87 / 171
腕試し編ートバルの街ー
87話 ルンバ師匠と夏希
しおりを挟む
採取依頼を終えてルンバ師匠の店に行った夏希。
ディプル草を渡した夏希は街から離れた草原にルンバと共に居る。
「ここなら周りに迷惑を掛けないで魔法を使う事が出来るのでち。まずは模擬戦をやってみるでち。夏希はこの前見せた威力の更に1/10の水刃を使うでち。他の魔法を使ってもいいでちが威力は落とすでち」
「判りましたけど、その威力でも当たったら普通に致命傷になりますよ?」
「問題無いでち。私は結界魔法が使えるでち。それに魔法耐性スキルも持ってるでち。まぁ、その前に私に当てることは出来ないでちよ」
魔法結界に魔法耐性もあるのか…(他のスキルもたくさん持ってそうだな)
「念のために聞くのですが、ルンバ師匠は致命傷になる魔法は使わないですよね?」
「ん?それはフリでちか?使えって事でちか?」
なんでそこで言う…
「ルンバ師匠!フリじゃ無いですからね。絶対に致命傷になる魔法は使わないでくださいね」
なんでルンバ師匠は黙ったままで戦闘態勢に移ってるんだ…すげぇ怖いんだけど…
「行くでち!」
「おい!来たよ!大丈夫なの?師匠ーー!」
夏希は的を絞らせない様に左右に動きながら距離を取るように後ろに下がる。
「水玉でち」
ルンバは無詠唱でピンポン玉サイズの水球を作り出しその場で連射してきた。スピードは早いが目で追える早さだ。
夏希は難なく避けていく。
(良かった~殺傷力の弱い魔法だった)
絶え間なく放たれる水球を避けながら夏希は反撃を開始する。
「水刃!」
夏希は単発では避けられると判断し、瞬時に20の水刃を頭上に広範囲で展開し、ルンバを挟み込む様にその水刃を一気に放った。(どれかは当たるだろ)
「甘いでち」
水刃を放った場所にルンバはもう居ない。
「ぐはっ!」
夏希は反対に左右から水球を浴びていた。
「夏希は魔法を放つ準備に入ると動きが若干遅くなるでち。それと狙いを定めてるのが気配でよく判るでち。あと視野も狭いでち」
ルンバは夏希を見下ろしながら話す。
「飛翔も使えるのかよ!」
ルンバはそのまま空中から攻撃を始めた。
「土穴と土壁と水球でち。おまけで風玉でち」
魔法を避ける為に動き回っていた夏希。足元に小さな穴ができ動きが鈍り、避けよとした方向に壁ができ動きが止まる。そこに水球が容赦無く夏希を襲う。
「バシャッ!」
夏希は水を振動させた盾を全面に出して水球の攻撃を防ぐ。(よし、なんとか耐えた)
「ボゴッ!」
「ぐはっ!またか!」
夏希の横にあった壁は既に無くなっており、その横から風玉を食らっていた。
「ほら、全然ダメでち」
どれだけの魔法が使えるんだ?まさか全属性じゃ無いよな。それに発動速度も早い。
「夏希は目だけで反応してるでち。それも先読みを全くして無いでちよ。バカなのでちか?」
言いたい放題だな…
「はぁ、夏希の魔法の威力は確かに凄いでち。でもそれだけでち。他は何も無いでち。バカ筋肉相手ならランクAでも勝てるでちが、技巧派のランクAには勝てないでち」
もう泣くぞ…
それからもルンバ師匠の巧みな魔法攻撃と口撃で身も心もボロボロにされた夏希であった。
「もう日が暮れるでち。今日のお遊びはここまででち。店に戻ってお説教でち」
夏希はトボトボとルンバ師匠の後を付いて行った。
店に戻るとルンバ師匠が部屋に案内してくれる。そこは6畳程の広さで魔道具製の調理場とテーブルセットがあるダイニングキッチンであった。
「そこに座るでち」
ルンバはそう言いながら夏希が座った反対面に座って夏希を睨み付けていた。
(これは長い説教になりそうだな…)
「まずは出すでち」
ん? 出す? なにを?
