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閑話休題 大魔王 .vs. 召喚勇者
その二 開戦
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瓦礫が辺り一面に散らばり、ところどころ、未だ燃え尽きていないのか煙が立ち上っている。ここは、大魔王国の東方に位置する魔族領のルードリッヒ城跡地だ。
周囲には城下町が広がり、更にその周りには、田園が広がっている。
つい半日前には、この場所に見事な城が立っていて、町の賑わいが聞こえていたのだが、その城は粉々に崩れ去り、廃墟と化した。
その瓦礫の山の中央に、この異世界には存在しない筈の巨大な戦車が鎮座している。アメリカ陸軍のM1エイブラムスと呼ばれる戦車だ。その周りを囲む様に、大きな仮設テントと、数カ所の篝火と人影があり、笑い声が響いている。
召喚勇者軍がこの地に仮設キャンプを設営し、各班ごとに屯して、焚火を囲って暖をとっているのだ。
その中心たる召喚勇者は、人族レムレット王国の召喚士たちが、そのうちの四名の命と引き換えに呼び出したのだが、現世地球のアメリカ陸軍の戦車とその中にいた軍人四名が、この地に召喚されてしまったのだ。
「作戦会議するぞ。各班長は、メインテントに集合しろ」
巨大なテントから、アメリカ陸軍の軍服を着た黒人兵士が出てきて、辺りにいた冒険者たちに声を掛ける。
屈強そうな冒険者数人が立ち上がり、そのテントの中に入って行く。
テントの奥には、軍人三人が立っていて、八人の冒険者がその前に次々と座っていく。そして、呼びに来た黒人兵士も前に移動し、三人の横に立った。
「全員そろったか。それでは明日の作戦会議を始める」
指揮官らしき軍人が、話し始めた。
「今回は一人の負傷者をだすことなく、魔王を討ち取り、居城を陥落させることができたが、大魔王軍も、我々の侵攻に気づき、そろそろ対策を講じてくるはずだ。だが、我らのM1はまだ健在だ。モーリア城までなら、燃料は持つ。そこで作戦は今回と全く同じで行くことにした。A作戦は、M1の背後に隠れての一点突破手榴弾攻撃。B作戦は、適宜散会して標的を包囲しての銃撃攻撃、C作戦として、集合、散会を交互に繰り返す散兵陣でいく。銃弾や、手榴弾は、貴重だから、できるだけ無駄使いしないように。今回の使用分は、各班長がまとめ、明朝、不足分を申請して欲しい。それ以外に、なにか、質問のあるものはいるか」
この城攻めの際は、沢山の質問がでたが、明日も今日と同じということで、質問するものはなく、そのまま散会となった。
そして、四人の軍人だけがテント内に残り、その一人が声をあげる。
(今までの会話はこの世界の異世界語だが、ここからの会話は英語。異世界召喚されると、その世界の話もできるようになる)
「少尉、王城で聞いた話と、全然違うじゃないですか。人間の奴隷なんていなかったし、城下の民は、それなりの生活をしていた。自ら先頭に立って戦い、民には手を出さないでくれと懇願する魔王が独裁者とは思えない」
「そうそう、魔王は良い領主で、王都の貴族や国王の方が圧制者だ。貧富差が激しく、獣人を奴隷にしてたものな」
「俺もそう思う。王都は、昔の南部と同じで、魔族という偏見だけで、悪と判断して、敵対してるだけだと思う」
「だからと言って、大魔王討伐を止める気か。大魔王を討伐しない限り、元の世界には戻れないんだぞ」
この世界で死んだ場合も、元の世界に戻れるが、死体として戻ると説明されていた。
「それに、このまま王都に帰還したら、あいつらから村八分にされるに決まってる」
「確かに、幾ら文明差があっても、食事に毒をもられたら、どうしようもないからな」
