44 / 46
第75話:不利な戦闘
しおりを挟む
現ミカエル国王のヒニクンを調査するため、王城の地下の鉱脈に潜入。
怪しげな神殿風の建造物を調査する。
そんな時、突然現れた“魔族人形”に完全に包囲されてしまう。
『ガッガガガ……』
『グゲッ、グゲッ!』
“魔族人形”は魔物辞典にも載っているが、実物をボクは初めて見る。
人型をしているが顔は魔物のように鋭い。背中にはコウモリのような羽が生え、素早くボクたち四人を包囲してきた。
「ちっ……この状況で“魔族人形”は、ちょっと厄介ね」
赤髪の女剣士エルザは、剣を構えながら舌打ちをする。冒険者である彼女は“魔族人形”と対峙したことがあるのだろう。
「ねぇ、エルザ、こいつらってヤバイの⁉」
「ええ、そうね。普段の地上なら、それほど強敵じゃないわ。けど、この魔素が濃い環境だと、厄介すぎる相手ね!」
生物ではない“魔族人形”は、魔素の悪影響を受けない。
むしろ闇系の魔物のために、濃い魔素のお蔭で強化。そのため超重力の悪影響も受けにくいという。
「それに比べてこっちは“この格好”で、戦いにくいからね」
一方で魔素と超重力を回避するため、エルザは《対環境服》を着ながら戦う必要がある。彼女曰く、剣士にはかなりのハンディキャップになるという。
「あと、正直なところサラたちが特に心配ね」
耐性が常人なサラは、《対環境服》が万が一でも破けてしまったら一大事。魔素の悪影響をまともにくらってしまうのだ。
「それはたしかに。よし、二人の方は、ボクに任せて! サラ、ドルトンさん、荷馬車の中に避難しましょう!」
ボクは駆け出しの冒険者で、エルザの足手まといになる。
せめてものサポートして、サラとドルトンさんを“ハルク式荷馬車・参式”の中に避難誘導する係りだ。
荷馬車はミスリス製なので、ある程度の攻撃に耐えられるはず。
二人を無事に避難させたら、ボクもエルザの援護に向かう。微力かもしれないが“魔族人形”と戦う覚悟を決めていた。
「分かりました! ハルク君も無理をしないでください!」
「小僧、信頼はしているが、ヤリ過ぎるなよ。鉱脈が落盤してきたらシャレにならんからのう!」
「あっはっはっは……気を付けます。さぁ、荷馬車の中に急ぎましょう!」
ボクは駆け出し未熟な冒険者。ドルトンさんが心配しているよう、不適切な戦いをしないように、気をつけよう。
「よし、エルザ。二人が荷馬車の中に避難するまで、援護してもらっていい?」
「ええ、もちろんよ! でも、ハルクも気をつけて。こんなに濃い魔素の中だと、“魔族人形”も普通ではない強さなはずよ!」
魔物辞典によると魔素が濃い場所では、魔族や魔獣の力は強くなる。一方でエルザは《対環境服》を着ながら戦う必要がある。
全身を使う剣士だからこそ、エルザはハンディキャップが生じるのだろう。
「なるほど、了解!」
腰に下げていた《ハンマー剣》を手に取り、ボクも武器を構える。
相手の強さは分からないけど、これで牽制代わりになるはず。なんとしてもサラたちが避難する時間を稼ぐ。
『ガッガガガ……』
『グゲッ、グゲッ!』
今まで様子を見ていた、“魔族人形”の動きに変化がある。奇声を発しながら、攻撃態勢に入ったのだ。
「サラ、ドルトンさん、今です!」
そのタイミングを狙って合図を送る。ボクも二人と共に、荷馬車に向かって駆け出す。
『『『ギャルル!』』』
急に動き出したこちらに反応して、“魔族人形”も一斉に動き出す。逃げ出したボクたちに攻撃しかけてきたのだ。
「させないわ!」
それと同時に動いたのは女剣士エルザ。素早い踏み込みで、“魔族人形”に斬撃を繰り出す。
スジャッ!
見事な斬撃で“魔族人形”を一刀両断。彼女はかなりの腕利きの剣士なのだろう。
「えっ⁉ い、今の私の動き、っていったい⁉」
相手を倒しながらも、エルザは驚いた顔をしている。もしかして何かのトラブルでも起きたのだろうか。
『『『ギャルル!』』』
そんな相手の隙を狡猾な魔物は見逃さない。残りの“魔族人形”が一斉に、エルザに攻撃を仕掛けていったのだ。
「ちっ⁉ しまった! 相手も、予想以上に速すぎるわ⁉」
濃い魔素の影響力で、“魔族人形”は予想以上の強化されていた。戸惑うエルザを全方位から襲いかかる。
「くっ……ダメージは受けても、反撃しないと!」
エルザは回避を諦めて防御態勢に移行。左腕を犠牲にして、カウンターの体勢に構える。
『『『ギャルル!』』』
数匹の“魔族人形”の鋭いかぎ爪が、防御態勢のエルザに襲いかかる。
かなり危険な攻撃。
ガッ、キ――――ン!
