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第146話 王国との交渉事(2)
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「ルイーズ様、少しお静かに!」
「はい……」
後ろから、エメラスという女性に頭を軽く叩かれてシュン! と、してしまうルイーズさん。
「申し訳ありません。ルイーズ様は、普段は部屋に引き篭って本ばかり読まれて居られる方の為、話すのが苦手なのです」
「そうですか」
……つまり引き篭りってことか。
「月山様」
「――ん?」
「ルイーズ様と、今後のことを踏まえてエルム王国のことを少しお聞きしてみては如何ですか? お互いに自国のことを知っておくことは、円滑な人間関係の構築になりますので」
藤和さんの方を見ると、目を細めてルイーズさんを見ている。
どう考えても、藤和さんがルイーズさんから情報を引き出したいというのは見え見えで――、
「それでは任せます」
「分かりました。ルイーズ様」
「――は、はい! な、なんでしょうか?」
まだ、先ほどからの動揺から立ち直っていない模様。
「少しお話でも致しませんか?」
ニコリを微笑む藤和さん。
ただ、その目は笑っておらず――、ノーマン辺境伯も特に止める様子もなく苦笑いをしているだけであった。
「お話ですか?」
「はい。そちらの重鎮の方が来られるまでの談話と見て頂ければ――」
「それでしたら! かまわない――「姫様っ!」――え!? ど、どうしたの? いきなり?」
途中で待ったを掛けてくる女性騎士。
よく見ると、とても整った顔立ちをしているが――、その大きな青い海のような瞳は、若干つり上がっているように見える。
ただ、目の下に黒子があることできつい印象を受けることはない。
「ルイーズ様、安易な発言は控えてください。ここは、すでに交渉の場でもあるのです。そしてルイーズ様は、エルム王国の末席とは言え王族なのです。言質を取られるような事は――」
「ごめんなさい」
下を俯いて、頭を下げてくるルイーズさん。
「いえ。こちらは、とくに商談などを含めた会話は考えておりませんでしたので」
「そうなのですか?」
「はい。月山家は、あくまでもノーマン辺境伯様を経由して商品の取引を行うことを旨に考えておりますので、不必要な干渉は考えておりません。その為、純粋にルイーズ様が普段、どのようにお過ごしであるか程度の事を伺おうかと――」
「では主に代わって私が答えよう! ルイーズ様は、読書が好きな方です」
「なるほど……」
ルイーズさんの代わりにエメラスさんが答えてくる。
「それでは、次に私から質問をさせて頂くがいいか?」
「もちろんです。交互に互いの質問に答えていく形式というのも話の醍醐味ですから」
「そうか……。それでは、こちらも聞きたいことがある」
「何でしょうか?」
「最近、エルム王国内で出回っている塩というのは、そちらが取引した商品か?」
「その通りです」
――即答。
少しでも考慮してから返答すると思っていただけに少しだけ驚く。
それは向こうも同じようで――、
「そ、そうか……」
「それでは次は、こちらが伺っても?」
「もちろんだ!」
「エルム王国内で出回っている塩を購入されましたか?」
「う、うむ……。苦味が無いのが良かったが……、そんなことを聞いて何かそちらに得でもあるのか?」
「いえ、当家から卸した商品が他国の方に喜んで頂けているだけで、月山家としては大変名誉で嬉しく思う事ですので、それを教えて頂けるだけで十分です」
藤和さんの顔をジッと見つめるエメラスさん。
二人の視線の間で火花が飛び散っているような感じがするが気のせいだろう。
「あのー」
「ルイーズ様は、黙っていてください」
「はい……」
シュン! と、してしまうルイーズさんは、肩を落として小さくなってしまう。
何となく小動物っぽくて可愛い。
「僭越で無礼なのは重々承知しておりますが、エメラス様、ルイーズ様も伺いたい事があるようですので、一方的にそのような物言いは……」
「……姫様」
「いいの?」
やはり、どこか思う所があったのか無言でコクリと頷くエメラスさん。
「あの! エルム王国内に出回っている塩って隣国からしか入ってこないって本で読んだのですが、ゴロウ様は別の場所から入手する術を御持ちと言う事ですか?」
「はい。異世界から、持ってきておりますので」
直接、俺に話を振ってきたルイーズ王女に、俺は仕方なく応じる。
「そうなのですか! エメラス! 財政難の王家に直接納入して貰えたらお父様とか喜ぶかも知れないわよ!」
「姫さまっ!」
「……あっ……」
しまった! と、言う表情で周りを見渡すルイーズさん。
それに対して、藤和さんはニヤリと笑みを浮かべ、エメラスさんは額に手を当てながら溜息をついていた。
しばらく静寂が室内に漂ったあと、静かにエメラスさんが口を開く。
「ゴロウ様。もうお気づきかと思われますが、ルイーズ様は、このような政治の話が絡む場には立ち会ったことはありません」
俺の方を向いてきたエメラスさんが溜息交じりに、そう告げてくる。
