上 下
8 / 157
第1章

第2話

しおりを挟む
                        第1章      第2話
________________

「あべし!!」

 いきなり顔面から地面に落ちたキリトは、意識を取り戻した瞬間、また気絶しそうになるがなんとか堪える事で意識を手放さずにすんだ。

「痛い………」

キリトは顔を摩りながら、ステータスを確認した。

レベル.1         キリト・タツガミ

HP       20/100
MP      150
力        100
防        100
速        200
賢        150
 
(おぉ、何か微妙に危なかったな本当なんてことしやがるこれで死んでたら冗談じゃないぞ、まぁ、生きていたからいいけど)

「それにしても何とまぁ、殺風景な所で」

 キリトが今いる場所は、砂と岩等しかない西部劇にでも出てきそうな場所だった。

「おぉ?あれかな?」

 そう言いながら飛んで来た場所から一直線の場所を目を凝らした。すると、少し遠いがはっきりと町のようなものを発見した。

「取り敢えず行く宛もないし走っていくかな」

 キリトは、そう言うと町らしき所に向け走り出した

____
___
__
_

「いや、速すぎるだろ」

 キリトは、恐らく15kmはあるであろう道のりを、ものの数秒で走りきってしまい呆気に取られてしまった。

「取り敢えず町に入るか」

こうしてキリトは、町に付くことができた。

____
___
__
_

 町に入ったキリトは、ギルドの場所がわからなかった為、町の住民に聞くことにした。

「お~い!そこの人!!」

「儂か?」

「あぁ、そうだちょっといいか?」

「何じゃ?」

「冒険者登録したいんだがギルドが何処にあるかわかる?」

「あぁ、わかるぞ。あそこに行くとギルドと書かれている大きな看板があるから行ってみるといい」

「わかった、ありがとな、爺さん!!」

 キリトはそう言うと言われた方向に向かって歩き出した。
_____
____
___
__
_

「此処がギルドか………」

 予想以上の大きさにそんなことを呟いたキリトは、ギルドに入ろうとするが、その前に自分の髪の毛に触れた。

「流石にこの長さはなぁ~」

 いつの間にか腰に括り付けられていた袋からナイフを出すと、自分の髪素早くかつ正確に切りギルドの扉を開けた

「こんにちは~」

そう言うと一斉にキリトの方に視線が集まるそれに狼狽えるが、何のこれしきと受付嬢の元に向かった

「此処で冒険者になれると聞いたんだけど」

 このちょっとの間、魔王城で1人と話すぐらいはできるようになったんだ!ガクブルだけどな!

「は、はい!!冒険者ですね!!では、こちらの水晶に手を置いてください!!」

言われるがままに手を置いた

「はい、大丈夫ですね!!では、こちらの用紙に名前をお書き下さい」

「その前にいいですか?」

「はい、なんでしょう?」

「あの水晶はなんですか?」

「あれは、この人に犯罪歴があるかどうかを調べる魔法具なんです」

「なるほど、ありがとうございました。後、用紙も書いたのでどうぞ」

 そう言って受付嬢に用紙を出した

「はい、確かに。では、キリトさんこれから冒険者として頑張ってください!!」

 こうしてキリトは、冒険者になる事ができたのであった。







___________________
今回は、2話を読んで頂きありがとうございました!!これからも出来るだけ早く更新できるようにしますので宜しくお願いします!
しおりを挟む
感想 46

あなたにおすすめの小説

特典付きの錬金術師は異世界で無双したい。

TEFt
ファンタジー
しがないボッチの高校生の元に届いた謎のメール。それは訳のわからないアンケートであった。内容は記載されている職業を選ぶこと。思いつきでついついクリックしてしまった彼に訪れたのは死。そこから、彼のSecond life が今始まる___。

無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった

さくらはい
ファンタジー
 主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ―― 【不定期更新】 1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。 性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。 良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。

クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります

まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。 そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。 選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。 あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。 鈴木のハーレム生活が始まる!

迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~

飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。 彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。 独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。 この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。 ※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。

最弱スキルも9999個集まれば最強だよね(完結)

排他的経済水域
ファンタジー
12歳の誕生日 冒険者になる事が憧れのケインは、教会にて スキル適性値とオリジナルスキルが告げられる 強いスキルを望むケインであったが、 スキル適性値はG オリジナルスキルも『スキル重複』というよくわからない物 友人からも家族からも馬鹿にされ、 尚最強の冒険者になる事をあきらめないケイン そんなある日、 『スキル重複』の本来の効果を知る事となる。 その効果とは、 同じスキルを2つ以上持つ事ができ、 同系統の効果のスキルは効果が重複するという 恐ろしい物であった。 このスキルをもって、ケインの下剋上は今始まる。      HOTランキング 1位!(2023年2月21日) ファンタジー24hポイントランキング 3位!(2023年2月21日)

転生した体のスペックがチート

モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。 目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい このサイトでは10話まで投稿しています。 続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

器用さんと頑張り屋さんは異世界へ 〜魔剣の正しい作り方〜

白銀六花
ファンタジー
理科室に描かれた魔法陣。 光を放つ床に目を瞑る器用さんと頑張り屋さん。 目を開いてみればそこは異世界だった! 魔法のある世界で赤ちゃん並みの魔力を持つ二人は武器を作る。 あれ?武器作りって楽しいんじゃない? 武器を作って素手で戦う器用さんと、武器を振るって無双する頑張り屋さんの異世界生活。 なろうでも掲載中です。

異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ

トール
恋愛
会社帰り、駅までの道程を歩いていたはずの北野 雅(36)は、いつの間にか森の中に佇んでいた。困惑して家に帰りたいと願った雅の前に現れたのはなんと実家を模した家で!? 自身が願った事が現実になる能力を手に入れた雅が望んだのは冒険ではなく、“森に引きこもって生きる! ”だった。 果たして雅は独りで生きていけるのか!? 実は神様になっていたズボラ女と、それに巻き込まれる人々(神々)とのドタバタラブ? コメディ。 ※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています

処理中です...