だが直後、鉱山内に甲高い金属音が響きわたる。エルザは左腕で、“魔族人形”の全ての攻撃を跳ね返したのだ。
「えっ⁉ 今のはいったい、何が起きたの⁉ 私の腕は無傷⁉ というか、逆に相手が爪がふき飛んでいる⁉」
攻撃をしかけた“魔族人形”が全て、逆に衝撃を受けて吹き飛んでいく。
まさかの事態にエルザは自分の左腕を見つめている。
「もしかして、この《対環境服》って、防御力がとんでもない高さだったの⁉」
《対環境服》は薄い生地で、動きやすさと快適性を最優先にしている。
だが元々の素材は全てミスリス製。まさかの防御力の高さに、エルザは唖然としていたのだ。
「それにさっきの攻撃でも、動きやすさが倍増していたわよね、私は⁉ 何が起きているか理解できないけど、この“異常な防御力と動きやすさ”なら、いけるわ! いくわよ! ハッ! ハッ!」
そこからはエルザの一人舞台だった。まるで水を得た魚のように、動きが変わる。
連撃を繰り出し、残る“魔族人形”を一気に殲滅していく。
「す、すごい……」
その剣舞のように華麗な連続攻撃に、ボクは思わず見とれてしまう。これが本格的な剣の稽古をした剣士の動きなのだろう。
我流できた自分とは雲泥の差だ。
「ふう……これで最後ね。とりあえず全部、片付いたわよ。私たちも荷馬車の中に戻りましょう、ハルク!」
「うん、そうだね!」
サラとドルトンさんはすでに避難済み。ボクたちも安全な荷馬車の中に移動していく。
「あと、ハルク。荷馬車の中に入ったら、説明してよね! この《対環境服》の異常な戦闘能力について!」
「えっ……異常な戦闘力?」
エルザが何を驚ているか分からないけど、とりあえず荷馬車の中で話を聞くことにした。
怪しげな神殿風の建造物を調査する。
そんな時、突然現れた“魔族人形”に完全に包囲されてしまう。
『ガッガガガ……』
『グゲッ、グゲッ!』
“魔族人形”は魔物辞典にも載っているが、実物をボクは初めて見る。
人型をしているが顔は魔物のように鋭い。背中にはコウモリのような羽が生え、素早くボクたち四人を包囲してきた。
「ちっ……この状況で“魔族人形”は、ちょっと厄介ね」
赤髪の女剣士エルザは、剣を構えながら舌打ちをする。冒険者である彼女は“魔族人形”と対峙したことがあるのだろう。
「ねぇ、エルザ、こいつらってヤバイの⁉」
「ええ、そうね。普段の地上なら、それほど強敵じゃないわ。けど、この魔素が濃い環境だと、厄介すぎる相手ね!」
生物ではない“魔族人形”は、魔素の悪影響を受けない。
むしろ闇系の魔物のために、濃い魔素のお蔭で強化。そのため超重力の悪影響も受けにくいという。
「それに比べてこっちは“この格好”で、戦いにくいからね」
一方で魔素と超重力を回避するため、エルザは《対環境服》を着ながら戦う必要がある。彼女曰く、剣士にはかなりのハンディキャップになるという。
「あと、正直なところサラたちが特に心配ね」
耐性が常人なサラは、《対環境服》が万が一でも破けてしまったら一大事。魔素の悪影響をまともにくらってしまうのだ。
「それはたしかに。よし、二人の方は、ボクに任せて! サラ、ドルトンさん、荷馬車の中に避難しましょう!」
ボクは駆け出しの冒険者で、エルザの足手まといになる。
せめてものサポートして、サラとドルトンさんを“ハルク式荷馬車・参式”の中に避難誘導する係りだ。
荷馬車はミスリス製なので、ある程度の攻撃に耐えられるはず。
二人を無事に避難させたら、ボクもエルザの援護に向かう。微力かもしれないが“魔族人形”と戦う覚悟を決めていた。
「分かりました! ハルク君も無理をしないでください!」
「小僧、信頼はしているが、ヤリ過ぎるなよ。鉱脈が落盤してきたらシャレにならんからのう!」
「あっはっはっは……気を付けます。さぁ、荷馬車の中に急ぎましょう!」
ボクは駆け出し未熟な冒険者。ドルトンさんが心配しているよう、不適切な戦いをしないように、気をつけよう。
「よし、エルザ。二人が荷馬車の中に避難するまで、援護してもらっていい?」
「ええ、もちろんよ! でも、ハルクも気をつけて。こんなに濃い魔素の中だと、“魔族人形”も普通ではない強さなはずよ!」
魔物辞典によると魔素が濃い場所では、魔族や魔獣の力は強くなる。一方でエルザは《対環境服》を着ながら戦う必要がある。
全身を使う剣士だからこそ、エルザはハンディキャップが生じるのだろう。
「なるほど、了解!」
腰に下げていた《ハンマー剣》を手に取り、ボクも武器を構える。
相手の強さは分からないけど、これで牽制代わりになるはず。なんとしてもサラたちが避難する時間を稼ぐ。
『ガッガガガ……』
『グゲッ、グゲッ!』
今まで様子を見ていた、“魔族人形”の動きに変化がある。奇声を発しながら、攻撃態勢に入ったのだ。
「サラ、ドルトンさん、今です!」
そのタイミングを狙って合図を送る。ボクも二人と共に、荷馬車に向かって駆け出す。
『『『ギャルル!』』』
急に動き出したこちらに反応して、“魔族人形”も一斉に動き出す。逃げ出したボクたちに攻撃しかけてきたのだ。
「させないわ!」
それと同時に動いたのは女剣士エルザ。素早い踏み込みで、“魔族人形”に斬撃を繰り出す。
スジャッ!
