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第48話 商談交渉
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藤和さんに言葉を返しながら一度、自宅に戻って桜を居間の布団に寝かせる。
そして居間から玄関に戻ろうとしたところで、フーちゃんが庭の茂みから出てくると縁側にジャンプして着地したのが見えた。
「おい! ちょっと待てええ!」
思わず静止の言葉が出る。
俺の言葉を理解したかどうかは分からないが、フーちゃんは居間の畳の上に右前足を乗せる前にピタリと動きを止めた。
「いいか? 絶対に動くなよ? 絶対だからな!」
フーちゃんが縁側に着地した瞬間、綺麗に磨いた板の上に肉球の跡がついた。
つまり、フーちゃんの足の裏は汚れていると言う事だ。
このまま畳の上で歩き回ったら掃除が大変な事になる。
「絶対に! 動くなよ?」
「ワン!」
フーちゃんが、右足を――、俺が絶対に動くなよ! と念を押したにもかかわらず畳の上にペタっとフーちゃんは足を降ろした。
「ワウ!」
「お前、絶対にわざとだろ!」
「キュウウン」
俺は溜息交じりに台所でタオルを濡らしたあと、フーちゃんの足をキチンと拭いて居間の畳の上を拭く。
そして抱き上げていたフーちゃんを畳みの上に降ろすと、そのまま桜が寝ている布団の上まで移動し寝始めた。
「まったく……、余計な手間が掛かってしょうがないな」
店前まで急いで戻ると、運転手が外に出てきていてフォークリフトを使って荷降ろしをしているのが見えた。
「藤和さん。すいません」
「いえ、こちらこそ。時間が掛かっていたようですので運転手に塩が載っているパレットの荷降ろしをさせていたのですが宜しかったですか?」
「はい。もちろんです」
本当は、俺がフォークリフトを操作して塩が載っているパレットを降ろす予定だったが、代わりに行ってくれるのなら楽が出来る。
「金額の確認は出来ましたか?」
「はい。650万円、丁度ありました」
「それは良かった。それより、こんなにトラックを用意して良かったんですか? かなりの出費だったのでは?」
「いえいえ、月山様のご要望ですから――」
「そうですか。ところで――、藤和さんお願いがあるのですが……」
「どのようなお願いでしょうか?」
「実は、毎月18トンの塩を定期的に購入したいと思うのですが……」
「――!? じゅ……18トンを毎月ですか?」
「難しいでしょうか?」
「そうですね……、当社としても毎月18トンを納入するのは……、――ですが! 月山様の頼みでしたら――、この藤和一成! 誠心誠意! 勉強させていただくつもりです!」
「――と、言うことは……」
「はい。業務用の塩でしたら何とかご用意できるかと……。20キロ1200円プラス税金となりますが……、いまは1キロ70円で計算しておりますので、ずっと! お安く提供できるかと……」
「なるほど……、それでは――、それでお願いできますか?」
「ええ! もちろん! 入荷は何時頃にすれば宜しいでしょうか?」
「そうですね。藤和さんとしては何時頃の入荷でしたら可能ですか?」
「――! そ、そうですね……」
藤和さんが、考え込むと同時に背を向けて何やら見ていた。
おそらく取引業者とのスケジュールが書かれたメモ帳か何かだろう。
さすがに18トンを毎月、入荷してもらうのはきついか?
