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第8話 森の中のログハウスです
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エリザさんと森の中で迷ってから、すでに一ヵ月が経過。
どうやら、私とエリザさんは致命的なまでに地図の読めない二人組だったようです。
「アリーシャ! 今日は、大きめのウサギを獲ってきたぞ!」
「お疲れ様です」
森の中で、魔法で木を伐採。
魔法で丸太を加工し、魔法でログハウスを作り、最近では森の中での生活も安定してきた今日この頃。
基本的に、私はログハウス内で料理や洗濯の係り。
そして、エリザさんは森で獲物を狩ってくる毎日を営んでいます。
「今日は、お肉と香草でハーブ料理を作りましょう。それとお風呂の用意は出来ていますよ」
魔法で、木製のお風呂を作り、水系の魔法で浴槽に水を張ったあと、ファイアーボールを打ち込んで温めたお風呂。
「先に入らせてもらうぞ」
「どうぞどうぞ」
私は、早速、夕食のウサギ肉を使った香草料理を作る為に、包丁を取り出し、処理をしていきます。
時間としては2時間ほどで料理は完成。
二人で夕飯を食べたあとは、ダブルベッドで二人して寝るという生活を送る。
「なあ、アリーシャ」
「はい。何でしょうか?」
「こうしていると夫婦みたいだな」
「お互い、女ですが?」
「だよな……。それより、これからどうする?」
「そうですね……」
別に森の中で自給自足の生活を出来ているのなら、私としては何の問題もないのだけれど……。
「エリザさんは、やっぱり迷宮都市に行きたいですか?」
「それはもちろんだ! 剣を極めるという目標があるからな!」
「ですよね……」
生活が安定してきたとは言っても、それは二人だからであって――、一人が家を守り、一人が狩りに出かけているから。
私としては主婦の生活もいいのでは? と、最近は思っているけれど、エリザさんは迷宮都市で腕を磨きたいようなので近い将来、迷宮都市に行けないと、森の中で私は一人になってしまう可能性もあるのです。
その場合は、一人だと森の中で暮らしていくのは大変。
――でも、どうやって森から脱出していいのか分からないのです。
「そうすると、どうにかして森から出る方法を見つけないといけないですね」
「アリーシャは、空を飛ぶような魔法は持ってないのか?」
空を飛ぶ魔法……。
私は、そんな魔法を聞いたことがない。
「持っていたら、空から迷宮都市の方角を確認します」
「だよな」
エリザさんが得心いったような様子で頷きます。
どうやら、私とエリザさんは致命的なまでに地図の読めない二人組だったようです。
「アリーシャ! 今日は、大きめのウサギを獲ってきたぞ!」
「お疲れ様です」
森の中で、魔法で木を伐採。
魔法で丸太を加工し、魔法でログハウスを作り、最近では森の中での生活も安定してきた今日この頃。
基本的に、私はログハウス内で料理や洗濯の係り。
そして、エリザさんは森で獲物を狩ってくる毎日を営んでいます。
「今日は、お肉と香草でハーブ料理を作りましょう。それとお風呂の用意は出来ていますよ」
魔法で、木製のお風呂を作り、水系の魔法で浴槽に水を張ったあと、ファイアーボールを打ち込んで温めたお風呂。
「先に入らせてもらうぞ」
「どうぞどうぞ」
私は、早速、夕食のウサギ肉を使った香草料理を作る為に、包丁を取り出し、処理をしていきます。
時間としては2時間ほどで料理は完成。
二人で夕飯を食べたあとは、ダブルベッドで二人して寝るという生活を送る。
「なあ、アリーシャ」
「はい。何でしょうか?」
「こうしていると夫婦みたいだな」
「お互い、女ですが?」
「だよな……。それより、これからどうする?」
「そうですね……」
別に森の中で自給自足の生活を出来ているのなら、私としては何の問題もないのだけれど……。
「エリザさんは、やっぱり迷宮都市に行きたいですか?」
「それはもちろんだ! 剣を極めるという目標があるからな!」
「ですよね……」
生活が安定してきたとは言っても、それは二人だからであって――、一人が家を守り、一人が狩りに出かけているから。
私としては主婦の生活もいいのでは? と、最近は思っているけれど、エリザさんは迷宮都市で腕を磨きたいようなので近い将来、迷宮都市に行けないと、森の中で私は一人になってしまう可能性もあるのです。
その場合は、一人だと森の中で暮らしていくのは大変。
――でも、どうやって森から脱出していいのか分からないのです。
「そうすると、どうにかして森から出る方法を見つけないといけないですね」
「アリーシャは、空を飛ぶような魔法は持ってないのか?」
空を飛ぶ魔法……。
私は、そんな魔法を聞いたことがない。
「持っていたら、空から迷宮都市の方角を確認します」
「だよな」
エリザさんが得心いったような様子で頷きます。
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