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第2章
第77話
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「どこで飯食う?」
「どっか適当でいいんじゃないっすか?」
キリトとアレックスは今、夕飯を食べる店を探している。普通なら「宿屋にある食堂で食べればいいだろう」っと言われる所であるがこれには理由がある。キリトとアレックスが宿屋に帰る前、つまりマレリー達が原因だ。彼女達はキリトとアレックスが帰ってくる前に宿屋の食堂を利用していた。此処で分かった方も居ると思うが敢えて言わせてもらう。
彼女達だけで食堂で使う食材が全てなくなってしまったからだ。普通ならありえない話なのだが彼女達の他にも実は同席者が居たのだ。
それは彼女達が助けた者達の事だ。彼女達は初めはマレリー達の尾行をしていたがそれに気づかないマレリー達ではない。
夕飯時になると同時に彼女達を捕まえ1時間ほどの軽い女子会を始めたのであった、彼女達も最初は遠慮していたが僅か10分程でマレリー達と打ち解けていったのであった。そして、それから40分程で食堂の食材は底を尽きた。これがキリトとアレックスの2人が宿屋に戻って来る前の出来事である。
「あ、あそことか良いんじゃないっすか?」
アレックスが指さした場所は地球でもよく見かけるような居酒屋であった。
「そうだな。あそこにするか」
キリトとアレックスは入り口にある暖簾をくぐり店の中に入った。
「「いらっしゃいませぇ~!」」
中には姉妹らしき女の子が2人、来店の挨拶をしてきたので従業員なのであろう。
ちらりと見える厨房には40代らしき男性がいた。
「お客様、何名様ですか?」
従業員(姉)から人数を聞かれたキリト。
「2人」
「分かりました。あちらの席へどうぞ」
案内された席に座ったアレックスとキリト。その2人に従業員(妹)からメニューの書かれた紙を渡された。
(へぇ~、こっちの紙も結構綺麗に作られているんだな)
キリトとは、そう思いながらメニューを見始めた。アレックスも同じ様にメニューを見ていた。
「じゃあ、俺はこれで」
「俺はこれを」
キリトは焼き魚の定食らしき物をアレックスはオーク肉で出来た豚の生姜焼きらしき物を頼んだ。
__________
_______
____
__
「お待ちどうさま」
そう言って出されるキリトの焼き魚の定食モドキとアレックスの豚の生姜焼きモドキ。そこでキリトは焼き魚の定食と一緒費置かれたある調味料に目を奪われた。
「こ、これは!?」
_____________________________________
今回も読んでいただきありがとうございました!!新しい物を最近書き始めたのでそれも宜しくお願いしますm(_ _)m
「どっか適当でいいんじゃないっすか?」
キリトとアレックスは今、夕飯を食べる店を探している。普通なら「宿屋にある食堂で食べればいいだろう」っと言われる所であるがこれには理由がある。キリトとアレックスが宿屋に帰る前、つまりマレリー達が原因だ。彼女達はキリトとアレックスが帰ってくる前に宿屋の食堂を利用していた。此処で分かった方も居ると思うが敢えて言わせてもらう。
彼女達だけで食堂で使う食材が全てなくなってしまったからだ。普通ならありえない話なのだが彼女達の他にも実は同席者が居たのだ。
それは彼女達が助けた者達の事だ。彼女達は初めはマレリー達の尾行をしていたがそれに気づかないマレリー達ではない。
夕飯時になると同時に彼女達を捕まえ1時間ほどの軽い女子会を始めたのであった、彼女達も最初は遠慮していたが僅か10分程でマレリー達と打ち解けていったのであった。そして、それから40分程で食堂の食材は底を尽きた。これがキリトとアレックスの2人が宿屋に戻って来る前の出来事である。
「あ、あそことか良いんじゃないっすか?」
アレックスが指さした場所は地球でもよく見かけるような居酒屋であった。
「そうだな。あそこにするか」
キリトとアレックスは入り口にある暖簾をくぐり店の中に入った。
「「いらっしゃいませぇ~!」」
中には姉妹らしき女の子が2人、来店の挨拶をしてきたので従業員なのであろう。
ちらりと見える厨房には40代らしき男性がいた。
「お客様、何名様ですか?」
従業員(姉)から人数を聞かれたキリト。
「2人」
「分かりました。あちらの席へどうぞ」
案内された席に座ったアレックスとキリト。その2人に従業員(妹)からメニューの書かれた紙を渡された。
(へぇ~、こっちの紙も結構綺麗に作られているんだな)
キリトとは、そう思いながらメニューを見始めた。アレックスも同じ様にメニューを見ていた。
「じゃあ、俺はこれで」
「俺はこれを」
キリトは焼き魚の定食らしき物をアレックスはオーク肉で出来た豚の生姜焼きらしき物を頼んだ。
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「お待ちどうさま」
そう言って出されるキリトの焼き魚の定食モドキとアレックスの豚の生姜焼きモドキ。そこでキリトは焼き魚の定食と一緒費置かれたある調味料に目を奪われた。
「こ、これは!?」
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今回も読んでいただきありがとうございました!!新しい物を最近書き始めたのでそれも宜しくお願いしますm(_ _)m
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