ここは色を付けた方が……。
どうせ、18トンあれば仕入れ値が1キロ60円だとしても、108万円で購入できるのだ。
そして、ノーマン辺境伯に売るときには、その10倍――。
つまり1080万円。
――利益が900万円以上出る計算だ。
「コホン。藤和さん、無理そうなら1キロ70円までなら――、その業務用の塩で入荷して頂いて問題ないです」
「――ゴホッゴホッ」
俺の話を聞いた藤和さんが唐突に蒸せたのが何度も咳をすると俺の方へと向き直ってきた。
「わ、わわ、わかりました。そ、それで……、すぐに承りましょう!」
やはり――。
かなり無理難題なお願いだと言う事は分かっていた。
藤和さんが咳き込むのも致し方ない。
それでも、期待に応えてくれるのは助かる。
俺と藤和さんが、話を煮詰めている間に運転手が次々と荷卸しをしていき――、話が終わったころには全てのパレットがトラックから降ろされていた。
「これは、すごいですね」
俺は駐車場に並んでいる塩が載せられている100パレットを見て思わず溜息をつく。
一体、何往復――、異世界を行き来しないといけないのか……、自分で考えた事とは言え頭が痛くなる。
「それにしても、月山様」
「何でしょうか?」
「塩を降ろす場所は、ここで宜しかったのでしょうか?」
やはり気になったのか藤和さんが聞いてくる。
普通に考えて人口300人の村で塩90トンとか使わないからな……、当然と言えば当然の疑問だとも言える。
「はい。とりあえずは、ここで大丈夫です」
「そうですか――、わかりました」
俺の答えに藤和さんは頷くだけで、それ以上は追及してきようとはしない。
「それでは月山様、来週にまた伺わせて頂きます」
「分かりました。その時に、納入代金もお支払いします」
「よろしくお願いします」
今週は、宗像冷機とリフォーム踝が店内改装をしている為、塩以外の入荷は来週と言う事になった。
その頃には棚も出来ているだろうという配慮でもある。
藤和さんを乗せた10トントラックの一団を見送ったあと、俺はフォークリフトを操作し出来るだけ塩が載っているパレットを店の中に移動していくが――。
「12パレットが限界か……」
天井の高さもあり1パレットしか積むことが出来ない。
「シャッターの開閉が20回となると……、100パレットの塩を納入するとなると時間が掛かりそうだな……」
店のシャッターを閉めたあと、家に戻る。
もちろん塩が載っているパレットの上には雨露対策のブルーシートを掛けてあるが――、周りに遮蔽物が無いので強い風が吹いてしまったら借り物のブルーシートが飛んでしまうので飛ばないことを祈るばかりだ。
「おじちゃん……、おかえりなさい」
「ああ、ただいま」
桜はとっくに起きていてフーちゃんにミルクを上げていた。
居間の時計は、すでに18時を過ぎている。
思ったよりも時間が掛かってしまった。
「夕飯にでもするか」
「うん!」
「今日のご飯は何?」
「そうだな……、チャーハンでも作るか――」
丁度、冷蔵庫にはオムライスで使ったあとのごはんが冷やしてあるからな。
「チャーハン?」
「桜は食べたことがないのか?」
「ううん! 食べたことあるの。でも……」
「何か気になることがあるのか?」
「ママがね……、チャーハンを作るときはたくさん調味料とか使っていてね時間掛かっていたの……、オムライスのことがあるし……」
最後に、桜がオムライスの事を小さく呟いて言及していたのを俺は聞き逃さなかった。
まぁ、オムライス不味かったからな……。
トラウマになっても仕方ない。
「桜、チャーハンは俺の得意料理の一つだ」
「本当なの?」
桜が疑いの眼差しで見上げながら聞いてくる。
料理に関しては完全に桜からの信頼を無くしているような気がするがきっと気のせいだと思いたい。
「ああ、見てみろ! これを!」
俺は冷蔵庫から取り出したチャーハンの素を取り出す。
「えっと……、き……の……チャーハンの?」
「焼き豚チャーハンの素と言うんだよ。これを使うと、何と! 卵とご飯だけでチャーハンが出来てしまうという優れものだ」
「すごいの! ママはね、大きなお肉を機械に入れて焼いたあと細かく切ったりしていたの!」
「そ、そうか……」
俺の妹は、結婚するまでは料理が苦手な部類の人間だったはずだが……、子供が出来ると人間は変わるものなんだな。
「――と、とりあえず」
俺はキャベツを冷蔵庫から取り出し、表側の土がついていたり虫が食った部分の――、外側の葉を省く。
次に、3枚ほどキャベツの葉を引き千切ったあと水で洗う。
俎板の上に置いたあとは包丁で細かく切る。
鍋を火にかけたあと油を敷き、十分に鍋を熱したあとは生卵を4個投入し掻き混ぜながら、冷蔵されていたお米を投入しお玉を使い解していく。
卵が十分にお米にコーティングされたところで、チャーハンの素を投入する。
ある程度、チャーハンの素が混ざったところで細かく裁断したキャベツを投入し数分間、火にかける。
「これでチャーハンの完成だ」
「これがチャーハンなの?」
「桜、運ぶの」
お皿に盛ったチャーハンを桜が居間まで運んでいる間に、俺は鍋に入れ掛ける。
水が沸騰し、お湯になったところで卵スープのフリーズドライを御椀に入れ、その上からお湯を掛ける。
あとは掻き混ぜたらチャーハンセットの出来上がりだ。
「頂きます」
「いただきます」
桜と一緒に食事をしながら俺は気になっていた事を聞くことにする。
そして居間から玄関に戻ろうとしたところで、フーちゃんが庭の茂みから出てくると縁側にジャンプして着地したのが見えた。
「おい! ちょっと待てええ!」
思わず静止の言葉が出る。
俺の言葉を理解したかどうかは分からないが、フーちゃんは居間の畳の上に右前足を乗せる前にピタリと動きを止めた。
「いいか? 絶対に動くなよ? 絶対だからな!」
フーちゃんが縁側に着地した瞬間、綺麗に磨いた板の上に肉球の跡がついた。
つまり、フーちゃんの足の裏は汚れていると言う事だ。
このまま畳の上で歩き回ったら掃除が大変な事になる。
「絶対に! 動くなよ?」
「ワン!」
フーちゃんが、右足を――、俺が絶対に動くなよ! と念を押したにもかかわらず畳の上にペタっとフーちゃんは足を降ろした。
「ワウ!」
「お前、絶対にわざとだろ!」
「キュウウン」
俺は溜息交じりに台所でタオルを濡らしたあと、フーちゃんの足をキチンと拭いて居間の畳の上を拭く。
そして抱き上げていたフーちゃんを畳みの上に降ろすと、そのまま桜が寝ている布団の上まで移動し寝始めた。
「まったく……、余計な手間が掛かってしょうがないな」
店前まで急いで戻ると、運転手が外に出てきていてフォークリフトを使って荷降ろしをしているのが見えた。
「藤和さん。すいません」
「いえ、こちらこそ。時間が掛かっていたようですので運転手に塩が載っているパレットの荷降ろしをさせていたのですが宜しかったですか?」
「はい。もちろんです」
本当は、俺がフォークリフトを操作して塩が載っているパレットを降ろす予定だったが、代わりに行ってくれるのなら楽が出来る。
「金額の確認は出来ましたか?」
「はい。650万円、丁度ありました」
「それは良かった。それより、こんなにトラックを用意して良かったんですか? かなりの出費だったのでは?」
「いえいえ、月山様のご要望ですから――」
「そうですか。ところで――、藤和さんお願いがあるのですが……」
「どのようなお願いでしょうか?」
「実は、毎月18トンの塩を定期的に購入したいと思うのですが……」
「――!? じゅ……18トンを毎月ですか?」
「難しいでしょうか?」
「そうですね……、当社としても毎月18トンを納入するのは……、――ですが! 月山様の頼みでしたら――、この藤和一成! 誠心誠意! 勉強させていただくつもりです!」
「――と、言うことは……」
「はい。業務用の塩でしたら何とかご用意できるかと……。20キロ1200円プラス税金となりますが……、いまは1キロ70円で計算しておりますので、ずっと! お安く提供できるかと……」
「なるほど……、それでは――、それでお願いできますか?」
「ええ! もちろん! 入荷は何時頃にすれば宜しいでしょうか?」
「そうですね。藤和さんとしては何時頃の入荷でしたら可能ですか?」
「――! そ、そうですね……」
藤和さんが、考え込むと同時に背を向けて何やら見ていた。
おそらく取引業者とのスケジュールが書かれたメモ帳か何かだろう。
さすがに18トンを毎月、入荷してもらうのはきついか?
ここは色を付けた方が……。
どうせ、18トンあれば仕入れ値が1キロ60円だとしても、108万円で購入できるのだ。
そして、ノーマン辺境伯に売るときには、その10倍――。
つまり1080万円。
――利益が900万円以上出る計算だ。
「コホン。藤和さん、無理そうなら1キロ70円までなら――、その業務用の塩で入荷して頂いて問題ないです」
「――ゴホッゴホッ」
俺の話を聞いた藤和さんが唐突に蒸せたのが何度も咳をすると俺の方へと向き直ってきた。
「わ、わわ、わかりました。そ、それで……、すぐに承りましょう!」
やはり――。
かなり無理難題なお願いだと言う事は分かっていた。
藤和さんが咳き込むのも致し方ない。
それでも、期待に応えてくれるのは助かる。
俺と藤和さんが、話を煮詰めている間に運転手が次々と荷卸しをしていき――、話が終わったころには全てのパレットがトラックから降ろされていた。
「これは、すごいですね」
俺は駐車場に並んでいる塩が載せられている100パレットを見て思わず溜息をつく。
一体、何往復――、異世界を行き来しないといけないのか……、自分で考えた事とは言え頭が痛くなる。
「それにしても、月山様」
「何でしょうか?」
「塩を降ろす場所は、ここで宜しかったのでしょうか?」
やはり気になったのか藤和さんが聞いてくる。
普通に考えて人口300人の村で塩90トンとか使わないからな……、当然と言えば当然の疑問だとも言える。
「はい。とりあえずは、ここで大丈夫です」
「そうですか――、わかりました」
俺の答えに藤和さんは頷くだけで、それ以上は追及してきようとはしない。
「それでは月山様、来週にまた伺わせて頂きます」
「分かりました。その時に、納入代金もお支払いします」
「よろしくお願いします」
今週は、宗像冷機とリフォーム踝が店内改装をしている為、塩以外の入荷は来週と言う事になった。
その頃には棚も出来ているだろうという配慮でもある。
藤和さんを乗せた10トントラックの一団を見送ったあと、俺はフォークリフトを操作し出来るだけ塩が載っているパレットを店の中に移動していくが――。
「12パレットが限界か……」
天井の高さもあり1パレットしか積むことが出来ない。
「シャッターの開閉が20回となると……、100パレットの塩を納入するとなると時間が掛かりそうだな……」
店のシャッターを閉めたあと、家に戻る。
もちろん塩が載っているパレットの上には雨露対策のブルーシートを掛けてあるが――、周りに遮蔽物が無いので強い風が吹いてしまったら借り物のブルーシートが飛んでしまうので飛ばないことを祈るばかりだ。
「おじちゃん……、おかえりなさい」
「ああ、ただいま」
桜はとっくに起きていてフーちゃんにミルクを上げていた。
居間の時計は、すでに18時を過ぎている。
思ったよりも時間が掛かってしまった。
「夕飯にでもするか」
「うん!」
「今日のご飯は何?」
「そうだな……、チャーハンでも作るか――」
丁度、冷蔵庫にはオムライスで使ったあとのごはんが冷やしてあるからな。
「チャーハン?」
「桜は食べたことがないのか?」
「ううん! 食べたことあるの。でも……」
「何か気になることがあるのか?」
「ママがね……、チャーハンを作るときはたくさん調味料とか使っていてね時間掛かっていたの……、オムライスのことがあるし……」
最後に、桜がオムライスの事を小さく呟いて言及していたのを俺は聞き逃さなかった。
まぁ、オムライス不味かったからな……。
トラウマになっても仕方ない。
「桜、チャーハンは俺の得意料理の一つだ」
「本当なの?」
桜が疑いの眼差しで見上げながら聞いてくる。
料理に関しては完全に桜からの信頼を無くしているような気がするがきっと気のせいだと思いたい。
「ああ、見てみろ! これを!」
俺は冷蔵庫から取り出したチャーハンの素を取り出す。
「えっと……、き……の……チャーハンの?」
「焼き豚チャーハンの素と言うんだよ。これを使うと、何と! 卵とご飯だけでチャーハンが出来てしまうという優れものだ」
「すごいの! ママはね、大きなお肉を機械に入れて焼いたあと細かく切ったりしていたの!」
「そ、そうか……」
俺の妹は、結婚するまでは料理が苦手な部類の人間だったはずだが……、子供が出来ると人間は変わるものなんだな。
「――と、とりあえず」
俺はキャベツを冷蔵庫から取り出し、表側の土がついていたり虫が食った部分の――、外側の葉を省く。
次に、3枚ほどキャベツの葉を引き千切ったあと水で洗う。
俎板の上に置いたあとは包丁で細かく切る。
鍋を火にかけたあと油を敷き、十分に鍋を熱したあとは生卵を4個投入し掻き混ぜながら、冷蔵されていたお米を投入しお玉を使い解していく。
卵が十分にお米にコーティングされたところで、チャーハンの素を投入する。
ある程度、チャーハンの素が混ざったところで細かく裁断したキャベツを投入し数分間、火にかける。
「これでチャーハンの完成だ」
「これがチャーハンなの?」
「桜、運ぶの」
お皿に盛ったチャーハンを桜が居間まで運んでいる間に、俺は鍋に入れ掛ける。
水が沸騰し、お湯になったところで卵スープのフリーズドライを御椀に入れ、その上からお湯を掛ける。
あとは掻き混ぜたらチャーハンセットの出来上がりだ。
「頂きます」
「いただきます」
桜と一緒に食事をしながら俺は気になっていた事を聞くことにする。
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