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第145話 王国との交渉事
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シュンとしてしまうリーシャ。
アラビアンナイトで出てくるような踊り子のようなスケスケな扇情的衣装を着ている以外は、まぁ――、あれだと思うが……。
「ところで――」
「はい?」
「やっぱりなんでもないです。忘れてください」
どうして、最初から俺に対する好感度が高かったのか? と、気になる部分が色々とあった。
説明は一度は受けていたが、それだけでは説明が付かない程に俺への好意のレベルが高い。
まるで呪われているのでは? と、思ってしまうくらいに。
「はい! それで、ゴロウ様は――」
再度、俺へ話しかけてくるリーシャ。
それを適当にあしらっていると馬車が停まる。
外を見ると丁度、辺境伯邸についたところで俺はリーシャから逃げるようにして馬車から降りた。
「月山様」
自分よりも先に到着していた藤和さんが俺に近寄ってくると耳元で――、「ハイエルフ族は、この国の王族に大きな貸しがあるようです」と、小声で俺に話しかけてきた。
どうやら、ナイルさんから有益な情報を仕入れたようだ。
「大きな貸し?」
「はい。ここでは、周りの目もありますから説明は出来ませんが……」
藤和さんの言葉に俺は頷く。
たしかに周りには、辺境伯爵邸を警備している兵士やナイルさんにリーシャが居る。
これから話し合いを行う前に、こちらの手の内がバレるのは良くはない。
「そうですか。お任せします」
「かしこまりました」
短く意思疎通を取ったところで、「それでは、こちらに――」と、ナイルさんが緊張した面持ちで辺境伯邸の入り口に向かって歩きだしたので後を付いていく。
辺境伯邸に足を踏み入れた後は――、
「ノーマン様にゴロウ様が到着したことを伝えてくれ」
「畏まりました」
入口周辺で、来客に頭を下げてきていたメイドにナイルさんは命令をする。
その後は、何時も通り来賓室に通された。
「それでは、そちらでお待ちください」
席を勧められた為、俺が先にソファーに座り、藤和さんもそれに続く。
そして――、リーシャも俺の隣に座る。
丁度、リーシャと藤和さんに挟まれるような形だ。
しばらくすると、扉が開き――、
「待たせたのう」
ノーマン辺境伯が室内に入ってくる。
その表情は、幾分か険しく見えるのは――、王族が来ているからだと思われるが――。
「いえ。お時間を取って頂きありがとうございます」
「――ふむ……さて……」
ノーマン辺境伯の視線に釣られて扉の方を見ると――、そこには紺色に染め上げられたドレスを着た黒髪の少女が立っている。
一瞬、日本人女性かと見紛うばかり。
その後ろには、騎士の恰好をした西洋風の美少女と、40代後半の髭面の男が一人立っている。
「初めまして、エルム王国第四王女、ルイーズ・ド・エルムと申します」
スカートの裾を掴みながら会釈してくる美少女に思わず頭を下げて挨拶を返しそうになるが――、小声で「月山様、こちらから挨拶をすぐに返す必要はありません」と、指示を受ける。
「私、月山家の家令を務めております藤和 一成と申します。この度は、エルム王国の王族の方との御縁が持てたことを大変嬉しくおもいます」
挨拶をしてきた女性は、エルムと名前が入っていることから王族の関係者なのだろう。
「ゴロウ、先ほども紹介があったが、ルイーズ様はエルム王国の王族になる」
やはり、思っていたとおり彼女が王女ということか……。
「そして、ルイーズ様の護衛をしているのが――」
「エメラス・フォン・クラウスと申します。以後、お見知りおきを」
ノーマン辺境伯の話を遮るかのように自己紹介をしてくるエメラスという女性。
「リコード・フォン・ヘルバストです」