見事な斬撃で“魔族人形”を一刀両断。彼女はかなりの腕利きの剣士なのだろう。
「えっ⁉ い、今の私の動き、っていったい⁉」
相手を倒しながらも、エルザは驚いた顔をしている。もしかして何かのトラブルでも起きたのだろうか。
『『『ギャルル!』』』
そんな相手の隙を狡猾な魔物は見逃さない。残りの“魔族人形”が一斉に、エルザに攻撃を仕掛けていったのだ。
「ちっ⁉ しまった! 相手も、予想以上に速すぎるわ⁉」
濃い魔素の影響力で、“魔族人形”は予想以上の強化されていた。戸惑うエルザを全方位から襲いかかる。
「くっ……ダメージは受けても、反撃しないと!」
エルザは回避を諦めて防御態勢に移行。左腕を犠牲にして、カウンターの体勢に構える。
『『『ギャルル!』』』
数匹の“魔族人形”の鋭いかぎ爪が、防御態勢のエルザに襲いかかる。
かなり危険な攻撃。
ガッ、キ――――ン!
だが直後、鉱山内に甲高い金属音が響きわたる。エルザは左腕で、“魔族人形”の全ての攻撃を跳ね返したのだ。
「えっ⁉ 今のはいったい、何が起きたの⁉ 私の腕は無傷⁉ というか、逆に相手が爪がふき飛んでいる⁉」
攻撃をしかけた“魔族人形”が全て、逆に衝撃を受けて吹き飛んでいく。
まさかの事態にエルザは自分の左腕を見つめている。
「もしかして、この《対環境服》って、防御力がとんでもない高さだったの⁉」
《対環境服》は薄い生地で、動きやすさと快適性を最優先にしている。
だが元々の素材は全てミスリス製。まさかの防御力の高さに、エルザは唖然としていたのだ。
「それにさっきの攻撃でも、動きやすさが倍増していたわよね、私は⁉ 何が起きているか理解できないけど、この“異常な防御力と動きやすさ”なら、いけるわ! いくわよ! ハッ! ハッ!」
そこからはエルザの一人舞台だった。まるで水を得た魚のように、動きが変わる。
連撃を繰り出し、残る“魔族人形”を一気に殲滅していく。
「す、すごい……」
その剣舞のように華麗な連続攻撃に、ボクは思わず見とれてしまう。これが本格的な剣の稽古をした剣士の動きなのだろう。
我流できた自分とは雲泥の差だ。
「ふう……これで最後ね。とりあえず全部、片付いたわよ。私たちも荷馬車の中に戻りましょう、ハルク!」
「うん、そうだね!」
サラとドルトンさんはすでに避難済み。ボクたちも安全な荷馬車の中に移動していく。
「あと、ハルク。荷馬車の中に入ったら、説明してよね! この《対環境服》の異常な戦闘能力について!」
「えっ……異常な戦闘力?」
エルザが何を驚ているか分からないけど、とりあえず荷馬車の中で話を聞くことにした。
0
お気に入りに追加
1,795
あなたにおすすめの小説
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
【完結】6歳の王子は無自覚に兄を断罪する
土広真丘
ファンタジー
ノーザッツ王国の末の王子アーサーにはある悩みがあった。
異母兄のゴードン王子が婚約者にひどい対応をしているのだ。
その婚約者は、アーサーにも優しいマリーお姉様だった。
心を痛めながら、アーサーは「作文」を書く。
※全2話。R15は念のため。ふんわりした世界観です。
前半はひらがなばかりで、読みにくいかもしれません。
主人公の年齢的に恋愛ではないかなと思ってファンタジーにしました。
小説家になろうに投稿したものを加筆修正しました。
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる