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恋人以外を抱く1
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これは、僕が彼女以外を抱いた物語だ。
簡単に前回の話をまとめてみよう。高校2年生の春に僕に他校の色白で152cmの彼女ができる。その後、ラブラブな生活を2ヶ月続けた後、僕は童貞を卒業する。それまで自信がなかった僕に自信がつき、彼女しか居ないと思っていた自分が崩れていく...
「やってる」側になった僕は浮かれていた。何か、自分の中にあった壁を乗り越え、達成感を感じるほどだった。当時の僕は次に彼女と性行為する事にすごく期待をしていた。あの時、性器に感じた温もりを忘れられずに自慰行為を何度もするほど、僕にはあの感覚が忘れられなかった。そして、自慰行為をする度に彼女に腰を振り、欲をぶちまけたらどうなるのか、好奇心と興奮が渦巻く妄想を繰り返し、自慰行為を繰り返していた。その反面、彼女への執着も強くなっていた。
彼女は男子の部活のマネージャーだった。彼女と付き合う前から、彼女の部活の人たちとは交流があった。最初は彼女のおかげで交流がより深まる事が嬉しかったが、次第に彼女と部員の仲の良さに嫉妬心が芽生えていた。僕も彼女も部活動が忙しい方で、彼女は僕との時間より部員との時間の方が多かった。その分、電話をしている時も部員の話がよく出てきていた。特に僕が気にしていたのは、本間君という部員だった。彼は身長が僕よりも高く、色白で髪の毛が綺麗な美少年だった。僕は元々肌が荒れやすく、色黒だ。髪の毛にも癖があり、彼のことをとても羨ましく思っていた。彼女と彼は1年生の頃、クラスが一緒だった。それ故に、部活動以外でも交流があり仲が良かった。僕も彼のことは気に入っていたし、プライベートでもたまに会うような仲だった。そんな彼にいつしか僕は嫉妬していた。彼女を盗られるんじゃないかと不安を抱いてしまっていた。当然、本人達にそんな気はなかった。だが、僕の知らないところでなにかしているんじゃないかと、想像するだけでも当時の僕にとっては嫉妬心を芽生えさせる十分すぎる材料だった。その他にも、彼女と仲良い部員には嫉妬していたし、彼女は面倒見が良かった反面、先輩や後輩からもよく相談を受けていた。彼女の部活内での功績を尊重するのなら、とても素晴らしいマネージャーだと僕は思う。だが、当時の僕にはそうは思えず、不安な気持ちばかりが先走ってしまった。せっかく彼女と会っていても不安が表に出てしまったり、予定が合わない時期には、縋るように連絡をしていた。そんな生活が1ヶ月くらい続き、連絡頻度が少なくなっていった。必然だと思う。
僕は自分の事を第一に考えてくれていないと感じていた。それがとても不満で怒りすら覚えていた。連絡頻度は少ない、会うのも週に1回あるかないか、極めつけはドタキャンだった。すれ違いを感じていた僕にとって、ドタキャンをされた僕は臆病だったため、嫌われるのが怖く彼女に対して強くは責めたりしてはいなかったが、内心腹が立っていた。
久しぶりに時間を作り、彼女と出かけた時に僕は彼女に伝えた「もっと俺の事、考えて欲しい」と伝えた。普段、怒りなどを表に出さない僕が初めて、彼女に言葉で牙を向けた。彼女は混乱している状況だった。次第に彼女の目から涙が零れ始め、沈黙が続いてしまった。彼女は僕のことを大切に思ってくれていたのだろう。だからこそ、泣いてくれたんだろし、僕の嫉妬にも気づいていなかったからこそ、受け止めて僕に向き合ってくれた。だが、彼女はかなりショックを受けたみたいで気まづくなってしまった。その日はそのまま、家に帰った。それから彼女は変わった。LINEのアイコンも僕との写真じゃなくなったし、SNSに載せていた僕との写真も気づいたら消えていた。僕は彼女の気持ちを理解出来ず、その行動に落胆し、少し彼女に冷め始めていた。結局、僕は童貞卒業から1度も彼女と交わる事無く、夏を迎えた。
簡単に前回の話をまとめてみよう。高校2年生の春に僕に他校の色白で152cmの彼女ができる。その後、ラブラブな生活を2ヶ月続けた後、僕は童貞を卒業する。それまで自信がなかった僕に自信がつき、彼女しか居ないと思っていた自分が崩れていく...