女騎士のあとに名前を告げてきた男は、藤和さんの視線を真っ直ぐに受け止めながら笑みを浮かべつつ名前を告げてくる。
「月山様、こちらも――」
そこで、ようやく挨拶をするようにと藤和さんが端的に指でサインを送ってきた。
「月山五郎です。よろしくお願いします」
挨拶が済んだところで、王女とノーマン辺境伯がソファーに座る。
互いにテーブルを挟んで座ったところで――、「リコード卿」と、ノーマン辺境伯が語り掛けた。
卿と言うことから、何となく貴族だと察するが、
「ヴェルナー卿は、何故に同席していないのかの?」
「――ッ!? そ、それは……」
その様子に俺と藤和さんは思わず互いの顔を見る。
何か、王族側に問題があったのではないのか? と、思ったところで、リコードさんが口を開く。
「ヴェルナー卿は、まだ仕度中でして……」
「仕度中? すでに昼は、過ぎておるはずじゃがの」
「…………」
黙り込むリコードさん。
沈黙が室内に漂い始めたところで、
「ノーマン辺境伯様、発言を許可して頂きたいのですが――」
そう口火を切ったのは藤和さん。
「そう改まることもない。好きに発言するとよい」
「ありがとうございます。ノーマン辺境伯様、先ほどのやり取りから、ヴェルナー様は、今回の交渉で必要な方という事でしょうか?」
「うむ。エルム王国の軍務卿と言ったところだが……」
「そうでしたか」
藤和さんは、眉間に一瞬だけ皺を作る。
「そう致しますと、今回の話し合いの場には、王国軍を指揮されておられる方も同席される予定だったと……、そういう事でしょうか?」
「うむ。そうなる」
「分かりました。それで、ヴェルナー様は、何時頃にお越しになられるのでしょうか?」
「リコード卿」
「少々、お待ちを――」
リコードさんは立ち上がると、部屋から出ていく。
その様子をノーマン辺境伯は見送ったあと――、「こちらの不手際で待たせてしまってすまない」と、謝罪してくるノーマン辺境伯。
「いえ、体調が悪いことは誰にでもあることですし、何より私達が此方の世界に来るタイミングを知らせていなかったのも原因の一つですので」
「ふむ……」
思わず、俺は頭を下げて謝罪に対しての返答を返す。
「月山様……」
藤和さんが、隣に座っている俺以外には聞こえないほど小さな声で、窘めるように俺の名前を呼んでくる。
それに対して、何か俺は間違ったことを言ったのか? と、疑問を抱くが――。
「ふふっ……」
そんな俺達のやり取りを見ていたルイーズさんが小さく笑う。
「ごめんなさい」
「――いえ」
俺が視線を向けると彼女は両手で口元を隠すと、頬を赤くしてしまう。
「それより何かありましたか?」
「えっと……」
彼女は、視線を俺から逸らす。
「ルイーズ様、きちんとした説明を致しませんと誤解されます」
「分かっているわ」
ルイーズさんの後ろに立っていた女性エメラスさんに注意を受けると俺の方を見てくる。
「えっと……、ツキヤマゴロウ様で宜しかったでしょうか?」
「月山は家名となります。ゴロウとお呼びください」
「分かりました」
そして佇まいを正すルイーズさん。
俺を真っ直ぐに見てくると、
「申し訳ありません。このような場で――、トウワ様とゴロウ様との様子を見ていましたら、私とエメラスの関係に似ていたので思わず笑ってしまいました」
「姫様!」
「ご、ごめんなさい。――で、でも! 悪い意味合いではありませんの。お二人とも仲が良いと思いまして……、それにゴロウ様は何というか……、こう言っては失礼かと思ってしまったのですけれど貴族らしくないような……」
「ルイーズ様……、それは大変に失礼な言葉の選び方です」
「あっ! ご、ごめんなさい。そういう事じゃなくてですね! えっと……あの……、違うんです! わ、わたし! こういう場は初めてというか、あまり――、というか殆どというか……」
完全にテンパってしまっているのか、何も聞いていないというのに『ハワワワ』と、次から次へと情報を提供してくるルイーズさん。
アラビアンナイトで出てくるような踊り子のようなスケスケな扇情的衣装を着ている以外は、まぁ――、あれだと思うが……。
「ところで――」
「はい?」
「やっぱりなんでもないです。忘れてください」
どうして、最初から俺に対する好感度が高かったのか? と、気になる部分が色々とあった。
説明は一度は受けていたが、それだけでは説明が付かない程に俺への好意のレベルが高い。
まるで呪われているのでは? と、思ってしまうくらいに。
「はい! それで、ゴロウ様は――」
再度、俺へ話しかけてくるリーシャ。
それを適当にあしらっていると馬車が停まる。
外を見ると丁度、辺境伯邸についたところで俺はリーシャから逃げるようにして馬車から降りた。
「月山様」
自分よりも先に到着していた藤和さんが俺に近寄ってくると耳元で――、「ハイエルフ族は、この国の王族に大きな貸しがあるようです」と、小声で俺に話しかけてきた。
どうやら、ナイルさんから有益な情報を仕入れたようだ。
「大きな貸し?」
「はい。ここでは、周りの目もありますから説明は出来ませんが……」
藤和さんの言葉に俺は頷く。
たしかに周りには、辺境伯爵邸を警備している兵士やナイルさんにリーシャが居る。
これから話し合いを行う前に、こちらの手の内がバレるのは良くはない。
「そうですか。お任せします」
「かしこまりました」
短く意思疎通を取ったところで、「それでは、こちらに――」と、ナイルさんが緊張した面持ちで辺境伯邸の入り口に向かって歩きだしたので後を付いていく。
辺境伯邸に足を踏み入れた後は――、
「ノーマン様にゴロウ様が到着したことを伝えてくれ」
「畏まりました」
入口周辺で、来客に頭を下げてきていたメイドにナイルさんは命令をする。
その後は、何時も通り来賓室に通された。
「それでは、そちらでお待ちください」
席を勧められた為、俺が先にソファーに座り、藤和さんもそれに続く。
そして――、リーシャも俺の隣に座る。
丁度、リーシャと藤和さんに挟まれるような形だ。
しばらくすると、扉が開き――、
「待たせたのう」
ノーマン辺境伯が室内に入ってくる。
その表情は、幾分か険しく見えるのは――、王族が来ているからだと思われるが――。
「いえ。お時間を取って頂きありがとうございます」
「――ふむ……さて……」
ノーマン辺境伯の視線に釣られて扉の方を見ると――、そこには紺色に染め上げられたドレスを着た黒髪の少女が立っている。
一瞬、日本人女性かと見紛うばかり。
その後ろには、騎士の恰好をした西洋風の美少女と、40代後半の髭面の男が一人立っている。
「初めまして、エルム王国第四王女、ルイーズ・ド・エルムと申します」
スカートの裾を掴みながら会釈してくる美少女に思わず頭を下げて挨拶を返しそうになるが――、小声で「月山様、こちらから挨拶をすぐに返す必要はありません」と、指示を受ける。
「私、月山家の家令を務めております藤和 一成と申します。この度は、エルム王国の王族の方との御縁が持てたことを大変嬉しくおもいます」
挨拶をしてきた女性は、エルムと名前が入っていることから王族の関係者なのだろう。
「ゴロウ、先ほども紹介があったが、ルイーズ様はエルム王国の王族になる」
やはり、思っていたとおり彼女が王女ということか……。
「そして、ルイーズ様の護衛をしているのが――」
「エメラス・フォン・クラウスと申します。以後、お見知りおきを」
ノーマン辺境伯の話を遮るかのように自己紹介をしてくるエメラスという女性。
「リコード・フォン・ヘルバストです」
女騎士のあとに名前を告げてきた男は、藤和さんの視線を真っ直ぐに受け止めながら笑みを浮かべつつ名前を告げてくる。
「月山様、こちらも――」
そこで、ようやく挨拶をするようにと藤和さんが端的に指でサインを送ってきた。
