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第108話 氷解する気持ち(3)
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雪音さんが首を傾げると村長が一瞬、何を言ったのか分からないという表情を見せる。
それと同時には俺は額から汗を流す。
思わず勢いで雪音さんが不治の病だという事を安易に口にしてしまったが、村長へは伝えていないし何より雪音さんに病気が治ったということを知られてしまうのはとても不味かった。
つまり、雪音さんと俺の心境は似ているようでまったく違う。
「だから――」
村長が再度、雪音さんの方を見る。
「雪音、不治の病というのはどういうことかの?」
「えっと……、おじいちゃんは私が病気だと会社の人から教えてもらったんじゃないの?」
「何のことだ? 会社から聞いた話では雪音が辞めた理由は、モンスターペアレントからのクレームが原因だと聞いておったが……」
「……え? それって……」
雪音さんの表情がハッ! としたと思うと俺の方へと視線を向けてくる。
まさしくその瞳には、俺への批難が含まれているのはありありと分かる。
「五郎は知っておったのか?」
雪音さんの視線が俺に釘付けになったことで、矛先は俺の方へと。
「まぁ……はい……。ただ弁明させて頂くとしたら、自分は雪音さんの病気を知りたいという気持ちは一切なく――、勘違いした雪音さんが教えてくれたとしか……」
「――ッ!?」
雪音さんの瞳が大きく見開かれる。
とてもショックを受けているようだが、正直言うと俺だって何て説明していいのか分からない。
「本当は、村長に話すべきだと思ったのですが……、雪音さんと村長の心情を思うと伝えることも出来ず……」
「そうか……。それで自殺など色々な問題が積み重なって五郎と雪音が喧嘩したという事になる訳かの?」
「まぁ、具体的には……もう少し違いますが――」
「どういうことかの?」
「ちょっと自分の口からは……」
雪音さんは、俺を睨みつけてきている。
そんな風に見なくても全部を話すことはしないから。
親でも殺されたような目で俺を睨みつけなくてもいいじゃないか。
俺が村長の問いかけに答えずに言葉を濁したところで――、
「雪音!」
「はい……」
「どういうことかの?」
「…………私は、不治の病に掛かっています。会社、病院には家族に伝えないようにとお願いしていました……」
「どうしてかの?」
「それは……、迷惑を掛けたくなかったからです……」
「そうか」
村長が麦茶に口をつける。
「のう雪音。先ほど五郎には残された後の人の気持ちを考えるようにと諭していたが、お前はどうなんだ? お前が死んだあと儂は何もできなかったと悔やむじゃろう。だが――、もう死んでしまった者には何もすることは出来ない。お前も、残される者達の気持ちを慮る配慮をするべきではないのか?」
「でも……」
反論の言葉が見つからないのか雪音さんが下を向いで口を閉じてしまう。
「五郎、儂達のことを考えて話さないという選択肢を取った気持ちは嬉しい。だが――、もう少し他人に相談するという事を考えてみたらどうかの?」
「きちんと相談していますが……」
「どうでもいい相談はしてくるが、本当に大事なことは自分で決めているだろう? それは、相談しているとは言わない。他人に意見を聞いて相談することも重要だと知りなさい。まったく、五郎は父親に似て本当に大事なことは言わんからの。困ったものだ」
村長は溜息交じりに呟く。
「雪音、その不治の病というのはどういうものなのだ」
「もう治らない病気だから……、病名を聞いても……」
「それを判断するのはお前ではない。家族として、真正面から向き合いたい。そのためには病名と、残された時間を教えてはもらえないか?」
「……たぶん、1年から数年だと思う」
「そうか……」
「村長」
「ん? どうかしたのかの?」
ここしか言う場面がない。
雪音さんは病気が治ったら自殺をするような事を仄めかしていたから、伝える時期を考えていたが、話の流れが整ったのなら多少無理矢理感は否めないが言った方がいい。
むしろ、いま言わなければ何時言うのか!
「じつは雪音さんの病気は完治しています」
「――え?」
「ど、どういうことだ?」
目を大きく見開く雪音さん。
そして――、雪音さんが不治の病だと聞いて目を瞑っていた村長は俺を見てくる。
「じつは異世界に雪音さんが一回行ったことがあると思います」
「う、うむ……。たしかにビデオには異世界の市場風景があったが……。何か神秘的な妙薬でも飲んだりしたのか? それともファンタジー世界で言うところのポーションとかで病気が治ったのか?」
「いえ。じつは月山雑貨店が異世界に繋がっているというのは、ここに居られる誰もがご存知かと思いますが、それとは別に異世界から病などを持ち込まないように、月山雑貨店を通り抜ける際、有害な毒や危険な病などは全て除去される仕組みになっています」
「……そ、それは……、ほ、本当ですか? 月山様」
俺の言葉にすぐに反応したのは藤和さん。
何故、いきなり藤和さんが反応したのか分からないが俺は頷いておく。
「え? それじゃ私は……」
「五郎、証拠はあるのかの?」
「少し待っていてください」
席を立ち客間を出たあと居間に行き箪笥を開けたあと、茶封筒を手に取り客間へ。
「お待たせしました」
「う、うむ……。これは?」
俺が差し出した茶封筒。
それに村長の視線が向けられたあと、俺に問いかけてくる。
「雪音さんの健康診断結果の用紙になります。少し前に病が完治したはずなのですが、健康診断を念のためにしてきました。理由は、雇い入れる従業員の為の健康診断ということでしたが――」
「……なるほど」
村長が、茶封筒から用紙を何枚か取り出し見ていく。
「根室恵美と桜ちゃんと……」
途中まで言いかけたところで、村長は口を閉じると雪音さんの方をチラッと見たあと健康診断書に書かれている内容を見ていく。
「たしかに、健康体そのものか……。――して、どうして何の問題も無いのに儂には事情を説明しなかったのかの? 何も問題が無ければ――」
「本当は、言いたくなかったのですが――、それは、彼女が安易に死というのを考えていたからです」
「どういうことかの?」
村長の問いかけに俺は雪音さんの方を見るが、彼女は唇を噛みしめたままで俺の方へ視線を向けてきようとすらしない。
本当は、全部を俺の口から話した方がはやい。
だが――、それはいいのか?
「……おじちゃん。お姉ちゃんは死んじゃうの?」
「――いや、死ぬことはない。ただ――」
「なるほど……、ようやく理解できた。つまり雪音は、自分がもう死ぬからと自身のことを棚に上げて五郎を叱咤したという訳か?」
「まぁ、5割ほどは……」
実際は、彼女の場合は両親の死も関わっているので、それだけとは言えないが俺が口に出すことではないと思う。
「雪音さん」
「……はい」
話がこれ以上拗れても困る。
俺は、雪音さん自身で話してもらう意図を含んで彼女の名前を口にしたが、どうやら――、俺の意図を汲んでくれたようでポツリポツリと話し始めた。
両親の死の原因が自分にあるのではないのか? ということ。
そして――、不治の病は贖罪と考えていたということ。
もし治ったら自殺も考えていたということ。
雪音さんは、全てを話し終えたところで下を向いてしまう。
「そうか……」
村長は沈んだ声で、それだけ呟く。
藤和さんは場の空気を読んでいるのか置物のようになっているし、桜は泣き疲れた事と夜遅いということもありフーちゃんを抱きしめたまま寝てしまっている。
「あの……、今日は異世界に行くのは――」
それと同時には俺は額から汗を流す。
思わず勢いで雪音さんが不治の病だという事を安易に口にしてしまったが、村長へは伝えていないし何より雪音さんに病気が治ったということを知られてしまうのはとても不味かった。
つまり、雪音さんと俺の心境は似ているようでまったく違う。
「だから――」
村長が再度、雪音さんの方を見る。
「雪音、不治の病というのはどういうことかの?」
「えっと……、おじいちゃんは私が病気だと会社の人から教えてもらったんじゃないの?」
「何のことだ? 会社から聞いた話では雪音が辞めた理由は、モンスターペアレントからのクレームが原因だと聞いておったが……」
「……え? それって……」
雪音さんの表情がハッ! としたと思うと俺の方へと視線を向けてくる。
まさしくその瞳には、俺への批難が含まれているのはありありと分かる。
「五郎は知っておったのか?」
雪音さんの視線が俺に釘付けになったことで、矛先は俺の方へと。
「まぁ……はい……。ただ弁明させて頂くとしたら、自分は雪音さんの病気を知りたいという気持ちは一切なく――、勘違いした雪音さんが教えてくれたとしか……」
「――ッ!?」
雪音さんの瞳が大きく見開かれる。
とてもショックを受けているようだが、正直言うと俺だって何て説明していいのか分からない。
「本当は、村長に話すべきだと思ったのですが……、雪音さんと村長の心情を思うと伝えることも出来ず……」
「そうか……。それで自殺など色々な問題が積み重なって五郎と雪音が喧嘩したという事になる訳かの?」
「まぁ、具体的には……もう少し違いますが――」
「どういうことかの?」
「ちょっと自分の口からは……」
雪音さんは、俺を睨みつけてきている。
そんな風に見なくても全部を話すことはしないから。
親でも殺されたような目で俺を睨みつけなくてもいいじゃないか。
俺が村長の問いかけに答えずに言葉を濁したところで――、
「雪音!」
「はい……」
「どういうことかの?」
「…………私は、不治の病に掛かっています。会社、病院には家族に伝えないようにとお願いしていました……」
「どうしてかの?」
「それは……、迷惑を掛けたくなかったからです……」
「そうか」
村長が麦茶に口をつける。
「のう雪音。先ほど五郎には残された後の人の気持ちを考えるようにと諭していたが、お前はどうなんだ? お前が死んだあと儂は何もできなかったと悔やむじゃろう。だが――、もう死んでしまった者には何もすることは出来ない。お前も、残される者達の気持ちを慮る配慮をするべきではないのか?」
「でも……」
反論の言葉が見つからないのか雪音さんが下を向いで口を閉じてしまう。
「五郎、儂達のことを考えて話さないという選択肢を取った気持ちは嬉しい。だが――、もう少し他人に相談するという事を考えてみたらどうかの?」
「きちんと相談していますが……」
「どうでもいい相談はしてくるが、本当に大事なことは自分で決めているだろう? それは、相談しているとは言わない。他人に意見を聞いて相談することも重要だと知りなさい。まったく、五郎は父親に似て本当に大事なことは言わんからの。困ったものだ」
村長は溜息交じりに呟く。
「雪音、その不治の病というのはどういうものなのだ」
「もう治らない病気だから……、病名を聞いても……」
「それを判断するのはお前ではない。家族として、真正面から向き合いたい。そのためには病名と、残された時間を教えてはもらえないか?」
「……たぶん、1年から数年だと思う」
「そうか……」
「村長」
「ん? どうかしたのかの?」
ここしか言う場面がない。
雪音さんは病気が治ったら自殺をするような事を仄めかしていたから、伝える時期を考えていたが、話の流れが整ったのなら多少無理矢理感は否めないが言った方がいい。
むしろ、いま言わなければ何時言うのか!
