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第三章 王都暗躍編
第146話 あとは任せておけ
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「――だが、そうなると……。お前が、さっき語っていたガルガンがサキュバスと戦っているというのは?」
「それは嘘だな」
「――じゃ、サキュバスと誰が戦っているんだ? 王都でサキュバスと戦える冒険者なんて限られるだろう?」
ロランが顔を近づいてきて小声で話しかけてくる。
ガルガンが既に死んでいてサキュバスと誰が戦っているのか? と、言う話になれば国王陛下に万が一にも聞かれる訳にはいかないからだろう。
「冒険者は戦ってない」
「戦ってない?」
「ああ。じつは、俺、王宮から指名手配受けてたんだよな」
「はあ?」
理解が追い付かないと言った表情をロランが向けてくると、「お前、何をして指名手配を受けてたんだよ?」と、俺に聞いてくる。
「分からん」
「分からんって……」
「――いや、だって、そもそも俺は王宮側から指名手配を受けるような真似をしないからな。それに一介の――、引退したような冒険者に王宮側が指名手配をかけるなんて普通に考えてありえないだろ?」
「お前が、普通の冒険者とは……これ如何に?」
「何だよ?」
「何でもない。それよりも王宮側から指名手配を受けていたってことは本当なのか?」
「ああ。それは間違いない。メリア王女が直接、俺に言ってたからな」
「なるほど……」
「だが――、それだとメリア王女が、どうしてエイジに対して指名手配を掛けたんだ?」
「まぁ、それはリムルが命じたと考えれば全てに合点がいく」
「リムルって、淫魔王の核を持っていた?」
「ああ。アイツを討伐したのも、王宮側に引き渡したのも俺だからな。逆恨みから命を狙ってきてもおかしくはない」
「なるほど……」
「まぁ、そう言う事も含めて、俺は王宮側から指名手配を受けていた」
「――ん? 少し気になったんだが、それでどうしてお前が、王宮にいるんだ? 冒険者ギルドは、王宮内には来てないんだよな? もしかして、お前……、自分を指名手配した連中にガルガンのことを含めて復讐する為に1人で乗り込んできたのか?」
「まぁ、そんなところだな」
「おいおい。大丈夫なのかよ? まあ、サキュバスが出現したのは、運が良かったというか――」
「まあな……」
正直、サキュバスが出現しなかったら、かなり際どい状況であったが、サキュバスという魔物が城を攻めてきているのなら、問題事をなあなあにすることは出来る。
「それにしても……」
ロランが真剣な眼差しで――、
「ガルガンが死んだ件は、誰か知っているのか?」
「――いや」
俺は頭を左右にふる。
ガルガンと戦っていた場所は建物の屋根上で、俺とガルガンとの戦いを見ていたのは、おそらくいない。
「そうか。それなら、ガルガンはサキュバスに操られて利用されていたという不名誉な死は、公表しない方がいいな。陛下も、冒険者ギルドマスターとは、知り合いだからな」
「そうだな。それよりも――、随分とロランは――」
「ん?」
「ロランは、ガルガンが――、俺達の師が死んだというのに、随分と冷静なんだな」
俺が、ガルガンの復讐の為に王城を攻めたっていうのに――、
「……そう……、見えるか?」
「……」
思わず俺は無言になる。
理由は簡単だ。
ロランの握り拳から血が滴り落ちていたから。
「ロラン……」
「私だって、ガルガンがサキュバスなんかに操られて、お前と戦って、お前が殺して――、その事に対して何も思わなかったと言えば嘘になる。だが、今は国王陛下を守ることこそが最重要課題だ。その為には、非情にならないといけないだろう?」
「そう……だな……」
「なあ、エイジ」
「何だ?」
「お前は、ここまで来れたんだよな?」
「ああ」
「そうか……。――なら、サキュバスと単独で戦って屠って来れたってことだよな?」
俺は頷く。
「――まったく……。お前は、凄い奴だな。サキュバスを単独で倒すなんて――」
「そうでもないさ」
肩を竦めながら答えるが――、
「――いや、凄い奴だ。だから、私が国王陛下を守っておくから……」
そこで、ロランが歯を食いしばりながら――、
「お前が、サキュバスの親玉を倒せ」
「ああ、分かっている。――あとは、俺に任せておけ。そのあとのことはうまく国王陛下に伝えてくれ」
「分かっているさ。その為に――、この話を――、自身の処遇と立場を確立させる為に国王陛下に会いに来たんだろう? 私が、護衛しているのなら国王陛下は無事だと――。聖騎士としての力を有している私が守っているのなら無事だと――、確証を持っていて――」
「ああ」
「そうか……」
自嘲気味にロランは笑みを浮かべる。
「――なら、エイジ」
「分かっているさ」
俺は、言葉で返事する前に、国王陛下の部屋の扉の向こう側――、廊下側へと意識を集中すると共に、廊下側に気化したガソリンを生活魔法で作り出し火種の生活魔法を発動。
――ドオオオオオオオオン
途端に、轟音が扉越しに聞こえてくる。
「じゃ行ってくる」
「ああ、頼んだぞ。エイジ」
ロランは拳を差し出してくる。
そんなロランの拳に、俺も自身の手を握った拳を合わせる。
そして――、ロランが結界を解除したあと、国王が居る部屋を後にした。
「それは嘘だな」
「――じゃ、サキュバスと誰が戦っているんだ? 王都でサキュバスと戦える冒険者なんて限られるだろう?」
ロランが顔を近づいてきて小声で話しかけてくる。
ガルガンが既に死んでいてサキュバスと誰が戦っているのか? と、言う話になれば国王陛下に万が一にも聞かれる訳にはいかないからだろう。
「冒険者は戦ってない」
「戦ってない?」
「ああ。じつは、俺、王宮から指名手配受けてたんだよな」
「はあ?」
理解が追い付かないと言った表情をロランが向けてくると、「お前、何をして指名手配を受けてたんだよ?」と、俺に聞いてくる。
「分からん」
「分からんって……」
「――いや、だって、そもそも俺は王宮側から指名手配を受けるような真似をしないからな。それに一介の――、引退したような冒険者に王宮側が指名手配をかけるなんて普通に考えてありえないだろ?」
「お前が、普通の冒険者とは……これ如何に?」
「何だよ?」
「何でもない。それよりも王宮側から指名手配を受けていたってことは本当なのか?」
「ああ。それは間違いない。メリア王女が直接、俺に言ってたからな」
「なるほど……」
「だが――、それだとメリア王女が、どうしてエイジに対して指名手配を掛けたんだ?」
「まぁ、それはリムルが命じたと考えれば全てに合点がいく」
「リムルって、淫魔王の核を持っていた?」
「ああ。アイツを討伐したのも、王宮側に引き渡したのも俺だからな。逆恨みから命を狙ってきてもおかしくはない」
「なるほど……」
「まぁ、そう言う事も含めて、俺は王宮側から指名手配を受けていた」
「――ん? 少し気になったんだが、それでどうしてお前が、王宮にいるんだ? 冒険者ギルドは、王宮内には来てないんだよな? もしかして、お前……、自分を指名手配した連中にガルガンのことを含めて復讐する為に1人で乗り込んできたのか?」
「まぁ、そんなところだな」
「おいおい。大丈夫なのかよ? まあ、サキュバスが出現したのは、運が良かったというか――」
「まあな……」
正直、サキュバスが出現しなかったら、かなり際どい状況であったが、サキュバスという魔物が城を攻めてきているのなら、問題事をなあなあにすることは出来る。
「それにしても……」
ロランが真剣な眼差しで――、
「ガルガンが死んだ件は、誰か知っているのか?」
「――いや」
俺は頭を左右にふる。
ガルガンと戦っていた場所は建物の屋根上で、俺とガルガンとの戦いを見ていたのは、おそらくいない。
「そうか。それなら、ガルガンはサキュバスに操られて利用されていたという不名誉な死は、公表しない方がいいな。陛下も、冒険者ギルドマスターとは、知り合いだからな」
「そうだな。それよりも――、随分とロランは――」
「ん?」
「ロランは、ガルガンが――、俺達の師が死んだというのに、随分と冷静なんだな」
俺が、ガルガンの復讐の為に王城を攻めたっていうのに――、
「……そう……、見えるか?」
「……」
思わず俺は無言になる。
理由は簡単だ。
ロランの握り拳から血が滴り落ちていたから。
「ロラン……」
「私だって、ガルガンがサキュバスなんかに操られて、お前と戦って、お前が殺して――、その事に対して何も思わなかったと言えば嘘になる。だが、今は国王陛下を守ることこそが最重要課題だ。その為には、非情にならないといけないだろう?」
「そう……だな……」
「なあ、エイジ」
「何だ?」
「お前は、ここまで来れたんだよな?」
「ああ」
「そうか……。――なら、サキュバスと単独で戦って屠って来れたってことだよな?」
俺は頷く。
「――まったく……。お前は、凄い奴だな。サキュバスを単独で倒すなんて――」
「そうでもないさ」
肩を竦めながら答えるが――、
「――いや、凄い奴だ。だから、私が国王陛下を守っておくから……」
そこで、ロランが歯を食いしばりながら――、
「お前が、サキュバスの親玉を倒せ」
「ああ、分かっている。――あとは、俺に任せておけ。そのあとのことはうまく国王陛下に伝えてくれ」
「分かっているさ。その為に――、この話を――、自身の処遇と立場を確立させる為に国王陛下に会いに来たんだろう? 私が、護衛しているのなら国王陛下は無事だと――。聖騎士としての力を有している私が守っているのなら無事だと――、確証を持っていて――」
「ああ」
「そうか……」
自嘲気味にロランは笑みを浮かべる。
「――なら、エイジ」
「分かっているさ」
俺は、言葉で返事する前に、国王陛下の部屋の扉の向こう側――、廊下側へと意識を集中すると共に、廊下側に気化したガソリンを生活魔法で作り出し火種の生活魔法を発動。
――ドオオオオオオオオン
途端に、轟音が扉越しに聞こえてくる。
「じゃ行ってくる」
「ああ、頼んだぞ。エイジ」
ロランは拳を差し出してくる。
そんなロランの拳に、俺も自身の手を握った拳を合わせる。
そして――、ロランが結界を解除したあと、国王が居る部屋を後にした。
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