「月山五郎です。よろしくお願いします」
挨拶が済んだところで、王女とノーマン辺境伯がソファーに座る。
互いにテーブルを挟んで座ったところで――、「リコード卿」と、ノーマン辺境伯が語り掛けた。
卿と言うことから、何となく貴族だと察するが、
「ヴェルナー卿は、何故に同席していないのかの?」
「――ッ!? そ、それは……」
その様子に俺と藤和さんは思わず互いの顔を見る。
何か、王族側に問題があったのではないのか? と、思ったところで、リコードさんが口を開く。
「ヴェルナー卿は、まだ仕度中でして……」
「仕度中? すでに昼は、過ぎておるはずじゃがの」
「…………」
黙り込むリコードさん。
沈黙が室内に漂い始めたところで、
「ノーマン辺境伯様、発言を許可して頂きたいのですが――」
そう口火を切ったのは藤和さん。
「そう改まることもない。好きに発言するとよい」
「ありがとうございます。ノーマン辺境伯様、先ほどのやり取りから、ヴェルナー様は、今回の交渉で必要な方という事でしょうか?」
「うむ。エルム王国の軍務卿と言ったところだが……」
「そうでしたか」
藤和さんは、眉間に一瞬だけ皺を作る。
「そう致しますと、今回の話し合いの場には、王国軍を指揮されておられる方も同席される予定だったと……、そういう事でしょうか?」
「うむ。そうなる」
「分かりました。それで、ヴェルナー様は、何時頃にお越しになられるのでしょうか?」
「リコード卿」
「少々、お待ちを――」
リコードさんは立ち上がると、部屋から出ていく。
その様子をノーマン辺境伯は見送ったあと――、「こちらの不手際で待たせてしまってすまない」と、謝罪してくるノーマン辺境伯。
「いえ、体調が悪いことは誰にでもあることですし、何より私達が此方の世界に来るタイミングを知らせていなかったのも原因の一つですので」
「ふむ……」
思わず、俺は頭を下げて謝罪に対しての返答を返す。
「月山様……」
藤和さんが、隣に座っている俺以外には聞こえないほど小さな声で、窘めるように俺の名前を呼んでくる。
それに対して、何か俺は間違ったことを言ったのか? と、疑問を抱くが――。
「ふふっ……」
そんな俺達のやり取りを見ていたルイーズさんが小さく笑う。
「ごめんなさい」
「――いえ」
俺が視線を向けると彼女は両手で口元を隠すと、頬を赤くしてしまう。
「それより何かありましたか?」
「えっと……」
彼女は、視線を俺から逸らす。
「ルイーズ様、きちんとした説明を致しませんと誤解されます」
「分かっているわ」
ルイーズさんの後ろに立っていた女性エメラスさんに注意を受けると俺の方を見てくる。
「えっと……、ツキヤマゴロウ様で宜しかったでしょうか?」
「月山は家名となります。ゴロウとお呼びください」
「分かりました」
そして佇まいを正すルイーズさん。
俺を真っ直ぐに見てくると、
「申し訳ありません。このような場で――、トウワ様とゴロウ様との様子を見ていましたら、私とエメラスの関係に似ていたので思わず笑ってしまいました」
「姫様!」
「ご、ごめんなさい。――で、でも! 悪い意味合いではありませんの。お二人とも仲が良いと思いまして……、それにゴロウ様は何というか……、こう言っては失礼かと思ってしまったのですけれど貴族らしくないような……」
「ルイーズ様……、それは大変に失礼な言葉の選び方です」
「あっ! ご、ごめんなさい。そういう事じゃなくてですね! えっと……あの……、違うんです! わ、わたし! こういう場は初めてというか、あまり――、というか殆どというか……」
完全にテンパってしまっているのか、何も聞いていないというのに『ハワワワ』と、次から次へと情報を提供してくるルイーズさん。
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