4 / 41
第4話:入団テスト
しおりを挟む
なんと冒険者ギルドの入団の試験官ゼオンさんは、ランクBの凄腕だった。
冒険譚の本によれば、大陸の冒険者は次のようにランク付けされている。
――――◇――――◇――――
《冒険者ランク目安》
・Sランク:大陸の危機に動員されるほどの、伝説級の冒険者(大陸にも数人しかいない)
・Aランク:複数の町や国の危機を解決できるほどの、国家級の冒険者(一ヵ国に十数人しかいない)
・Bランク:大きな街の危機を解決することができるほどの、凄腕の冒険者(大きな街に十数にしかいない)
・Cランク:小さな町や村の危機を解決することができる強さ(そこそこの数がいる)
・Dランク:初心者を脱却。そこそこの冒険者。(けっこうな数がいる)
・Eランク:まだ駆け出しで、弱い魔物を退治するレベル。(かなり多い)
・Fランク:登録したばかりの新人で、雑務がほとんど(多すぎて不明)
――――◇――――◇――――
冒険譚の説明は、こんな感じだった。
冒険者として一人前と言えるのは、Dランクから上の人たち。
EランクとFランクは半人前の扱いをされる。
ランクCまでなら、努力さえすれば常人でも到達可能。
でも到達する前に、死亡率も上がり全体数も少ない。
だからランクCでも、かなり凄腕と頼りにされる。
Bランクより上には、よほどの才能がないと上がれない。
だからランクB以上は本当に凄い人。
つまり対峙しているゼオンさんは、腕利きの冒険者なのだ。
「それじゃ、いくぞ、ボウズ!」
「はい、よろしくお願いいたします!」
いよいよ試験が開幕。
武器を構えて、互いに向き合う。
ゼオンさんの獲物は大斧。
訓練用だが重量は半端ない。
ボクの片手剣でまとも受けたら、腕の骨が折れてしまうだろう。
(ゼオンさん……かなり威圧が凄いな……うっ、怖いな……)
対峙しているだけ感じる。
空気が震えるほどの武の圧力。
まるで自分が小動物のように感じてしまう。
(でも恐怖するな! たぶんボクはこの人に勝てない。でも諦めるな! 一人前の冒険者になるために!)
全意識を集中。
目の前のゼオンさんの動きに、全神経を集中する。
(この人はおそらく、エルザ姉さんよりも強いだろう。だからオレも全力でいく!)
細腕で女であるエルザ姉さん。
それに比べて。丸太のように太い筋肉のゼオンさん。
明らかにゼオンさんの方が強そうだ。
かなり危険な相手なのだ。
――――その時だった。
ゼオンさんが動き出す。
くる!
いよいよ猛牛のような斬撃がくるのだ。
(ん? あれ?)
だがゼオンさんの動きがおかしい。
やけにゆっくりと、こっちに向かって突進してくるのだ。
(もしかして、ボクを油断させるために⁉ それとも姉さんのように【霞の歩行術】の使い手だったのか⁉)
色んなことを思慮する。
だが今のボクは、悩んでいる暇はない。
こっちは弱者であり、チャレンジャーなのだ。
よし、こちらか攻撃を仕掛けるぞ。
一か八かだ!
「ふう……いくぞ、シーリング流剣術……【疾風飛燕斬り】!」
我が家に代々伝わる“シーリング流剣術”
自分はその中で会得している、最速の攻撃スキルを発動。
不気味なほどに、ゆっくり迫ってくるゼオンさんに斬りかかる。
くっ……この技は絶対に、防がれてしまうだろう。
でも怯みはしない。
後悔をしないために。
――――だが直後、不思議なことが起きた。
ザッ、シュバァアア!
【疾風飛燕斬り】は、ゼオンさんの無防備な身体に直撃。
「なっ⁉ うがぁああああ!」
そのままゼオンさんは吹き飛んでいく。
ヒューン、ドーン!
そのまま冒険者ギルドの壁に突き刺ささる。
「えっ……?」
まさかのことに、ボクは言葉を失ってしまう。
何が起きたんだ?
自分の目を疑う。
(あっ……そうか。これはボクを油断させるための、演技か⁉ まだ試験は続いているんだ! 集中を切らすな、自分よ!)
剣を構えて次に備える。
だがゼオンさんはピクリとも動かない。
そして周りの様子もおかしかった。
「えっ…………?」
「なっ…………?」
見物の冒険者の人たちの様子もおかしい。
誰もが目を点にして、オレのことを見てくる。
そして次に、吹き飛んだゼオンさんに視線を向ける。
「なっ……ゼ、ゼオンの奴が……やられたのか?」
「いや、だが、あのボウズの動いてなかったぞ……?」
「まて、だが立っている場所が、いつの間にか違うぞ……?」
「そ、それに【疾風飛燕斬り】って聞こえたけど、あれは【剣聖】クラスの秘技だぞ……?」
そして直後、大騒動になる。
「おい、というか、ゼオンを助けにいくぞ!」
「やばい! 息をしていないぞ! おい、誰か聖魔法が得意な奴を、呼んでこい!」
「いや、聖魔法が得意なヤツは、留守だ!」
「くっ、教会に、誰か走って、司祭を呼んでこい! このままじゃゼオンの奴が死んじまう
どうやらゼオンさんの容態が、おかしいようだ。
もしかしてボクのまぐれの一撃が、急所に当たってしまったのかもしれない。
これはマズイ。
救護を手伝わないと。
「あの……よかったボク、聖魔法をちょっとなら使えます」
「マジか、ボウズ。お前、神官剣士だったのか⁉ とにかく治してやってくれ!」
「は、はい、分かりました」
ゼオンさんの前に立つ。
意識を集中する。
「ではいきます。聖魔法……【完全治癒】!」
ボァーン。
ゼオンさん全身が、眩しい光に包まれる。
直後、ゼオンさんが目を覚ます。
「うっ……ここは? オレはどうしたんだ? たしか目の前に、ボウズの斬撃が迫ってきて、そのまま意識が。そうか、もしかして、ボウズ、お前が助けてくれたのか?」
「はい……ゼオンさん、先ほどはすみませんでした」
「いや、気にするな。ここの訓練じゃ、よくあることさ。なぁ、お前ら。ん? どうした、お前ら?」
ゼオンさんの言葉が止まる。
ボクの後ろにいた人たちを、見ている。
後ろにいるのは冒険者の人たちだ。
どうしたんだろう?
ボクも後ろを振り向いてみる。
「「「な…………」」」
冒険者の人たちは目を点して、口をあんぐり開けていた。
何か凄い物を見てしまった……そんな表情だ。
どうしたんだろうか?
「ど、どうしたじゃねぇぞ、ボウズ! 今のは【完全治癒】か⁉」
「あっ、はい、そうです。それが何かありましたか?」
【完全治癒】は我が家では、最低限の回復魔法。
母さんは、もっと凄い聖魔法を沢山使える。
だからカスリ傷レベルを治す時にしか、母は【完全治癒】は使わない。
「そ、『それが何かありましたか?』じゃねえよ!」
「そうだぜ! 【完全治癒】なんて、この街の最高司祭でも使えない、超上級の聖魔法だぞ!」
「それこそ【聖女】クラスじゃないと使えない、究極の回復魔法なんだぞ⁉」
「えっ……そうなんですか?」
皆が驚いている訳が、分からない。
もしかしたら王都とは、聖魔法の呼び名が違うのかもしれない。
とにかく、こういう時は、どう答えたらいいのだろうか?