「しかたない。やるしかないか」
「ですがボス、大魔王を討ち取れば、本当に戻れるんですかね」
「分からんが、信じるしかあるまい。ここが異世界で、我ら四人がM1ごと召喚されたのは間違いなく、それ以外に、元の世界に戻る術がないんだからな」
「わかりましたよ。ボスに従います。ですが、我々だけで、大魔王を倒せますかね。魔王一人にあんなに苦戦するとは想定外でしたよ」
「確かに、フラググレネードの直撃でも、死なない化け物だったものな」
フラググレネードとは、アメリカ軍が採用している手榴弾だ。
「あの魔王以上の四天王という魔族が四人もいて、その四天王が束になってもかなわないのが大魔王なんだろう」
「これだけの戦力では、奴らが、束になって反撃してきたら、白旗を上げるしかないだろうな。だから、敵が集結する前に少しずつ戦力を削っていくしかあるまい。スピードが命だ。明日は早いんだ。さっさと寝ろ」
「了解」
そして、早朝、ルードリッヒ城から約五十キロ離れた四天王領のモーリア城へ向け、戦車を先頭に出発した。
勇者軍は、この戦車に乗る米国軍兵士四名と、精鋭冒険者三十八名の総勢四十二名だけだ。
三年前の戦争で、国王軍兵士の大半が死亡し、生き残った兵士も重傷を負ったので、今回は国王軍を出すことができなかったのだ。そこで、急遽、国命で冒険者をかき集めたが、四人から六人の冒険者チームが八組のたったの三十八名しか集まらなかった。
目的の城下町まで、あと五キロほどの川辺に来た時、対岸に、二十名程の魔族の集団が陣取り、待機しているのを発見する。
「やはり、待ち構えていたか。懸命な判断だ」
「一発、お見舞してやりますか」
「ああ、奴らの度肝をぬいてやろう」
敵陣まで、五百メートル以上の距離があったが、戦車はその場からその敵陣目掛けて発砲した。
だが、その砲弾は直前の空中で爆発し、全くダメージを与えられなかった。
「砲撃を防いだだと……。なんて強度のバリアだ」
リックとよばれる砲撃手の兵士が、驚愕の声をあげる。
先の魔王戦で、目に見えないバリアで、銃弾を防いでいたので、魔法障壁は知っていたが、その時は手榴弾で粉々に、壊すことができた。だから、その十倍以上の破壊力がある戦車の砲撃が防がれたのは予想外だった。
「勇者ども、聞けい。我らは貴様らと戦う意思はない」
直後、頭の中に、直接その声が届いた。感覚共有魔法の意思伝達術で、語りかけてきたのだ。
「我は、大魔王直属四天王が一人、鉄壁のモーリアこと、モーリア・デュアパルである。そして、こちらにおわすは、漆黒の大魔王バーン・トロイ・デス様にある。残りの四天王も、まもなく集結する予定だ。貴様らには万に一つも勝ち目はない。親友ルードリッヒを殺めたことは腹立たしいが、大魔王バーン様は、ルードリッヒ領の民を傷つけず、見逃したくれた事に感謝し、この度の件は、不問にせよとの命だ。大人しく矛を収めれば、何もせず見逃す事を保証する」
「大魔王まで来ているとは、予想以上に、対応が早かったな」 少尉が独り言をいう。
「ボス、どうします」
「APFSDSを使う。準備しろ」
先の砲弾は、人を殺傷すること目的とした爆発力重視の榴弾と呼ばれる種類のものだが、バリアが想定以上の強度だったので、貫通力が極めて高い徹甲弾に変えるように指示をだした。
この砲弾は、五十センチの鋼鉄板ですら、貫通する破壊力がある。
「ファイア」
再び、爆音が鳴り響く。
今度の砲弾は、予想通りに防御結界に穴を開けて、敵陣に届き、砂塵が舞い散った。
「やったか」
だが、砂塵がおさまると、二十名程の魔族軍は、無傷で、以前と全く変わらず立っていた。
とっさに、大魔王バーンが前面に魔法盾と呼ぶ強度の高い防御魔法を発動し、着弾の被害を押さえたのだ。
「こりゃ、白旗を上げるしかないか」
