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第76話 納品
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「あれが、アウガ新鮮市場だな」
カーナビにも表示されている事から間違いはない。
交差点を、真っ直ぐに直進し立体駐車場に車を停めたあとは、市場で買い物をするために物色をすることにする。
「市場っていっぱいあるの!」
フーちゃんを、車の中に残したまま店を巡るが、俺の料理スキルが足りないこともあり、魚が捌けないという欠点からか買う物は限られてしまう。
とりあえず、青森はリンゴが特産物だと思い一箱だけ購入。
「お魚とかお肉とかは買わないの?」
「車の中にフーちゃんを置いたままだから、早く帰らないといけないんだよ」
「そうなの?」
桜が首を傾げているが、実際――、温度は上がってきているので嘘ではない。
車に戻り青森インターチェンジから南下する。
途中、何か所か休憩を取りながらもお昼過ぎには、結城村の峠を越えることができて――。
「おうちが見えてきたの!」
月山雑貨店の看板が、周りには畑しかない風景の中でポツンと視界に映る。
それを桜も見つけたのか声を上げている。
「やっと着いたな……」
思ったより長い旅行になってしまった。
もっと早く帰ってくる予定だったけど、金の装飾品の売買などで時間が思ったよりも掛かってしまった。
正直、しばらく家からは出たくないほど精神的に疲れた。
「おじちゃん! あれ! あれ!」
「――ん?」
月山雑貨店から、道路を挟んだ向かい側には黒色のトイレが設置されている。
「ずいぶんと存在感があるな……」
見た目からも重厚感と共に重量もかなりありそうだ。
「すごいの!」
「とりあえず買い物してきた物を冷蔵庫と冷凍庫に入れたあと見てみようか」
「うん!」
車を家の車庫に入れた後、すぐに電話をする。
「――お、五郎か?」
「踝さん、お久しぶりです。今、戻りました」
「そうか、そうか。旅行は満喫できたか?」
「はい。おかげさまで――」
実際は、金の装飾品を売りに移動していた方が長いが――、踝さんには言っていないので旅行という事にしてあることもあり、「そうか。桜ちゃんは楽しんでいたか?」と、聞いてくる。
「はい。それで――、追加作業料金の支払いと店舗の話などを聞きたくて――」
「おお、そうだな。すぐに行くから待っていてくれ。それと弟の方にも連絡しておくから」「分かりました」
「宗像冷機の方は、どうするんだ?」
「とりあえず、宗像冷機を手配してくれた藤和さんに連絡を入れようかと思っています」
「そうだな、それじゃ! またあとでな」
軽い様子で電話を切る踝さん。
続いて、藤和さんへと電話を入れる。
「はい。藤和です」
「月山ですが――」
「ああ、お待ちしていました。商品の搬入についての事と、宗像冷機さんの事についてのお話がありましたので……」
どうやら、俺達が旅行に行っているという事に遠慮して待っていてくれたようだ。
これは悪いことをしたかもしれない。
「すみません。待たせてしまって」
「いえいえ。それで、月山様はご自宅にお戻りになられたという事でしょうか?」
「そうなります。それで宗像冷機さんの方と店舗の事について引き渡しの話をしたいのですが――」
「畏まりました。それでは、先方の方には私の方から連絡を致しますので――」
「よろしくお願いします」
「それと物品の搬入の方なのですが用意はすでに出来ているのですが……」
「そうなんですか?」
「はい。一緒に、今日の午後3時には伺えると思うのですが……」
こちらのことを気遣ってくれているのか搬入をすぐにでも出来ますと過剰なまでのサービスを提案してきてくれる藤和さん。
「そんなに急がなくても大丈夫ですよ? 藤和さんも、他に仕事が押しているのでしたら……」
