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美晴にとっての初めてと婚約の話3〜美晴視点4
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翌朝、陽向の声で目が覚めた。
朝と言っても、もう昼が近いのだが。朝方まで行為をしていたのだから、仕方ない。直人の体力がすごいことを改めて知った。しかし、そのおかげでヒートが終わった。
「あれ?いつの間に2人とも僕の部屋に来たの?んん、声が変!何か腰も痛いし、どうなってるの?」
あれだけ散々やったのに気付いてない!?
うわーマジか!
昨日の陽向、めっちゃ凄かったのに!
てか、直人めっちゃ機嫌がいいし、気のせいか、お肌もツヤツヤしてるよ。
「俺らが呼びに言ったら寝たからな。起こすのも可哀想かと思って、ベッドに寝かせた」
それ半分しかあってないよ。
「あれ?体綺麗になってる?お風呂入れてくれたの?ありがとう」
お礼言う必要ないよ。陽向のこと、散々抱きつぶしたのだから、こいつは!
お風呂場で体洗うついでにしたし、僕が寝ている間にそれ以外の場所でもしたって言ってたからな!
全く自重しろ!
汚した場所は掃除したらしいが、よその家で何やってんだよ!自重しろ(2回目)!
「まぁな。ブランチだけど、俺が作っておいた。食ってくだろ?」
「もちろんだよ!先に下に降りて、待ってて」
「いや、上に持ってくるから、待ってろ」
そう言うと直人はさっさと下に降りてしまった。
何とか僕も動けるし、運ぶの手伝おうかな。
「直人!僕も運ぶの手伝うよ」
「おぅ!サンキューな!これ頼むわ」
そう言うと、飲み物とサラダが載ったトレーを持たされた。けっこう重たいな。
そのまま2階まで運ぶと、笑顔で陽向が待っていた。
「2人ともありがとう!美晴、それ重たかったでしょ?」
「いや、大丈夫だよ」
「じゃ、早速食べよ。いただきます」
「いただきます」
2人の声が続いた。
「んー!これ美味しいね!」
テーブルの上に並んだメニューはカフェのようだ。サラダにスクランブルエッグにスープが並んでる。
陽向はニコニコしながら、美味しそうに食べていた。それを見た直人も満足したかのような表情だ。
「じゃ、食べ終わったことだし、片付けてくる」
「そんな!悪いよ。僕が片付けるよ」
「いいから、気にするな!な?美晴も片付け手伝うよな?」
そう言うと、僕に目配せした。何か陽向に聞かせたくない話でもするのかもしれない。
「うん。2人でのんびり片付けるから、陽向寝てていいよ?まだ眠そうだし」
「ホント?じゃ、お言葉に甘えて。実はまだ眠たかったんだよね。僕はこれで寝るけど、2人は好きなタイミングで帰ってね」
「うん、分かった。おやすみなさい」
そう言うと、あっという間に寝てしまった。相当お疲れモードらしい。直人のせいだな。もう少し話したかったけど、仕方ない。
朝と言っても、もう昼が近いのだが。朝方まで行為をしていたのだから、仕方ない。直人の体力がすごいことを改めて知った。しかし、そのおかげでヒートが終わった。
「あれ?いつの間に2人とも僕の部屋に来たの?んん、声が変!何か腰も痛いし、どうなってるの?」
あれだけ散々やったのに気付いてない!?
うわーマジか!
昨日の陽向、めっちゃ凄かったのに!
てか、直人めっちゃ機嫌がいいし、気のせいか、お肌もツヤツヤしてるよ。
「俺らが呼びに言ったら寝たからな。起こすのも可哀想かと思って、ベッドに寝かせた」
それ半分しかあってないよ。
「あれ?体綺麗になってる?お風呂入れてくれたの?ありがとう」
お礼言う必要ないよ。陽向のこと、散々抱きつぶしたのだから、こいつは!
お風呂場で体洗うついでにしたし、僕が寝ている間にそれ以外の場所でもしたって言ってたからな!
全く自重しろ!
汚した場所は掃除したらしいが、よその家で何やってんだよ!自重しろ(2回目)!
「まぁな。ブランチだけど、俺が作っておいた。食ってくだろ?」
「もちろんだよ!先に下に降りて、待ってて」
「いや、上に持ってくるから、待ってろ」
そう言うと直人はさっさと下に降りてしまった。
何とか僕も動けるし、運ぶの手伝おうかな。
「直人!僕も運ぶの手伝うよ」
「おぅ!サンキューな!これ頼むわ」
そう言うと、飲み物とサラダが載ったトレーを持たされた。けっこう重たいな。
そのまま2階まで運ぶと、笑顔で陽向が待っていた。
「2人ともありがとう!美晴、それ重たかったでしょ?」
「いや、大丈夫だよ」
「じゃ、早速食べよ。いただきます」
「いただきます」
2人の声が続いた。
「んー!これ美味しいね!」
テーブルの上に並んだメニューはカフェのようだ。サラダにスクランブルエッグにスープが並んでる。
陽向はニコニコしながら、美味しそうに食べていた。それを見た直人も満足したかのような表情だ。
「じゃ、食べ終わったことだし、片付けてくる」
「そんな!悪いよ。僕が片付けるよ」
「いいから、気にするな!な?美晴も片付け手伝うよな?」
そう言うと、僕に目配せした。何か陽向に聞かせたくない話でもするのかもしれない。
「うん。2人でのんびり片付けるから、陽向寝てていいよ?まだ眠そうだし」
「ホント?じゃ、お言葉に甘えて。実はまだ眠たかったんだよね。僕はこれで寝るけど、2人は好きなタイミングで帰ってね」
「うん、分かった。おやすみなさい」
そう言うと、あっという間に寝てしまった。相当お疲れモードらしい。直人のせいだな。もう少し話したかったけど、仕方ない。
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