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第二章 赤竜討伐戦
第47話 農耕を始めよう(11)
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それに襲ってくるとしても寝静まった頃に暗殺者などを呼んでくるのが常識だ。
まさか当主のスザンナ様が、俺の命を直接、夜に襲ってくることはないだろう。
そこまで恨みを買っているとは思えないし……。
「スザンナ様――」
考えごとをしていると、お茶の用意をしていたメイドが扉の方へ頭を垂れているのが目に入った。
そこに立っていたのは、先ほど執務室で出会った鉄仮面を頭に被った女性であった。
服装は、淡い赤い色のドレスを着ていてフリルが至るところに施されている。
「――して、どうです?」
「はい! ご用意できております」
「終わったのなら下がりなさい」
「「かしこまりました」」
ニードルス伯爵の威圧が込められた言葉にメイド達は頭を下げると、すぐに部屋からで出ていく。
扉が閉められると部屋の中は静寂に包まれた。
「ニードルス伯爵様、どうして……、ここに?」
「少し、話をしたいと思っていまして――」
彼女は途中で、言葉を紡ぐことを止めると少し迷ったあとに「神田様、椅子へ座られては?」と俺に語りかけてきた。
どんな目的があって彼女――、ニードルス伯爵が俺を訪ねてきたのか分からない。
最初に会った時に、要件は殆ど済んだはずだ。
考えても答えは見つかりそうにないな。
俺は「それでは……」と、一言だけ断りを入れた後、テーブルを挟んだ反対側の椅子に座る。
「神田様は、現在は開拓村エルの村長をしていらっしゃると――」
彼女は、どうやらこちらの情報をある程度は知っているようだ。
特に隠し立てする必要も無いことから俺は顎を引くことで彼女の言葉を肯定する。
「聞いた話ですと大量の塩をソドムの街中に持ち込んだとか?」
そこで俺は彼女が何を言いたいのかすぐに察した。
普通に考えて長年、領地を運営してきたのだ。
利益に聡い人間であるなら、俺達が抱えていた物を見て察するだろう。
塩の鉱床が、開拓村エル近辺にあると。
「一応、俺も元は冒険者をしていましたから……」
「そうですわね。持ち込んだ塩も冒険者時代に集めた物なのですか?」
彼女の言葉に俺は肩を竦めるだけで肯定も否定もしない。
肯定をすれば村の代表は俺と言うことになっているが、実際的に領地を持っているのは、エンパスの町を管理している貴族ということになる。
その貴族は、ニードルス伯爵とは別の貴族だが、貴族同士の世界は狭い。
何らかの見返りがあるのなら、塩の鉱床があることを俺の村の地域を管理している貴族に伝えるかも知れない。
――むしろ、俺なら伝える!
ただ、否定は出来ない。
塩の物流に関して国は規制を掛けているからだ。
もし無いと言った後、実は存在していたと言うことになったら俺だけではなく加担していた村人――、獣人にまで迷惑がかかることになる。
それは出来れば避けたいところだ。
そして在ると言っても貴族が出張ってくるし、そもそも塩の湖はソルティの持ち物だから、怒らせたら面倒事になりかねない。
一応は元・女神だからな。
香辛料を自在に作れると言っていたから、もし大量な香辛料を作られていて大陸中に撒かれたら農作物が育たなくなる可能性だってある。
――ふむ。
そう考えると、ソルティの取り扱いには気をつけないといけないのかもしれない。
「そうですか……」
彼女は、俺が一言も塩について話すことは無いと理解すると「神田様、紅茶が冷めてしまいますのでどうぞ」と語りかけてきた。
俺は彼女に勧められるがままに、紅茶を一口啜る。
もちろん、目の前のニードルス伯爵に分からないよう解毒の魔法も発動済みだ。
おかげで、紅茶が水になってしまって水の味しかしないが、まぁ仕方ないと諦めよう。
「神田様。実は、石鹸の件なのですが――」
「石鹸ですか……、やっぱり数がもう少し必要ですか?」
「……あ、はい」
鉄仮面をつけているから彼女の表情が分からないが、声色からして、俺にお願いし辛いと言った印象を受ける。
まぁ、普通に考えて石鹸1000個を作るのはかなり大変だからな。
だが、ここで恩を売っておくのは悪くはないだろう。
それに、俺の石鹸の作り方は独特だからな。
「どのくらいの量が必要で?」
「……えっと、そうですね」
彼女は俺の問いかけに指を2本立ててきた。
俺は、そんな彼女の仕草になるほど――。と、心の中で頷く。
ソドムの町は人口1万人以上。
ゴモラの町と周辺の村まで入れたら人口は2万から3万はいくだろう。
それだと石鹸は1000個では足りないのかも知れない。
ただ、彼女はソドムの町の遊楽街で使いたいと言って俺と契約を結んだのだから、増やすのは貴族として一度でも言った言葉を引っ込めるようで罰が悪いのだろう。
それでも、お願いにきた心意気は買わないといけない。
まぁ、これが転売とかされたら、さすがに俺も怒らざる得ない訳だが――。
「わかりました。ご用意しましょう」
「――ほ、本当ですか!?」
弾むような声色で俺に確認をとってくるニードルス伯爵令嬢のスザンナ。
彼女の言葉に俺は頷く。
どうせ、1000個も2万個も100万個も俺には大差ない。
それなら衛生面で使ってもらえるように供給するのもいいだろう。
「少し待ってもらうことになると思いますが大丈夫ですか?」
「――はい。よろしくお願いします」
彼女は、頭を下げると部屋から出ていった。
どうやら伯爵として仕事が押しているようだな。
俺は、彼女が出て行ったあと室内に戻ろうとしたメイド達に部屋に入らないように伝える。
「さて……、ひさしぶりにやるとするか」
俺は右手の手のひらを天井に向ける。
そして――、生活魔法を発動させた。
もちろん【石鹸】を作成するための生活魔法であり、部屋の天井からは無数の石鹸が降ってくる。
素材も必要ない。
魔力だけで作られていく石鹸。
本当、こんなのでお金が儲けられるなんて詐欺もいいところだ。
――生活魔法で石鹸を作り出してから数分が経過。
俺は部屋の中に転がっている石鹸を見ながら溜息をつく。
纏まった数になると、小さな石鹸であっても場所を取ってしまう。
港町カルーダの冒険者ギルドに納入している時は100個単位であったから気にはならなかったが――。
「これは、まずいな……」
俺は天井付近から落ち続ける石鹸を見ながら呟く。
よくよく考えたら2万個分の魔力で生活魔法を発動させたことが間違いだった。
石鹸が1個150グラムだとしたら2万個で3トンにもなる。
正直、その重量はヤバイ。
何だか知らないが床がミシミシと言っているし――。
さらに言うなら部屋の8割が石鹸で埋まっていて、俺は部屋の扉まで退避している状況だ。
「――あっ!」
高級そうな家具というか箪笥が音を立てて潰れた。
さらにテーブルから椅子までも石鹸の圧力で壊れていく。
「賠償金額がやばそうだ……」
部屋の扉をそっと開けて、そしてそっと閉める。
「神田様、何か変な音が聞こえましたが何かありましたか?」
「……」
そういえば、部屋の外でメイドの女性が待機していたのを忘れていた。
これでは、現場から逃げて犯人ではないと言う説明が出来なくなってしまう。
「大変な事態が起きた」
「大変な事態でございますか?」
「――ああ、大至急でニードルス伯爵まで案内してほしい」
俺は、メイドの両肩に手を置きながら、なるべく真剣な表情を作って話かける。
すると、突然のことにどうしたらいいのか迷っていたメイドは、「わ、わかりました」と、頷くと「こちらへ着いてきてください」と歩き始めた。
彼女の後を着いていく。
まさか当主のスザンナ様が、俺の命を直接、夜に襲ってくることはないだろう。
そこまで恨みを買っているとは思えないし……。
「スザンナ様――」
考えごとをしていると、お茶の用意をしていたメイドが扉の方へ頭を垂れているのが目に入った。
そこに立っていたのは、先ほど執務室で出会った鉄仮面を頭に被った女性であった。
服装は、淡い赤い色のドレスを着ていてフリルが至るところに施されている。
「――して、どうです?」
「はい! ご用意できております」
「終わったのなら下がりなさい」
「「かしこまりました」」
ニードルス伯爵の威圧が込められた言葉にメイド達は頭を下げると、すぐに部屋からで出ていく。
扉が閉められると部屋の中は静寂に包まれた。
「ニードルス伯爵様、どうして……、ここに?」
「少し、話をしたいと思っていまして――」
彼女は途中で、言葉を紡ぐことを止めると少し迷ったあとに「神田様、椅子へ座られては?」と俺に語りかけてきた。
どんな目的があって彼女――、ニードルス伯爵が俺を訪ねてきたのか分からない。
最初に会った時に、要件は殆ど済んだはずだ。
考えても答えは見つかりそうにないな。
俺は「それでは……」と、一言だけ断りを入れた後、テーブルを挟んだ反対側の椅子に座る。
「神田様は、現在は開拓村エルの村長をしていらっしゃると――」
彼女は、どうやらこちらの情報をある程度は知っているようだ。
特に隠し立てする必要も無いことから俺は顎を引くことで彼女の言葉を肯定する。
「聞いた話ですと大量の塩をソドムの街中に持ち込んだとか?」
そこで俺は彼女が何を言いたいのかすぐに察した。
普通に考えて長年、領地を運営してきたのだ。
利益に聡い人間であるなら、俺達が抱えていた物を見て察するだろう。
塩の鉱床が、開拓村エル近辺にあると。
「一応、俺も元は冒険者をしていましたから……」
「そうですわね。持ち込んだ塩も冒険者時代に集めた物なのですか?」
彼女の言葉に俺は肩を竦めるだけで肯定も否定もしない。
肯定をすれば村の代表は俺と言うことになっているが、実際的に領地を持っているのは、エンパスの町を管理している貴族ということになる。
その貴族は、ニードルス伯爵とは別の貴族だが、貴族同士の世界は狭い。
何らかの見返りがあるのなら、塩の鉱床があることを俺の村の地域を管理している貴族に伝えるかも知れない。
――むしろ、俺なら伝える!
ただ、否定は出来ない。
塩の物流に関して国は規制を掛けているからだ。
もし無いと言った後、実は存在していたと言うことになったら俺だけではなく加担していた村人――、獣人にまで迷惑がかかることになる。
それは出来れば避けたいところだ。
そして在ると言っても貴族が出張ってくるし、そもそも塩の湖はソルティの持ち物だから、怒らせたら面倒事になりかねない。
一応は元・女神だからな。
香辛料を自在に作れると言っていたから、もし大量な香辛料を作られていて大陸中に撒かれたら農作物が育たなくなる可能性だってある。
――ふむ。
そう考えると、ソルティの取り扱いには気をつけないといけないのかもしれない。
「そうですか……」
彼女は、俺が一言も塩について話すことは無いと理解すると「神田様、紅茶が冷めてしまいますのでどうぞ」と語りかけてきた。
俺は彼女に勧められるがままに、紅茶を一口啜る。
もちろん、目の前のニードルス伯爵に分からないよう解毒の魔法も発動済みだ。
おかげで、紅茶が水になってしまって水の味しかしないが、まぁ仕方ないと諦めよう。
「神田様。実は、石鹸の件なのですが――」
「石鹸ですか……、やっぱり数がもう少し必要ですか?」
「……あ、はい」
鉄仮面をつけているから彼女の表情が分からないが、声色からして、俺にお願いし辛いと言った印象を受ける。
まぁ、普通に考えて石鹸1000個を作るのはかなり大変だからな。
だが、ここで恩を売っておくのは悪くはないだろう。
それに、俺の石鹸の作り方は独特だからな。
「どのくらいの量が必要で?」
「……えっと、そうですね」
彼女は俺の問いかけに指を2本立ててきた。
俺は、そんな彼女の仕草になるほど――。と、心の中で頷く。
ソドムの町は人口1万人以上。
ゴモラの町と周辺の村まで入れたら人口は2万から3万はいくだろう。
それだと石鹸は1000個では足りないのかも知れない。
ただ、彼女はソドムの町の遊楽街で使いたいと言って俺と契約を結んだのだから、増やすのは貴族として一度でも言った言葉を引っ込めるようで罰が悪いのだろう。
それでも、お願いにきた心意気は買わないといけない。
まぁ、これが転売とかされたら、さすがに俺も怒らざる得ない訳だが――。
「わかりました。ご用意しましょう」
「――ほ、本当ですか!?」
弾むような声色で俺に確認をとってくるニードルス伯爵令嬢のスザンナ。
彼女の言葉に俺は頷く。
どうせ、1000個も2万個も100万個も俺には大差ない。
それなら衛生面で使ってもらえるように供給するのもいいだろう。
「少し待ってもらうことになると思いますが大丈夫ですか?」
「――はい。よろしくお願いします」
彼女は、頭を下げると部屋から出ていった。
どうやら伯爵として仕事が押しているようだな。
俺は、彼女が出て行ったあと室内に戻ろうとしたメイド達に部屋に入らないように伝える。
「さて……、ひさしぶりにやるとするか」
俺は右手の手のひらを天井に向ける。
そして――、生活魔法を発動させた。
もちろん【石鹸】を作成するための生活魔法であり、部屋の天井からは無数の石鹸が降ってくる。
素材も必要ない。
魔力だけで作られていく石鹸。
本当、こんなのでお金が儲けられるなんて詐欺もいいところだ。
――生活魔法で石鹸を作り出してから数分が経過。
俺は部屋の中に転がっている石鹸を見ながら溜息をつく。
纏まった数になると、小さな石鹸であっても場所を取ってしまう。
港町カルーダの冒険者ギルドに納入している時は100個単位であったから気にはならなかったが――。
「これは、まずいな……」
俺は天井付近から落ち続ける石鹸を見ながら呟く。
よくよく考えたら2万個分の魔力で生活魔法を発動させたことが間違いだった。
石鹸が1個150グラムだとしたら2万個で3トンにもなる。
正直、その重量はヤバイ。
何だか知らないが床がミシミシと言っているし――。
さらに言うなら部屋の8割が石鹸で埋まっていて、俺は部屋の扉まで退避している状況だ。
「――あっ!」
高級そうな家具というか箪笥が音を立てて潰れた。
さらにテーブルから椅子までも石鹸の圧力で壊れていく。
「賠償金額がやばそうだ……」
部屋の扉をそっと開けて、そしてそっと閉める。
「神田様、何か変な音が聞こえましたが何かありましたか?」
「……」
そういえば、部屋の外でメイドの女性が待機していたのを忘れていた。
これでは、現場から逃げて犯人ではないと言う説明が出来なくなってしまう。
「大変な事態が起きた」
「大変な事態でございますか?」
「――ああ、大至急でニードルス伯爵まで案内してほしい」
俺は、メイドの両肩に手を置きながら、なるべく真剣な表情を作って話かける。
すると、突然のことにどうしたらいいのか迷っていたメイドは、「わ、わかりました」と、頷くと「こちらへ着いてきてください」と歩き始めた。
彼女の後を着いていく。
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