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シーズン8-オルトス王国侵攻編
177-運命の時
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『ガンズ星系、ポイントL-22に展開完了』
「よし」
俺は頷く。
ハダウガゴ星系の占拠から一週間後の今日、俺は攻城艦の艦隊を準備して、この場所に展開させた。
「隊列を整頓!」
『既に完了しています』
「よし」
ブリッジには、俺とディーヴァ、アインス、ツヴァイ、ドライ、ネム、ルルの指揮官全員が集結している。
今回、誰も出る必要がない殲滅戦だからな。
王国の戦力は警戒するに値しないレベルと判断し、主力艦七隻と護衛艦隊各二百隻に限定した艦隊を組んでいる。
今回参戦している主力艦は以下の七つ。
『クロムセテラス』級攻城戦艦
『インペリアル・エッジ』級攻城戦艦
『コールランド・ブレイカー』級攻城戦艦
『ハル・ブレイカー』級攻城戦艦
『サベージロード』級襲撃型旗艦
『ロキ』級襲撃型旗艦
『ツオヴィナル』級襲撃型旗艦
特筆すべきは、帝国の主力艦の残骸を修復してこちら好みに改良した『クロムセテラス』と、『ロキ』級襲撃型旗艦だ。
襲撃型は恐るべき火力と、『アサルト』型の最終兵器を利用できる。
なので、こちらも攻城戦艦の護衛艦隊には、
『ガウェイン』と『トリスタン』、『ダージボーグ級長期戦特化型戦艦』を。
襲撃型旗艦にはそれぞれ、
『ガーンデーヴァ』、『デリュージ』、『アルティメイタム級襲撃型巡洋艦』を揃えている。
ダージボーグ級は、P.O.D初装備のNoa-Tun製艦船であり、アルティメイタムは襲撃型巡洋艦の名の通り、凶悪な火力を瞬間的に叩き出せるうえ、シールドエコーとナノバーストを展開できる。
それぞれ、硬い対象に対して猛威を振るう攻城戦艦の対小型への弱みと、瞬間火力こそ高い襲撃型巡洋艦の打たれ弱さをカバーする構成となっている。
「まだ、王国軍の主力の強さが判明していない。もし、主力が新たに確認されるようであれば、増援としてアバドン級を亜空間に収納している」
アバドン級とは、要するに殲滅兵器である。
『スマートボム』と呼称される超兵器を装備しており、半径10光年を最大範囲とする攻撃が出来るが、ゲーム時代は世界級と同様に建造・運用が夢のまた夢とされていた。
実際、未完成だ。
その構造の八割は金属ではなく代替金属であり、恐らく超兵器を使った衝撃で自壊する。
盤面のリセットにしか使えないだろう。
威力は試験済みで、それに耐えられるのは天体規模のものくらいだと判明している。
味方も敵も、そのあらゆるものを滅ぼす姿はまさに奈落の王、破滅を齎す者に相応しい。
将来的にはこれを量産して敵の首都星系にぶち込めると良いんだが.....
