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第二章 赤竜討伐戦
第48話 農耕を始めよう(12)
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「スザンナ様、神田栄治様が大至急お会いしたいとのことです」
「大至急ですか?」
連れて来られた先は、最初にニードルス伯爵と話をした執務室。
メイドがノックをしたあとの「大至急」と、室内の主に語りかけた言葉に、ニードルス伯爵はすぐに言葉を返してきていた。
「失礼する」
俺は、扉のドアノブに手をおいて回す。
ドアノブが回る音がすると同時に室内から「ま、待ってください! ま、まだ用意が!?」と言う慌てた声が聞こえてくるが、俺としても早めに自己保身を計らなければいけないことから、扉を開けて室内に入り扉を閉めた。
「取り急ぎ、ニードルス伯爵に説明したい……こと……が――」
俺は途中で口を閉じる。
そこには純日本風の顔をした美少女が鉄仮面に手を伸ばした状況で固まって俺を見てきていた。
「ふ、ふぇ……」
ニードルス伯爵というか……、伯爵家当主スザンナが表情を真っ赤に染めていく。
そんな彼女を見ながら俺は首を傾げる。
どこかで見たことがあるような顔だなと――。
ただ――、彼女が静かに泣き始めてしまったため俺は思考を中断した。
「――す、すまない。大至急、君に――、ニードルス伯爵に報告する必要があったのだが――」
「ぐすっ……、何ですか……」
彼女は、鉄化面を着けることを止めて顔を背けると俺に話かけてきた。
「いや、その――」
さすがに石鹸を作るさいの魔力量調整を間違えて部屋が大変なことになっているとは言い難い。
そもそも、今回は急用ということもあり無理やり執務室に入ってきてしまったのだ。
その結果、スザンナが日本風の長い黒髪を持つ超絶美少女だと言うことが分かったから結果的にはオーライだろう。
問題は、トラウマがあるのか知らないが素顔を見られた彼女は、あまりいい表情をしていないように見られる。
そこで、ニードルス伯爵家令嬢の容姿は良くないという噂を思い出す。
――つまり、異世界人の容姿を持つ純和風の黒髪美少女は好まれないということか。
おそらく日本でアイドルをしたら、どこぞの一山いくらのアイドルを一人で一蹴できるほどの美少女だと思うが――、何と言うか異世界は酷いものだな。
「――?」
俺が何も言わずに考え込んでいると、スザンナが首を傾げてくる。
光沢があり艶のある長い黒髪が、彼女の仕草で流れて陽光を反射し光輝く。
まるで、それは漆黒の夜空に浮かぶ星空のようだ。
俺は思わず「綺麗だ」と呟いていた。
「――えっ!?」
先ほどまでのスザンナの悲しそうな表情が、一変する。
彼女は、一瞬呆けたあと、頬を赤く染めていく。
「わ、私が――、綺麗?」
「いや、そうじゃなくて――」
俺は何を言っているんだ。
とりあえず、いまは石鹸2万個で部屋の扉というか床が抜けるかも知れないと言うことを説明するのが先決だろうに――。
「やっぱり……、私の顔は醜いですよね……」
「そんなことない! むしろ俺からしたら、ド・真ん中の好みであると言わざるえ――「エイジさん?」……リ、リルカ!?」
「はい、貴方の妻のリルカです。いま、その雌に何やら愛を囁いているように聞こえましたが?」
リルカの目が笑っていない。
「――い、いや……。ほら! そんなことない……」
冷や汗が背中に浮かび上がってくる。
――と、言うかどうしてリルカがここにいるんだ?
「……そんな――、……ことは……ない?」
リルカが一言一言噛み締めるように言葉を紡ぎながら俺の方へと近づいてくる。
もちろん、コブシを鳴らしながら――。
「リルカさん?」
俺の問いかけリルカが首を傾げてながらニコリと微笑みかけてくる。
「私は、どうしたらいいのでしょうか? 何だか、無償に胸が痛いです」
「リルカ……」
近くまで寄ってきたリルカが、俺に体を預けるようにして抱きついてきた。
彼女の熱が、肌を通して感じられる。
何度も交わってきた仲だ。
震えている様子から、リルカがどんな心境なのか何となくだが理解できてしまう。
これは、浮気をしていた俺に対して憤りを感じると同時に、悲しい思いをしてしまっている。
「あ、あの――! どうして、私の許可を得ずに入室してきているんですか!?」
俺とリルカのやり取りを見ていた伯爵家当主であるスザンナが、ハッ! とした表情をした後、リルカに語りかけてきた。
「エイジさんの妻ですから」
伯爵家当主の問いかけにリルカが、端的に当然とばかりに短く答える。
すると、貴族令嬢としての矜持もあるのか伯爵家当主であるスザンナが、「夫の3歩後ろを歩き、夫を立てるのが妻の役割でしょう!」と、苛立ちを含んだ声色でリルカに話かけていた。
「うるさいですね。人の夫に色仕掛けしてきた雌が一々うるさい――もごもご」
「リルカ。悪いのは全部、俺だから、それ以上は言ったら駄目だ」
リルカの口を手で塞ぎながら、伯爵家当主に聞こえないように小声で「これ以上、伯爵家当主の機嫌を損ねるのは不味い」と、早口で彼女に説明する。
「エイジさんは、あの雌の肩を持つのですか!」
「いや、肩を持つというか相手は伯爵家当主だからな」
「――ううっ……」
リルカに関しては、あとでフォローしておけば問題ないだろう。
それよりも、不敬と思われる内容の言葉をリルカが発言していたことを上手く説明して説得しないといけない。
貴族っていうのは気位が高い生き物だからな。
どう対応するか考えようとしたところで、室内が大きく揺れた。
「――エイジさん!?」
「これは……、一体――!?」
突然の振動に驚いていた二人が、俺の「――あ……」と、言う言葉に視線を向けてくる。
すると部屋に駆け込んできたメイドが「スザンナ様! 神田栄治様が滞在している部屋から大量の白い塊が溢れ出してきています!」と報告してきた。
「白い塊ですか?」
スザンナの言葉に、メイドが頷いている。
おそらく、俺が発動した生活魔法で作られた2万個もの石鹸が部屋に入りきらずに決壊したのだろう。
問題は、かなり離れているはずの執務室まで振動が伝わってきたことだ。
どう考えても、俺が借りている部屋だけに留まっていない気がする。
「はい! 神田栄治様が泊まっていたお部屋から漏れ出してきた白い塊が通路を破壊しながら向かってきております」
「――まさか……」と言いつつスザンナが俺の方を見てくる。
俺は彼女の視線から逃れるように顔を背ける。
もちろん……、はい! 俺がやりました! などとはすぐには言えない。
――そう、大人になるということは素直に自分の非を認めて謝罪するという行為が簡単に出来なくなるのだ。
それにしても、通路を破壊しながら近づいてくるとは……、相変わらず俺の生活魔法は自重を知らないな。
「もしかして、エンパスの町を襲ってきたように魔王が――、襲ってきたのでは!?」
スザンナが、突然、魔王という言葉を口にしてきた。
どうして、魔王が出てくるのか俺には理解不能だ。
――ただ、全て魔王の責任にしてしまえば……。
部屋や通路が壊れた弁償もしなくて済むようになるのでは? と考えてしまう俺がいるが、すぐにそんな考えを否定するかのように頭を振る。
……思い……出した!
俺は、保身に走る大人が嫌いだった。
日本に居た時、若いときはどう思った?
何にでも理由をつけて誰かが悪い! 俺は悪くない! と自己の安全や保身だけに走る老人や政治家や評論家やマスメディアを見てどう思った?
「大至急ですか?」
連れて来られた先は、最初にニードルス伯爵と話をした執務室。
メイドがノックをしたあとの「大至急」と、室内の主に語りかけた言葉に、ニードルス伯爵はすぐに言葉を返してきていた。
「失礼する」
俺は、扉のドアノブに手をおいて回す。
ドアノブが回る音がすると同時に室内から「ま、待ってください! ま、まだ用意が!?」と言う慌てた声が聞こえてくるが、俺としても早めに自己保身を計らなければいけないことから、扉を開けて室内に入り扉を閉めた。
「取り急ぎ、ニードルス伯爵に説明したい……こと……が――」
俺は途中で口を閉じる。
そこには純日本風の顔をした美少女が鉄仮面に手を伸ばした状況で固まって俺を見てきていた。
「ふ、ふぇ……」
ニードルス伯爵というか……、伯爵家当主スザンナが表情を真っ赤に染めていく。
そんな彼女を見ながら俺は首を傾げる。
どこかで見たことがあるような顔だなと――。
ただ――、彼女が静かに泣き始めてしまったため俺は思考を中断した。
「――す、すまない。大至急、君に――、ニードルス伯爵に報告する必要があったのだが――」
「ぐすっ……、何ですか……」
彼女は、鉄化面を着けることを止めて顔を背けると俺に話かけてきた。
「いや、その――」
さすがに石鹸を作るさいの魔力量調整を間違えて部屋が大変なことになっているとは言い難い。
そもそも、今回は急用ということもあり無理やり執務室に入ってきてしまったのだ。
その結果、スザンナが日本風の長い黒髪を持つ超絶美少女だと言うことが分かったから結果的にはオーライだろう。
問題は、トラウマがあるのか知らないが素顔を見られた彼女は、あまりいい表情をしていないように見られる。
そこで、ニードルス伯爵家令嬢の容姿は良くないという噂を思い出す。
――つまり、異世界人の容姿を持つ純和風の黒髪美少女は好まれないということか。
おそらく日本でアイドルをしたら、どこぞの一山いくらのアイドルを一人で一蹴できるほどの美少女だと思うが――、何と言うか異世界は酷いものだな。
「――?」
俺が何も言わずに考え込んでいると、スザンナが首を傾げてくる。
光沢があり艶のある長い黒髪が、彼女の仕草で流れて陽光を反射し光輝く。
まるで、それは漆黒の夜空に浮かぶ星空のようだ。
俺は思わず「綺麗だ」と呟いていた。
「――えっ!?」
先ほどまでのスザンナの悲しそうな表情が、一変する。
彼女は、一瞬呆けたあと、頬を赤く染めていく。
「わ、私が――、綺麗?」
「いや、そうじゃなくて――」
俺は何を言っているんだ。
とりあえず、いまは石鹸2万個で部屋の扉というか床が抜けるかも知れないと言うことを説明するのが先決だろうに――。
「やっぱり……、私の顔は醜いですよね……」
「そんなことない! むしろ俺からしたら、ド・真ん中の好みであると言わざるえ――「エイジさん?」……リ、リルカ!?」
「はい、貴方の妻のリルカです。いま、その雌に何やら愛を囁いているように聞こえましたが?」
リルカの目が笑っていない。
「――い、いや……。ほら! そんなことない……」
冷や汗が背中に浮かび上がってくる。
――と、言うかどうしてリルカがここにいるんだ?
「……そんな――、……ことは……ない?」
リルカが一言一言噛み締めるように言葉を紡ぎながら俺の方へと近づいてくる。
もちろん、コブシを鳴らしながら――。
「リルカさん?」
俺の問いかけリルカが首を傾げてながらニコリと微笑みかけてくる。
「私は、どうしたらいいのでしょうか? 何だか、無償に胸が痛いです」
「リルカ……」
近くまで寄ってきたリルカが、俺に体を預けるようにして抱きついてきた。
彼女の熱が、肌を通して感じられる。
何度も交わってきた仲だ。
震えている様子から、リルカがどんな心境なのか何となくだが理解できてしまう。
これは、浮気をしていた俺に対して憤りを感じると同時に、悲しい思いをしてしまっている。
「あ、あの――! どうして、私の許可を得ずに入室してきているんですか!?」
俺とリルカのやり取りを見ていた伯爵家当主であるスザンナが、ハッ! とした表情をした後、リルカに語りかけてきた。
「エイジさんの妻ですから」
伯爵家当主の問いかけにリルカが、端的に当然とばかりに短く答える。
すると、貴族令嬢としての矜持もあるのか伯爵家当主であるスザンナが、「夫の3歩後ろを歩き、夫を立てるのが妻の役割でしょう!」と、苛立ちを含んだ声色でリルカに話かけていた。
「うるさいですね。人の夫に色仕掛けしてきた雌が一々うるさい――もごもご」
「リルカ。悪いのは全部、俺だから、それ以上は言ったら駄目だ」
リルカの口を手で塞ぎながら、伯爵家当主に聞こえないように小声で「これ以上、伯爵家当主の機嫌を損ねるのは不味い」と、早口で彼女に説明する。
「エイジさんは、あの雌の肩を持つのですか!」
「いや、肩を持つというか相手は伯爵家当主だからな」
「――ううっ……」
リルカに関しては、あとでフォローしておけば問題ないだろう。
それよりも、不敬と思われる内容の言葉をリルカが発言していたことを上手く説明して説得しないといけない。
貴族っていうのは気位が高い生き物だからな。
どう対応するか考えようとしたところで、室内が大きく揺れた。
「――エイジさん!?」
「これは……、一体――!?」
突然の振動に驚いていた二人が、俺の「――あ……」と、言う言葉に視線を向けてくる。
すると部屋に駆け込んできたメイドが「スザンナ様! 神田栄治様が滞在している部屋から大量の白い塊が溢れ出してきています!」と報告してきた。
「白い塊ですか?」
スザンナの言葉に、メイドが頷いている。
おそらく、俺が発動した生活魔法で作られた2万個もの石鹸が部屋に入りきらずに決壊したのだろう。
問題は、かなり離れているはずの執務室まで振動が伝わってきたことだ。
どう考えても、俺が借りている部屋だけに留まっていない気がする。
「はい! 神田栄治様が泊まっていたお部屋から漏れ出してきた白い塊が通路を破壊しながら向かってきております」
「――まさか……」と言いつつスザンナが俺の方を見てくる。
俺は彼女の視線から逃れるように顔を背ける。
もちろん……、はい! 俺がやりました! などとはすぐには言えない。
――そう、大人になるということは素直に自分の非を認めて謝罪するという行為が簡単に出来なくなるのだ。
それにしても、通路を破壊しながら近づいてくるとは……、相変わらず俺の生活魔法は自重を知らないな。
「もしかして、エンパスの町を襲ってきたように魔王が――、襲ってきたのでは!?」
スザンナが、突然、魔王という言葉を口にしてきた。
どうして、魔王が出てくるのか俺には理解不能だ。
――ただ、全て魔王の責任にしてしまえば……。
部屋や通路が壊れた弁償もしなくて済むようになるのでは? と考えてしまう俺がいるが、すぐにそんな考えを否定するかのように頭を振る。
……思い……出した!
俺は、保身に走る大人が嫌いだった。
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