60 / 190
第二章 赤竜討伐戦
第60話 正妻戦争(10)
しおりを挟む
気分悪そうにしていたリルカを寝かせたあと、俺は部屋から出たあと誰にも見られないように宿屋を出た。
以前に、俺は冒険者のクエストを受けてソドムの町に来たことがある。
その際に、ポーションの素材を薬師のところに卸した。
「たしか、ソドムの町の北だったか……」
少しずつ夜の帳が落ちていく街中を小走りで走っていく。
膝の痛みも無いことから走ることにまったく支障はない。
「膝の痛みが無いことについては、ソルティに感謝だな……」
俺は、一瞬だけソルティに感謝した。
南側から北側へ向かうには、本来なら中央のニードルス伯爵邸付近を通るのが近道であったが、いまは石鹸が小高い山のように聳え立っていて、直進できそうにない。
「仕方ないか……」
石鹸により封鎖されている中央通りを諦め俺は西側経由で北へと向かう。
――ただ、人口1万人を超える都市と言うこともあり、時間はかなり掛かりそうだ。
すでに、周囲の家々から漏れていた明かりも少しずつ減ってきている。
このままでは、薬師の家に到着する頃には完全に夜の帳が落ちてしまうだろう。
思考しながら走っていると、正面の宿屋の扉が開く。
いきなり扉が開いたこともあり、中から出てくる人影にぶつかりそうになるが、体を捻ることで、接触することなくやりすごした。
「カンダの旦那?」
ぶつかることなく避けたところで、人影は俺の名前を呼んできた。
――と、言うより俺のことをカンダの旦那と呼ぶのは一人しかいない。
「ベックか――」
「残念そうな表情しないでくださいよ! ところで、旦那は急いでどこかに行かれるので?」
「――ちょっとな……。それより! どうしてベックがこんなところにいるんだ?」
「ここは、姉御と泊まっている宿屋なんですよ!」
「――ほう……」
俺は宿屋の名前を見る。
「金の鶏鴨亭?」
「結構、高いんですよ! 姉御が、どうしてもと言っていたので……」
ベックが肩を竦めながら溜息混じりに答えてくる。
「そりゃ大変そうだな」
まぁ、ソルティは元・女神だからな。
色々と我侭なところが多そうだ。
「それよりも、ソルティはニードルス伯爵が用意した宿屋では泊まらなかったのか?」
「私には策略など必要ないと言っていましたよ!」
「なるほど……」
腐っても女神というところか。
ニードルス伯爵と、本当の黒幕相手の舞台では踊らないと言う事だろう。
「それよりも、カンダの旦那」
「――ん?」
「この通りですと北に向かっていると思うのですが?」
「まぁ……、そうだな……」
「良ければ、まだ馬を繋いだままなので送りますよ?」
「いいのか?」
「もちろん! 姉御には、カンダの旦那と会ったら力を貸せって言われていますので!」
ベックは、「待っていてくださいよ!」と、言うと宿屋の裏手から幌馬車を引いてくる。
「旦那! 早く乗ってくださいよ!」
「ああ、すまないな」
俺はベックが手綱を握って座っている御者席の隣に座ると、すぐに幌馬車は動きだした。
夜の帳が落ちた街中。
人影が殆ど存在していない大通り。
その通りを幌馬車は加速しながら走っていく。
俺は、記憶を頼りに薬師の家に通じる道をベックへ伝えていくと、思ったよりも早く薬師の家に到着することが出来た。
「ここでいい」
「――え? 旦那、ここは……」
「どうかしたのか?」
「ここは――」
何に驚いているのか知らないが、俺は遅くなると相手に迷惑がかかると思い明かりが漏れている扉を数度叩く。
「セフィ! 俺だ! カンダだ! 居るか?」
何度か叩きながら、名前を呼ぶと扉が開く。
「一体、何時だと思っているんだい! まったく! あんたは前も、へんな時間に薬草をって!? ベック! あんた何しているんだい?」
「――ひさしぶり姉さん……」
ベックが引きつった顔で、セフィの言葉に答えていた。
