162 / 486
第五章:殺盗団を壊滅せよ
161:奥義・乱舞
しおりを挟む
「時に巨滅の英雄殿。あんた名は何と言うんだ?」
「人に名をたずねる時は、自分から名乗るものだと思うのだがな?」
「あ~ら、これは失敬。俺はアニキッ! さすらいの用心棒さ!!」
右手の親指をサムズアップしたアニキは、堂々と胸を張りそう主張する。
流は奥のラーゼを見つめると、申し訳なさそうにこう続ける。
「いや、なんか……うちのアニキがほんと、スマン」
「そこ、謝らないで! アニキ泣いちゃう! しかも号泣だぞ!?」
「まぁお前が馬鹿だと言う事は分かった。俺は流、真っ当な商人だ」
「ほら! ほら、ほぉらぁ~。聞いたかラーゼ君? 英雄様もオレと同じようにギャグ言ってんじゃ~ん。オレだけが悪者? 否、断じて否だね!」
「マテイ! 俺は本当に商人なの! 隣から派遣されてゴミ掃除に来ただけの商人なの! お分かり?」
流はバーツに渡された依頼書を見せる。
「あ~ら本当だった!? いや、ホントごめんね?」
「俺も言い過ぎたよ、悪かったな」
「あんたら、なに和んでるんだよ……」
殺伐とした空間に、微妙な空気が漂い始め――たかのように見えたが、当の二人の目は笑っていなかった。
そして――どちらからともなく、突然の剣戟が積み重なる。
アニキは腰に佩いでいた剣を抜くと一筋の閃になり、大上段を経由して流の中心へと斬り込む。当然当たれば真っ二つになる勢いの一閃だ。
それを美琴で左側へ受け流しながら、アニキの体制が内側に丸まった事による隙を逃さず、流は蹴りを入れる。
しかしアニキは蹴りを食らった瞬間、自身も同じ方向へ回転して威力を受け流し、そのまま剣で斬り返す。
が、流もそれに応えるように、アニキと逆回り方向へグルリと回り、美琴で同じように切り返す。
「ス、スゲェ……あのアニキと互角に斬り結んでいやがる……まるで踊っているみてぇだ……」
そのまま剣戟が息も出来ないほどの、銀色の閃光を引き連れて積み重なる。
やがて一部屋にとどまらず、双方ともに避けた攻撃が壁を壊し、その空いた穴へアニキが転がり込むと、それを追って流も飛び込む。
そこでまた激しい剣戟が始まると、また壁を壊して別の部屋へと進み、いよいよ建物の強度も怪しくなって来た頃、アニキが流と距離を取る様に飛び退く。
「あ~らまぁ……随分と手癖の悪い商人だこと」
「おいおい、人聞きの悪い事を言うもんじゃないぜ? ゴキブリの用心棒さんよ」
「…………」
「…………」
「「コイツでキメるッ!!」」
アニキは大上段に剣を構え、剣に魔力を流すと、剣に灼熱の業火が宿る。
それを打ち払うため、流も美琴を高速納刀し、抜刀術の構えを取る。
「灼熱の業火に朽ち果てろ……奥義! 業炎の咆哮!!」
「ならばそれを打ち払おう……奥義! 太刀魚・改!!」
アニキは建物の事など微塵も考えずに、業火を具現化した斬撃を流へ飛ばす。
それを見たラーゼは死を覚悟した。アニキの攻撃の意味を知っているから……そう、今いるこの場所は、「確実にマズイ」と分かるからこその反応。
だからその「絶対攻撃範囲」を知っているからこそ、この世の見納めのように目を見開き、姉を強く、強く、抱きしめる。このままなら自分達も確実に焼け死ぬのだ、と。
だがその目には悲壮はなく、覚悟と忠誠が宿っていた。
その本気のアニキの攻撃に、流は冷や汗一つかかず、美琴を優しく撫でるように柄を持つ。
迫る業炎の咆哮! その炎の顎が流へ着斬する刹那、美琴の怪しく光らせた刀身を、その鞘を滑らせて彗星の如く煌めく斬撃を放つ。
美琴の妖力を衣のように纏った太刀魚は、昇竜のように具現化し、業炎の顎を食い破る!
その勢いはとどまる事を知らず、食い破った業炎を呑み込みながら、ついにはアニキの剣までとどくと強烈に押し合う。
「ウヌオオオオオオオオオオオ!! ナ・メ・ル・ナアアアアアアッ!!」
アニキは裂帛の気合と共に、太刀魚を真下へ叩きつけ耐え切った――が。
「――お前がな?」
目の前に迫る流に気が付かず、一瞬防御が遅れた事で隙を生む。
「ジジイ流活人術! 不殺閃・改!!」
美琴の妖力をこれでもかと詰め込んだ不殺閃は、不殺とは言え奥義級一歩手前の威力をもった打撃業と昇華していた。
「あ~ら、アニキ一本とられなああああああゴッブアッツ!?」
「ア、アニキいいいいいいいいい!!」
そのまま建物の壁をぶち破り、アニキはギルドの裏道側の外へと投げ出される。
「くっ!! この借りは必ず返すからな、覚えておけよ巨滅の英雄!!!!」
「あ! ちょっと待て!! それフラグだからなあああ」
そう言うが早いか、ラーゼは姉を抱いたまま流が開けた大穴から外へ躍り出る。
慌ててその穴から下を覗くが、ラーゼが蒔いたのか白い煙幕が立ち込めており、飛び降りてもいいものかが判断が付かずに眺めるだけであった。
「クソッ! 鑑定眼では視えずってなんだよ。俺では追えないか……失敗した。不殺閃がまさかここまで威力があるとは、まぁ何となく分かってたけど!」
下は今だ煙幕が激しく、どうなっているかは不明だったが、気配が消えた事により最低ラーゼは逃げうせたと判断する。
「人に名をたずねる時は、自分から名乗るものだと思うのだがな?」
「あ~ら、これは失敬。俺はアニキッ! さすらいの用心棒さ!!」
右手の親指をサムズアップしたアニキは、堂々と胸を張りそう主張する。
流は奥のラーゼを見つめると、申し訳なさそうにこう続ける。
「いや、なんか……うちのアニキがほんと、スマン」
「そこ、謝らないで! アニキ泣いちゃう! しかも号泣だぞ!?」
「まぁお前が馬鹿だと言う事は分かった。俺は流、真っ当な商人だ」
「ほら! ほら、ほぉらぁ~。聞いたかラーゼ君? 英雄様もオレと同じようにギャグ言ってんじゃ~ん。オレだけが悪者? 否、断じて否だね!」
「マテイ! 俺は本当に商人なの! 隣から派遣されてゴミ掃除に来ただけの商人なの! お分かり?」
流はバーツに渡された依頼書を見せる。
「あ~ら本当だった!? いや、ホントごめんね?」
「俺も言い過ぎたよ、悪かったな」
「あんたら、なに和んでるんだよ……」
殺伐とした空間に、微妙な空気が漂い始め――たかのように見えたが、当の二人の目は笑っていなかった。
そして――どちらからともなく、突然の剣戟が積み重なる。
アニキは腰に佩いでいた剣を抜くと一筋の閃になり、大上段を経由して流の中心へと斬り込む。当然当たれば真っ二つになる勢いの一閃だ。
それを美琴で左側へ受け流しながら、アニキの体制が内側に丸まった事による隙を逃さず、流は蹴りを入れる。
しかしアニキは蹴りを食らった瞬間、自身も同じ方向へ回転して威力を受け流し、そのまま剣で斬り返す。
が、流もそれに応えるように、アニキと逆回り方向へグルリと回り、美琴で同じように切り返す。
「ス、スゲェ……あのアニキと互角に斬り結んでいやがる……まるで踊っているみてぇだ……」
そのまま剣戟が息も出来ないほどの、銀色の閃光を引き連れて積み重なる。
やがて一部屋にとどまらず、双方ともに避けた攻撃が壁を壊し、その空いた穴へアニキが転がり込むと、それを追って流も飛び込む。
そこでまた激しい剣戟が始まると、また壁を壊して別の部屋へと進み、いよいよ建物の強度も怪しくなって来た頃、アニキが流と距離を取る様に飛び退く。
「あ~らまぁ……随分と手癖の悪い商人だこと」
「おいおい、人聞きの悪い事を言うもんじゃないぜ? ゴキブリの用心棒さんよ」
「…………」
「…………」
「「コイツでキメるッ!!」」
アニキは大上段に剣を構え、剣に魔力を流すと、剣に灼熱の業火が宿る。
それを打ち払うため、流も美琴を高速納刀し、抜刀術の構えを取る。
「灼熱の業火に朽ち果てろ……奥義! 業炎の咆哮!!」
「ならばそれを打ち払おう……奥義! 太刀魚・改!!」
アニキは建物の事など微塵も考えずに、業火を具現化した斬撃を流へ飛ばす。
それを見たラーゼは死を覚悟した。アニキの攻撃の意味を知っているから……そう、今いるこの場所は、「確実にマズイ」と分かるからこその反応。
だからその「絶対攻撃範囲」を知っているからこそ、この世の見納めのように目を見開き、姉を強く、強く、抱きしめる。このままなら自分達も確実に焼け死ぬのだ、と。
だがその目には悲壮はなく、覚悟と忠誠が宿っていた。
その本気のアニキの攻撃に、流は冷や汗一つかかず、美琴を優しく撫でるように柄を持つ。
迫る業炎の咆哮! その炎の顎が流へ着斬する刹那、美琴の怪しく光らせた刀身を、その鞘を滑らせて彗星の如く煌めく斬撃を放つ。
美琴の妖力を衣のように纏った太刀魚は、昇竜のように具現化し、業炎の顎を食い破る!
その勢いはとどまる事を知らず、食い破った業炎を呑み込みながら、ついにはアニキの剣までとどくと強烈に押し合う。
「ウヌオオオオオオオオオオオ!! ナ・メ・ル・ナアアアアアアッ!!」
アニキは裂帛の気合と共に、太刀魚を真下へ叩きつけ耐え切った――が。
「――お前がな?」
目の前に迫る流に気が付かず、一瞬防御が遅れた事で隙を生む。
「ジジイ流活人術! 不殺閃・改!!」
美琴の妖力をこれでもかと詰め込んだ不殺閃は、不殺とは言え奥義級一歩手前の威力をもった打撃業と昇華していた。
「あ~ら、アニキ一本とられなああああああゴッブアッツ!?」
「ア、アニキいいいいいいいいい!!」
そのまま建物の壁をぶち破り、アニキはギルドの裏道側の外へと投げ出される。
「くっ!! この借りは必ず返すからな、覚えておけよ巨滅の英雄!!!!」
「あ! ちょっと待て!! それフラグだからなあああ」
そう言うが早いか、ラーゼは姉を抱いたまま流が開けた大穴から外へ躍り出る。
慌ててその穴から下を覗くが、ラーゼが蒔いたのか白い煙幕が立ち込めており、飛び降りてもいいものかが判断が付かずに眺めるだけであった。
「クソッ! 鑑定眼では視えずってなんだよ。俺では追えないか……失敗した。不殺閃がまさかここまで威力があるとは、まぁ何となく分かってたけど!」
下は今だ煙幕が激しく、どうなっているかは不明だったが、気配が消えた事により最低ラーゼは逃げうせたと判断する。
0
お気に入りに追加
274
あなたにおすすめの小説
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。
そんな努力もついに報われる日が。
ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。
日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。
仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。
※HOTランキング1位ありがとうございます!
※ファンタジー7位ありがとうございます!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
S級スキル【竜化】持ちの俺、トカゲと間違われて実家を追放されるが、覚醒し竜王に見初められる。今さら戻れと言われてももう遅い
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
ファンタジー
主人公ライルはブリケード王国の第一王子である。
しかし、ある日――
「ライル。お前を我がブリケード王家から追放する!」
父であるバリオス・ブリケード国王から、そう宣言されてしまう。
「お、俺のスキルが真の力を発揮すれば、きっとこの国の役に立てます」
ライルは必死にそうすがりつく。
「はっ! ライルが本当に授かったスキルは、【トカゲ化】か何かだろ? いくら隠したいからって、【竜化】だなんて嘘をつくなんてよ」
弟である第二王子のガルドから、そう突き放されてしまう。
失意のまま辺境に逃げたライルは、かつて親しくしていた少女ルーシーに匿われる。
「苦労したんだな。とりあえずは、この村でゆっくりしてくれよ」
ライルの辺境での慎ましくも幸せな生活が始まる。
だが、それを脅かす者たちが近づきつつあった……。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる