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少年拾いました。
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パタンッ
「ヨイショット」
取り敢えずこの子供はベットに寝かせたけどどうしようかな?
所々怪我をしてるから、一応光魔法で治療しておいた方がいいのかな?…こんなもんかな?…うん傷も治ってる。
「起きた時用にお粥でも作ろうかな?」
パタンッ
「ふんふんふーん♪…出来た!まだ起きないのかな?」
ガタンッ
「うん?…起きたのかな?」
ガチャンっ
「起きたのかな?」
部屋を覗くとベットの上に丸くなった毛布の塊があった?
…毛布の中に潜ってる…。こういう場合どうするのが正解なんだ?
「僕大丈夫かな?…「僕を誘拐する気なの?」えっ、そんなことしないけど?!」
「嘘だ…。」
「僕私のお家の近くで倒れてたんだよ。だから保護したんだけど…?…助けない方がよかったのかな?」
「ううん。助けてくれてありがとう。」
「どういたしまして。」
「お粥作ったんだけど食べられるかな?」
「うん。」
バサッ
可愛すぎる。綺麗な金髪に澄んだエメラルドの瞳。凄く綺麗だな。それに瞳の奥に星の模様がある。この子何歳なんだろう?
「僕お名前は言えるかな?」
「僕、ローシャ!苗字はお兄様が言っちゃダメって言ったから教えられないの…。怒る…?」
「良いんだよ。ナデナデ…ローシャくんだね。私は恵って言うんだ。よろしくね。」
「うん!」
「ローシャくんは今いくつかな?」
「僕4さい!」
か、可愛い。初めて子供が可愛いと思えた。
でも多分この子神様の本に書いてあったお貴族様だよな。
平民は苗字は無いって書いてあったし。。私誘拐犯とかにされないよね?…。
「お粥食べられるかな?」
「おかゆ?」
「うんお米を柔らかくさせたご飯だよ。」
「よく分からないけど食べたいな?ニコッ」
ズキューンっ「うっ、可愛い…。」
「めぐみお兄ちゃん大丈夫?お胸いたいの?」
「大丈夫だよ。じゃあ、行こうか。」
「抱っこして…。」
可愛いなー。「ほら、おいでー!」バフンッ
「ヨッコイショット」
「どうかな美味しい?たまご粥っ言うんだけど?」
「うん!とっても美味しいよ!」
「良かった!ゆっくり食べてね。」
「うん!」
子供ってこんなに可愛かったんだ…。でも、貴族の子供って4児なのに皆んなこんなにちゃんとしているのか。凄いな…。
「ローシャくんはお家何処か分かるかな?」
「うーん大きなお家だったけど分からない。」
「そう…うーんどうしようかな誰かに預けてもまた誘拐されちゃうかもしれないし…。」
「めぐみお兄ちゃん僕ここに住みたい!!」
「えっ!?ここに住みたいの?」
「うん!」
「でも、ここ何も無い森の中だよ?良いの?」
「僕めぐみお兄ちゃんと一緒にここに住みたい!」
「でも、ローシャくんの家族がさがしているかもよ?」
「お兄ちゃんは多分、迎えに来てくれるから大丈夫だと思う。」
「え、そうなの?」
「うん。お兄ちゃんがそう言ってたよ!」
「僕が生きている間は何処にいても分かるんだって!」
「お、おう…。魔法すごいな。…分かったよ。じゃあそれまで私と一緒に暮らしますか?」
「うん!」
「うん。じゃあ今日はもう暗くなっちゃったからお風呂に入ってお休みしようね。」
「うん!」
…………。
~ベットの中~
「ローシャくんはなんでこんな森の中まで来ちゃったか、覚えてるかな?」
「うんとねぇー、僕をお家から誘拐しちゃった人達がね僕を遠い場所に連れて行こうとしててね僕怖くて、大人の人達が楽しくおしゃべりしてる時にね、近くに大きな森があったから頑張って逃げて来たの。でも森の中に入るまでは大人の人たちがいっぱい追いかけて来たのに僕が森のかなに入ったら誰も来なくなっちゃったの。」
「そうだったんだね。頑張ったね。ナデナデ」
「うん。僕頑張ったよ!」
「じゃあそろそろお休みしようね」
「うん!お休みなさい。」
森に入るまでは追いかけて来たってことはそのうちここが見つかるかもしれないな…。この場所がバレなくなるような魔法でも考えてみようかな。
…というかローシャくんのご家族に私が誘拐犯だと勘違いされるかもしれない。…まぁそうしたら逃げよう…。
私も寝ようかな
「おやすみローシャくん。」
「ヨイショット」
取り敢えずこの子供はベットに寝かせたけどどうしようかな?
所々怪我をしてるから、一応光魔法で治療しておいた方がいいのかな?…こんなもんかな?…うん傷も治ってる。
「起きた時用にお粥でも作ろうかな?」
パタンッ
「ふんふんふーん♪…出来た!まだ起きないのかな?」
ガタンッ
「うん?…起きたのかな?」
ガチャンっ
「起きたのかな?」
部屋を覗くとベットの上に丸くなった毛布の塊があった?
…毛布の中に潜ってる…。こういう場合どうするのが正解なんだ?
「僕大丈夫かな?…「僕を誘拐する気なの?」えっ、そんなことしないけど?!」
「嘘だ…。」
「僕私のお家の近くで倒れてたんだよ。だから保護したんだけど…?…助けない方がよかったのかな?」
「ううん。助けてくれてありがとう。」
「どういたしまして。」
「お粥作ったんだけど食べられるかな?」
「うん。」
バサッ
可愛すぎる。綺麗な金髪に澄んだエメラルドの瞳。凄く綺麗だな。それに瞳の奥に星の模様がある。この子何歳なんだろう?
「僕お名前は言えるかな?」
「僕、ローシャ!苗字はお兄様が言っちゃダメって言ったから教えられないの…。怒る…?」
「良いんだよ。ナデナデ…ローシャくんだね。私は恵って言うんだ。よろしくね。」
「うん!」
「ローシャくんは今いくつかな?」
「僕4さい!」
か、可愛い。初めて子供が可愛いと思えた。
でも多分この子神様の本に書いてあったお貴族様だよな。
平民は苗字は無いって書いてあったし。。私誘拐犯とかにされないよね?…。
「お粥食べられるかな?」
「おかゆ?」
「うんお米を柔らかくさせたご飯だよ。」
「よく分からないけど食べたいな?ニコッ」
ズキューンっ「うっ、可愛い…。」
「めぐみお兄ちゃん大丈夫?お胸いたいの?」
「大丈夫だよ。じゃあ、行こうか。」
「抱っこして…。」
可愛いなー。「ほら、おいでー!」バフンッ
「ヨッコイショット」
「どうかな美味しい?たまご粥っ言うんだけど?」
「うん!とっても美味しいよ!」
「良かった!ゆっくり食べてね。」
「うん!」
子供ってこんなに可愛かったんだ…。でも、貴族の子供って4児なのに皆んなこんなにちゃんとしているのか。凄いな…。
「ローシャくんはお家何処か分かるかな?」
「うーん大きなお家だったけど分からない。」
「そう…うーんどうしようかな誰かに預けてもまた誘拐されちゃうかもしれないし…。」
「めぐみお兄ちゃん僕ここに住みたい!!」
「えっ!?ここに住みたいの?」
「うん!」
「でも、ここ何も無い森の中だよ?良いの?」
「僕めぐみお兄ちゃんと一緒にここに住みたい!」
「でも、ローシャくんの家族がさがしているかもよ?」
「お兄ちゃんは多分、迎えに来てくれるから大丈夫だと思う。」
「え、そうなの?」
「うん。お兄ちゃんがそう言ってたよ!」
「僕が生きている間は何処にいても分かるんだって!」
「お、おう…。魔法すごいな。…分かったよ。じゃあそれまで私と一緒に暮らしますか?」
「うん!」
「うん。じゃあ今日はもう暗くなっちゃったからお風呂に入ってお休みしようね。」
「うん!」
…………。
~ベットの中~
「ローシャくんはなんでこんな森の中まで来ちゃったか、覚えてるかな?」
「うんとねぇー、僕をお家から誘拐しちゃった人達がね僕を遠い場所に連れて行こうとしててね僕怖くて、大人の人達が楽しくおしゃべりしてる時にね、近くに大きな森があったから頑張って逃げて来たの。でも森の中に入るまでは大人の人たちがいっぱい追いかけて来たのに僕が森のかなに入ったら誰も来なくなっちゃったの。」
「そうだったんだね。頑張ったね。ナデナデ」
「うん。僕頑張ったよ!」
「じゃあそろそろお休みしようね」
「うん!お休みなさい。」
森に入るまでは追いかけて来たってことはそのうちここが見つかるかもしれないな…。この場所がバレなくなるような魔法でも考えてみようかな。
…というかローシャくんのご家族に私が誘拐犯だと勘違いされるかもしれない。…まぁそうしたら逃げよう…。
私も寝ようかな
「おやすみローシャくん。」
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