「――いえ! ぜひ! 本日中に入荷を!」
「そ、そうですか……」
ずいぶんと押しが強いな……。
まぁ、藤和さんも仕事が押していてスケジュールが空いているのが今日くらいしかないかも知れないし……。
「わ、わかりました。それでは、作業工賃と商品の搬入の際の支払いは本日、現金一括払いで大丈夫でしょうか?」
「はい!」
話が一段落したところで電話を一端切る。
「おじちゃん! クーラーつけていいの?」
「いいぞ!」
「涼しいの!」
「わふー」
居間の方から桜とフーちゃんの声が聞こえてくる。
「――さて……と……」
踝さんや藤和さんが来るまでに家の掃除でもするとするか。
掃除が一段落ついた所で、桜とフーちゃんを寝かせたまま俺も横になっているとインターホンが鳴る。
「電話してから1時間も経ってないってことは……」
壁にかけてある時計をチェック。
踝兄弟の兄の方なら、まず間違いなくインターホンを押さずに玄関を開けてくるから、踝 誠さんの方がきたのだろうと当たりをつける。
すぐに玄関の戸を開けると予想通り立っていたのは誠さん――、弟さんの方であった。
「兄から連絡を頂きまして伺いました」
「はい。伺っていますので――」
「それでは作業が終わりましたので引き渡しを兼ねて――」
誠さんと共に、家庭菜園をしていた場所――、月山雑貨店の向かい側の場所へと向かう。
そこは、綺麗に砕石が敷き詰められている。
「ずいぶんと早く終わったんですね」
「重機を入れましたので――、それでどうでしょうか?」
「十分だと思います。それと、あれは――」
俺は、田口村長が話を持ってきた完全独立型トイレの方へ視線を向ける。
「その設置は兄が行いましたので、その時に説明があると思います。それと――、こちらをご覧ください。兄からの提案で散水栓を設置しました」
誠さんが指さした場所の蓋を開けると、そこには蛇口が存在している。
「これは、サービスでつけておきました。何かあった時に水を使う場合に利用してください」
「わかりました。それで請求書を頂いても?」
「こちらになります」
受け取った書類という名の請求書をチェックしていく。
「それでは、居間で話を」
「わかりました」
家に戻ったあとは、封筒にお金を入れて誠さんに渡す。
もちろん金額が間違っていないかどうかを確かめてもらう。
「確かに――、頂きました。それでは、また何かありましたらよろしくお願いします。あと、カニですけど、ありがとうございます。家族も喜んでいました」
「――いえいえ、一週間留守にしていましたので――。それとこちらこそ。今回はありがとうございます」
誠さんの車は月山雑貨店前の駐車場に停めてあるので、そこまで出向き見送ったあとようやく一つ問題が片付いたなと溜息をつく。
――それから2時間以上経過したところで、家の扉がガラガラを開く音が聞こえてくる。
「五郎! 居るか?」
俺は慌てて玄関へ向かう。
まだ桜は寝ているのだ。
途中で起こすのは宜しいとは言えない。
「待っていました。それにしても、同じ村に住んでいるのにずいぶんと時間が掛かりましたね」
別に嫌味で言ったわけではない。
俺の家から踝さんの家まで同じ村に住んでいるという事もあり車で20分くらいの距離なのだ。
「宗像冷機の人間も来るからな。それに合わせて遅らせたんだ。あと、カニは美味かったらしいぞ」
「美味かったらしい?」
「ああ、家に帰ったら妻と子供が全部食べていた」
「……それは、どんまい」
まぁ家庭あるあるである。
美味しい料理ほど父親の口には入らないという日本伝統のお家芸。
踝さんと共に、トイレを設置した場所まで行き、使い方を教えてもらう。
太陽光エネルギーを利用して半自動的に運用してくれるシステムが搭載されている事もあり、かなり近代的だ。
「――お、来たみたいだな」
時刻は、すでに午後4時を過ぎている。