冒険譚も書いてなかった気がする。
そんな時、ゼオンさんが立ち上がる。
「はっはっは……オレたちは、とんでもない奴を、相手にしたのかもな。とりあえずボウズ……いや、ハリト。合格だぜ、お前は!」
「えっ……つまり、それって?」
「冒険者ギルドにようこそ! このクソッたれのダラク冒険者ギルドにな!」
「あっ、はい! ありがとうございます! こちらこそよろしくお願いいたします!」
まさか合格できるとは思ってなかった。
ゼオンさんに握手して、頭を下げて感謝を述べる。
本当に嬉しい。
夢にまで見た冒険者。
ボクは第一歩を踏み出すことが出来たのだ。
そして新しい人生を、ようやくスタートできたのだ。
「あと、ハリト。この後、お前には何個か聞きたいことがある。いいな?」
「へっ? あっ、はい……」
でも、なんか怖そうなことを聞かれそう。
大丈夫かな……。
冒険譚の本によれば、大陸の冒険者は次のようにランク付けされている。
――――◇――――◇――――
《冒険者ランク目安》
・Sランク:大陸の危機に動員されるほどの、伝説級の冒険者(大陸にも数人しかいない)
・Aランク:複数の町や国の危機を解決できるほどの、国家級の冒険者(一ヵ国に十数人しかいない)
・Bランク:大きな街の危機を解決することができるほどの、凄腕の冒険者(大きな街に十数にしかいない)
・Cランク:小さな町や村の危機を解決することができる強さ(そこそこの数がいる)
・Dランク:初心者を脱却。そこそこの冒険者。(けっこうな数がいる)
・Eランク:まだ駆け出しで、弱い魔物を退治するレベル。(かなり多い)
・Fランク:登録したばかりの新人で、雑務がほとんど(多すぎて不明)
――――◇――――◇――――
冒険譚の説明は、こんな感じだった。
冒険者として一人前と言えるのは、Dランクから上の人たち。
EランクとFランクは半人前の扱いをされる。
ランクCまでなら、努力さえすれば常人でも到達可能。
でも到達する前に、死亡率も上がり全体数も少ない。
だからランクCでも、かなり凄腕と頼りにされる。
Bランクより上には、よほどの才能がないと上がれない。
だからランクB以上は本当に凄い人。
つまり対峙しているゼオンさんは、腕利きの冒険者なのだ。
「それじゃ、いくぞ、ボウズ!」
「はい、よろしくお願いいたします!」
いよいよ試験が開幕。
武器を構えて、互いに向き合う。
ゼオンさんの獲物は大斧。
訓練用だが重量は半端ない。
ボクの片手剣でまとも受けたら、腕の骨が折れてしまうだろう。
(ゼオンさん……かなり威圧が凄いな……うっ、怖いな……)
対峙しているだけ感じる。
空気が震えるほどの武の圧力。
まるで自分が小動物のように感じてしまう。
(でも恐怖するな! たぶんボクはこの人に勝てない。でも諦めるな! 一人前の冒険者になるために!)
全意識を集中。
目の前のゼオンさんの動きに、全神経を集中する。
(この人はおそらく、エルザ姉さんよりも強いだろう。だからオレも全力でいく!)
細腕で女であるエルザ姉さん。
それに比べて。丸太のように太い筋肉のゼオンさん。
明らかにゼオンさんの方が強そうだ。
かなり危険な相手なのだ。
――――その時だった。
ゼオンさんが動き出す。
くる!
いよいよ猛牛のような斬撃がくるのだ。
(ん? あれ?)
だがゼオンさんの動きがおかしい。
やけにゆっくりと、こっちに向かって突進してくるのだ。
(もしかして、ボクを油断させるために⁉ それとも姉さんのように【霞の歩行術】の使い手だったのか⁉)
色んなことを思慮する。
だが今のボクは、悩んでいる暇はない。
こっちは弱者であり、チャレンジャーなのだ。
よし、こちらか攻撃を仕掛けるぞ。
一か八かだ!
「ふう……いくぞ、シーリング流剣術……【疾風飛燕斬り】!」
我が家に代々伝わる“シーリング流剣術”
自分はその中で会得している、最速の攻撃スキルを発動。
不気味なほどに、ゆっくり迫ってくるゼオンさんに斬りかかる。
くっ……この技は絶対に、防がれてしまうだろう。
でも怯みはしない。
後悔をしないために。
――――だが直後、不思議なことが起きた。
ザッ、シュバァアア!
【疾風飛燕斬り】は、ゼオンさんの無防備な身体に直撃。
「なっ⁉ うがぁああああ!」
そのままゼオンさんは吹き飛んでいく。
ヒューン、ドーン!
そのまま冒険者ギルドの壁に突き刺ささる。
「えっ……?」
まさかのことに、ボクは言葉を失ってしまう。
何が起きたんだ?
自分の目を疑う。
(あっ……そうか。これはボクを油断させるための、演技か⁉ まだ試験は続いているんだ! 集中を切らすな、自分よ!)
剣を構えて次に備える。
だがゼオンさんはピクリとも動かない。
そして周りの様子もおかしかった。
「えっ…………?」
「なっ…………?」
見物の冒険者の人たちの様子もおかしい。
誰もが目を点にして、オレのことを見てくる。
そして次に、吹き飛んだゼオンさんに視線を向ける。
「なっ……ゼ、ゼオンの奴が……やられたのか?」
「いや、だが、あのボウズの動いてなかったぞ……?」
「まて、だが立っている場所が、いつの間にか違うぞ……?」
「そ、それに【疾風飛燕斬り】って聞こえたけど、あれは【剣聖】クラスの秘技だぞ……?」
そして直後、大騒動になる。
「おい、というか、ゼオンを助けにいくぞ!」
「やばい! 息をしていないぞ! おい、誰か聖魔法が得意な奴を、呼んでこい!」
「いや、聖魔法が得意なヤツは、留守だ!」
「くっ、教会に、誰か走って、司祭を呼んでこい! このままじゃゼオンの奴が死んじまう
どうやらゼオンさんの容態が、おかしいようだ。
もしかしてボクのまぐれの一撃が、急所に当たってしまったのかもしれない。
これはマズイ。
救護を手伝わないと。
「あの……よかったボク、聖魔法をちょっとなら使えます」
「マジか、ボウズ。お前、神官剣士だったのか⁉ とにかく治してやってくれ!」
「は、はい、分かりました」
ゼオンさんの前に立つ。
意識を集中する。
「ではいきます。聖魔法……【完全治癒】!」
ボァーン。
ゼオンさん全身が、眩しい光に包まれる。
直後、ゼオンさんが目を覚ます。
「うっ……ここは? オレはどうしたんだ? たしか目の前に、ボウズの斬撃が迫ってきて、そのまま意識が。そうか、もしかして、ボウズ、お前が助けてくれたのか?」
「はい……ゼオンさん、先ほどはすみませんでした」
「いや、気にするな。ここの訓練じゃ、よくあることさ。なぁ、お前ら。ん? どうした、お前ら?」
ゼオンさんの言葉が止まる。
ボクの後ろにいた人たちを、見ている。
後ろにいるのは冒険者の人たちだ。
どうしたんだろう?
ボクも後ろを振り向いてみる。
「「「な…………」」」
冒険者の人たちは目を点して、口をあんぐり開けていた。
何か凄い物を見てしまった……そんな表情だ。
どうしたんだろうか?
「ど、どうしたじゃねぇぞ、ボウズ! 今のは【完全治癒】か⁉」
「あっ、はい、そうです。それが何かありましたか?」
【完全治癒】は我が家では、最低限の回復魔法。
母さんは、もっと凄い聖魔法を沢山使える。
だからカスリ傷レベルを治す時にしか、母は【完全治癒】は使わない。
「そ、『それが何かありましたか?』じゃねえよ!」
「そうだぜ! 【完全治癒】なんて、この街の最高司祭でも使えない、超上級の聖魔法だぞ!」
「それこそ【聖女】クラスじゃないと使えない、究極の回復魔法なんだぞ⁉」
「えっ……そうなんですか?」
皆が驚いている訳が、分からない。
もしかしたら王都とは、聖魔法の呼び名が違うのかもしれない。
とにかく、こういう時は、どう答えたらいいのだろうか?
冒険譚も書いてなかった気がする。
そんな時、ゼオンさんが立ち上がる。
「はっはっは……オレたちは、とんでもない奴を、相手にしたのかもな。とりあえずボウズ……いや、ハリト。合格だぜ、お前は!」
「えっ……つまり、それって?」
「冒険者ギルドにようこそ! このクソッたれのダラク冒険者ギルドにな!」
「あっ、はい! ありがとうございます! こちらこそよろしくお願いいたします!」
まさか合格できるとは思ってなかった。
ゼオンさんに握手して、頭を下げて感謝を述べる。
本当に嬉しい。
夢にまで見た冒険者。
ボクは第一歩を踏み出すことが出来たのだ。
そして新しい人生を、ようやくスタートできたのだ。
「あと、ハリト。この後、お前には何個か聞きたいことがある。いいな?」
「へっ? あっ、はい……」
でも、なんか怖そうなことを聞かれそう。
大丈夫かな……。
183
あなたにおすすめの小説
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる