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第116話 異世界への出迎え
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「雪音さん」
「どこから電話だったんですか?」
「藤和さんがリムジンで向かっているそうです。時間としては30分ほどで到着するらしいので、早めに異世界に行き辺境伯を連れてきます」
「あの……。そういえば、五郎さんが異世界に行っている間は店を閉める形になるんですよね?」
「そうなりますね」
「そうしますと早めに店を閉めないと――」
「そうですね」
店のシャッターが開いたままだとバックヤード側から店内に入っても異世界には繋がらない。
つまり一度、シャッターを閉める必要があるという事だ。
そしてシャッターを閉めるという事は一時的とはいえ休業状態という形になる。
利用客がいたら簡単には店を閉めることができない。
早めに動かないとまずい。
「それでは自分はシャッターを閉めるので、根室さんには雪音さんの方から事情を説明しておいてもらえますか?」
「どう説明しましょうか? 異世界に行くためと伝えるのはマズイですよね?」
「そうですね。それではコンプレッサーの検査をするので! と言うことにしましょう。かなり無理矢理な理由ですが、電気や機械設備を知らない方なら何とかなると思いますので。あと、休憩時間中も時給は発生する事を伝えてください。その方が了承も得やすいと思うので」
「わかりました」
すぐに、雑貨店に雪音さんと共に向かう。
そして上手く説明してくれたようで雪音さんと根室恵美さんは母屋の方へ。
俺は、すぐにシャッターを下ろしバックヤード側に店内に入る。
すると店内から窓越しに見える外は暗く夜の帳が落ちているのが見えた。
ただ、以前に見たような完全な暗闇ではなく松明が所々に立て掛けられている事から外の様子を伺うことは出来る。
そこには通りを埋め尽くすほどの大軍が存在。
目測だけでも300人はいる。
俺はナイルさんに4人ほどとお願いしたはずだったんだが……。
とりあえず話し合いで何とかするしかなさそうだな。
シャッターを開けて店の外に出ると、無数の視線が俺に向けられてくる。
「ゴロウ様、お待ちしていました!」
ナイルさんが、芝居がかった大声で俺に話しかけてくる。
何をしているのか? と、思ったところで近寄ってきたナイルさんが口を動かす。
「ゴロウ様。すでにアロイス様が軍勢を組織していたらしく、ゴロウ様の御要望を伝えたのですが――」
「無理だったという事ですか」
彼は、苦々しい表情で首肯してくる。
まぁ、守れないかも知れないと言っていたから仕方ない。
「ゴロウ。ナイルから、つい先ほど話を聞いたぞ?」
俺のナイルさんの話が終わるのを待っていたかのようにノーマン辺境伯が話題に割って入ってくる。
「昨日ぶりです。すいません、無理をお願いしてしまいまして――」
「よい、それよりも人選は此方で決めてよいか?」
「はい」
「分かった。3人とも儂の孫だ。名前はゴロウと言う」
「私は、キース・フォン・ブラッドレイ。ブラッドレイです。ルイズ辺境伯領魔法師部隊の団長をしています」
「リスタルテ・フォン・ローレライ。ルイズ辺境伯領の騎士団団長をしている」
「ゴロウ様。この二人は私の部下でして――」
「つまりアロイスさんが上司と言う事になるんですか?」
「はい。一応、キースは準男爵家、ローレアイは騎士爵家となります」
「それでは、アロイスさんは……」
「一応、男爵位をノーマン様とエルム王国から授かっております」
「な、なるほど……」
つまり、全員が貴族ということになるわけか。
しかも魔法師部隊団長とか騎士団団長とか、ファンタジーに出てきそうな肩書ばかりで強そうだ。
「あ、月山五郎と言います。よろしくお願いします」
とりあえず挨拶は人間同士の付き合いの上での基本だからな。
頭を下げて自分の名前を告げるとキースさんとリスタルテさんは呆けていた。
「二人とも、ゴロウ様の世界ではこれが挨拶らしい。こちらの常識に当てはめて考えることはやめよ」
「「ハッ!」」
それにしても、3人とも男の護衛とは……。
すごくむさくるしくなりそうだな。
「それでは御一人ずつ案内しますので」
「それでは私からお願いしてもよいか?」
俺はチラリと辺境伯の方へと視線を向けるが小さく頷いてきたので――、
「わかりました。それでは手を――」
キースさんの手を取り店の中へと連れていくが体調は特に変わらないし店が光ることもない。
次にリスタルテさん、アロイスさん、最後の辺境伯を連れて店の中へと案内する。
「今回は、建物が光ることはなかったの」
「特に病気とかが無い場合には光ることはないようなので……」
辺境伯に答えながら店の中をウロウロしている3人に目を向ける。
彼らは商品を見ているだけで手に取ることはしないが目をキラキラとさせており、中でもキースさんは、すっごく興奮している。
「3人とも! ここからは異世界に行くのだ。少しは落ち着くように」
「「「はっ」」」
辺境伯の言葉に、アロイスさんも混じっているのが新鮮だ。
バックヤード側から、先ほどと同じ順序で外へと出る。
最後に辺境伯を連れて外へ出たところで店のバックヤードに通じる扉を閉めた。
「ここは、ずいぶんと暑いの」
「ノーマン様、すぐに氷結魔法を!」
「よい、ここで無駄な魔力を使う必要もなかろう。もし何者かが襲ってきたらどうする?」
「申し訳ありません! 浅慮でした!」
キースが、片膝をつき頭を下げる。
まだ、ここは店の裏側で塀に囲まれているからいいが、そういうのは基本的に目立つから止めてほしい……。
「辺境伯様」
「どうしたのだ? 改まって――」
「じつは平日の昼間は、こちらの世界で店舗を営業していますので店を開いてもいいでしょうか?」
「ふむ……。断りを入れるという事は店を開くと何か問題が起きるということかの?」
「そうなります。店の営業を開始すると、辺境伯領へは繋がらなくなるためです」
「なるほどのう」
ノーマン辺境伯が頷くと、「よい。そもそも――、こちらの世界での事については儂が口を出す事ではないからの」と、理解を示してきた。
「分かりました。それでは、少しお待ちを――」
俺はすぐに母屋に戻る。
「五郎さん、おかえりなさい。お客様は?」
出迎えてくれたのは雪音さん。
「4人連れてきたんですが、その前に店を再開しようかと――」
「分かりました。根室さんと一緒に店を開けてきますので、五郎さんは来客を案内してきてください」
彼女の言葉に頷き、すぐにバックヤード前で待機している辺境伯の元へ戻る。
「お待たせしました」
「待っておったぞ。それで、これからどうするのだ?」
とりあえずシャッターが開く音が聞こえるまでは、裏庭でノーマン辺境伯に待機してもらうようにしよう。
だって、金属製の鎧とか杖とか剣とか、どう考えても怪しさ満点どころか銃刀法違反で捕まるまであるし。
しばらく待っているとシャッターの開く音が――。
「まずは家まで案内いたしますので、こちらへ」
裏庭から中庭に移動――、続いて母屋へと移動。
「まず、こちらで履物を脱いで頂けますか?」
「それは靴と言う事でいいのかの?」
「はい。そうなります」
「ふむ……」
「ノーマン様! このような場で靴を脱ぐなど襲撃者に襲ってくださいと言っているようなものです!」
「その時はお前達が守ってくれるのだろう?」
「「「はっ! 一命に変えましても!」」」
手を胸にあてながら頭を下げてくる3人。
それを見て、俺は思わず溜息が出る。
「まずは客間まで、ご案内いたします」
「うむ。それにしても……、ずいぶんと狭い物置なのですね」
「家です! 家!」
「どこから電話だったんですか?」
「藤和さんがリムジンで向かっているそうです。時間としては30分ほどで到着するらしいので、早めに異世界に行き辺境伯を連れてきます」
「あの……。そういえば、五郎さんが異世界に行っている間は店を閉める形になるんですよね?」
「そうなりますね」
「そうしますと早めに店を閉めないと――」
「そうですね」
店のシャッターが開いたままだとバックヤード側から店内に入っても異世界には繋がらない。
つまり一度、シャッターを閉める必要があるという事だ。
そしてシャッターを閉めるという事は一時的とはいえ休業状態という形になる。
利用客がいたら簡単には店を閉めることができない。
早めに動かないとまずい。
「それでは自分はシャッターを閉めるので、根室さんには雪音さんの方から事情を説明しておいてもらえますか?」
「どう説明しましょうか? 異世界に行くためと伝えるのはマズイですよね?」
「そうですね。それではコンプレッサーの検査をするので! と言うことにしましょう。かなり無理矢理な理由ですが、電気や機械設備を知らない方なら何とかなると思いますので。あと、休憩時間中も時給は発生する事を伝えてください。その方が了承も得やすいと思うので」
「わかりました」
すぐに、雑貨店に雪音さんと共に向かう。
そして上手く説明してくれたようで雪音さんと根室恵美さんは母屋の方へ。
俺は、すぐにシャッターを下ろしバックヤード側に店内に入る。
すると店内から窓越しに見える外は暗く夜の帳が落ちているのが見えた。
ただ、以前に見たような完全な暗闇ではなく松明が所々に立て掛けられている事から外の様子を伺うことは出来る。
そこには通りを埋め尽くすほどの大軍が存在。
目測だけでも300人はいる。
俺はナイルさんに4人ほどとお願いしたはずだったんだが……。
とりあえず話し合いで何とかするしかなさそうだな。
シャッターを開けて店の外に出ると、無数の視線が俺に向けられてくる。
「ゴロウ様、お待ちしていました!」
ナイルさんが、芝居がかった大声で俺に話しかけてくる。
何をしているのか? と、思ったところで近寄ってきたナイルさんが口を動かす。
「ゴロウ様。すでにアロイス様が軍勢を組織していたらしく、ゴロウ様の御要望を伝えたのですが――」
「無理だったという事ですか」
彼は、苦々しい表情で首肯してくる。
まぁ、守れないかも知れないと言っていたから仕方ない。
「ゴロウ。ナイルから、つい先ほど話を聞いたぞ?」
俺のナイルさんの話が終わるのを待っていたかのようにノーマン辺境伯が話題に割って入ってくる。
「昨日ぶりです。すいません、無理をお願いしてしまいまして――」
「よい、それよりも人選は此方で決めてよいか?」
「はい」
「分かった。3人とも儂の孫だ。名前はゴロウと言う」
「私は、キース・フォン・ブラッドレイ。ブラッドレイです。ルイズ辺境伯領魔法師部隊の団長をしています」
「リスタルテ・フォン・ローレライ。ルイズ辺境伯領の騎士団団長をしている」
「ゴロウ様。この二人は私の部下でして――」
「つまりアロイスさんが上司と言う事になるんですか?」
「はい。一応、キースは準男爵家、ローレアイは騎士爵家となります」
「それでは、アロイスさんは……」
「一応、男爵位をノーマン様とエルム王国から授かっております」
「な、なるほど……」
つまり、全員が貴族ということになるわけか。
しかも魔法師部隊団長とか騎士団団長とか、ファンタジーに出てきそうな肩書ばかりで強そうだ。
「あ、月山五郎と言います。よろしくお願いします」
とりあえず挨拶は人間同士の付き合いの上での基本だからな。
頭を下げて自分の名前を告げるとキースさんとリスタルテさんは呆けていた。
「二人とも、ゴロウ様の世界ではこれが挨拶らしい。こちらの常識に当てはめて考えることはやめよ」
「「ハッ!」」
それにしても、3人とも男の護衛とは……。
すごくむさくるしくなりそうだな。
「それでは御一人ずつ案内しますので」
「それでは私からお願いしてもよいか?」
俺はチラリと辺境伯の方へと視線を向けるが小さく頷いてきたので――、
「わかりました。それでは手を――」
キースさんの手を取り店の中へと連れていくが体調は特に変わらないし店が光ることもない。
次にリスタルテさん、アロイスさん、最後の辺境伯を連れて店の中へと案内する。
「今回は、建物が光ることはなかったの」
「特に病気とかが無い場合には光ることはないようなので……」
辺境伯に答えながら店の中をウロウロしている3人に目を向ける。
彼らは商品を見ているだけで手に取ることはしないが目をキラキラとさせており、中でもキースさんは、すっごく興奮している。
「3人とも! ここからは異世界に行くのだ。少しは落ち着くように」
「「「はっ」」」
辺境伯の言葉に、アロイスさんも混じっているのが新鮮だ。
バックヤード側から、先ほどと同じ順序で外へと出る。
最後に辺境伯を連れて外へ出たところで店のバックヤードに通じる扉を閉めた。
「ここは、ずいぶんと暑いの」
「ノーマン様、すぐに氷結魔法を!」
「よい、ここで無駄な魔力を使う必要もなかろう。もし何者かが襲ってきたらどうする?」
「申し訳ありません! 浅慮でした!」
キースが、片膝をつき頭を下げる。
まだ、ここは店の裏側で塀に囲まれているからいいが、そういうのは基本的に目立つから止めてほしい……。
「辺境伯様」
「どうしたのだ? 改まって――」
「じつは平日の昼間は、こちらの世界で店舗を営業していますので店を開いてもいいでしょうか?」
「ふむ……。断りを入れるという事は店を開くと何か問題が起きるということかの?」
「そうなります。店の営業を開始すると、辺境伯領へは繋がらなくなるためです」
「なるほどのう」
ノーマン辺境伯が頷くと、「よい。そもそも――、こちらの世界での事については儂が口を出す事ではないからの」と、理解を示してきた。
「分かりました。それでは、少しお待ちを――」
俺はすぐに母屋に戻る。
「五郎さん、おかえりなさい。お客様は?」
出迎えてくれたのは雪音さん。
「4人連れてきたんですが、その前に店を再開しようかと――」
「分かりました。根室さんと一緒に店を開けてきますので、五郎さんは来客を案内してきてください」
彼女の言葉に頷き、すぐにバックヤード前で待機している辺境伯の元へ戻る。
「お待たせしました」
「待っておったぞ。それで、これからどうするのだ?」
とりあえずシャッターが開く音が聞こえるまでは、裏庭でノーマン辺境伯に待機してもらうようにしよう。
だって、金属製の鎧とか杖とか剣とか、どう考えても怪しさ満点どころか銃刀法違反で捕まるまであるし。
しばらく待っているとシャッターの開く音が――。
「まずは家まで案内いたしますので、こちらへ」
裏庭から中庭に移動――、続いて母屋へと移動。
「まず、こちらで履物を脱いで頂けますか?」
「それは靴と言う事でいいのかの?」
「はい。そうなります」
「ふむ……」
「ノーマン様! このような場で靴を脱ぐなど襲撃者に襲ってくださいと言っているようなものです!」
「その時はお前達が守ってくれるのだろう?」
「「「はっ! 一命に変えましても!」」」
手を胸にあてながら頭を下げてくる3人。
それを見て、俺は思わず溜息が出る。
「まずは客間まで、ご案内いたします」
「うむ。それにしても……、ずいぶんと狭い物置なのですね」
「家です! 家!」
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