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第一章 辺境の村 開拓編
第15話 リアside (1)
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パーティメンバーのソフィアが、震える足で小走りに男性に近寄ると「あの……大丈夫ですか?」と話かけている
中々な言葉選び――。
将来的に有力な力を持つ神官などは、教会が最優先に確保してしまう。
そして、教会専属の回復魔法師になる。
人は誰しも怪我をするし、冒険者なら尚更。
ソフィアが、語りかけている男性は、殆ど見たことがない黒眼、黒髪をしていて容姿から見ても20歳前後と言ったところだと思う。
普通は、12歳までには教会にスカウトされるから、あの年齢まで教会の白い衣装を着ていないのは、かなり珍しいというか普通は存在しない。
それだけ回復魔法師を使って権力を教会は握っている。
ただ、教会に属している回復魔法師は、基本的に給料がいい。
それは才能がないと回復魔法が使えないから――。
そして、回復魔法師の比率は男9に対して女1の割合と言われている。
ちなみに教会に属している回復魔法師の女の場合は自由に結婚を認められていない。
少ない女は聖女として貴族や王族に売り込みをされているから。
それでも、平民が貴族や王族に妾でも入れるなら、十分勝ち組。
もちろん男性魔法師だって給料がいいし、実入りもいいし、何より自由恋愛推奨なのだ。
ここで好感度を上げておけば、将来は安泰!
「ソフィアだけに、ポイントを稼がせるわけには行かないの!」
私は、自分を鼓舞するように一人呟くと男性に近づく。
どうやら、ソフィアからの言葉の答えに迷っているみたい。
そうなると、ここは私が印象的に自分を売り込むのがいい!
「私の名前はリア! 魔法師なの!」
「魔法師?」
男性が魔法師と言う言葉に興味を持ったのか聞き返してくる。
そしてソフィアと言えば、私を見てくる。
そして、ハッ! とした表情をしたあと、私が何を考えているのか理解したみたいでキッ! とした表情で「リア!?」と私の名前を強めで呼んできた。
私とソフィアの視線が絡み合ったところで、男性が「それで、その弓エルフと魔法師が俺に何の用だ?」と聞き返してきた。
ここは男性に興味を持ってもらうことが重要。
即断即決有言実行!
「貴方には素質があるわ!」
ソフィアに先を越された!?
私もすぐに「素質があるの!」と男性に話しかける。
すると男性は「素質?」と首を傾げて問いかけてきた。
今度は、ソフィアには先を越されない!
「そう! 神官としての才能があるの!」
「神官? 神官って何だ?」
ソフィアの出鼻を挫いた私は、男性を酒場に誘うと、教会は回復魔法を使う人間を集めていることを説明した。
そして教会に属すれば給料も安定してもらえることも――。
「そうなのか……」
なけなしのお金で、カンダ エイジという男性に飲み物と食べ物を酒場で奢ったあと、私は手洗いに向かった。
そして、しばらくするとソフィアがお手洗いに入ってきた。
「ちょっと! リア、どういうことなの?」
「私、思ったの。カンダ エイジって人、苗字があったの。それに指先も綺麗だったし身なりもきちんとしていたから、たぶん貴族か大商人の息子なの。違っていてもカンダさんは神官になれば、将来は安泰なの」
私の言葉にソフィアが、「何? どういうこと? 私達の冒険は、まだ始まったばかりでしょう?」と、服を掴んできたけど、私はソフィアの腕を払いのけた。
もう3ヶ月も、冒険者をしてきた。
自分たちに才能がないことを理解するには十分な時間。
「――もう、私、疲れたの……」
「――リア?」
「だって! 私達、3ヶ月間も冒険者やってきて、ずっと! 最底辺のFランク冒険者のままだよ? もういい加減! 現実を見ようよ……」
「そんな言い方……、だって私達には夢があるじゃない!」
ソフィアが両手を広げて、私に村を出る前――、子供の頃に語った夢を話そうとしてくる。
私は「もういい加減にして!」と、小さく叫んだ。
「分かっているよ! 分かっているけど……。ソフィア? 私達も、十分、自分には才能がないって理解したじゃないの?」
「理解って――」
「宿代も満足に稼げないのに、どうして夢を見ていられるの? 私とソフィアは、村では天才って言われていたけど、それは何も知らなかったから! もう、十分理解したよね? 私もソフィアも凡人なの! 凡人が、どんなに努力をしても才能のある人には勝てないの! もう、私……疲れたの。カンダさん、人が良さそうだし、きちんと対応すれば将来、安泰なの――」
私は、昼間に公衆浴場で魔法を長時間使ったことの疲労もあって、思っていたことを全部! 幼馴染のソフィアに言ってしまった。
「……リア、あなた……そこまで――」
ソフィアが青い瞳から、涙を零しながら、どうしたらいいか分からないといった表情を見せてくる。
私は彼女の肩を押して、お手洗いから出ようとすると後ろから彼女が肩を掴んできた。
「ソフィア、手を離してなの」
「嫌よ! だってリアと私の夢は――」
「もう、いい加減にして! 困っている人を助けるようとか! 亜人の奴隷を無くそうとか、そんな夢物語無理だから! だって! ソフィアだって本当は分かっているの! ハーフエルフに行き場なんて…………ごめんなさい――」
「ううん、だって本当のことだもの……」
ソフィアが、お手洗いの壁に背中を預けると、声を押し殺して泣き始めてしまった。
たしかに、ソフィアはハーフエルフだけど、耳の形は人間と大差がない。
それでも、妖精の目という緑色に光る眼を持って居る限り、亜人だということが分かってしまう。
ただ、人間の血が混じっているから強制的に奴隷にされることはない。
でも――、結局のところ、その体には亜人の血が流れていて、貴族が本気で奴隷にしようと思えば出来てしまう。
奴隷の扱いは一言で言えば過酷で鉱山奴隷にされたら1ヶ月も命が持たないと言われている。
私達は強い冒険者になって、そういう人を守れるような人になりたかった。
でも才能が無い人は何をしても無駄。
だから、もう諦めた。
「リア――」
ソフィアの言葉に、私は「なに?」と答える。
きっと、もうパーティ解散だと思う。
だって、神官は一人の婚約者しか持ったらいけないことになっているから。
それでも、もう私は疲れた。だから、ソフィアからのパーティ解散の言葉は当然だと思った。
だから、次に来る言葉もそれだと思っていたら「カンダさんを、私達の冒険者パーティに誘ってみない?」と言うソフィアの言葉に私は驚いた。
「だって、カンダさんが居れば、うまく話を持っていけば、もしかしたらもしかするかも知れないから!」
「どういうことなの?」
「だから、カンダさんに回復役として、私達のパーティに入ってもらいましょう! そうすれば、冒険者ギルドも何か会ったときのためにと回復魔法師が居る私達のパーティに良い仕事を振ってくれるかもしれないわ!」
「でも……教会の話しちゃたの」
「ダメ元で話をしてみましょうよ! それでダメならパーティ解散でもいいわ」
「……それでカンダさんを取り合いするってことなの?」
私の言葉に、ソフィアが涙を拭いて頷いてきた。
――そして、ダメ元で私達の冒険者パーティに入らないか聞いたところ、カンダさんからの返事は了承だった。
それどころか装備を整えるという名目で彼は着ていたスーツという服を売り払って装備を買ったあと、浮いたお金を私達に情報料としてくれた。
それも金貨100枚近くあり、私とソフィアは驚いてしまった。
カンダさんの羽振りから見ても分かる。
きっと、名のある名家の出だということが――。
中々な言葉選び――。
将来的に有力な力を持つ神官などは、教会が最優先に確保してしまう。
そして、教会専属の回復魔法師になる。
人は誰しも怪我をするし、冒険者なら尚更。
ソフィアが、語りかけている男性は、殆ど見たことがない黒眼、黒髪をしていて容姿から見ても20歳前後と言ったところだと思う。
普通は、12歳までには教会にスカウトされるから、あの年齢まで教会の白い衣装を着ていないのは、かなり珍しいというか普通は存在しない。
それだけ回復魔法師を使って権力を教会は握っている。
ただ、教会に属している回復魔法師は、基本的に給料がいい。
それは才能がないと回復魔法が使えないから――。
そして、回復魔法師の比率は男9に対して女1の割合と言われている。
ちなみに教会に属している回復魔法師の女の場合は自由に結婚を認められていない。
少ない女は聖女として貴族や王族に売り込みをされているから。
それでも、平民が貴族や王族に妾でも入れるなら、十分勝ち組。
もちろん男性魔法師だって給料がいいし、実入りもいいし、何より自由恋愛推奨なのだ。
ここで好感度を上げておけば、将来は安泰!
「ソフィアだけに、ポイントを稼がせるわけには行かないの!」
私は、自分を鼓舞するように一人呟くと男性に近づく。
どうやら、ソフィアからの言葉の答えに迷っているみたい。
そうなると、ここは私が印象的に自分を売り込むのがいい!
「私の名前はリア! 魔法師なの!」
「魔法師?」
男性が魔法師と言う言葉に興味を持ったのか聞き返してくる。
そしてソフィアと言えば、私を見てくる。
そして、ハッ! とした表情をしたあと、私が何を考えているのか理解したみたいでキッ! とした表情で「リア!?」と私の名前を強めで呼んできた。
私とソフィアの視線が絡み合ったところで、男性が「それで、その弓エルフと魔法師が俺に何の用だ?」と聞き返してきた。
ここは男性に興味を持ってもらうことが重要。
即断即決有言実行!
「貴方には素質があるわ!」
ソフィアに先を越された!?
私もすぐに「素質があるの!」と男性に話しかける。
すると男性は「素質?」と首を傾げて問いかけてきた。
今度は、ソフィアには先を越されない!