兵士達は、戦車内で、降参するか否か相談を始めたが、既に遅かった。
「停戦に応じる意志がないと判断し、開戦する」
そして、その陣に待機していたモーリア配下の魔族軍が一斉に飛び立っていった。
周囲には城下町が広がり、更にその周りには、田園が広がっている。
つい半日前には、この場所に見事な城が立っていて、町の賑わいが聞こえていたのだが、その城は粉々に崩れ去り、廃墟と化した。
その瓦礫の山の中央に、この異世界には存在しない筈の巨大な戦車が鎮座している。アメリカ陸軍のM1エイブラムスと呼ばれる戦車だ。その周りを囲む様に、大きな仮設テントと、数カ所の篝火と人影があり、笑い声が響いている。
召喚勇者軍がこの地に仮設キャンプを設営し、各班ごとに屯して、焚火を囲って暖をとっているのだ。
その中心たる召喚勇者は、人族レムレット王国の召喚士たちが、そのうちの四名の命と引き換えに呼び出したのだが、現世地球のアメリカ陸軍の戦車とその中にいた軍人四名が、この地に召喚されてしまったのだ。
「作戦会議するぞ。各班長は、メインテントに集合しろ」
巨大なテントから、アメリカ陸軍の軍服を着た黒人兵士が出てきて、辺りにいた冒険者たちに声を掛ける。
屈強そうな冒険者数人が立ち上がり、そのテントの中に入って行く。
テントの奥には、軍人三人が立っていて、八人の冒険者がその前に次々と座っていく。そして、呼びに来た黒人兵士も前に移動し、三人の横に立った。
「全員そろったか。それでは明日の作戦会議を始める」
指揮官らしき軍人が、話し始めた。
「今回は一人の負傷者をだすことなく、魔王を討ち取り、居城を陥落させることができたが、大魔王軍も、我々の侵攻に気づき、そろそろ対策を講じてくるはずだ。だが、我らのM1はまだ健在だ。モーリア城までなら、燃料は持つ。そこで作戦は今回と全く同じで行くことにした。A作戦は、M1の背後に隠れての一点突破手榴弾攻撃。B作戦は、適宜散会して標的を包囲しての銃撃攻撃、C作戦として、集合、散会を交互に繰り返す散兵陣でいく。銃弾や、手榴弾は、貴重だから、できるだけ無駄使いしないように。今回の使用分は、各班長がまとめ、明朝、不足分を申請して欲しい。それ以外に、なにか、質問のあるものはいるか」
この城攻めの際は、沢山の質問がでたが、明日も今日と同じということで、質問するものはなく、そのまま散会となった。
そして、四人の軍人だけがテント内に残り、その一人が声をあげる。
(今までの会話はこの世界の異世界語だが、ここからの会話は英語。異世界召喚されると、その世界の話もできるようになる)
「少尉、王城で聞いた話と、全然違うじゃないですか。人間の奴隷なんていなかったし、城下の民は、それなりの生活をしていた。自ら先頭に立って戦い、民には手を出さないでくれと懇願する魔王が独裁者とは思えない」
「そうそう、魔王は良い領主で、王都の貴族や国王の方が圧制者だ。貧富差が激しく、獣人を奴隷にしてたものな」
「俺もそう思う。王都は、昔の南部と同じで、魔族という偏見だけで、悪と判断して、敵対してるだけだと思う」
「だからと言って、大魔王討伐を止める気か。大魔王を討伐しない限り、元の世界には戻れないんだぞ」
この世界で死んだ場合も、元の世界に戻れるが、死体として戻ると説明されていた。
「それに、このまま王都に帰還したら、あいつらから村八分にされるに決まってる」
「確かに、幾ら文明差があっても、食事に毒をもられたら、どうしようもないからな」
「しかたない。やるしかないか」
「ですがボス、大魔王を討ち取れば、本当に戻れるんですかね」
「分からんが、信じるしかあるまい。ここが異世界で、我ら四人がM1ごと召喚されたのは間違いなく、それ以外に、元の世界に戻る術がないんだからな」
「わかりましたよ。ボスに従います。ですが、我々だけで、大魔王を倒せますかね。魔王一人にあんなに苦戦するとは想定外でしたよ」
「確かに、フラググレネードの直撃でも、死なない化け物だったものな」
フラググレネードとは、アメリカ軍が採用している手榴弾だ。
「あの魔王以上の四天王という魔族が四人もいて、その四天王が束になってもかなわないのが大魔王なんだろう」
「これだけの戦力では、奴らが、束になって反撃してきたら、白旗を上げるしかないだろうな。だから、敵が集結する前に少しずつ戦力を削っていくしかあるまい。スピードが命だ。明日は早いんだ。さっさと寝ろ」
「了解」
そして、早朝、ルードリッヒ城から約五十キロ離れた四天王領のモーリア城へ向け、戦車を先頭に出発した。
勇者軍は、この戦車に乗る米国軍兵士四名と、精鋭冒険者三十八名の総勢四十二名だけだ。
三年前の戦争で、国王軍兵士の大半が死亡し、生き残った兵士も重傷を負ったので、今回は国王軍を出すことができなかったのだ。そこで、急遽、国命で冒険者をかき集めたが、四人から六人の冒険者チームが八組のたったの三十八名しか集まらなかった。
目的の城下町まで、あと五キロほどの川辺に来た時、対岸に、二十名程の魔族の集団が陣取り、待機しているのを発見する。
「やはり、待ち構えていたか。懸命な判断だ」
「一発、お見舞してやりますか」
「ああ、奴らの度肝をぬいてやろう」
敵陣まで、五百メートル以上の距離があったが、戦車はその場からその敵陣目掛けて発砲した。
だが、その砲弾は直前の空中で爆発し、全くダメージを与えられなかった。
「砲撃を防いだだと……。なんて強度のバリアだ」
リックとよばれる砲撃手の兵士が、驚愕の声をあげる。
先の魔王戦で、目に見えないバリアで、銃弾を防いでいたので、魔法障壁は知っていたが、その時は手榴弾で粉々に、壊すことができた。だから、その十倍以上の破壊力がある戦車の砲撃が防がれたのは予想外だった。
「勇者ども、聞けい。我らは貴様らと戦う意思はない」
直後、頭の中に、直接その声が届いた。感覚共有魔法の意思伝達術で、語りかけてきたのだ。
「我は、大魔王直属四天王が一人、鉄壁のモーリアこと、モーリア・デュアパルである。そして、こちらにおわすは、漆黒の大魔王バーン・トロイ・デス様にある。残りの四天王も、まもなく集結する予定だ。貴様らには万に一つも勝ち目はない。親友ルードリッヒを殺めたことは腹立たしいが、大魔王バーン様は、ルードリッヒ領の民を傷つけず、見逃したくれた事に感謝し、この度の件は、不問にせよとの命だ。大人しく矛を収めれば、何もせず見逃す事を保証する」
「大魔王まで来ているとは、予想以上に、対応が早かったな」 少尉が独り言をいう。
「ボス、どうします」
「APFSDSを使う。準備しろ」
先の砲弾は、人を殺傷すること目的とした爆発力重視の榴弾と呼ばれる種類のものだが、バリアが想定以上の強度だったので、貫通力が極めて高い徹甲弾に変えるように指示をだした。
この砲弾は、五十センチの鋼鉄板ですら、貫通する破壊力がある。
「ファイア」
再び、爆音が鳴り響く。
今度の砲弾は、予想通りに防御結界に穴を開けて、敵陣に届き、砂塵が舞い散った。
「やったか」
だが、砂塵がおさまると、二十名程の魔族軍は、無傷で、以前と全く変わらず立っていた。
とっさに、大魔王バーンが前面に魔法盾と呼ぶ強度の高い防御魔法を発動し、着弾の被害を押さえたのだ。
「こりゃ、白旗を上げるしかないか」
兵士達は、戦車内で、降参するか否か相談を始めたが、既に遅かった。
「停戦に応じる意志がないと判断し、開戦する」
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