「夏希はやっぱり全然ダメでち。私は言ったでち。目だけで判断せずに先読みをしろとでち」
いやルンバ師匠座ってるだけだし…動いてないし…
「ダンッ!」
勢いよくテーブルを叩くルンバ。
「あの酒を早く出すでち!」
それかよ…
夏希はアイテムボックスからウイスキーのミニボトルを取り出してテーブルに置いた。
「夏希はもっと私を見て感じて先を読むでち」
ルンバは出されたミニボトルを一気に飲んでいた。
「くぅ~、これ、これでち。「ガツン」ときて「カァッ」となる。最高でち」
ルンバはそう言って夏希を睨む。
はいはい、まだ要るのね。夏希はアイテムボックスから追加で5本出してテーブルに並べる。
「ふむ、判ってきたではないかでち。その先読みがとても大切でち」
ルンバはとても美味しそうに飲んでいる。
「師匠、説教はしないの?」
「ん?もうしたでち」
えっ?ミニボトルの話しかしてないよね。
「まずは相手を見て感じることから始めるでち。これはホントに大切な事でち。相手が何を望んでるか、どう行動しようとしてるのか先読みするでち」
ルンバは4本目のミニボトルを飲んでいる。
「それが出来れば自分の次の動きがスムーズになるでち。魔法の技術はそれからでち」
ルンバは最後のミニボトルを飲んでいる。
「もうこれで終わりです」
夏希はアイテムボックスから追加で2本出す。
「そう、その調子でち。夏希はその酒をどこで手に入れたでちか?まだあるなら売って欲しいでち」
売れないんだよなぁ。それに俺やスズランの分が買えなくなるからな。
「それはちょっと言えないんです。あと、もうあまり無いので売ることも出来ないんですよ。少しだけならまた出すので我慢してください」
ルンバは泣きそうな目をして夏希を見ていた。
「いつかはまだ判らないですが、たくさん仕入れて来るので許してくださいね」
「仕方ないでち。我慢するでち。でも毎回5本は欲しいでち。ダメでちか?」
それは我慢してるのか?
「まぁ、考えておきます。それと師匠、気になってたんですが最初にウイスキー飲んだ時、言葉使いおかしくなかったですか?」
「夏希もその言葉使いおかしいでち。普通に喋るでち。私は極度に興奮すると男前な言葉になるでち」
男前って…
「判ったよ。あと、師匠って色々小さいよね?大人だよね?何歳なの?」
「色々ってどこのことでち!私は立派なレディでち。失礼でちよ!歳は乙女の秘密でちよ」
(これが「ロリばばあ」と言うやつか…)
「風玉でち」
「ぐはっ! 今日一番の威力だぞ」
「これが先読みでち」
こうしてルンバ師匠の特訓は終わったのであった。
ディプル草を渡した夏希は街から離れた草原にルンバと共に居る。
「ここなら周りに迷惑を掛けないで魔法を使う事が出来るのでち。まずは模擬戦をやってみるでち。夏希はこの前見せた威力の更に1/10の水刃を使うでち。他の魔法を使ってもいいでちが威力は落とすでち」
「判りましたけど、その威力でも当たったら普通に致命傷になりますよ?」
「問題無いでち。私は結界魔法が使えるでち。それに魔法耐性スキルも持ってるでち。まぁ、その前に私に当てることは出来ないでちよ」
魔法結界に魔法耐性もあるのか…(他のスキルもたくさん持ってそうだな)
「念のために聞くのですが、ルンバ師匠は致命傷になる魔法は使わないですよね?」
「ん?それはフリでちか?使えって事でちか?」
なんでそこで言う…
「ルンバ師匠!フリじゃ無いですからね。絶対に致命傷になる魔法は使わないでくださいね」
なんでルンバ師匠は黙ったままで戦闘態勢に移ってるんだ…すげぇ怖いんだけど…
「行くでち!」
「おい!来たよ!大丈夫なの?師匠ーー!」
夏希は的を絞らせない様に左右に動きながら距離を取るように後ろに下がる。
「水玉でち」
ルンバは無詠唱でピンポン玉サイズの水球を作り出しその場で連射してきた。スピードは早いが目で追える早さだ。
夏希は難なく避けていく。
(良かった~殺傷力の弱い魔法だった)
絶え間なく放たれる水球を避けながら夏希は反撃を開始する。
「水刃!」
夏希は単発では避けられると判断し、瞬時に20の水刃を頭上に広範囲で展開し、ルンバを挟み込む様にその水刃を一気に放った。(どれかは当たるだろ)
「甘いでち」
水刃を放った場所にルンバはもう居ない。
「ぐはっ!」
夏希は反対に左右から水球を浴びていた。
「夏希は魔法を放つ準備に入ると動きが若干遅くなるでち。それと狙いを定めてるのが気配でよく判るでち。あと視野も狭いでち」
ルンバは夏希を見下ろしながら話す。
「飛翔も使えるのかよ!」
ルンバはそのまま空中から攻撃を始めた。
「土穴と土壁と水球でち。おまけで風玉でち」
魔法を避ける為に動き回っていた夏希。足元に小さな穴ができ動きが鈍り、避けよとした方向に壁ができ動きが止まる。そこに水球が容赦無く夏希を襲う。
「バシャッ!」
夏希は水を振動させた盾を全面に出して水球の攻撃を防ぐ。(よし、なんとか耐えた)
「ボゴッ!」
「ぐはっ!またか!」
夏希の横にあった壁は既に無くなっており、その横から風玉を食らっていた。
「ほら、全然ダメでち」
どれだけの魔法が使えるんだ?まさか全属性じゃ無いよな。それに発動速度も早い。
「夏希は目だけで反応してるでち。それも先読みを全くして無いでちよ。バカなのでちか?」
言いたい放題だな…
「はぁ、夏希の魔法の威力は確かに凄いでち。でもそれだけでち。他は何も無いでち。バカ筋肉相手ならランクAでも勝てるでちが、技巧派のランクAには勝てないでち」
もう泣くぞ…
それからもルンバ師匠の巧みな魔法攻撃と口撃で身も心もボロボロにされた夏希であった。
「もう日が暮れるでち。今日のお遊びはここまででち。店に戻ってお説教でち」
夏希はトボトボとルンバ師匠の後を付いて行った。
店に戻るとルンバ師匠が部屋に案内してくれる。そこは6畳程の広さで魔道具製の調理場とテーブルセットがあるダイニングキッチンであった。
「そこに座るでち」
ルンバはそう言いながら夏希が座った反対面に座って夏希を睨み付けていた。
(これは長い説教になりそうだな…)
「まずは出すでち」
ん? 出す? なにを?