「やってる」側になった僕は浮かれていた。何か、自分の中にあった壁を乗り越え、達成感を感じるほどだった。当時の僕は次に彼女と性行為する事にすごく期待をしていた。あの時、性器に感じた温もりを忘れられずに自慰行為を何度もするほど、僕にはあの感覚が忘れられなかった。そして、自慰行為をする度に彼女に腰を振り、欲をぶちまけたらどうなるのか、好奇心と興奮が渦巻く妄想を繰り返し、自慰行為を繰り返していた。その反面、彼女への執着も強くなっていた。
彼女は男子の部活のマネージャーだった。彼女と付き合う前から、彼女の部活の人たちとは交流があった。最初は彼女のおかげで交流がより深まる事が嬉しかったが、次第に彼女と部員の仲の良さに嫉妬心が芽生えていた。僕も彼女も部活動が忙しい方で、彼女は僕との時間より部員との時間の方が多かった。その分、電話をしている時も部員の話がよく出てきていた。特に僕が気にしていたのは、本間君という部員だった。彼は身長が僕よりも高く、色白で髪の毛が綺麗な美少年だった。僕は元々肌が荒れやすく、色黒だ。髪の毛にも癖があり、彼のことをとても羨ましく思っていた。彼女と彼は1年生の頃、クラスが一緒だった。それ故に、部活動以外でも交流があり仲が良かった。僕も彼のことは気に入っていたし、プライベートでもたまに会うような仲だった。そんな彼にいつしか僕は嫉妬していた。彼女を盗られるんじゃないかと不安を抱いてしまっていた。当然、本人達にそんな気はなかった。だが、僕の知らないところでなにかしているんじゃないかと、想像するだけでも当時の僕にとっては嫉妬心を芽生えさせる十分すぎる材料だった。その他にも、彼女と仲良い部員には嫉妬していたし、彼女は面倒見が良かった反面、先輩や後輩からもよく相談を受けていた。彼女の部活内での功績を尊重するのなら、とても素晴らしいマネージャーだと僕は思う。だが、当時の僕にはそうは思えず、不安な気持ちばかりが先走ってしまった。せっかく彼女と会っていても不安が表に出てしまったり、予定が合わない時期には、縋るように連絡をしていた。そんな生活が1ヶ月くらい続き、連絡頻度が少なくなっていった。必然だと思う。
僕は自分の事を第一に考えてくれていないと感じていた。それがとても不満で怒りすら覚えていた。連絡頻度は少ない、会うのも週に1回あるかないか、極めつけはドタキャンだった。すれ違いを感じていた僕にとって、ドタキャンをされた僕は臆病だったため、嫌われるのが怖く彼女に対して強くは責めたりしてはいなかったが、内心腹が立っていた。
久しぶりに時間を作り、彼女と出かけた時に僕は彼女に伝えた「もっと俺の事、考えて欲しい」と伝えた。普段、怒りなどを表に出さない僕が初めて、彼女に言葉で牙を向けた。彼女は混乱している状況だった。次第に彼女の目から涙が零れ始め、沈黙が続いてしまった。彼女は僕のことを大切に思ってくれていたのだろう。だからこそ、泣いてくれたんだろし、僕の嫉妬にも気づいていなかったからこそ、受け止めて僕に向き合ってくれた。だが、彼女はかなりショックを受けたみたいで気まづくなってしまった。その日はそのまま、家に帰った。それから彼女は変わった。LINEのアイコンも僕との写真じゃなくなったし、SNSに載せていた僕との写真も気づいたら消えていた。僕は彼女の気持ちを理解出来ず、その行動に落胆し、少し彼女に冷め始めていた。結局、僕は童貞卒業から1度も彼女と交わる事無く、夏を迎えた。
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