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そんな中、僕の発情期がきた。
僕はふだん、こっそり抑制剤を飲んでいる。ヒート中も抑制剤を飲んでれば、それですんでいた。
今回、うっかりしてて、抑制剤を飲み忘れていたので、アカデミーには行かず、部屋で自分のをひたすら慰めていた。

抑制剤を飲まずにヒートをむかえたのは初めてだ。

ヒートってこんなに辛かったかな。

精を出してもおさまらず、後ろもヒクヒクして辛かった。

アルファの精が欲しい。後孔にアルファのあれを突っ込んで、思い切り突いて欲しい。それしか頭になかった。

体が熱くて堪らない。

コンコン

「ナタリー。僕だ。入ってもいいか?」

僕の返事もきかず、アルフレッドが部屋に入ってきた。

「な、なんだ。この甘ったるい匂い…。理性が持ってかれそうだ」

「アルフレッド様…」

僕は上気させた潤んだ瞳でアルフレッドを見つめた。服はほぼ脱ぎかけだ。下は穿いていない。

「ナタリー、君の体に触りたい。いいだろうか?」

僕はコクンと頷いた。

「神さまは、いつかこの世界にオメガという存在が現れると予言なされた。神の神子であるが、男でも誘惑するような良い匂いがして、性行為をすると妊娠するのだそうだ。性行為中に首を噛めば番という唯一の存在になるのだと。そういう伝承があるのだ。オメガは神聖な存在であり、王妃になるべき存在でもある。ナタリーはオメガだね?」

僕は頷いた。

「ナタリー、僕は君を愛してる。僕の唯一の存在になって欲しいし、君の唯一の存在になりたいとも思っている。大切なんだ。君の全てが欲しい。心も体も…。許可をくれないか?」

僕は小さい声ではいと答えた。

アルフレッドは感極まって涙を流した。


「ナタリー、嬉しいよ。決して痛くはしないから、全て任せて」

アルフレッドは服をその辺に脱ぎ捨てると、僕の上に覆いかぶさった。

僕の乳首を優しく、摘んだり、引っ掻いたりしたと思ったら、そろそろと下に手を伸ばして、僕のをゆるゆるとしごいた。それが自分でするより気持ち良くて、あっという間に達してしまった。

後孔に指をゆっくりいれて、僕の反応を見ながら、ゆるゆると動かした。反応がいい1箇所を見つけて、そこを重点的に攻める。

「あ、あ、あ、ダメ!…イっちゃう!イッちゃうの!」
「イッていいよ」

耳元で優しく囁かれ、そのまま精を出してしまう。

さっきから、気持ちいいのが止まらない。

続いて、2本、3本と指が増やされ、バラバラと動かされる。その動きが気持ち良すぎて、またいってしまった。


指を抜いたので、それで終わりかと思ったら、指よりもずっと太くて、熱量も質量もある固いものがあてがわれ、ゆっくりと進入してきた。ゆっくりと慎重に痛みがないように進み、ある地点で止まった。

「ナタリー、全部入ったよ。痛くはない?」
「大丈夫」

隙間なくみっちり入っているけど、痛みはないし、それよりも幸福感がすごい。

動きたいだろうに、大人しく僕の中におさまっているのが、なんだか愛おしい。

僕は今、アルフレッドと繋がっているんだな。

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