それでも、まだ外は明るいので車が近づいてくるのがすぐに分かった。
以前に大量の塩を藤和さんにお願いした時――、その時に納入した時に来た車が数台見える。
カーナビにも表示されている事から間違いはない。
交差点を、真っ直ぐに直進し立体駐車場に車を停めたあとは、市場で買い物をするために物色をすることにする。
「市場っていっぱいあるの!」
フーちゃんを、車の中に残したまま店を巡るが、俺の料理スキルが足りないこともあり、魚が捌けないという欠点からか買う物は限られてしまう。
とりあえず、青森はリンゴが特産物だと思い一箱だけ購入。
「お魚とかお肉とかは買わないの?」
「車の中にフーちゃんを置いたままだから、早く帰らないといけないんだよ」
「そうなの?」
桜が首を傾げているが、実際――、温度は上がってきているので嘘ではない。
車に戻り青森インターチェンジから南下する。
途中、何か所か休憩を取りながらもお昼過ぎには、結城村の峠を越えることができて――。
「おうちが見えてきたの!」
月山雑貨店の看板が、周りには畑しかない風景の中でポツンと視界に映る。
それを桜も見つけたのか声を上げている。
「やっと着いたな……」
思ったより長い旅行になってしまった。
もっと早く帰ってくる予定だったけど、金の装飾品の売買などで時間が思ったよりも掛かってしまった。
正直、しばらく家からは出たくないほど精神的に疲れた。
「おじちゃん! あれ! あれ!」
「――ん?」
月山雑貨店から、道路を挟んだ向かい側には黒色のトイレが設置されている。
「ずいぶんと存在感があるな……」
見た目からも重厚感と共に重量もかなりありそうだ。
「すごいの!」
「とりあえず買い物してきた物を冷蔵庫と冷凍庫に入れたあと見てみようか」
「うん!」
車を家の車庫に入れた後、すぐに電話をする。
「――お、五郎か?」
「踝さん、お久しぶりです。今、戻りました」
「そうか、そうか。旅行は満喫できたか?」
「はい。おかげさまで――」
実際は、金の装飾品を売りに移動していた方が長いが――、踝さんには言っていないので旅行という事にしてあることもあり、「そうか。桜ちゃんは楽しんでいたか?」と、聞いてくる。
「はい。それで――、追加作業料金の支払いと店舗の話などを聞きたくて――」
「おお、そうだな。すぐに行くから待っていてくれ。それと弟の方にも連絡しておくから」「分かりました」
「宗像冷機の方は、どうするんだ?」
「とりあえず、宗像冷機を手配してくれた藤和さんに連絡を入れようかと思っています」
「そうだな、それじゃ! またあとでな」
軽い様子で電話を切る踝さん。
続いて、藤和さんへと電話を入れる。
「はい。藤和です」
「月山ですが――」
「ああ、お待ちしていました。商品の搬入についての事と、宗像冷機さんの事についてのお話がありましたので……」
どうやら、俺達が旅行に行っているという事に遠慮して待っていてくれたようだ。
これは悪いことをしたかもしれない。
「すみません。待たせてしまって」
「いえいえ。それで、月山様はご自宅にお戻りになられたという事でしょうか?」
「そうなります。それで宗像冷機さんの方と店舗の事について引き渡しの話をしたいのですが――」
「畏まりました。それでは、先方の方には私の方から連絡を致しますので――」
「よろしくお願いします」
「それと物品の搬入の方なのですが用意はすでに出来ているのですが……」
「そうなんですか?」
「はい。一緒に、今日の午後3時には伺えると思うのですが……」
こちらのことを気遣ってくれているのか搬入をすぐにでも出来ますと過剰なまでのサービスを提案してきてくれる藤和さん。
「そんなに急がなくても大丈夫ですよ? 藤和さんも、他に仕事が押しているのでしたら……」
「――いえ! ぜひ! 本日中に入荷を!」
「そ、そうですか……」
ずいぶんと押しが強いな……。
まぁ、藤和さんも仕事が押していてスケジュールが空いているのが今日くらいしかないかも知れないし……。
「わ、わかりました。それでは、作業工賃と商品の搬入の際の支払いは本日、現金一括払いで大丈夫でしょうか?」
「はい!」
話が一段落したところで電話を一端切る。
「おじちゃん! クーラーつけていいの?」
「いいぞ!」
「涼しいの!」
「わふー」
居間の方から桜とフーちゃんの声が聞こえてくる。
「――さて……と……」
踝さんや藤和さんが来るまでに家の掃除でもするとするか。
掃除が一段落ついた所で、桜とフーちゃんを寝かせたまま俺も横になっているとインターホンが鳴る。
「電話してから1時間も経ってないってことは……」
壁にかけてある時計をチェック。
踝兄弟の兄の方なら、まず間違いなくインターホンを押さずに玄関を開けてくるから、踝 誠さんの方がきたのだろうと当たりをつける。
すぐに玄関の戸を開けると予想通り立っていたのは誠さん――、弟さんの方であった。
「兄から連絡を頂きまして伺いました」
「はい。伺っていますので――」
「それでは作業が終わりましたので引き渡しを兼ねて――」
誠さんと共に、家庭菜園をしていた場所――、月山雑貨店の向かい側の場所へと向かう。
そこは、綺麗に砕石が敷き詰められている。
「ずいぶんと早く終わったんですね」
「重機を入れましたので――、それでどうでしょうか?」
「十分だと思います。それと、あれは――」
俺は、田口村長が話を持ってきた完全独立型トイレの方へ視線を向ける。
「その設置は兄が行いましたので、その時に説明があると思います。それと――、こちらをご覧ください。兄からの提案で散水栓を設置しました」
誠さんが指さした場所の蓋を開けると、そこには蛇口が存在している。
「これは、サービスでつけておきました。何かあった時に水を使う場合に利用してください」
「わかりました。それで請求書を頂いても?」
「こちらになります」
受け取った書類という名の請求書をチェックしていく。
「それでは、居間で話を」
「わかりました」
家に戻ったあとは、封筒にお金を入れて誠さんに渡す。
もちろん金額が間違っていないかどうかを確かめてもらう。
「確かに――、頂きました。それでは、また何かありましたらよろしくお願いします。あと、カニですけど、ありがとうございます。家族も喜んでいました」
「――いえいえ、一週間留守にしていましたので――。それとこちらこそ。今回はありがとうございます」
誠さんの車は月山雑貨店前の駐車場に停めてあるので、そこまで出向き見送ったあとようやく一つ問題が片付いたなと溜息をつく。
――それから2時間以上経過したところで、家の扉がガラガラを開く音が聞こえてくる。
「五郎! 居るか?」
俺は慌てて玄関へ向かう。
まだ桜は寝ているのだ。
途中で起こすのは宜しいとは言えない。
「待っていました。それにしても、同じ村に住んでいるのにずいぶんと時間が掛かりましたね」
別に嫌味で言ったわけではない。
俺の家から踝さんの家まで同じ村に住んでいるという事もあり車で20分くらいの距離なのだ。
「宗像冷機の人間も来るからな。それに合わせて遅らせたんだ。あと、カニは美味かったらしいぞ」
「美味かったらしい?」
「ああ、家に帰ったら妻と子供が全部食べていた」
「……それは、どんまい」
まぁ家庭あるあるである。
美味しい料理ほど父親の口には入らないという日本伝統のお家芸。
踝さんと共に、トイレを設置した場所まで行き、使い方を教えてもらう。
太陽光エネルギーを利用して半自動的に運用してくれるシステムが搭載されている事もあり、かなり近代的だ。
「――お、来たみたいだな」
時刻は、すでに午後4時を過ぎている。
それでも、まだ外は明るいので車が近づいてくるのがすぐに分かった。
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