「じつは雪音さんの病気は完治しています」
「――え?」
「ど、どういうことだ?」
目を大きく見開く雪音さん。
そして――、雪音さんが不治の病だと聞いて目を瞑っていた村長は俺を見てくる。
「じつは異世界に雪音さんが一回行ったことがあると思います」
「う、うむ……。たしかにビデオには異世界の市場風景があったが……。何か神秘的な妙薬でも飲んだりしたのか? それともファンタジー世界で言うところのポーションとかで病気が治ったのか?」
「いえ。じつは月山雑貨店が異世界に繋がっているというのは、ここに居られる誰もがご存知かと思いますが、それとは別に異世界から病などを持ち込まないように、月山雑貨店を通り抜ける際、有害な毒や危険な病などは全て除去される仕組みになっています」
「……そ、それは……、ほ、本当ですか? 月山様」
俺の言葉にすぐに反応したのは藤和さん。
何故、いきなり藤和さんが反応したのか分からないが俺は頷いておく。
「え? それじゃ私は……」
「五郎、証拠はあるのかの?」
「少し待っていてください」
席を立ち客間を出たあと居間に行き箪笥を開けたあと、茶封筒を手に取り客間へ。
「お待たせしました」
「う、うむ……。これは?」
俺が差し出した茶封筒。
それに村長の視線が向けられたあと、俺に問いかけてくる。
「雪音さんの健康診断結果の用紙になります。少し前に病が完治したはずなのですが、健康診断を念のためにしてきました。理由は、雇い入れる従業員の為の健康診断ということでしたが――」
「……なるほど」
村長が、茶封筒から用紙を何枚か取り出し見ていく。
「根室恵美と桜ちゃんと……」
途中まで言いかけたところで、村長は口を閉じると雪音さんの方をチラッと見たあと健康診断書に書かれている内容を見ていく。
「たしかに、健康体そのものか……。――して、どうして何の問題も無いのに儂には事情を説明しなかったのかの? 何も問題が無ければ――」
「本当は、言いたくなかったのですが――、それは、彼女が安易に死というのを考えていたからです」
「どういうことかの?」
村長の問いかけに俺は雪音さんの方を見るが、彼女は唇を噛みしめたままで俺の方へ視線を向けてきようとすらしない。
本当は、全部を俺の口から話した方がはやい。
だが――、それはいいのか?
「……おじちゃん。お姉ちゃんは死んじゃうの?」
「――いや、死ぬことはない。ただ――」
「なるほど……、ようやく理解できた。つまり雪音は、自分がもう死ぬからと自身のことを棚に上げて五郎を叱咤したという訳か?」
「まぁ、5割ほどは……」
実際は、彼女の場合は両親の死も関わっているので、それだけとは言えないが俺が口に出すことではないと思う。
「雪音さん」
「……はい」
話がこれ以上拗れても困る。
俺は、雪音さん自身で話してもらう意図を含んで彼女の名前を口にしたが、どうやら――、俺の意図を汲んでくれたようでポツリポツリと話し始めた。
両親の死の原因が自分にあるのではないのか? ということ。
そして――、不治の病は贖罪と考えていたということ。
もし治ったら自殺も考えていたということ。
雪音さんは、全てを話し終えたところで下を向いてしまう。
「そうか……」
村長は沈んだ声で、それだけ呟く。
藤和さんは場の空気を読んでいるのか置物のようになっているし、桜は泣き疲れた事と夜遅いということもありフーちゃんを抱きしめたまま寝てしまっている。
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