金色の空は月を抱く 〜最強の魔物に溺愛されているので世界が破滅するかもしれません〜 第1章

 魔力の高さが権力の高さの国、バルカタル帝国。
 皇帝の子の中で最も高い魔力を持つ魔物と契約した者が次の皇帝となり、続いて五つの州の長が決まる。
 7人の子の中で、大蛇の魔物カオウと契約した第3皇女ツバキだけが何の役職にもつけなかった。

 ツバキは惨めな気持ちに……なることはなく、これ幸いと城を抜け出して、少年の姿に変身したカオウと一緒に平民の街や魔物の巣窟と言われる森で遊んだり楽しい日々を送っている。

 カオウも契約をなかったことにされて怒り心頭……というわけでもなく、ツバキを見守り続けている。次第に大きくなるツバキへの恋心と、ある重大な秘密を隠して。

 そんなある日、皇帝即位の祝賀パレードで皇帝を狙う計画があると知る。しかし手ががりとなる少年たちを探すため向かった先でカオウが重症を負ってしまい、ショックを受けたツバキは自分でも知らなかった力に目覚め……。

 1通の脅迫状をきっかけに、ツバキとカオウはテロ事件、精霊の事件、国の陰謀、世界の破滅へと巻き込まれていく。

 人・魔物・精霊が共存する世界の均衡が崩れたとき、2人が選んだ未来とは。この恋は世界を救うのか、それとも────

 世界を巻き込んだ皇女と魔物の恋を描いた第1章。

※章ごとに完結します。
※1章は恋愛要素ありませんが、2章で少年だったカオウが脱皮(蛇だから)してイケメン青年となって戻ってから感情爆発、しかしツバキは政略結婚の予定があるのでジレジレしつつ、5章でイチャイチャ(健全) からの色々あって世界が破滅するかもしれない流れになっております。
※3章掲載開始しました。
※小説家になろう・カクヨムにも投稿しています。
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,935 位 / 193,935件 ファンタジー 44,507 位 / 44,507件

あなたにおすすめの小説

【完結】王太子妃の初恋

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
カテリーナは王太子妃。しかし、政略のための結婚でアレクサンドル王太子からは嫌われている。 王太子が側妃を娶ったため、カテリーナはお役御免とばかりに王宮の外れにある森の中の宮殿に追いやられてしまう。 しかし、カテリーナはちょうど良かったと思っていた。婚約者時代からの激務で目が悪くなっていて、これ以上は公務も社交も難しいと考えていたからだ。 そんなカテリーナが湖畔で一人の男に出会い、恋をするまでとその後。 ★ざまぁはありません。 全話予約投稿済。 携帯投稿のため誤字脱字多くて申し訳ありません。 報告ありがとうございます。

政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~

つくも茄子
恋愛
幼い頃からの婚約者であった侯爵令嬢との婚約を解消して、学生時代からの恋人と結婚した王太子殿下。 政略よりも愛を選んだ生活は思っていたのとは違っていた。「お幸せに」と微笑んだ元婚約者。結婚によって去っていた側近達。愛する妻の妃教育がままならない中での出産。世継ぎの王子の誕生を望んだものの産まれたのは王女だった。妻に瓜二つの娘は可愛い。無邪気な娘は欲望のままに動く。断罪の時、全てが明らかになった。王太子の思い描いていた未来は元から無かったものだった。後悔は続く。どこから間違っていたのか。 他サイトにも公開中。

モブなのに、転生した乙女ゲームの攻略対象に追いかけられてしまったので全力で拒否します

みゅー
恋愛
乙女ゲームに、転生してしまった瑛子は自分の前世を思い出し、前世で培った処世術をフル活用しながら過ごしているうちに何故か、全く興味のない攻略対象に好かれてしまい、全力で逃げようとするが…… 余談ですが、小説家になろうの方で題名が既に国語力無さすぎて読むきにもなれない、教師相手だと淫行と言う意見あり。 皆さんも、作者の国語力のなさや教師と生徒カップル無理な人はプラウザバック宜しくです。 作者に国語力ないのは周知の事実ですので、指摘なくても大丈夫です✨ あと『追われてしまった』と言う言葉がおかしいとの指摘も既にいただいております。 やらかしちゃったと言うニュアンスで使用していますので、ご了承下さいませ。 この説明書いていて、海外の商品は訴えられるから、説明書が長くなるって話を思いだしました。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

暁の薔薇の伝説~ゲームの始まる前に滅亡していた国の虚弱王女に転生したので回避したいと思います~

えとう蜜夏☆コミカライズ中
ファンタジー
 お兄様と書庫で遊んでいたときに本に躓いて思い出した。この世界は『暁の薔薇の伝説』、通称「薔薇伝」というフリーシナリオ制のRPGのゲームの世界に似ていて、私はスタート時に滅亡している国の王女に転生していたのだった。ゲームの主要キャラの五人のうちの一人のリルア王女だった。神絵師の手により儚げな美少女のリルアは悲運の亡国の王女として人気だったけれど私には使えないキャラだった。だって、ステータスが弱くてすぐ死んじゃうの。だから目指すは強靭なステータス! 滅亡回避! まったり亀更新です。表紙はフリー素材を活用してます。  2020.12.25更新時に設定と章を追加しています。  2021.5.11第一章の覚醒編は完結しました。  Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.  ⓒえとう蜜夏(無断転載等はご遠慮ください)

聖女も勇者もお断り🙅

ピコっぴ
ファンタジー
何しに喚ばれたんか知らんけど ( 'ω'o[お断りします]o 【萌々香の場合】 子供の頃から、なぜか水辺が苦手で酷いと卒倒することもあった私は、水濠で清水に飲み込まれ、異世界に召喚された 『聖女』として でも、無色の私は『月无』──憑き無しとして捨て置かれた 後から聖女さまと呼んでも、誰が助けてなんかやるものか ※ヒーローの本文内での確定がやや遅めです 表紙は自筆 富士通のAndroidで、SONYのアプリSketch にて☝左手中指を使用

記憶なし、魔力ゼロのおっさんファンタジー

コーヒー微糖派
ファンタジー
 勇者と魔王の戦いの舞台となっていた、"ルクガイア王国"  その戦いは多くの犠牲を払った激戦の末に勇者達、人類の勝利となった。  そんなところに現れた一人の中年男性。  記憶もなく、魔力もゼロ。  自分の名前も分からないおっさんとその仲間たちが織り成すファンタジー……っぽい物語。  記憶喪失だが、腕っぷしだけは強い中年主人公。同じく魔力ゼロとなってしまった元魔法使い。時々訪れる恋模様。やたらと癖の強い盗賊団を始めとする人々と紡がれる絆。  その先に待っているのは"失われた過去"か、"新たなる未来"か。 ◆◆◆  元々は私が昔に自作ゲームのシナリオとして考えていたものを文章に起こしたものです。  小説完全初心者ですが、よろしくお願いします。 ※なお、この物語に出てくる格闘用語についてはあくまでフィクションです。 表紙画像は草食動物様に作成していただきました。この場を借りて感謝いたします。

英雄の末裔――ヴァイスハイト帝国篇――

三田村優希(または南雲天音)
ファンタジー
神聖不可侵である三帝国がひとつ、ヴァイスハイト帝国。 皇帝ゲオルグが崩御し、皇太子クレメンスが至尊の冠を頭上に頂こうと国内が騒がしくなっている頃。 隣国のプラテリーア公国は混乱に乗じて、国境の一部を我が物にしようと画策していた。全ては愛娘イザベラに大公位を譲位するために。 しかしイザベラ本人は弟である嫡男ロベルトが次期大公と公言して憚らない。 姫将軍と称されるイザベラを皇后に迎えプラテリーア公国を支配下に置こうとクレメンスは考えるが、それが内乱の火種となろうとは、彼は思っていなかった。 封印を守護する三帝室と長きに渡り対峙する魔人が、誕生するきっかけとなる話。 国と時代、主人公を変えて共通の敵と対峙する三帝室の物語第一弾。