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第一章
ハムスター襲来!?
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「やっぱりこの広さで一人は寂しいな」俺は一人呟いた。呟いた場所は、自宅兼事務所となっている柊探偵事務所だ。
まあ探偵事務所といっても、皆さんが想像しているようなバイオレンスな依頼などほとんどなく、実際には迷子のペットを探して欲しいだの、ご近所トラブルの仲裁だの、挙句の果てにはただのお悩み相談だったりと……ここを探偵事務所として使っている人などほとんどいないのが現状だ。
そして俺が、この柊探偵事務所を一人で切り盛りする 柊 和人。まだ20歳そこそこだが、亡くなった父の事務所を引き継いだかたちだ。父の時から依頼内容が偏っていたのは知ってはいたが、ここまでとは思わなかった。
ちなみに俺が独り言をこぼしたのは一階の客間で、俺の生活スペースは二階にある。そこで冒頭の呟きに戻るのだが、俺は現在この自宅兼事務所に一人暮らしだ。恋人でもいれば良かったが、生憎と今までいたことがない。ルックスにはそこそこ自信があるのだがなんでだろう?
とにかく一人でいるのも寂しいのでペットでも飼うかと思い立ったのがさっきだ。
問題は何を飼うかだ。犬や猫を飼おうかとも思ったが、値段も張るしなにより世話が大変だ。それに結構長生きするから軽い気持ちで飼うべきではないと思う。水槽で魚を飼うのも良いが、あまりペット感がしないのだ(あくまで個人の感想です)そうして導き出された結論がハムスターだ。
ハムスターは平均的に2~3年が寿命と言われていて、価格もリーズナブル。世話もそこまで大変ではないにも関わらず、ちゃんとペット感を享受できる。
俺は決意を固めペットショップへと向かった。俺が住むこの町は、都会の喧騒とは少しだけ距離を置きつつも、そこまで田舎ではない絶妙な位置にある。しかも小さい町ながら、徒歩圏内に生活に必要なものが全て揃っているという住みやすさが抜群に良いところだ。
空には薄い雲が伸びていて、昼間にも関わらず若干の薄暗さを感じる。歩道と車道の間に立ち並ぶ街路樹は、その葉を黄色やら茶色やらに染めてヒラヒラと辺りに漂わし、秋の訪れを知らせてくれる。
そうして歩き続けること15分、最寄りのペットショップの自動ドアを潜り、迷わずハムスターコーナーへ。ケージの中を眺めていると、ケージ内に設置されているオブジェクトのてっぺんに乗った、偉そうなハムスターが目に留まった。俺は気づいたらそのハムスターを指差していた。
「すいません。コイツで……」
「わかりました。この子ですね」
店員さんは、ニコニコしながら俺が選んだハムスターを移動用のケージに入れ替えて俺に渡す。俺はハムスターを受け取るとそそくさと店を後にした。
家に着いてケージに入っているハムスターをまじまじと眺めると、ハムスターは俺の目をしっかりと見つめ返してきた。なんて可愛いんだ…………いやいやおかしくない? こんなにじっくり人の顔をジロジロ見つめる小動物なんているか?
「いつまでこんなところに閉じ込めておくつもりだ? 若造」
え? 今喋った? 誰が? コイツが?
「そんなわけないよね?」
「現実を受け入れるのも大事だぞ?」
俺の独り言だったはずのものが会話に変換されてしまった。いや、でも……ないないきっと疲れてるんだって、そうに違いない。けど……
「お前今喋った?」
俺は自分でもどうかと思うが、念のための確認としてハムスターに問いかけた。答えなど期待していない。というより答えが無い方が助かる。主に精神衛生上の問題で。
「耳が遠いのか? さっきから喋っているだろ?」
期待していない答えが帰ってきてしまった。だがこう何度も聞こえるものが幻聴のはずもなく、どうやら認めざるをえないようだ。ついさっき買ったハムスターが喋りだしたということに……
「わかった悪かった。なかなか信じられない案件だったものでつい」
「まあそう気にするな。お前は早いほうだって、ペットショップの店員なんて受け入れるのに一週間かかったからな~」
そりゃそうだよな。普通そんなに早く受け入れられるわけがない……ん? 今店員って言ったか?