「そう! 神官としての才能があるの!」
「神官? 神官って何だ?」
ソフィアの出鼻を挫いた私は、男性を酒場に誘うと、教会は回復魔法を使う人間を集めていることを説明した。
そして教会に属すれば給料も安定してもらえることも――。
「そうなのか……」
なけなしのお金で、カンダ エイジという男性に飲み物と食べ物を酒場で奢ったあと、私は手洗いに向かった。
そして、しばらくするとソフィアがお手洗いに入ってきた。
「ちょっと! リア、どういうことなの?」
「私、思ったの。カンダ エイジって人、苗字があったの。それに指先も綺麗だったし身なりもきちんとしていたから、たぶん貴族か大商人の息子なの。違っていてもカンダさんは神官になれば、将来は安泰なの」
私の言葉にソフィアが、「何? どういうこと? 私達の冒険は、まだ始まったばかりでしょう?」と、服を掴んできたけど、私はソフィアの腕を払いのけた。
もう3ヶ月も、冒険者をしてきた。
自分たちに才能がないことを理解するには十分な時間。
「――もう、私、疲れたの……」
「――リア?」
「だって! 私達、3ヶ月間も冒険者やってきて、ずっと! 最底辺のFランク冒険者のままだよ? もういい加減! 現実を見ようよ……」
「そんな言い方……、だって私達には夢があるじゃない!」
ソフィアが両手を広げて、私に村を出る前――、子供の頃に語った夢を話そうとしてくる。
私は「もういい加減にして!」と、小さく叫んだ。
「分かっているよ! 分かっているけど……。ソフィア? 私達も、十分、自分には才能がないって理解したじゃないの?」
「理解って――」
「宿代も満足に稼げないのに、どうして夢を見ていられるの? 私とソフィアは、村では天才って言われていたけど、それは何も知らなかったから! もう、十分理解したよね? 私もソフィアも凡人なの! 凡人が、どんなに努力をしても才能のある人には勝てないの! もう、私……疲れたの。カンダさん、人が良さそうだし、きちんと対応すれば将来、安泰なの――」
私は、昼間に公衆浴場で魔法を長時間使ったことの疲労もあって、思っていたことを全部! 幼馴染のソフィアに言ってしまった。
「……リア、あなた……そこまで――」
ソフィアが青い瞳から、涙を零しながら、どうしたらいいか分からないといった表情を見せてくる。
私は彼女の肩を押して、お手洗いから出ようとすると後ろから彼女が肩を掴んできた。
「ソフィア、手を離してなの」
「嫌よ! だってリアと私の夢は――」
「もう、いい加減にして! 困っている人を助けるようとか! 亜人の奴隷を無くそうとか、そんな夢物語無理だから! だって! ソフィアだって本当は分かっているの! ハーフエルフに行き場なんて…………ごめんなさい――」
「ううん、だって本当のことだもの……」
ソフィアが、お手洗いの壁に背中を預けると、声を押し殺して泣き始めてしまった。
たしかに、ソフィアはハーフエルフだけど、耳の形は人間と大差がない。
それでも、妖精の目という緑色に光る眼を持って居る限り、亜人だということが分かってしまう。
ただ、人間の血が混じっているから強制的に奴隷にされることはない。
でも――、結局のところ、その体には亜人の血が流れていて、貴族が本気で奴隷にしようと思えば出来てしまう。
奴隷の扱いは一言で言えば過酷で鉱山奴隷にされたら1ヶ月も命が持たないと言われている。
私達は強い冒険者になって、そういう人を守れるような人になりたかった。
でも才能が無い人は何をしても無駄。
だから、もう諦めた。
「リア――」
ソフィアの言葉に、私は「なに?」と答える。
きっと、もうパーティ解散だと思う。
だって、神官は一人の婚約者しか持ったらいけないことになっているから。
それでも、もう私は疲れた。だから、ソフィアからのパーティ解散の言葉は当然だと思った。
だから、次に来る言葉もそれだと思っていたら「カンダさんを、私達の冒険者パーティに誘ってみない?」と言うソフィアの言葉に私は驚いた。
「だって、カンダさんが居れば、うまく話を持っていけば、もしかしたらもしかするかも知れないから!」
「どういうことなの?」
「だから、カンダさんに回復役として、私達のパーティに入ってもらいましょう! そうすれば、冒険者ギルドも何か会ったときのためにと回復魔法師が居る私達のパーティに良い仕事を振ってくれるかもしれないわ!」
「でも……教会の話しちゃたの」
「ダメ元で話をしてみましょうよ! それでダメならパーティ解散でもいいわ」
「……それでカンダさんを取り合いするってことなの?」
私の言葉に、ソフィアが涙を拭いて頷いてきた。
――そして、ダメ元で私達の冒険者パーティに入らないか聞いたところ、カンダさんからの返事は了承だった。
それどころか装備を整えるという名目で彼は着ていたスーツという服を売り払って装備を買ったあと、浮いたお金を私達に情報料としてくれた。
それも金貨100枚近くあり、私とソフィアは驚いてしまった。
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