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シーズン1-クロトザク戦線
037-皇国の日没
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「それでは、最終決戦を開始する」
俺はそう宣言した。
ルール無用の残虐ファイトだ。
今回の艦隊は、レイピア級、アロー級、アコライト級の高速艦隊と、カリブディス級、オルタネーター級、ダブルエッジ級、フェイルノート級の火力艦隊、イニシエーター級、ツインフェイト級、デヴァスター級、ウェーブライナー級の地上攻撃部隊、エンプレイス級、シンフォニア級、モルドレッド級、そして――――アナザージェネシス級を含む支援兼主力艦隊で組んでいる。
後は伏せた札もあるが、まあ結果を御覧じろという訳だ。
『艦載機は人間の手動操作にオプティマイズされているため、今回支援母艦エンプレイスにはドローンを満載しています』
「ああ」
今回使われるドローンは超大型16機、大型300機、中型600機、小型1500機。
中型艦より上の船全てにそれぞれ満載しているので、戦闘開始と共に展開させる事となる。
今回は被弾や損害を無視する。
後に戦いが無いので、敵に技術を盗まれる心配もしなくていいわけだ。
「.....ちなみに、本拠地防衛の戦力がほぼ無いわけなんだが」
『まさか、あの大量のダミーを突破して仕掛けてくるはずがないでしょう』
「だろうな!!」
フラグじゃないぞ。
フラグじゃないからな!
ワープしたNoa-Tun陣営の艦隊は、修繕中のステーションから出てきた艦隊に砲撃を受ける。
しかしながら、この遠距離ではシールドを抜けるはずもない。
そして。
「攻撃開始ィ!!」
Noa-Tun側の猛攻が開始される。
最初に布陣した艦隊で主力を張るのは、ダブルエッジ級駆逐艦とフェイルノート級吶喊型フリゲートである。
ダブルエッジ級は駆逐艦でありながら戦艦クラスの口径を持つ砲台を艦の左右に装備しており、そこから実弾を放ち、敵艦の装甲に穴を開けていく。
そこに追撃を行うのは、フェイルノート級。
通称クロワッサンと呼ばれているだけの事はあり、極端に湾曲した船体の中央にエネルギーフィールドを展開、そこから独自兵器である『エネルギー粒子圧縮指向バースト』により、戦艦の装甲すらも貫き、串刺しにする一撃を放つ。
「邪魔者を消し飛ばせ!」
『て、敵後方から数千の小型機体の接近を感知! 数が多すぎてこちらでは対処できません!』
「構わん、航空母艦を出撃させろ! ベラトールで破壊するのだ!」
『航空母艦、敵の高速艦隊に襲撃され行動不能!』
「くっ!!」
戦闘機は高速艦隊に迫ろうとするものの、機関出力から違い過ぎるために全く追いつけない。
そして、アロー級が装備しているフラグメントキャノンによる攻撃で、撃墜及び損傷を受け、母艦に帰投する所を小型ドローンに狙い撃ちにされ撃墜される。
「エリアリングに注意しろ! 敵から制空権を奪え!」
『敵主力と思われる艦隊、こちらの支援兼主力艦隊に接近中』
「やっぱバカだな」
シンは嗤う。
主力艦隊に主力艦隊をぶつけるのは道理だが、表立って近づいてくる時点で失敗である。
超大型ドローンが発艦し、敵の主力戦艦に向け砲撃を開始する。
「伏兵を使う、アナザージェネシス級は大型ジャンプフィールドジェネレーターを起動し、艦隊を前方にジャンプさせろ」
「バカめ! 羽虫程度で我らの戦艦が止まるはずが....何っ!?」
勢いづいていた主力艦隊は、敵の主力艦が消えたことで速度を失う。
そして、諦めたようにレーダー長が叫ぶ。
「さ、左右から敵艦隊接近! 以前の戦いにいたステルス型爆撃艦と思われます!」
「撃墜しろ!」
「はっ!」
だが、全てはもう遅い。
軌道爆撃艦シージレギオンから放たれたキネティックボムが、主力艦隊の中央で起爆する。
『か、艦体に重大な損――――』
『いやだ! 死にたくな――――』
主力艦隊はあっという間に瓦解し、何とか持ち直すものの、
『な、何だコイツら!!』
『対空戦闘! 撃墜しろ!!』
シージレギオンの武器はボムだけではない。
魚雷もまた、爆撃艦の強みである。
小型艦にはほぼ当たらないが、対大型艦に対しては最強の鉾となる。
『敵大型ストラクチャーのダメージ限界に突入。まもなく崩壊、爆散します』
そして。
修復中のステーションが崩壊し、最後の皇国領土は完全に消滅したのであった。
俺はそう宣言した。
ルール無用の残虐ファイトだ。
今回の艦隊は、レイピア級、アロー級、アコライト級の高速艦隊と、カリブディス級、オルタネーター級、ダブルエッジ級、フェイルノート級の火力艦隊、イニシエーター級、ツインフェイト級、デヴァスター級、ウェーブライナー級の地上攻撃部隊、エンプレイス級、シンフォニア級、モルドレッド級、そして――――アナザージェネシス級を含む支援兼主力艦隊で組んでいる。
後は伏せた札もあるが、まあ結果を御覧じろという訳だ。
『艦載機は人間の手動操作にオプティマイズされているため、今回支援母艦エンプレイスにはドローンを満載しています』
「ああ」
今回使われるドローンは超大型16機、大型300機、中型600機、小型1500機。
中型艦より上の船全てにそれぞれ満載しているので、戦闘開始と共に展開させる事となる。
今回は被弾や損害を無視する。
後に戦いが無いので、敵に技術を盗まれる心配もしなくていいわけだ。
「.....ちなみに、本拠地防衛の戦力がほぼ無いわけなんだが」
『まさか、あの大量のダミーを突破して仕掛けてくるはずがないでしょう』
「だろうな!!」
フラグじゃないぞ。
フラグじゃないからな!
ワープしたNoa-Tun陣営の艦隊は、修繕中のステーションから出てきた艦隊に砲撃を受ける。
しかしながら、この遠距離ではシールドを抜けるはずもない。
そして。
「攻撃開始ィ!!」
Noa-Tun側の猛攻が開始される。
最初に布陣した艦隊で主力を張るのは、ダブルエッジ級駆逐艦とフェイルノート級吶喊型フリゲートである。
ダブルエッジ級は駆逐艦でありながら戦艦クラスの口径を持つ砲台を艦の左右に装備しており、そこから実弾を放ち、敵艦の装甲に穴を開けていく。
そこに追撃を行うのは、フェイルノート級。
通称クロワッサンと呼ばれているだけの事はあり、極端に湾曲した船体の中央にエネルギーフィールドを展開、そこから独自兵器である『エネルギー粒子圧縮指向バースト』により、戦艦の装甲すらも貫き、串刺しにする一撃を放つ。
「邪魔者を消し飛ばせ!」
『て、敵後方から数千の小型機体の接近を感知! 数が多すぎてこちらでは対処できません!』
「構わん、航空母艦を出撃させろ! ベラトールで破壊するのだ!」
『航空母艦、敵の高速艦隊に襲撃され行動不能!』
「くっ!!」
戦闘機は高速艦隊に迫ろうとするものの、機関出力から違い過ぎるために全く追いつけない。
そして、アロー級が装備しているフラグメントキャノンによる攻撃で、撃墜及び損傷を受け、母艦に帰投する所を小型ドローンに狙い撃ちにされ撃墜される。
「エリアリングに注意しろ! 敵から制空権を奪え!」
『敵主力と思われる艦隊、こちらの支援兼主力艦隊に接近中』
「やっぱバカだな」
シンは嗤う。
主力艦隊に主力艦隊をぶつけるのは道理だが、表立って近づいてくる時点で失敗である。
超大型ドローンが発艦し、敵の主力戦艦に向け砲撃を開始する。
「伏兵を使う、アナザージェネシス級は大型ジャンプフィールドジェネレーターを起動し、艦隊を前方にジャンプさせろ」
「バカめ! 羽虫程度で我らの戦艦が止まるはずが....何っ!?」
勢いづいていた主力艦隊は、敵の主力艦が消えたことで速度を失う。
そして、諦めたようにレーダー長が叫ぶ。
「さ、左右から敵艦隊接近! 以前の戦いにいたステルス型爆撃艦と思われます!」
「撃墜しろ!」
「はっ!」
だが、全てはもう遅い。
軌道爆撃艦シージレギオンから放たれたキネティックボムが、主力艦隊の中央で起爆する。
『か、艦体に重大な損――――』
『いやだ! 死にたくな――――』
主力艦隊はあっという間に瓦解し、何とか持ち直すものの、
『な、何だコイツら!!』
『対空戦闘! 撃墜しろ!!』
シージレギオンの武器はボムだけではない。
魚雷もまた、爆撃艦の強みである。
小型艦にはほぼ当たらないが、対大型艦に対しては最強の鉾となる。
『敵大型ストラクチャーのダメージ限界に突入。まもなく崩壊、爆散します』
そして。
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