1 / 1
プロローグ
しおりを挟む
「ねぇ、あの子でしょ……」
「た、たぶん……怖いね、人の心を読めるなんて」
雑音、雑音、雑音。
話し声か、心の声か、イヤホンを通り越して私を指さす声が聞こえる。
私立あやかし学園に入学してから1週間、私はある意味学園の有名人になっていた。
ほんと最悪だ。
あんなことさえなければ私は今度こそ平穏な日々を送れるはずだったのに……。
ーーーーーー
ここは私立あやかし学園。
ここには、妖怪の末裔や、普通の人間が学生という身分で通っている。
これは、そんな学園にいる女子生徒、小鳥遊 奏(たかなし かなで)の物語。
彼女は、心を読める妖怪、覚の末裔なのである。
「た、たぶん……怖いね、人の心を読めるなんて」
雑音、雑音、雑音。
話し声か、心の声か、イヤホンを通り越して私を指さす声が聞こえる。
私立あやかし学園に入学してから1週間、私はある意味学園の有名人になっていた。
ほんと最悪だ。
あんなことさえなければ私は今度こそ平穏な日々を送れるはずだったのに……。
ーーーーーー
ここは私立あやかし学園。
ここには、妖怪の末裔や、普通の人間が学生という身分で通っている。
これは、そんな学園にいる女子生徒、小鳥遊 奏(たかなし かなで)の物語。
彼女は、心を読める妖怪、覚の末裔なのである。
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
月花は愛され咲き誇る
緋村燐
キャラ文芸
月鬼。
月からやってきたという鬼は、それはそれは美しい姿をしていたそうだ。
時が経ち、その姿もはるか昔のこととなった現在。
色素が薄いものほど尊ばれる月鬼の一族の中、三津木香夜はみすぼらしい灰色の髪を持って生を受けた。
虐げられながらも生きてきたある日、日の本の国で一番の権力を持つ火鬼の一族の若君が嫁探しのために訪れる。
そのことが、香夜の運命を大きく変えることとなった――。
野いちご様
ベリーズカフェ様
ノベマ!様
小説家になろう様
エブリスタ様
カクヨム様
にも掲載しています。
薬膳茶寮・花橘のあやかし
秋澤えで
キャラ文芸
「……ようこそ、薬膳茶寮・花橘へ。一時の休息と療養を提供しよう」
記憶を失い、夜の街を彷徨っていた女子高生咲良紅於。そんな彼女が黒いバイクの女性に拾われ連れてこられたのは、人や妖、果ては神がやってくる不思議な茶店だった。
薬膳茶寮花橘の世捨て人風の店主、送り狼の元OL、何百年と家を渡り歩く座敷童子。神に狸に怪物に次々と訪れる人外の客たち。
記憶喪失になった高校生、紅於が、薬膳茶寮で住み込みで働きながら、人や妖たちと交わり記憶を取り戻すまでの物語。
*************************
既に完結しているため順次投稿していきます。
春花国の式神姫
石田空
キャラ文芸
春花国の藤花姫は、幼少期に呪われたことがきっかけで、成人と同時に出家が決まっていた。
ところが出家当日に突然体から魂が抜かれてしまい、式神に魂を移されてしまう。
「愛しておりますよ、姫様」
「人を拉致監禁したどの口でそれを言ってますか!?」
春花国で起こっている不可解な事象解決のため、急遽春花国の凄腕陰陽師の晦の式神として傍付きにされてしまった。
藤花姫の呪いの真相は?
この国で起こっている事象とは?
そしてこの変人陰陽師と出家決定姫に果たして恋が生まれるのか?
和風ファンタジー。
・サイトより転載になります。
乗馬クラブのダークホース
M・A・J・O
キャラ文芸
ごく普通の小学生であるさくらは、ある日母親から「乗馬クラブに行ってみないか」という誘いによって、自分の秘めたる才能を知る。
金持ちで馬術の世界で名を轟かせる両親を持つ中学生のすみれは、そのプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも懸命に努力する。
人との繋がりをうっとうしく思う小学生のつばきは、乗馬クラブでさくらとすみれのやり取りを見て人と仲良くなるのも悪くはないかもと思い始める。
これは、そんな三人の物語――
・表紙絵はフリーイラストを使用させていただいています。
怪異にお困りでしたら、こちらまで。
大和美宇
キャラ文芸
二人の少女が、暗闇に閉ざされた裏路地を歩いている。唯一の頼みの綱である一枚の名刺を握りしめて歩いていくと、ほとんど廃墟のようなビルに辿り着いた。揃って古ぼけた看板を見上げていると、「おや、お客さんですか?」の声。
現れた青年は、人の好さそうな笑顔で扉を開いた。
「上へどうぞ、シャーロットが待っています」
あやかしびより 境界のトンボとあやかしたち
大月 けい
キャラ文芸
あの世とこの世の境目はどこにあるのだろう?
新しい家族とぎくしゃくする菜月は夏休みに叔父の旅館に一人旅に出る。
そこは小さな田舎町。九十九町。
出会う住民はちょっと変わっていて一癖も二癖もあるヒトばかり。
それもそのはずそこは人間に化けたあやかしが暮らす境界の町だった。
九十九町の一大イベント「お盆」あの世とこの世がつながる日。
なにやら一波乱ありそうです。
他サイトで公開中。表紙はCanvaにて作成しました。
ブラックビーストロード
悠遊
キャラ文芸
“黒衣の狩人”スレイ。
彼は怪物退治専門の狩人《ハンター》として日夜、平穏とは無縁の人生を送っている──。
生死の狭間を血に塗れさせる彼の路は常人には理解し難く、孤独が付き纏っていた。
彼が歩み続ける終わり無き獣道の辿り着く先に待つモノは、はたして──…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる