番なんて要らない〜番外編〜

桜 晴樹

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発情期6

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拓人が、膨張したペニスを見て、今度は口に咥え出した。

「えっ!?や、っ!それだめ!や!やだ!」

拓人の頭や肩を押し退けようとしても、強い力で吸い付いてくる。

「ゃあっ!でちゃっ!や、やだ!あんんんんっっ!!!」

また呆気なく果てる俺に、拓人がのしかかってきて、キスをしだした。

「はぁっ、はぁっ、はぷっ!?ちゅ、ちゅむっ、やはっ!」

あろうことか、俺の出した精液を口移しで飲まされた。

「かはっ!はっ!はっ!」

青臭い臭いと不味すぎる味に、吐き出し呼吸が乱れて言葉が紡げない。

「はぁっ、はぁっ、あおい‥。あおいの精液は、なんて甘いんだろうね。」


「は、はぁっ、はっ?!」

何言ってるんだ!?頭おかしくなった?!それともαにとってΩの精液は甘いのか?味覚障害にしか見えない。

「、なに、いって‥?、!」

「あおいの体液は、すべて甘くて美味しいよ。ね、今度はこっちの蜜をちょうだい。」

そう言いながら、俺の奥の蕾に指を這わせ人差し指を捩じ込んだ。

「かはっ!は、はあっ、!や、あっ、!」

いきなりだったから、呼吸が一瞬止まった。その後は、やわやわと、俺の気持ちいい所を探すような動きをする。
ぞくぞくと這い上がる感覚がする。気持ちいいのがまたきて、おかしくなる。

「そうだよ。おかしくなればいい。そして俺の事だけ考えて?」

拓人の言葉が俺をおかしくする。

「は、あっ!‥っくと‥!」

びくびくと快感で震える俺の奥の蕾に舌を這わされる。
ぞわぞわする気持ち悪さと押し寄せる快感でまた知らずに亀頭から涎を垂らす。

「ふ、んんっ!」

蕾を解すように、舌を突き入れられ、唾液を流されてどうしようもない快感に突き動かされる。

「あ、あ、た、く、、もお、ゃあっ!良過ぎてやだぁっ!!」

やだなのかいいのか俺の頭の中はもうぐちゃぐちゃになってしまった。

「あおい、もっと乱れて、そしてここに俺を受け入れて。」

そう言う拓人に俺はー‥。



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