「ちょっと待ってくれ、じゃああの店員はお前が喋れると分かってて俺に売ったのか?」
「そうなるな。あの店員は心底我を嫌っていたから、売れて清々してるだろうな」
だから妙にニコニコしてやがったのか。クレームの電話でもいれてやろうかとも考えたがやめた。都合よくその店員さんが出れば良いが、そうじゃなかったら頭がおかしい人決定だ。これからも通うことになるであろう店でヤバい奴扱いはマズイ。
「シンプルな疑問を解きたいのだが」
「良いぞいいぞ言ってみ?」
ハムスターは腰? に手をあて、偉そうなポーズをとっている。
「なんで喋れるの? もしかして俺が知らないだけでみんな喋れるとか?」
「いやいやそんなわけないでしょ! 動物が喋るわけないじゃん」
ハムスターはゲラゲラ笑いながら否定してきた。なんだろうすごくむかつく……というよりコイツに言われる筋合いは無いと思うのだが……
「じゃあなんでお前は喋れるんだよ!」
「だって我、神だもん」
神だもんじゃねえよ! 神ってあの神? コイツが? 寿命2~3年のクセに?
「いやいや神って」
「神だもん!」
「それでゴリ押ししてくんなよ!」
「神だから世話しろ! 可愛がれ!」
ようはコイツ、神として崇めろじゃなくて普通にペットとして愛でろと言いたいらしい。それにしても態度がでかい。デカすぎる。どっちが上なのかハッキリさせなければーーー
「とりあえずお前が神なのは百歩譲って認めたとして、態度がデカすぎる。これからお世話される奴の態度じゃねえ!」
「良いじゃないか神なんだから」
コイツ、神って言っとけば何言っても許されると思ってやがるな。
「じゃあ分かった。お前が本当に神様だったらなんかしらの奇跡で俺を手助けしろ!」
「なんで我がそんなことを?」
「良いか? 本来ペットというのは喋らないから良いんだよ。喋らないで、ただそばにいてくれるから皆ペットを飼うんだ。なのにお前喋るじゃん! ペットとしての役割全然果たしてくれないじゃん! だから家賃代わりになにかしろ」
俺はなにも間違ったことは言っていないと思う。まあ本当にコイツが神様とやらで、奇跡の一つや二つ起こせるならの話しだが……
「わかった……いいだろう。ただし、一日一回だけだ。というより一回しか出来ない」
「回数制限なんてあるのか」
「当たり前だ。それに起こせる奇跡もささやかなものだけだ」
「なんだよ、そのささやかな奇跡って」
「例えば……アイスのアタリとかそんな感じ?」
しょぼすぎじゃないか? いくらなんでもアイスのアタリは無いぞ。俺も二十歳超えてるし……
「そんな目で我を見るな! 神にだっていろいろあるんだ! それになんでも叶えられるなら、貴様に愛でろなんて頼まんわ!」
至極当然の返しをされてしまった。確かに、なんでも出来たら俺に頼ることは無いだろうし、なんならペットショップで売られているわけがないのだ。
「分かったよ。とりあえずなんでも良いから、神様の証明としてなんか奇跡起こしてみ?」
俺は腕組みをしてハムスターに提案した。とりあえずなんでも良いから奇跡を起こしてもらわないと、さすがに喋るってだけでは神様認定は出来ないな。
「出来ない……」
「今なんと?」
「いや~自分の意思じゃ出来ないんだよね~これが! そんな簡単に出来たら、奇跡って言わないじゃん?」
ハムスター(自称神様)は完璧な開き直りを見せた。ということは、コイツは今のところただの喋るネズミってことか。
しかしなんだかんだ言っても話しているうちに愛着も湧いてきたし、よく考えたら寂しくてハムスターを飼ったんだから、喋るってむしろ良いんじゃない? という発想の転換をすることで精神を落ち着かせた俺は、再びハムスターに話しかける。
「はぁ……わかったわかったもう諦めたから、これからよろしくな」
「我を頼りにしてくれて良いんだぜ?」
つくづく思うのだが、コイツのこの自信はどこから湧いてくるのだろう?
まあ探偵事務所といっても、皆さんが想像しているようなバイオレンスな依頼などほとんどなく、実際には迷子のペットを探して欲しいだの、ご近所トラブルの仲裁だの、挙句の果てにはただのお悩み相談だったりと……ここを探偵事務所として使っている人などほとんどいないのが現状だ。
そして俺が、この柊探偵事務所を一人で切り盛りする 柊 和人。まだ20歳そこそこだが、亡くなった父の事務所を引き継いだかたちだ。父の時から依頼内容が偏っていたのは知ってはいたが、ここまでとは思わなかった。
ちなみに俺が独り言をこぼしたのは一階の客間で、俺の生活スペースは二階にある。そこで冒頭の呟きに戻るのだが、俺は現在この自宅兼事務所に一人暮らしだ。恋人でもいれば良かったが、生憎と今までいたことがない。ルックスにはそこそこ自信があるのだがなんでだろう?
とにかく一人でいるのも寂しいのでペットでも飼うかと思い立ったのがさっきだ。
問題は何を飼うかだ。犬や猫を飼おうかとも思ったが、値段も張るしなにより世話が大変だ。それに結構長生きするから軽い気持ちで飼うべきではないと思う。水槽で魚を飼うのも良いが、あまりペット感がしないのだ(あくまで個人の感想です)そうして導き出された結論がハムスターだ。
ハムスターは平均的に2~3年が寿命と言われていて、価格もリーズナブル。世話もそこまで大変ではないにも関わらず、ちゃんとペット感を享受できる。
俺は決意を固めペットショップへと向かった。俺が住むこの町は、都会の喧騒とは少しだけ距離を置きつつも、そこまで田舎ではない絶妙な位置にある。しかも小さい町ながら、徒歩圏内に生活に必要なものが全て揃っているという住みやすさが抜群に良いところだ。
空には薄い雲が伸びていて、昼間にも関わらず若干の薄暗さを感じる。歩道と車道の間に立ち並ぶ街路樹は、その葉を黄色やら茶色やらに染めてヒラヒラと辺りに漂わし、秋の訪れを知らせてくれる。
そうして歩き続けること15分、最寄りのペットショップの自動ドアを潜り、迷わずハムスターコーナーへ。ケージの中を眺めていると、ケージ内に設置されているオブジェクトのてっぺんに乗った、偉そうなハムスターが目に留まった。俺は気づいたらそのハムスターを指差していた。
「すいません。コイツで……」
「わかりました。この子ですね」
店員さんは、ニコニコしながら俺が選んだハムスターを移動用のケージに入れ替えて俺に渡す。俺はハムスターを受け取るとそそくさと店を後にした。
家に着いてケージに入っているハムスターをまじまじと眺めると、ハムスターは俺の目をしっかりと見つめ返してきた。なんて可愛いんだ…………いやいやおかしくない? こんなにじっくり人の顔をジロジロ見つめる小動物なんているか?
「いつまでこんなところに閉じ込めておくつもりだ? 若造」
え? 今喋った? 誰が? コイツが?
「そんなわけないよね?」
「現実を受け入れるのも大事だぞ?」
俺の独り言だったはずのものが会話に変換されてしまった。いや、でも……ないないきっと疲れてるんだって、そうに違いない。けど……
「お前今喋った?」
俺は自分でもどうかと思うが、念のための確認としてハムスターに問いかけた。答えなど期待していない。というより答えが無い方が助かる。主に精神衛生上の問題で。
「耳が遠いのか? さっきから喋っているだろ?」
期待していない答えが帰ってきてしまった。だがこう何度も聞こえるものが幻聴のはずもなく、どうやら認めざるをえないようだ。ついさっき買ったハムスターが喋りだしたということに……
「わかった悪かった。なかなか信じられない案件だったものでつい」
「まあそう気にするな。お前は早いほうだって、ペットショップの店員なんて受け入れるのに一週間かかったからな~」
そりゃそうだよな。普通そんなに早く受け入れられるわけがない……ん? 今店員って言ったか?
「ちょっと待ってくれ、じゃああの店員はお前が喋れると分かってて俺に売ったのか?」
「そうなるな。あの店員は心底我を嫌っていたから、売れて清々してるだろうな」
だから妙にニコニコしてやがったのか。クレームの電話でもいれてやろうかとも考えたがやめた。都合よくその店員さんが出れば良いが、そうじゃなかったら頭がおかしい人決定だ。これからも通うことになるであろう店でヤバい奴扱いはマズイ。
「シンプルな疑問を解きたいのだが」
「良いぞいいぞ言ってみ?」
ハムスターは腰? に手をあて、偉そうなポーズをとっている。
「なんで喋れるの? もしかして俺が知らないだけでみんな喋れるとか?」
「いやいやそんなわけないでしょ! 動物が喋るわけないじゃん」
ハムスターはゲラゲラ笑いながら否定してきた。なんだろうすごくむかつく……というよりコイツに言われる筋合いは無いと思うのだが……
「じゃあなんでお前は喋れるんだよ!」
「だって我、神だもん」
神だもんじゃねえよ! 神ってあの神? コイツが? 寿命2~3年のクセに?
「いやいや神って」
「神だもん!」
「それでゴリ押ししてくんなよ!」
「神だから世話しろ! 可愛がれ!」
ようはコイツ、神として崇めろじゃなくて普通にペットとして愛でろと言いたいらしい。それにしても態度がでかい。デカすぎる。どっちが上なのかハッキリさせなければーーー
「とりあえずお前が神なのは百歩譲って認めたとして、態度がデカすぎる。これからお世話される奴の態度じゃねえ!」
「良いじゃないか神なんだから」
コイツ、神って言っとけば何言っても許されると思ってやがるな。
「じゃあ分かった。お前が本当に神様だったらなんかしらの奇跡で俺を手助けしろ!」
「なんで我がそんなことを?」
「良いか? 本来ペットというのは喋らないから良いんだよ。喋らないで、ただそばにいてくれるから皆ペットを飼うんだ。なのにお前喋るじゃん! ペットとしての役割全然果たしてくれないじゃん! だから家賃代わりになにかしろ」
俺はなにも間違ったことは言っていないと思う。まあ本当にコイツが神様とやらで、奇跡の一つや二つ起こせるならの話しだが……
「わかった……いいだろう。ただし、一日一回だけだ。というより一回しか出来ない」
「回数制限なんてあるのか」
「当たり前だ。それに起こせる奇跡もささやかなものだけだ」
「なんだよ、そのささやかな奇跡って」
「例えば……アイスのアタリとかそんな感じ?」
しょぼすぎじゃないか? いくらなんでもアイスのアタリは無いぞ。俺も二十歳超えてるし……
「そんな目で我を見るな! 神にだっていろいろあるんだ! それになんでも叶えられるなら、貴様に愛でろなんて頼まんわ!」
至極当然の返しをされてしまった。確かに、なんでも出来たら俺に頼ることは無いだろうし、なんならペットショップで売られているわけがないのだ。
「分かったよ。とりあえずなんでも良いから、神様の証明としてなんか奇跡起こしてみ?」
俺は腕組みをしてハムスターに提案した。とりあえずなんでも良いから奇跡を起こしてもらわないと、さすがに喋るってだけでは神様認定は出来ないな。
「出来ない……」
「今なんと?」
「いや~自分の意思じゃ出来ないんだよね~これが! そんな簡単に出来たら、奇跡って言わないじゃん?」
ハムスター(自称神様)は完璧な開き直りを見せた。ということは、コイツは今のところただの喋るネズミってことか。
しかしなんだかんだ言っても話しているうちに愛着も湧いてきたし、よく考えたら寂しくてハムスターを飼ったんだから、喋るってむしろ良いんじゃない? という発想の転換をすることで精神を落ち着かせた俺は、再びハムスターに話しかける。
「はぁ……わかったわかったもう諦めたから、これからよろしくな」
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