準備の為に戻ってきたんですね」
「そうなります。それと工事業者を手配していますので、その応対をお願いできますか?」
「分かりました。それで工事業者は、どこの会社が来られるんですか?」
「踝さんにお願いしてあります」
「また高い料金でですか?」
「……」
「はぁ……仕方ないですね。この時間帯から手配できる業者さんは限られますからね」
「あともう一つ」
「えっと……なんでしょうか?」
「異世界の貴族が自分の護衛に付くことになりました」
「――え!?」
雪音さんの動きが固まる。
「護衛って……、それって五郎さんの家の事とかは知っているんですか?」
心配そうな表情で尋ねてくる。
たしかに、俺は貴族ということでノーマン辺境伯とやり取りをした。
そして、そのことは雪音さんも知っている。
「いえ、全く知りません」
「それって、不味いですよね?」
「藤和さんが言うには、此方から教える必要はないけど知られても問題ないと言う事です」
「……なるほど……。そういうことですか。つまり、一介の貴族が反対をしても商談内容が潰されない状況になったと言う事ですよね?」
「ええ、まあ……」
「ただ、うちの方から不利になる情報は極力出さないようにすると……、そういうことですね?」
「そうなります」
――あれ? 雪音さんに最後まで説明をしていないのに、俺達がどういう状況に置かれているのか的確に把握してきたぞ?
俺でも、少し考えたというのに……。
「それでは、その方を紹介して頂けますか?」
彼女の言葉に俺は頷くが――、
「あっ……。――で、でも……そうすると、異世界の方は……、どこで泊まる事になるんですか?」
「母屋になります」
「……そ、そうですか……。女性でも困りますね」
「――いえ。護衛として付けられたのは男性です」
「ええっ!? ――そ、それって! 大問題ですよ! うちには小さな女の子もいるんですから!」
「そう言われても……。一応、ナイルさんが護衛として来ていますが、ノーマン辺境伯に頼んで女性の方に護衛を変更してもらえるか聞いてみます」
「ナイルさん? ナイルさんって……、異世界で私達の護衛と市場の調査に立ち会ってくれた?」
「そうなります」
「……なるほど……。それなら問題ないです」
「そうなんですか?」
「はい。ナイルさんって、問題を起こすような人ではないと思いますので」
「そうですか……」
何となくモヤッとした気持ちを抱えながらも雪音さんが承諾してくれたことに安堵? しつつ客間へ。
「月山様、どうでしたか?」
「踝さんへ頼んでおきました。後程、連絡があると――」
「そうですか。こちらの方もナイル様との話は終わりましたので、今後のことについて話を続けたいと思います」
ナイルさんとの話?
おそらく日本に関しての事だと思うが、どういった内容なのかは想像がつかない。
「月山様がお考えになられるような問題事ではありません。警備に関してと宿泊する場所についての話です」
「宿泊する場所?」
「はい。警護に関して齟齬があるようでしたので、そちらに関して説明を行っておりました。日本は治安がとてもよく警護の必要性は非常に低いことを念頭に置いておりました」
「なるほど……。それなら、ナイルさんは向こうの世界に?」
「――いえ! 私は、ノーマン様よりゴロウ様の警護を任された身! 何かが起きてからは遅いのです! そのために近くに常に寄り添うのが――」
「分かっています。ただ――、この屋敷は泊まる場所が無い事も事実と言う事で認識してもらえますか?」
「そ、そうですね……」
たしかに、現在は母屋に住んでいるのは俺と桜と雪音さんだが、朝から夕方にかけては和美ちゃんや恵美さんも利用する。
その中で身長が180センチを超える大柄なナイルさんが居るのは、色々と問題がありそうだ。
その事に藤和さんは気が付き話を通してくれているのだろう。
「幸い、月山家には土地はありますので簡易的な宿泊施設を用意されてもいいのではありませんか?」
「宿泊施設?」
「はい。仮設住宅のような物でしたら、すぐに手配ができます」
「――それでしたら……」
「それでは月山様、私の方で手配を掛けておきますので、それでよろしいでしょうか?」
「そうですね」
年頃の娘や雪音さんと同じ家で寝泊まりを許可するくらいなら、多少の出費は全然問題ない。
「それでは、私はナイル様を連れて外を案内して来ますので――。ナイル様、外へ向かうとしましょう」
「承知した」
二人して、立ち上がると玄関へ向かい――、外へと出ていった。
おそらく今日の猟友会についての説明だと思うが――、
「私、全然――、話せませんでした」
「そうですね。……ですが、以前に顔合わせをしていますので――」
「はい。それよりも良かったんですか? 仮設住宅と言ってもピンキリですよね? 結構、価格しますよね?」
「少しインターネットで価格を確認してみましょうか」
「はい」
居間からノートパソコンを持ってきて客間で調べていくが、どれも100万円を超える。
「結構しますね……」
「こうなったら踝さんに頼んだ方が早いかも知れないですね」
「丁度、他の工務店の方も来られますから入札という形でも良いかも知れませんね。お手洗いの近くでしたら、水も通っていますので配管も簡単そうです」
「なるほど……」
たしかに完全自立式のトイレの近くなら、それなりの範囲の地面を手入れしてあるから建物を建てるのも便利だろう。
問題は予算だが――、あまりケチるのも良くはない。
そうなると益々、今回の商談は失敗する訳には行かないと気が引き締まる。
そこまで考えたところで手元に置いてある電話の子機が鳴る。
「はい、月山ですが――」
「おお、五郎か」
どうやら電話を掛けてきた相手は踝さんのようで――、
「一応、工事人が10人ほど用意できたが、すぐに向かった方がいいか?」
「はい。お願いします」
「工賃に関してだが――」
金額に関しては以前よりも少し高いくらい。
隣にいる雪音さんの方を見ると彼女も頷いている事から今回は特例ということだろう。
「分かりました。早急にお願いできますか?」
「よし、それじゃまずは現場の確認からだな。その鎧とかは現物はあるのか?」
「一応、あります」
そう――、ナイルさんが着ているモノが……。
ただ、盾については現物が無いので異世界に行って用意してくれているモノを取ってくる必要があるが……。
「大体、1時間くらいで全員到着できると思うから、それまでに用意しておいてくれ」
返事と同時に電話が切れる。
「雪音さん、すいません」
「今回は非常時です。必要経費と言う事で致し方ありません。それよりも、異世界で何があったのか詳細を教えてもらえますか?」
俺が、王女が出張ってきた事と、もしかしたら家で王女を匿う必要性もある事を伝える。
あとはエルフが来るかも知れないことも……。
「そうですか……」
俺の話を終始聞いていた雪音さんが、王女を匿うという話が出てきた時点で妙に刺々しい雰囲気を醸し出していたが気のせいだよな?
「は、はい……」
雪音さんは、そう呟くと桜を起こさないように寝床から出て台所で顔を洗うと俺に向かって手招きしてくる。
「すいません。寝たばかりで……」
「いえ。こちらこそ、本当は朝方に戻ってくる予定だったのですが、色々と準備があるので……」
まだ眠そうだが、受け答えはシッカリとしている。
「準備ですか?」
「はい。一応、異世界の鎧などを手にいれる手筈は整ったんですが……」
「ああ、なるほど……。その準備の為に戻ってきたんですね」
「そうなります。それと工事業者を手配していますので、その応対をお願いできますか?」
「分かりました。それで工事業者は、どこの会社が来られるんですか?」
「踝さんにお願いしてあります」
「また高い料金でですか?」
「……」
「はぁ……仕方ないですね。この時間帯から手配できる業者さんは限られますからね」
「あともう一つ」
「えっと……なんでしょうか?」
「異世界の貴族が自分の護衛に付くことになりました」
「――え!?」
雪音さんの動きが固まる。
「護衛って……、それって五郎さんの家の事とかは知っているんですか?」
心配そうな表情で尋ねてくる。
たしかに、俺は貴族ということでノーマン辺境伯とやり取りをした。
そして、そのことは雪音さんも知っている。
「いえ、全く知りません」
「それって、不味いですよね?」
「藤和さんが言うには、此方から教える必要はないけど知られても問題ないと言う事です」
「……なるほど……。そういうことですか。つまり、一介の貴族が反対をしても商談内容が潰されない状況になったと言う事ですよね?」
「ええ、まあ……」
「ただ、うちの方から不利になる情報は極力出さないようにすると……、そういうことですね?」
「そうなります」
――あれ? 雪音さんに最後まで説明をしていないのに、俺達がどういう状況に置かれているのか的確に把握してきたぞ?
俺でも、少し考えたというのに……。
「それでは、その方を紹介して頂けますか?」
彼女の言葉に俺は頷くが――、
「あっ……。――で、でも……そうすると、異世界の方は……、どこで泊まる事になるんですか?」
「母屋になります」
「……そ、そうですか……。女性でも困りますね」
「――いえ。護衛として付けられたのは男性です」
「ええっ!? ――そ、それって! 大問題ですよ! うちには小さな女の子もいるんですから!」
「そう言われても……。一応、ナイルさんが護衛として来ていますが、ノーマン辺境伯に頼んで女性の方に護衛を変更してもらえるか聞いてみます」
「ナイルさん? ナイルさんって……、異世界で私達の護衛と市場の調査に立ち会ってくれた?」
「そうなります」
「……なるほど……。それなら問題ないです」
「そうなんですか?」
「はい。ナイルさんって、問題を起こすような人ではないと思いますので」
「そうですか……」
何となくモヤッとした気持ちを抱えながらも雪音さんが承諾してくれたことに安堵? しつつ客間へ。
「月山様、どうでしたか?」
「踝さんへ頼んでおきました。後程、連絡があると――」
「そうですか。こちらの方もナイル様との話は終わりましたので、今後のことについて話を続けたいと思います」
ナイルさんとの話?
おそらく日本に関しての事だと思うが、どういった内容なのかは想像がつかない。
「月山様がお考えになられるような問題事ではありません。警備に関してと宿泊する場所についての話です」
「宿泊する場所?」
「はい。警護に関して齟齬があるようでしたので、そちらに関して説明を行っておりました。日本は治安がとてもよく警護の必要性は非常に低いことを念頭に置いておりました」
「なるほど……。それなら、ナイルさんは向こうの世界に?」
「――いえ! 私は、ノーマン様よりゴロウ様の警護を任された身! 何かが起きてからは遅いのです! そのために近くに常に寄り添うのが――」
「分かっています。ただ――、この屋敷は泊まる場所が無い事も事実と言う事で認識してもらえますか?」
「そ、そうですね……」
たしかに、現在は母屋に住んでいるのは俺と桜と雪音さんだが、朝から夕方にかけては和美ちゃんや恵美さんも利用する。
その中で身長が180センチを超える大柄なナイルさんが居るのは、色々と問題がありそうだ。
その事に藤和さんは気が付き話を通してくれているのだろう。
「幸い、月山家には土地はありますので簡易的な宿泊施設を用意されてもいいのではありませんか?」
「宿泊施設?」
「はい。仮設住宅のような物でしたら、すぐに手配ができます」
「――それでしたら……」
「それでは月山様、私の方で手配を掛けておきますので、それでよろしいでしょうか?」
「そうですね」
年頃の娘や雪音さんと同じ家で寝泊まりを許可するくらいなら、多少の出費は全然問題ない。
「それでは、私はナイル様を連れて外を案内して来ますので――。ナイル様、外へ向かうとしましょう」
「承知した」
二人して、立ち上がると玄関へ向かい――、外へと出ていった。
おそらく今日の猟友会についての説明だと思うが――、
「私、全然――、話せませんでした」
「そうですね。……ですが、以前に顔合わせをしていますので――」
「はい。それよりも良かったんですか? 仮設住宅と言ってもピンキリですよね? 結構、価格しますよね?」
「少しインターネットで価格を確認してみましょうか」
「はい」
居間からノートパソコンを持ってきて客間で調べていくが、どれも100万円を超える。
「結構しますね……」
「こうなったら踝さんに頼んだ方が早いかも知れないですね」
「丁度、他の工務店の方も来られますから入札という形でも良いかも知れませんね。お手洗いの近くでしたら、水も通っていますので配管も簡単そうです」
「なるほど……」
たしかに完全自立式のトイレの近くなら、それなりの範囲の地面を手入れしてあるから建物を建てるのも便利だろう。
問題は予算だが――、あまりケチるのも良くはない。
そうなると益々、今回の商談は失敗する訳には行かないと気が引き締まる。
そこまで考えたところで手元に置いてある電話の子機が鳴る。
「はい、月山ですが――」
「おお、五郎か」
どうやら電話を掛けてきた相手は踝さんのようで――、
「一応、工事人が10人ほど用意できたが、すぐに向かった方がいいか?」
「はい。お願いします」
「工賃に関してだが――」
金額に関しては以前よりも少し高いくらい。
隣にいる雪音さんの方を見ると彼女も頷いている事から今回は特例ということだろう。
「分かりました。早急にお願いできますか?」
「よし、それじゃまずは現場の確認からだな。その鎧とかは現物はあるのか?」
「一応、あります」
そう――、ナイルさんが着ているモノが……。
ただ、盾については現物が無いので異世界に行って用意してくれているモノを取ってくる必要があるが……。
「大体、1時間くらいで全員到着できると思うから、それまでに用意しておいてくれ」
返事と同時に電話が切れる。
「雪音さん、すいません」
「今回は非常時です。必要経費と言う事で致し方ありません。それよりも、異世界で何があったのか詳細を教えてもらえますか?」
俺が、王女が出張ってきた事と、もしかしたら家で王女を匿う必要性もある事を伝える。
あとはエルフが来るかも知れないことも……。
「そうですか……」
俺の話を終始聞いていた雪音さんが、王女を匿うという話が出てきた時点で妙に刺々しい雰囲気を醸し出していたが気のせいだよな?
「は、はい……」
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