「ですので、あまりルイーズ様へ国の内情を聞き出すような話しは止めて頂けますか?」
「……」
率直に切り出された内容――、恐らく嘘偽りはないと思われる言葉に、どうしたらいいものか? と、藤和さんの方を見る。
そもそも、話をしていたのは藤和さんであって俺ではない。
なのに、俺の方を見て懇願してくるのは……、ああっ――、そうか……。
一応、藤和さんは表向き月山家の家令と言う事になっている。
そして俺は当主と言う事で話を通しているので、藤和さんの質問は俺の言葉になるわけか。
そうなると、エメラスさんが俺を見て困った表情を見せてくるのも得心いく。
「藤和」
「分かりました。ルイーズ様、エメラス様、不躾な質問をしてしまい申し訳ありませんでした」
呆気なく引き下がる藤和さんは頭を下げて非礼をしたという詫びの言葉を紡ぐ。
「ゴロウ様、ありがとうございます」
エメラスさんが、頭を下げてくる。
「――いえ。こちらこそ」
「ありがとうございます」
話しが纏まったのを理解したのか、花の蕾が開くような笑顔を俺に見せてくるルイーズさん。
日本風の美人であり、日本にいたら間違いなくスカウトされるほどの美少女。
思わず咳をしながら、「いえ。おかまいなく」と、場違いな言葉を返してしまう。
そんな俺を見てルイーズさんは、キョトン! と、言う表情を見せたあと「くすっ」と、子供らしい笑顔を見せる。
「――さて、顔合わせは済んだようで、そろそろよいかな?」
場の空気が弛緩したところで、横からノーマン辺境伯が割って入ってきて――、それと同時に全員の視線がノーマン辺境伯に向く。
「それは、ヴェルナー卿を待つという事でしょうか?」
俺の言葉にノーマン辺境伯が頭を左右に振る。
「しばらくヴェルナー卿が来ることはない」
確信を持っているかのようにノーマン辺境伯が言葉を紡ぐ。
「それは、どういうことでしょうか?」
エメラスさんの視線が鋭くなりノーマン辺境伯へと向けられるが――、その視線を真っ向から受け止めつつ、静かにノーマン辺境伯は語る。
「エメラス殿、ルイーズ様が態々、この辺境の地にお越しになられた理由を儂が知らないとでも思っているのかの?」
「――な、なにを……」
突然、顔色を変えたエメラスさん。
そして、俯くルイーズさん。
「それはお二人が理解していると思っているのだが?」
「……憶測で物事を語るのは王家への背任と捉えられることですよ?」
何の話か皆目見当がつかない。
「憶測でないと言う事は、エメラス殿が知っているのではないのか?」
「辺境伯様。我が月山家は、ルイーズ様を庇護する用意は出来ております」
「「――なっ!?」」
「はい……」
後ろから、エメラスという女性に頭を軽く叩かれてシュン! と、してしまうルイーズさん。
「申し訳ありません。ルイーズ様は、普段は部屋に引き篭って本ばかり読まれて居られる方の為、話すのが苦手なのです」
「そうですか」
……つまり引き篭りってことか。
「月山様」
「――ん?」
「ルイーズ様と、今後のことを踏まえてエルム王国のことを少しお聞きしてみては如何ですか? お互いに自国のことを知っておくことは、円滑な人間関係の構築になりますので」
藤和さんの方を見ると、目を細めてルイーズさんを見ている。
どう考えても、藤和さんがルイーズさんから情報を引き出したいというのは見え見えで――、
「それでは任せます」
「分かりました。ルイーズ様」
「――は、はい! な、なんでしょうか?」
まだ、先ほどからの動揺から立ち直っていない模様。
「少しお話でも致しませんか?」
ニコリを微笑む藤和さん。
ただ、その目は笑っておらず――、ノーマン辺境伯も特に止める様子もなく苦笑いをしているだけであった。
「お話ですか?」
「はい。そちらの重鎮の方が来られるまでの談話と見て頂ければ――」
「それでしたら! かまわない――「姫様っ!」――え!? ど、どうしたの? いきなり?」
途中で待ったを掛けてくる女性騎士。
よく見ると、とても整った顔立ちをしているが――、その大きな青い海のような瞳は、若干つり上がっているように見える。
ただ、目の下に黒子があることできつい印象を受けることはない。
「ルイーズ様、安易な発言は控えてください。ここは、すでに交渉の場でもあるのです。そしてルイーズ様は、エルム王国の末席とは言え王族なのです。言質を取られるような事は――」
「ごめんなさい」
下を俯いて、頭を下げてくるルイーズさん。
「いえ。こちらは、とくに商談などを含めた会話は考えておりませんでしたので」
「そうなのですか?」
「はい。月山家は、あくまでもノーマン辺境伯様を経由して商品の取引を行うことを旨に考えておりますので、不必要な干渉は考えておりません。その為、純粋にルイーズ様が普段、どのようにお過ごしであるか程度の事を伺おうかと――」
「では主に代わって私が答えよう! ルイーズ様は、読書が好きな方です」
「なるほど……」
ルイーズさんの代わりにエメラスさんが答えてくる。
「それでは、次に私から質問をさせて頂くがいいか?」
「もちろんです。交互に互いの質問に答えていく形式というのも話の醍醐味ですから」
「そうか……。それでは、こちらも聞きたいことがある」
「何でしょうか?」
「最近、エルム王国内で出回っている塩というのは、そちらが取引した商品か?」
「その通りです」
――即答。
少しでも考慮してから返答すると思っていただけに少しだけ驚く。
それは向こうも同じようで――、
「そ、そうか……」
「それでは次は、こちらが伺っても?」
「もちろんだ!」
「エルム王国内で出回っている塩を購入されましたか?」
「う、うむ……。苦味が無いのが良かったが……、そんなことを聞いて何かそちらに得でもあるのか?」
「いえ、当家から卸した商品が他国の方に喜んで頂けているだけで、月山家としては大変名誉で嬉しく思う事ですので、それを教えて頂けるだけで十分です」
藤和さんの顔をジッと見つめるエメラスさん。
二人の視線の間で火花が飛び散っているような感じがするが気のせいだろう。
「あのー」
「ルイーズ様は、黙っていてください」
「はい……」
シュン! と、してしまうルイーズさんは、肩を落として小さくなってしまう。
何となく小動物っぽくて可愛い。
「僭越で無礼なのは重々承知しておりますが、エメラス様、ルイーズ様も伺いたい事があるようですので、一方的にそのような物言いは……」
「……姫様」
「いいの?」
やはり、どこか思う所があったのか無言でコクリと頷くエメラスさん。
「あの! エルム王国内に出回っている塩って隣国からしか入ってこないって本で読んだのですが、ゴロウ様は別の場所から入手する術を御持ちと言う事ですか?」
「はい。異世界から、持ってきておりますので」
直接、俺に話を振ってきたルイーズ王女に、俺は仕方なく応じる。
「そうなのですか! エメラス! 財政難の王家に直接納入して貰えたらお父様とか喜ぶかも知れないわよ!」
「姫さまっ!」
「……あっ……」
しまった! と、言う表情で周りを見渡すルイーズさん。
それに対して、藤和さんはニヤリと笑みを浮かべ、エメラスさんは額に手を当てながら溜息をついていた。
しばらく静寂が室内に漂ったあと、静かにエメラスさんが口を開く。
「ゴロウ様。もうお気づきかと思われますが、ルイーズ様は、このような政治の話が絡む場には立ち会ったことはありません」
俺の方を向いてきたエメラスさんが溜息交じりに、そう告げてくる。
「ですので、あまりルイーズ様へ国の内情を聞き出すような話しは止めて頂けますか?」
「……」
率直に切り出された内容――、恐らく嘘偽りはないと思われる言葉に、どうしたらいいものか? と、藤和さんの方を見る。
そもそも、話をしていたのは藤和さんであって俺ではない。
なのに、俺の方を見て懇願してくるのは……、ああっ――、そうか……。
一応、藤和さんは表向き月山家の家令と言う事になっている。
そして俺は当主と言う事で話を通しているので、藤和さんの質問は俺の言葉になるわけか。
そうなると、エメラスさんが俺を見て困った表情を見せてくるのも得心いく。
「藤和」
「分かりました。ルイーズ様、エメラス様、不躾な質問をしてしまい申し訳ありませんでした」
呆気なく引き下がる藤和さんは頭を下げて非礼をしたという詫びの言葉を紡ぐ。
「ゴロウ様、ありがとうございます」
エメラスさんが、頭を下げてくる。
「――いえ。こちらこそ」
「ありがとうございます」
話しが纏まったのを理解したのか、花の蕾が開くような笑顔を俺に見せてくるルイーズさん。
日本風の美人であり、日本にいたら間違いなくスカウトされるほどの美少女。
思わず咳をしながら、「いえ。おかまいなく」と、場違いな言葉を返してしまう。
そんな俺を見てルイーズさんは、キョトン! と、言う表情を見せたあと「くすっ」と、子供らしい笑顔を見せる。
「――さて、顔合わせは済んだようで、そろそろよいかな?」
場の空気が弛緩したところで、横からノーマン辺境伯が割って入ってきて――、それと同時に全員の視線がノーマン辺境伯に向く。
「それは、ヴェルナー卿を待つという事でしょうか?」
俺の言葉にノーマン辺境伯が頭を左右に振る。
「しばらくヴェルナー卿が来ることはない」
確信を持っているかのようにノーマン辺境伯が言葉を紡ぐ。
「それは、どういうことでしょうか?」
エメラスさんの視線が鋭くなりノーマン辺境伯へと向けられるが――、その視線を真っ向から受け止めつつ、静かにノーマン辺境伯は語る。
「エメラス殿、ルイーズ様が態々、この辺境の地にお越しになられた理由を儂が知らないとでも思っているのかの?」
「――な、なにを……」
突然、顔色を変えたエメラスさん。
そして、俯くルイーズさん。
「それはお二人が理解していると思っているのだが?」
「……憶測で物事を語るのは王家への背任と捉えられることですよ?」
何の話か皆目見当がつかない。
「憶測でないと言う事は、エメラス殿が知っているのではないのか?」
「辺境伯様。我が月山家は、ルイーズ様を庇護する用意は出来ております」
「「――なっ!?」」
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