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その4
もしかして
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あれから朝は今まで起きていた時間よりも早く目が覚め、バタバタとする事は少なくなった。ちゃんと朝食も部屋で取れる様な時間には起きれている。前まで、駅に向かいながらゼリー飲料なんかだったのに変われるもんだねーなど呟きながら休日の朝を堪能する。
朝起きてベランダを見に行く習慣もついた。
何故だか確認せずにいられないのだ。あの時の黒猫が忘れられない。あの夢を見た日から何かが自分の中で変わっていった。
朝が苦手だったのに起きれる様になった。
苦手だった接客が苦手じゃ無くなって来た。
自分を大切にする様になった。
あの黒猫のおかげだな…
そういや、このマンションペット可なんだから飼い猫がたまたま迷い込んだんじゃないのか?だとしたら夢じゃなかったかも…いや、その後アラームで起きたし…
不思議な感覚に囚われながらベランダに出た。その時、携帯が着信を伝える。
「久しぶり!元気?飯でも行こうよ!」
高校の親友だ。頻繁に連絡を取り合っていた訳ではないのだが、親友だからこそ空白の時間なんて関係ない昔のままの距離感で話をしてくれる。こういう友達を持てた事を幸せに感じる。
「久しぶり!いいよ。今日、休みだし。
駅前の新しく出来たトコ行ってみないか?」
離れていた時の報告やらでかなり話し込んでしまった。時が経つのは早いものであっという間に夕方だ。
「そういや、お前って今、ペット飼ってんの?」
「いや、仕事忙しいし、一人暮らしだし、飼ってないと言うか飼えないだろ?」
「お前んちいつも何かしらのペット飼ってたから飼ってるイメージしかないわ!」
「そういえばさ、前まで毎日何となく過ごしてたんだけど…」
夢の中の黒猫の話をした。
信じてもらうとかそんなんじゃなく何故か聞いて欲しかった。
「…お前さ…なんつーか…その運命的なものって信じる?」
朝起きてベランダを見に行く習慣もついた。
何故だか確認せずにいられないのだ。あの時の黒猫が忘れられない。あの夢を見た日から何かが自分の中で変わっていった。
朝が苦手だったのに起きれる様になった。
苦手だった接客が苦手じゃ無くなって来た。
自分を大切にする様になった。
あの黒猫のおかげだな…
そういや、このマンションペット可なんだから飼い猫がたまたま迷い込んだんじゃないのか?だとしたら夢じゃなかったかも…いや、その後アラームで起きたし…
不思議な感覚に囚われながらベランダに出た。その時、携帯が着信を伝える。
「久しぶり!元気?飯でも行こうよ!」
高校の親友だ。頻繁に連絡を取り合っていた訳ではないのだが、親友だからこそ空白の時間なんて関係ない昔のままの距離感で話をしてくれる。こういう友達を持てた事を幸せに感じる。
「久しぶり!いいよ。今日、休みだし。
駅前の新しく出来たトコ行ってみないか?」
離れていた時の報告やらでかなり話し込んでしまった。時が経つのは早いものであっという間に夕方だ。
「そういや、お前って今、ペット飼ってんの?」
「いや、仕事忙しいし、一人暮らしだし、飼ってないと言うか飼えないだろ?」
「お前んちいつも何かしらのペット飼ってたから飼ってるイメージしかないわ!」
「そういえばさ、前まで毎日何となく過ごしてたんだけど…」
夢の中の黒猫の話をした。
信じてもらうとかそんなんじゃなく何故か聞いて欲しかった。
「…お前さ…なんつーか…その運命的なものって信じる?」
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