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第四章
真のストーカー 3
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「ははっ冗談です。今から会えますか? 三人で相談したいことがあります」
「ええ分かりました。もしよろしければ家に来ませんか? あんまり家から出たくないんです」
「分かりました。それもそうですね、今から向かいます」
俺は電話を切ると横山君に一つ気になっていたことを尋ねた。
「彼女が心配でストーカー紛いの事をしていたのはまあ分かったけど、どうして彼女に言わなかったんだ? ちゃんと話せば理解してくれそうだけどな」
「その、勇気が無かったんです。話して信じてもらえなかったらどうしようとか、彼女と話しているところをストーカーの男に見られたらと思うと、怖くて……」
「自分に矛先が向くんじゃないかと?」
俺は気持ちが分からなくは無いが、半分呆れていた。我が身可愛さに直接忠告をすることもできず、その癖見て見ぬふりも出来ない彼の不器用さに。
「それもありますけど……ストーカーの男が逆上して、今は見ているだけだったのが、なにか行動を起こすんじゃないかと思ったんです」
「暴力を振るったりとかか?」
「はい……」
彼の考えも分からなくはない。実際、ストーカーが逆上して被害者がでてしまう例はいくつか知っている。
「話は分かった。続きは向こうで話そう」
俺はそう言って歩き出した。本当のところはまだ分からない。今までの話は全て横山君の口からしか語られていないことだ。もしかしたら真のストーカーなんていないのかも知れないし、本当にいるのかも知れない。それでも、俺はなんとなく彼を信じてみたくなったのだ。
ところ変わって今は、佳代さんのアパートにお邪魔している。机を囲んで三人と一匹が座り、それぞれが何かしら考えている状態だ。先ほど佳代さんの家にお邪魔してから、ここまでの経緯を話した。とりあえず佳代さんが、横山君を信じると言ってくれたのが彼にとっては救いだった。
「俺からの提案です。明日もう一度佳代さんの下校を見張らせてください。そして今回は横山君にも俺のそばにいてもらいます。その怪しい男がいたら、教えてくれればそれで大丈夫です」
「分かりました。お願いします」
「僕もそれで大丈夫です」
彼らは快く俺の提案に乗ってくれた。だが一つ気がかりなのが、どうして今日に限って真のストーカーは現れなかったのだろうか? 横山君の言い方だと、基本的には毎日ストーカー行為をしていたはずだ。それがどうして今日はいなかった?
考えろ考えろ考えろ! 今このまま解散して本当に大丈夫か? 相手は真のストーカー(勝手に命名しているだけだが)もし今日も俺達の知らないところで、ストーカー行為をしていたとしたら? 横山君もそうだが、ストーカーは普通以上に対象者の周りに気を使う。
そんな男が自分を尾行している横山君の存在に気が付かないなんてことがあるだろうか?
「横山君、家まで送るよ」
「え? 良いですよ別に、大丈夫ですって」
「良いから、ちょっと気になるんだ」
「そこまで言うなら分かりました」
横山君は不思議そうな顔をしていた。気づいていないのだ、自分が如何に危険な事をしているのか、その危険性に。その危うさに。
「じゃあ僕たちは帰ります。また明日お願いします」
俺達は佳代さんのアパートを出て横山君の家に向かう。
「ちょっと作戦変更したい」
「どうするんですか?」
「明日、君はいつも通り佳代さんをストーキングしてくれ」
「え、どうしてですか? 僕も一緒に捕まえるんじゃ……」
「考え直したんだ。一般人の君に危険を背負わせるのは良くないってね。あと、このことは佳代さんには内緒にしてくれ。意識しちゃうと犯人にバレてしまう」
「分かりました」
そうして横山君の家に彼を送り届け、横山邸を後にする。
「どうだった?」
「今はもういないけどしっかりと後ろにいたぜ! それにしても良く分かったな! 今日は横山がストーキングされてるって」
「簡単な話しだ。いつもストーキングしている男が、今日に限っていないなんて偶然は滅多にない。そうなるとストーキングの対象が変わったと見るべきだ。そして対象は、同じく佳代さんを尾行しているように見えた横山君だ」
「ライバルを消そうってか? 人間ってのは物騒だな」
そう言われるとぐうの音も出ないが、未だにコイツから神様目線で言われるとムカつくな……
「痛い! 何すんだ!」
俺は胸ポケットを下から突っつき、事務所に帰った。
翌日、俺は昨日と同じ場所でスタンバっている。大学の校門が見える大通りの向かい側の歩道だ。しばらく見ていると佳代さんが校門を出てきた。今日は彼女を見つつ、横山君を見つつ、横山君を尾行しているストーカーを見つけて捕まえる算段だ。
「お前こそが真のストーカーかもな?」
「俺も昨晩からそう思ってたんだから言うなって。おいそろそろ移動するぞ、横山君も出てきた」
本当にこれでは誰がストーカーか分かったもんじゃない。まあでもとやかく言っても仕方ない。後は無事に犯人が釣れるのを待つのみだ。
しばらく二人を観察していると横山君の後ろをずっとつけてきている男が見えた。
「アイツ怪しくないか?」
「昨日横山が言っていた特徴と一致するな」
遠目からでも分かった。あれだけ深く帽子をかぶっていて、尚且つ一定の間隔を開けて横山君の後ろをピッタリキープしている。間違いない、コイツだ!
「もしもし横山君?」
「はい」
「落ち着いて聞いて欲しいんだけどさ、今君の後ろに真のストーカーがいる」
「ほっ本当ですか? 僕はどうしたら……」
「何もしなくていい。もうすぐ佳代さんのアパートがある路地だ。その角を曲がった瞬間、俺がそのストーカー男に話しかけるから、君はこのまま知らないふりして歩き続けてくれ」
俺は電話を切ると目立たないように大通りを渡り、路地の曲がったところにある電信柱の陰に隠れ、男が通るのを待つ。俺の目の前をちょうど横山君が通り過ぎていった。そして、遅れて件の男が目の前を通り過ぎようとした時、声をかけた。
「ええ分かりました。もしよろしければ家に来ませんか? あんまり家から出たくないんです」
「分かりました。それもそうですね、今から向かいます」
俺は電話を切ると横山君に一つ気になっていたことを尋ねた。
「彼女が心配でストーカー紛いの事をしていたのはまあ分かったけど、どうして彼女に言わなかったんだ? ちゃんと話せば理解してくれそうだけどな」
「その、勇気が無かったんです。話して信じてもらえなかったらどうしようとか、彼女と話しているところをストーカーの男に見られたらと思うと、怖くて……」
「自分に矛先が向くんじゃないかと?」
俺は気持ちが分からなくは無いが、半分呆れていた。我が身可愛さに直接忠告をすることもできず、その癖見て見ぬふりも出来ない彼の不器用さに。
「それもありますけど……ストーカーの男が逆上して、今は見ているだけだったのが、なにか行動を起こすんじゃないかと思ったんです」
「暴力を振るったりとかか?」
「はい……」
彼の考えも分からなくはない。実際、ストーカーが逆上して被害者がでてしまう例はいくつか知っている。
「話は分かった。続きは向こうで話そう」
俺はそう言って歩き出した。本当のところはまだ分からない。今までの話は全て横山君の口からしか語られていないことだ。もしかしたら真のストーカーなんていないのかも知れないし、本当にいるのかも知れない。それでも、俺はなんとなく彼を信じてみたくなったのだ。
ところ変わって今は、佳代さんのアパートにお邪魔している。机を囲んで三人と一匹が座り、それぞれが何かしら考えている状態だ。先ほど佳代さんの家にお邪魔してから、ここまでの経緯を話した。とりあえず佳代さんが、横山君を信じると言ってくれたのが彼にとっては救いだった。
「俺からの提案です。明日もう一度佳代さんの下校を見張らせてください。そして今回は横山君にも俺のそばにいてもらいます。その怪しい男がいたら、教えてくれればそれで大丈夫です」
「分かりました。お願いします」
「僕もそれで大丈夫です」
彼らは快く俺の提案に乗ってくれた。だが一つ気がかりなのが、どうして今日に限って真のストーカーは現れなかったのだろうか? 横山君の言い方だと、基本的には毎日ストーカー行為をしていたはずだ。それがどうして今日はいなかった?
考えろ考えろ考えろ! 今このまま解散して本当に大丈夫か? 相手は真のストーカー(勝手に命名しているだけだが)もし今日も俺達の知らないところで、ストーカー行為をしていたとしたら? 横山君もそうだが、ストーカーは普通以上に対象者の周りに気を使う。
そんな男が自分を尾行している横山君の存在に気が付かないなんてことがあるだろうか?
「横山君、家まで送るよ」
「え? 良いですよ別に、大丈夫ですって」
「良いから、ちょっと気になるんだ」
「そこまで言うなら分かりました」
横山君は不思議そうな顔をしていた。気づいていないのだ、自分が如何に危険な事をしているのか、その危険性に。その危うさに。
「じゃあ僕たちは帰ります。また明日お願いします」
俺達は佳代さんのアパートを出て横山君の家に向かう。
「ちょっと作戦変更したい」
「どうするんですか?」
「明日、君はいつも通り佳代さんをストーキングしてくれ」
「え、どうしてですか? 僕も一緒に捕まえるんじゃ……」
「考え直したんだ。一般人の君に危険を背負わせるのは良くないってね。あと、このことは佳代さんには内緒にしてくれ。意識しちゃうと犯人にバレてしまう」
「分かりました」
そうして横山君の家に彼を送り届け、横山邸を後にする。
「どうだった?」
「今はもういないけどしっかりと後ろにいたぜ! それにしても良く分かったな! 今日は横山がストーキングされてるって」
「簡単な話しだ。いつもストーキングしている男が、今日に限っていないなんて偶然は滅多にない。そうなるとストーキングの対象が変わったと見るべきだ。そして対象は、同じく佳代さんを尾行しているように見えた横山君だ」
「ライバルを消そうってか? 人間ってのは物騒だな」
そう言われるとぐうの音も出ないが、未だにコイツから神様目線で言われるとムカつくな……
「痛い! 何すんだ!」
俺は胸ポケットを下から突っつき、事務所に帰った。
翌日、俺は昨日と同じ場所でスタンバっている。大学の校門が見える大通りの向かい側の歩道だ。しばらく見ていると佳代さんが校門を出てきた。今日は彼女を見つつ、横山君を見つつ、横山君を尾行しているストーカーを見つけて捕まえる算段だ。
「お前こそが真のストーカーかもな?」
「俺も昨晩からそう思ってたんだから言うなって。おいそろそろ移動するぞ、横山君も出てきた」
本当にこれでは誰がストーカーか分かったもんじゃない。まあでもとやかく言っても仕方ない。後は無事に犯人が釣れるのを待つのみだ。
しばらく二人を観察していると横山君の後ろをずっとつけてきている男が見えた。
「アイツ怪しくないか?」
「昨日横山が言っていた特徴と一致するな」
遠目からでも分かった。あれだけ深く帽子をかぶっていて、尚且つ一定の間隔を開けて横山君の後ろをピッタリキープしている。間違いない、コイツだ!
「もしもし横山君?」
「はい」
「落ち着いて聞いて欲しいんだけどさ、今君の後ろに真のストーカーがいる」
「ほっ本当ですか? 僕はどうしたら……」
「何もしなくていい。もうすぐ佳代さんのアパートがある路地だ。その角を曲がった瞬間、俺がそのストーカー男に話しかけるから、君はこのまま知らないふりして歩き続けてくれ」
俺は電話を切ると目立たないように大通りを渡り、路地の曲がったところにある電信柱の陰に隠れ、男が通るのを待つ。俺の目の前をちょうど横山君が通り過ぎていった。そして、遅れて件の男が目の前を通り過ぎようとした時、声をかけた。
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