「夏希はやっぱり全然ダメでち。私は言ったでち。目だけで判断せずに先読みをしろとでち」
いやルンバ師匠座ってるだけだし…動いてないし…
「ダンッ!」
勢いよくテーブルを叩くルンバ。
「あの酒を早く出すでち!」
それかよ…
夏希はアイテムボックスからウイスキーのミニボトルを取り出してテーブルに置いた。
「夏希はもっと私を見て感じて先を読むでち」
ルンバは出されたミニボトルを一気に飲んでいた。
「くぅ~、これ、これでち。「ガツン」ときて「カァッ」となる。最高でち」
ルンバはそう言って夏希を睨む。
はいはい、まだ要るのね。夏希はアイテムボックスから追加で5本出してテーブルに並べる。
「ふむ、判ってきたではないかでち。その先読みがとても大切でち」
ルンバはとても美味しそうに飲んでいる。
「師匠、説教はしないの?」
「ん?もうしたでち」
えっ?ミニボトルの話しかしてないよね。
「まずは相手を見て感じることから始めるでち。これはホントに大切な事でち。相手が何を望んでるか、どう行動しようとしてるのか先読みするでち」
ルンバは4本目のミニボトルを飲んでいる。
「それが出来れば自分の次の動きがスムーズになるでち。魔法の技術はそれからでち」
ルンバは最後のミニボトルを飲んでいる。
「もうこれで終わりです」
夏希はアイテムボックスから追加で2本出す。
「そう、その調子でち。夏希はその酒をどこで手に入れたでちか?まだあるなら売って欲しいでち」
売れないんだよなぁ。それに俺やスズランの分が買えなくなるからな。
「それはちょっと言えないんです。あと、もうあまり無いので売ることも出来ないんですよ。少しだけならまた出すので我慢してください」
ルンバは泣きそうな目をして夏希を見ていた。
「いつかはまだ判らないですが、たくさん仕入れて来るので許してくださいね」
「仕方ないでち。我慢するでち。でも毎回5本は欲しいでち。ダメでちか?」
それは我慢してるのか?
「まぁ、考えておきます。それと師匠、気になってたんですが最初にウイスキー飲んだ時、言葉使いおかしくなかったですか?」
「夏希もその言葉使いおかしいでち。普通に喋るでち。私は極度に興奮すると男前な言葉になるでち」
男前って…
「判ったよ。あと、師匠って色々小さいよね?大人だよね?何歳なの?」
「色々ってどこのことでち!私は立派なレディでち。失礼でちよ!歳は乙女の秘密でちよ」
(これが「ロリばばあ」と言うやつか…)
「風玉でち」
「ぐはっ! 今日一番の威力だぞ」
「これが先読みでち」
こうしてルンバ師匠の特訓は終わったのであった。
30
お気に入りに追加
2,428
あなたにおすすめの小説

異世界転移したけど、果物食い続けてたら無敵になってた
甘党羊
ファンタジー
唐突に異世界に飛ばされてしまった主人公。
降り立った場所は周囲に生物の居ない不思議な森の中、訳がわからない状況で自身の能力などを確認していく。
森の中で引きこもりながら自身の持っていた能力と、周囲の環境を上手く利用してどんどん成長していく。
その中で試した能力により出会った最愛のわんこと共に、周囲に他の人間が居ない自分の住みやすい地を求めてボヤきながら異世界を旅していく物語。
協力関係となった者とバカをやったり、敵には情け容赦なく立ち回ったり、飯や甘い物に並々ならぬ情熱を見せたりしながら、ゆっくり進んでいきます。

異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。

流石に異世界でもこのチートはやばくない?
裏おきな
ファンタジー
片桐蓮《かたぎりれん》40歳独身駄目サラリーマンが趣味のリサイクルとレストアの資材集めに解体業者の資材置き場に行ったらまさかの異世界転移してしまった!そこに現れたのが守護神獣になっていた昔飼っていた犬のラクス。
異世界転移で手に入れた無限鍛冶
のチート能力で異世界を生きて行く事になった!
この作品は約1年半前に初めて「なろう」で書いた物を加筆修正して上げていきます。

異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~
夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。
が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。
それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。
漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。
生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。
タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。
*カクヨム先行公開
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる