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第二章 国王暗殺計画

登場人物紹介

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【主要人物】
◆第五妃サリサ
リベラ伯爵家の令嬢。15歳でゾロ王の第五妃になる。桜の館の主。
明晰な頭脳と可憐な美貌の持ち主。気が強く行動的だが、貴族らしく自分の心を押し隠す術も持っている。

◆エイプリル
現代日本からサリサたちの世界に迷い込んだ異邦人。
本名は原田凪子だが、サリサの侍女になるにあたってエイプリルと名づけられた。27歳。
グランディエ王国の常識に驚きながらも馴染んでいき、サリサの腹心の部下になる。

◆ゾロ・グランディエ
グランディエ王国の八代目国王。35歳で在位4年。
第五妃として後宮に入ったサリサの美しさと賢さに惹かれ、寵愛する。
数多くの妃や妾がいるが、正妃を大事に扱っている。後継者がいないことが目下の悩み。

◆イズラエル・クレスウェル公爵
国王直属の護衛騎士団の団長。37歳。
元は侯爵家の嫡男だったが、クレスウェル家に養子に入り王女(ゾロ王の叔母)と結婚して爵位を継いだ。

◆ランスロット・クレスウェル
イズラエルと元王女エリザベスの間に生まれた一人息子。
ゾロ王に男児がいない今、最も王位に近い。

【ベイトソン一派】
◆ベイトソン公爵
ゾロ王とランスロットの従兄弟叔父。
孫のパーシヴァルを王位に就けんと画策している。

◆ロードリック・ラトランド辺境伯
ベイトソン公爵の次男。ラトランド辺境伯を継ぎ、元王女メアリーアン(エリザベスの異母姉)を娶る。
父親とは違い理知的。

◆パーシヴァル・ラトランド
ラトランド辺境伯の一人息子で、ベイトソン公爵の孫。11歳。
王位継承の順位はランスロットのすぐ下で、彼を何かとライバル視する。
 
【その他の人物】
◆王妃ガブリエラ
元クロックフォード侯爵令嬢。ゾロ王の正妃。29歳。牡丹の館の主。
生真面目で穏やかな女性。ゾロ王との間に姫が一人いる。
かつて第一王子ゾロ(父親と同じ名前)を生んだが、幼くして亡くなっている。

◆レオボルト・リベラ伯爵
サリサの父。出産で妻を亡くし、娘を後継者として育ててきた。
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