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第3話:領民との話
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実家から追放された少年貴族ライルは、魔物だらけの辺境の領主として島流しされてしまう。
◇
気持ちを入れ替えて、ボクは一人で辺境暮らし決意。
「是非とも三人をライル様の元へ、使用人として!」
でも、そんな時にやってきたのは三人の元使用人
初老でダンディな白髪オールバックの執事セバスチャン。
でも細身だけど執事服の下は、筋肉がけっこうゴツイような気がする。
赤い髪で妖艶なボディのメイドのレイチェル。
でもメイド服の下から、たまに怪しい刃物みたいなモノが見えるような気がする。
茶色いショートカットで小柄な猫獣人のメイド服のミーケ。
でも素手で岩を粉砕していた幻覚を、ボクは見たことがあるような、ないような。
そんな三人の家臣に加えて、更に翌日。
「ライル様! 我々も領民の末席に加えてください!」
「真の領主たるライル様に、どこまで尽くしていきます!」
「是非とも我々も民に!」
「ライル様、万歳!」
なんと更に移住者が、辺境に押し寄せてきたのだ。
アルバート領にいた領民が数十人、荷馬車で大移動。ボクの開拓村への移住を希望してきたのだ。
「う、うん、大丈夫です! 新天地で頑張っていきましょう!」
来てしまったものは仕方がない。ボクは彼らを開拓村に受け入れることにした。
「とりあえず好きな家に、住んでください!」
二十軒ほどあった廃屋は《七人小人》で、全て人が住めるようにリフォームしている。
各自の世帯に別れて、自分たちが住む家を選んでもらう。
今回、やってきたのは家族単位での避難民。ひと家族は三人から十人くらいで、全部で十二世帯。今ある開拓村の家でも足りている。
「えーと、とりあえず家が決まったら、各世帯の代表者は、広場に集まってください。今後の生活について話し合いをします!」
各世帯の代表者が集合してもらう。ほとんどは各家の夫であり、父親たち大黒柱だ。
ボクを中心に話をしていく。
「まずは改めて自己紹介を。ボクは元アルバート家のライルです」
頭を下げて挨拶をする。
ボクは領民の顔を覚えているけど、向こうは知らない可能性があるからだ。
「頭を上げてください、ライル様!」
「もちろん我々もライル様のことは、よく知っています!」
「我が家が困っていた時に、何度も助けて下さった、救世主ライル様のことを、忘れるはずはありません!」
「そうです! ウチの娘が死にそうな時も、ライル様は助けて下さいました!」
よかった……代表もボクのことを覚えてくれていた。
幼い頃から魔道具作りが趣味だったボクは、よく領内の散策していた。
その時に困っていた人たちを、こっそりと魔道具で援助。だからこんなにも多くの人たちが、ボクの顔を覚えてくれていたのだろう。
そんな時、ボクの後ろから、誰かの声が聞こえてくる。
「さすが慈愛深きライル様……」
「領民に愛されて、素敵ですわライル様……」
「凄いニャン、ライル様……」
控えている執事セバスチャンとメイドのレイチェルとミーケの三人だった。よく聞こえないけど、何やら感動している。
あまり気にないようにして、話しを続けていこう。
「えーと、ごほん。ありがとう、みなさん。あと最初に聞きたいんですが、どうしてボクのことを追ってきたんですか?」
話し合いをする前に、これだけは聞きたかった。
何故なら領民たちは家出同然で、アルバート領から引っ越してきている。
彼らの多くは農民や職人。
命の次に大事な農地や家を捨ててまで、どうして辺境に来たのだろうか?
普通ではあり得ない行動なのだ。
「理由は簡単です。ライル様が来る前は、アルバート領は本当に酷い領地でした!」
「ライル様が影ながら私たち領民を助けてくださったから、ここ十年間は幸せだったのです!」
「ライル様がいなくなったアルバート家は、またあの地獄のような領地に戻ってしまいます!」
「だから追放の噂を聞いて、ワシらもすぐに逃げ出してきたんです!」
なるほど、そういう事情だったのか。
今から十年ほど前、ボクは実の母に連れられて、アルバート家に養子入りした。
たしかに当時のアルバート領内の民の生活は酷かった。
高い税率、あまり良くない父の領地経営。なんの対策もない農業と畜産、職人育成。
おかげでアルバート領内は誰もが貧しく、領民たちは餓死寸前の状況だった。
だからボクは自分の作った魔道具で、一つずつ問題をこっそりと解決していった。魔道具で助けたことは、住人に内緒にしておいてもらう。
約十年かけて、領内の全ての問題を解決。なんとかアルバート領民の生活は豊かになったのだ。
だから昔の辛いことを覚えている領民たちは、全てを捨てて移住してきたのであろう。
「事情は分かりました。ボクも善処しますが、今回は前以上に厳しい生活になります。それでも、よろしいですか?」
最後に代表たちに確認をする。
酷い状況とはいえ前回は、アルバート領内には農地や農場があり、隣国との流通もあった。
だが今回は本当にゼロからの開拓スタート。家と川の水以外、他にまったく何もない。
しかも魔物が巣くう辺境ということで、行商人すら訪れない場所。
優先順位を一つでも間違うか、異常気候や魔物の出現でもあれば、一日で全員が死ぬ可能性があるのだ。
「もちろん、大丈夫です!」
「家族全員の命、ライル様に捧げます!」
「身を粉にして働くのです、是非とも領民にしてください!」
厳しい現実を聞いても、移民団の意思と覚悟はかなり強力なものだった。
特にボクに対する熱意が、まるで神に対する信仰心並に強いような気がする。代表者から熱意のオーラみたいなのが出ていた。
「分かりました。皆さんのことは受け入れます! それでは、最初の村の仕事に移りましょう。まずは皆さんが持ってきた生活物資を、どんなものか確認したいです」
最初に行うのは、現在の村の物資のチェック。
何故なら移民団は各世帯で、バラバラに生活品を持ってきている。
何が足りなくて、何が余っているか……事前に把握しておきたのだ。
「はい、ライル様! おい、みんな。物資をこの広場に持ってくるぞ!」
「ああ、そうだな。荷馬車ごと、ここに持ってこよう!」
代表たちは一気に動き出す。自分たちの生活必需品を、広場に持ってくる。
あっという間に作業は完了した。
「うわ……これは凄い数だな」
並べてみたら、けっこうな量だった。
移民団は急いで逃げるように、アルバート領を脱出してきたのだろう。
持ってきたのは生活必需品がほとんど。穀物や調味料、薬や毛皮、衣類が大多数だ。
「うーん。これはどうやって、管理をしようかな?」
一つずつ種類をチェックして、数えていく必要がある。
これだけの種類と量だと、かなり時間がかかりそうだ。
「ライル様、遅くなりました。こちらをどうぞ」
「へっ? この紙は……えっ⁉」
執事セバスチャンが渡してきた紙を見て、ボクは思わず声を上げてしまう。
何故なら既に集計がされていたのだ。
村の物資が種類に分けられ、細かく一覧表になっていた。
「えーと、これは、どうやって? いつのまに?」
「おそれながら、先ほどライル様が話し合いをしている間、我々三人で密かに集計しておきました」
「あっ、そうだったんだ。ありがとう、三人とも!」
他のレイチェルとミーケに感謝しておく。
あれ……でもよく考えたら、少し変だぞ。
代表者たちと話し合いをしている間。セバスチャンたち三人は、ボクの後ろにいたのだ。
どうやって集計したのだろうか?
そして変だぞ。
その時に“残像を出すくらいの移動速度”で、三人が荷物の確認をしていた……ような気がするような、しないような。
うん、あまり深く考えないようにしよう。
とりあえず集計表を確認していく。
「なるほど。あっ……この品の、この備蓄量は……」
早急に手に入れないといけない生活必需品を、リストの中に見つけてしまう。
こんな荒野の中で、手に入るだろうか?
かなり心配だ。
でも領主として頑張らないと。
◇
◇
◇
◇
そんな困りながら気合いを入れているライルの姿を、熱い視線で見ている者たちがいた。
「いよいよ、ライル様の偉大なる力が、ついに解放を……!」
「悩ましい横顔のライル様も、本当に素敵ですわ……!」
「頑張るニャン、ライル様! あと、お腹空いたニャン!」
三人の家臣団に見守られながら、いよいよライルの内政無双が開幕するのであった。
◇
気持ちを入れ替えて、ボクは一人で辺境暮らし決意。
「是非とも三人をライル様の元へ、使用人として!」
でも、そんな時にやってきたのは三人の元使用人
初老でダンディな白髪オールバックの執事セバスチャン。
でも細身だけど執事服の下は、筋肉がけっこうゴツイような気がする。
赤い髪で妖艶なボディのメイドのレイチェル。
でもメイド服の下から、たまに怪しい刃物みたいなモノが見えるような気がする。
茶色いショートカットで小柄な猫獣人のメイド服のミーケ。
でも素手で岩を粉砕していた幻覚を、ボクは見たことがあるような、ないような。
そんな三人の家臣に加えて、更に翌日。
「ライル様! 我々も領民の末席に加えてください!」
「真の領主たるライル様に、どこまで尽くしていきます!」
「是非とも我々も民に!」
「ライル様、万歳!」
なんと更に移住者が、辺境に押し寄せてきたのだ。
アルバート領にいた領民が数十人、荷馬車で大移動。ボクの開拓村への移住を希望してきたのだ。
「う、うん、大丈夫です! 新天地で頑張っていきましょう!」
来てしまったものは仕方がない。ボクは彼らを開拓村に受け入れることにした。
「とりあえず好きな家に、住んでください!」
二十軒ほどあった廃屋は《七人小人》で、全て人が住めるようにリフォームしている。
各自の世帯に別れて、自分たちが住む家を選んでもらう。
今回、やってきたのは家族単位での避難民。ひと家族は三人から十人くらいで、全部で十二世帯。今ある開拓村の家でも足りている。
「えーと、とりあえず家が決まったら、各世帯の代表者は、広場に集まってください。今後の生活について話し合いをします!」
各世帯の代表者が集合してもらう。ほとんどは各家の夫であり、父親たち大黒柱だ。
ボクを中心に話をしていく。
「まずは改めて自己紹介を。ボクは元アルバート家のライルです」
頭を下げて挨拶をする。
ボクは領民の顔を覚えているけど、向こうは知らない可能性があるからだ。
「頭を上げてください、ライル様!」
「もちろん我々もライル様のことは、よく知っています!」
「我が家が困っていた時に、何度も助けて下さった、救世主ライル様のことを、忘れるはずはありません!」
「そうです! ウチの娘が死にそうな時も、ライル様は助けて下さいました!」
よかった……代表もボクのことを覚えてくれていた。
幼い頃から魔道具作りが趣味だったボクは、よく領内の散策していた。
その時に困っていた人たちを、こっそりと魔道具で援助。だからこんなにも多くの人たちが、ボクの顔を覚えてくれていたのだろう。
そんな時、ボクの後ろから、誰かの声が聞こえてくる。
「さすが慈愛深きライル様……」
「領民に愛されて、素敵ですわライル様……」
「凄いニャン、ライル様……」
控えている執事セバスチャンとメイドのレイチェルとミーケの三人だった。よく聞こえないけど、何やら感動している。
あまり気にないようにして、話しを続けていこう。
「えーと、ごほん。ありがとう、みなさん。あと最初に聞きたいんですが、どうしてボクのことを追ってきたんですか?」
話し合いをする前に、これだけは聞きたかった。
何故なら領民たちは家出同然で、アルバート領から引っ越してきている。
彼らの多くは農民や職人。
命の次に大事な農地や家を捨ててまで、どうして辺境に来たのだろうか?
普通ではあり得ない行動なのだ。
「理由は簡単です。ライル様が来る前は、アルバート領は本当に酷い領地でした!」
「ライル様が影ながら私たち領民を助けてくださったから、ここ十年間は幸せだったのです!」
「ライル様がいなくなったアルバート家は、またあの地獄のような領地に戻ってしまいます!」
「だから追放の噂を聞いて、ワシらもすぐに逃げ出してきたんです!」
なるほど、そういう事情だったのか。
今から十年ほど前、ボクは実の母に連れられて、アルバート家に養子入りした。
たしかに当時のアルバート領内の民の生活は酷かった。
高い税率、あまり良くない父の領地経営。なんの対策もない農業と畜産、職人育成。
おかげでアルバート領内は誰もが貧しく、領民たちは餓死寸前の状況だった。
だからボクは自分の作った魔道具で、一つずつ問題をこっそりと解決していった。魔道具で助けたことは、住人に内緒にしておいてもらう。
約十年かけて、領内の全ての問題を解決。なんとかアルバート領民の生活は豊かになったのだ。
だから昔の辛いことを覚えている領民たちは、全てを捨てて移住してきたのであろう。
「事情は分かりました。ボクも善処しますが、今回は前以上に厳しい生活になります。それでも、よろしいですか?」
最後に代表たちに確認をする。
酷い状況とはいえ前回は、アルバート領内には農地や農場があり、隣国との流通もあった。
だが今回は本当にゼロからの開拓スタート。家と川の水以外、他にまったく何もない。
しかも魔物が巣くう辺境ということで、行商人すら訪れない場所。
優先順位を一つでも間違うか、異常気候や魔物の出現でもあれば、一日で全員が死ぬ可能性があるのだ。
「もちろん、大丈夫です!」
「家族全員の命、ライル様に捧げます!」
「身を粉にして働くのです、是非とも領民にしてください!」
厳しい現実を聞いても、移民団の意思と覚悟はかなり強力なものだった。
特にボクに対する熱意が、まるで神に対する信仰心並に強いような気がする。代表者から熱意のオーラみたいなのが出ていた。
「分かりました。皆さんのことは受け入れます! それでは、最初の村の仕事に移りましょう。まずは皆さんが持ってきた生活物資を、どんなものか確認したいです」
最初に行うのは、現在の村の物資のチェック。
何故なら移民団は各世帯で、バラバラに生活品を持ってきている。
何が足りなくて、何が余っているか……事前に把握しておきたのだ。
「はい、ライル様! おい、みんな。物資をこの広場に持ってくるぞ!」
「ああ、そうだな。荷馬車ごと、ここに持ってこよう!」
代表たちは一気に動き出す。自分たちの生活必需品を、広場に持ってくる。
あっという間に作業は完了した。
「うわ……これは凄い数だな」
並べてみたら、けっこうな量だった。
移民団は急いで逃げるように、アルバート領を脱出してきたのだろう。
持ってきたのは生活必需品がほとんど。穀物や調味料、薬や毛皮、衣類が大多数だ。
「うーん。これはどうやって、管理をしようかな?」
一つずつ種類をチェックして、数えていく必要がある。
これだけの種類と量だと、かなり時間がかかりそうだ。
「ライル様、遅くなりました。こちらをどうぞ」
「へっ? この紙は……えっ⁉」
執事セバスチャンが渡してきた紙を見て、ボクは思わず声を上げてしまう。
何故なら既に集計がされていたのだ。
村の物資が種類に分けられ、細かく一覧表になっていた。
「えーと、これは、どうやって? いつのまに?」
「おそれながら、先ほどライル様が話し合いをしている間、我々三人で密かに集計しておきました」
「あっ、そうだったんだ。ありがとう、三人とも!」
他のレイチェルとミーケに感謝しておく。
あれ……でもよく考えたら、少し変だぞ。
代表者たちと話し合いをしている間。セバスチャンたち三人は、ボクの後ろにいたのだ。
どうやって集計したのだろうか?
そして変だぞ。
その時に“残像を出すくらいの移動速度”で、三人が荷物の確認をしていた……ような気がするような、しないような。
うん、あまり深く考えないようにしよう。
とりあえず集計表を確認していく。
「なるほど。あっ……この品の、この備蓄量は……」
早急に手に入れないといけない生活必需品を、リストの中に見つけてしまう。
こんな荒野の中で、手に入るだろうか?
かなり心配だ。
でも領主として頑張らないと。
◇
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そんな困りながら気合いを入れているライルの姿を、熱い視線で見ている者たちがいた。
「いよいよ、ライル様の偉大なる力が、ついに解放を……!」
「悩ましい横顔のライル様も、本当に素敵ですわ……!」
「頑張るニャン、ライル様! あと、お腹空いたニャン!」
三人の家臣団に見守られながら、いよいよライルの内政無双が開幕するのであった。
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2025/06/22
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