これ、範囲を間違えると最大範囲でこちらにも飛んでくるから怖いんだよな.....それに、暴走したら燃料切れまで止まらない筈だ。
二度と近寄れない地になってしまうだろう。
「っと」
話が逸れたな。
戦力は配備済み、最終手段も配備済み。
指揮官は準備完了、オーロラのシステムに問題はなし――――という事は。
「これより、ガンズ星系殲滅戦を開始する! 指揮官は全員所定の位置に付き、事前の取り決め通りに動け!」
「「「「「「『了解!!!』」」」」」」
こうして、ガンズ星系攻略戦は開始されたのであった。
「おお、ようやく参られましたか」
「......ああ」
ガンズ星系の防衛艦隊旗艦に、一隻の巡洋艦が横付けされていた。
そして、ブリッジに一人の人間が上がってくる。
「カル様、王国の英雄に最大級の尊敬と畏敬を」
「気を遣う必要はない」
カルと呼ばれた男は仮面をつけ、その全身をパワードスーツとローブで覆っており生身の部分が見えていなかった。
その隣には、強面の黒い狼が二足の足で立っている。
「それで....何をすればいいか?」
カルは、指揮官に対してそう言い、指示を仰ぐのであった。
「よし」
俺は頷く。
ハダウガゴ星系の占拠から一週間後の今日、俺は攻城艦の艦隊を準備して、この場所に展開させた。
「隊列を整頓!」
『既に完了しています』
「よし」
ブリッジには、俺とディーヴァ、アインス、ツヴァイ、ドライ、ネム、ルルの指揮官全員が集結している。
今回、誰も出る必要がない殲滅戦だからな。
王国の戦力は警戒するに値しないレベルと判断し、主力艦七隻と護衛艦隊各二百隻に限定した艦隊を組んでいる。
今回参戦している主力艦は以下の七つ。
『クロムセテラス』級攻城戦艦
『インペリアル・エッジ』級攻城戦艦
『コールランド・ブレイカー』級攻城戦艦
『ハル・ブレイカー』級攻城戦艦
『サベージロード』級襲撃型旗艦
『ロキ』級襲撃型旗艦
『ツオヴィナル』級襲撃型旗艦
特筆すべきは、帝国の主力艦の残骸を修復してこちら好みに改良した『クロムセテラス』と、『ロキ』級襲撃型旗艦だ。
襲撃型は恐るべき火力と、『アサルト』型の最終兵器を利用できる。
なので、こちらも攻城戦艦の護衛艦隊には、
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襲撃型旗艦にはそれぞれ、
『ガーンデーヴァ』、『デリュージ』、『アルティメイタム級襲撃型巡洋艦』を揃えている。
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それぞれ、硬い対象に対して猛威を振るう攻城戦艦の対小型への弱みと、瞬間火力こそ高い襲撃型巡洋艦の打たれ弱さをカバーする構成となっている。
「まだ、王国軍の主力の強さが判明していない。もし、主力が新たに確認されるようであれば、増援としてアバドン級を亜空間に収納している」
アバドン級とは、要するに殲滅兵器である。
『スマートボム』と呼称される超兵器を装備しており、半径10光年を最大範囲とする攻撃が出来るが、ゲーム時代は世界級と同様に建造・運用が夢のまた夢とされていた。
実際、未完成だ。
その構造の八割は金属ではなく代替金属であり、恐らく超兵器を使った衝撃で自壊する。
盤面のリセットにしか使えないだろう。
威力は試験済みで、それに耐えられるのは天体規模のものくらいだと判明している。
味方も敵も、そのあらゆるものを滅ぼす姿はまさに奈落の王、破滅を齎す者に相応しい。
将来的にはこれを量産して敵の首都星系にぶち込めると良いんだが.....
これ、範囲を間違えると最大範囲でこちらにも飛んでくるから怖いんだよな.....それに、暴走したら燃料切れまで止まらない筈だ。
二度と近寄れない地になってしまうだろう。
「っと」
話が逸れたな。
戦力は配備済み、最終手段も配備済み。
指揮官は準備完了、オーロラのシステムに問題はなし――――という事は。
「これより、ガンズ星系殲滅戦を開始する! 指揮官は全員所定の位置に付き、事前の取り決め通りに動け!」
「「「「「「『了解!!!』」」」」」」
こうして、ガンズ星系攻略戦は開始されたのであった。
「おお、ようやく参られましたか」
「......ああ」
ガンズ星系の防衛艦隊旗艦に、一隻の巡洋艦が横付けされていた。
そして、ブリッジに一人の人間が上がってくる。
「カル様、王国の英雄に最大級の尊敬と畏敬を」
「気を遣う必要はない」
カルと呼ばれた男は仮面をつけ、その全身をパワードスーツとローブで覆っており生身の部分が見えていなかった。
その隣には、強面の黒い狼が二足の足で立っている。
「それで....何をすればいいか?」
カルは、指揮官に対してそう言い、指示を仰ぐのであった。
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