「久しぶりじゃないよ! 父さんも母さんも心配していたんだからね!」
「……ご、ごめん-」
何やらセフィとベックは姉弟のようだ。
それにしても、ベックとセフィ姉弟は似てないな……。
本当に姉弟か? と失礼なことを思いつつ二人を見ているとセフィが溜息交じりに俺やベックに向けて「――はぁ……、こんなところで話をしていても周りの迷惑になるから入りな」と、語りかけてきた。
「――ああ、すまないな」
「だ、旦那!?」
セフィの許可も下りたことだし、俺は遠慮なく建物の中に入る。
建物内に足を踏み入れる。
「変わってないな」
俺は、客の容態などを確認するために設けられた室内を見たあと、近くの椅子に腰掛ける。
「うちは薬を作るのが仕事だからね。それに作った薬は教会や商業ギルドに直接卸しだからね」
「――そうだったな……」
俺とセフィが話をしている間に、ベックが建物の中に入ってくると音を立てないように扉を閉めてから、俺の隣の椅子に座ってきた。
「旦那は、姉さんと知り合いだったんですか?」
「まあな、以前に薬草採取の手伝いをしたことがあるんだ」
以前に、俺は冒険者のクエストを受けてソドムの町に来たことがある。
その際に、ポーションの素材を薬師のところに卸した。
「たしか、ソドムの町の北だったか……」
少しずつ夜の帳が落ちていく街中を小走りで走っていく。
膝の痛みも無いことから走ることにまったく支障はない。
「膝の痛みが無いことについては、ソルティに感謝だな……」
俺は、一瞬だけソルティに感謝した。
南側から北側へ向かうには、本来なら中央のニードルス伯爵邸付近を通るのが近道であったが、いまは石鹸が小高い山のように聳え立っていて、直進できそうにない。
「仕方ないか……」
石鹸により封鎖されている中央通りを諦め俺は西側経由で北へと向かう。
――ただ、人口1万人を超える都市と言うこともあり、時間はかなり掛かりそうだ。
すでに、周囲の家々から漏れていた明かりも少しずつ減ってきている。
このままでは、薬師の家に到着する頃には完全に夜の帳が落ちてしまうだろう。
思考しながら走っていると、正面の宿屋の扉が開く。
いきなり扉が開いたこともあり、中から出てくる人影にぶつかりそうになるが、体を捻ることで、接触することなくやりすごした。
「カンダの旦那?」
ぶつかることなく避けたところで、人影は俺の名前を呼んできた。
――と、言うより俺のことをカンダの旦那と呼ぶのは一人しかいない。
「ベックか――」
「残念そうな表情しないでくださいよ! ところで、旦那は急いでどこかに行かれるので?」
「――ちょっとな……。それより! どうしてベックがこんなところにいるんだ?」
「ここは、姉御と泊まっている宿屋なんですよ!」
「――ほう……」
俺は宿屋の名前を見る。
「金の鶏鴨亭?」
「結構、高いんですよ! 姉御が、どうしてもと言っていたので……」
ベックが肩を竦めながら溜息混じりに答えてくる。
「そりゃ大変そうだな」
まぁ、ソルティは元・女神だからな。
色々と我侭なところが多そうだ。
「それよりも、ソルティはニードルス伯爵が用意した宿屋では泊まらなかったのか?」
「私には策略など必要ないと言っていましたよ!」
「なるほど……」
腐っても女神というところか。
ニードルス伯爵と、本当の黒幕相手の舞台では踊らないと言う事だろう。
「それよりも、カンダの旦那」
「――ん?」
「この通りですと北に向かっていると思うのですが?」
「まぁ……、そうだな……」
「良ければ、まだ馬を繋いだままなので送りますよ?」
「いいのか?」
「もちろん! 姉御には、カンダの旦那と会ったら力を貸せって言われていますので!」
ベックは、「待っていてくださいよ!」と、言うと宿屋の裏手から幌馬車を引いてくる。
「旦那! 早く乗ってくださいよ!」
「ああ、すまないな」
俺はベックが手綱を握って座っている御者席の隣に座ると、すぐに幌馬車は動きだした。
夜の帳が落ちた街中。
人影が殆ど存在していない大通り。
その通りを幌馬車は加速しながら走っていく。
俺は、記憶を頼りに薬師の家に通じる道をベックへ伝えていくと、思ったよりも早く薬師の家に到着することが出来た。
「ここでいい」
「――え? 旦那、ここは……」
「どうかしたのか?」
「ここは――」
何に驚いているのか知らないが、俺は遅くなると相手に迷惑がかかると思い明かりが漏れている扉を数度叩く。
「セフィ! 俺だ! カンダだ! 居るか?」
何度か叩きながら、名前を呼ぶと扉が開く。
「一体、何時だと思っているんだい! まったく! あんたは前も、へんな時間に薬草をって!? ベック! あんた何しているんだい?」
「――ひさしぶり姉さん……」
ベックが引きつった顔で、セフィの言葉に答えていた。
「久しぶりじゃないよ! 父さんも母さんも心配していたんだからね!」
「……ご、ごめん-」
何やらセフィとベックは姉弟のようだ。
それにしても、ベックとセフィ姉弟は似てないな……。
本当に姉弟か? と失礼なことを思いつつ二人を見ているとセフィが溜息交じりに俺やベックに向けて「――はぁ……、こんなところで話をしていても周りの迷惑になるから入りな」と、語りかけてきた。
「――ああ、すまないな」
「だ、旦那!?」
セフィの許可も下りたことだし、俺は遠慮なく建物の中に入る。
建物内に足を踏み入れる。
「変わってないな」
俺は、客の容態などを確認するために設けられた室内を見たあと、近くの椅子に腰掛ける。
「うちは薬を作るのが仕事だからね。それに作った薬は教会や商業ギルドに直接卸しだからね」
「――そうだったな……」
俺とセフィが話をしている間に、ベックが建物の中に入ってくると音を立てないように扉を閉めてから、俺の隣の椅子に座ってきた。
「旦那は、姉さんと知り合いだったんですか?」
「まあな、以前に薬草採取の手伝いをしたことがあるんだ」
36
お気に入りに追加
601
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
追放もの悪役勇者に転生したんだけど、パーティの荷物持ちが雑魚すぎるから追放したい。ざまぁフラグは勘違いした主人公補正で無自覚回避します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ざまぁフラグなんて知りません!勘違いした勇者の無双冒険譚
ごく一般的なサラリーマンである主人公は、ある日、異世界に転生してしまう。
しかし、転生したのは「パーティー追放もの」の小説の世界。
なんと、追放して【ざまぁされる予定】の、【悪役勇者】に転生してしまったのだった!
このままだと、ざまぁされてしまうが――とはならず。
なんと主人公は、最近のWeb小説をあまり読んでおらず……。
自分のことを、「勇者なんだから、当然主人公だろ?」と、勝手に主人公だと勘違いしてしまったのだった!
本来の主人公である【荷物持ち】を追放してしまう勇者。
しかし、自分のことを主人公だと信じて疑わない彼は、無自覚に、主人公ムーブで【ざまぁフラグを回避】していくのであった。
本来の主人公が出会うはずだったヒロインと、先に出会ってしまい……。
本来は主人公が覚醒するはずだった【真の勇者の力】にも目覚めてしまい……。
思い込みの力で、主人公補正を自分のものにしていく勇者!
ざまぁフラグなんて知りません!
これは、自分のことを主人公だと信じて疑わない、勘違いした勇者の無双冒険譚。
・本来の主人公は荷物持ち
・主人公は追放する側の勇者に転生
・ざまぁフラグを無自覚回避して無双するお話です
・パーティー追放ものの逆側の話
※カクヨム、ハーメルンにて掲載
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる