1 / 24
初めての出会い1
しおりを挟む
僕には出来の良い弟がいる。
そして僕は不良品だ。
その意味はとても簡単だ。
弟は頭も良いし顔もイケメン、そして運動も出来る。
なのに兄の僕は身長も低いし頭も顔も良くない。
そして、運動も苦手だ...。
走ったらすぐに疲れてしまうし、勉強は頑張っていてもあまり良い点数が取れない。
記憶力が悪いのかもしれない。
僕は、自分の顔がとても嫌いだ。
小さい時に母親にお前の顔は醜いと言われてから
前髪を伸ばして顔を人から見えないようにさせている。
もう自分の顔も覚えていない。
どうして僕は生まれてきんだろう。
日々、死のうとは思ってもそれを実行に移す事は未だに出来ずにいる。
今日も学校で殴られてしまった。
そんなに僕は醜いのかな?
でも生まれてしまった僕が悪い。
母親は僕によく「お前が生まれたから私は不幸になったのよ!!」
と良く叩かれてしまう。
僕が母親を不幸にしてしまっている。
一度でも愛されたいと思ってしまった僕の事を神様は怒っているのかもしれない。
僕のお部屋は奥にある荷物置き場だ。
僕のお気に入り。ここには学校の人も母親も来ない
僕の唯一の落ち着いていられる場所だ。
「ただいま」と心の中で言いながら家の玄関に入る。
靴はちゃんと持っていかないと捨てられてしまう。
音を立てたら怒られてしまうから僕は音を立てないようにしながら自分の部屋に行く。
僕の部屋に置いてあるこのブランケットは昔から使っていてとても愛着がある。
服は制服しか持っていないから着替えることはない。
ちょっと疲れちゃったから寝てしまおうか。
最近は母親に殴られていない。
僕のこと自体忘れているのかもしれない。
あらだの痣は全く消えてくれない。
もう消えないのだろうか?
まぁもう良いか...。
「ゆうちゃーん!」
「お帰り!ご飯できてるけどもう食べる?」
「食べる」
「じゃあ着替えて降りてきてねー。」
弟が上がってくる... 。
僕はこの時が凄くドキドキしてしまう。
弟の顔はあまり覚えていない。
でもイケメンだっと思う。
「良かった。降りていってくれた。」
最近は凄く外が暑くて、
たまに目眩を起こしてしまうし体力がないのかもしれない。
多分僕が高校を卒業したら家を出されてしまうから
今からバイトを始めた方がいいのかもしれない。
ちょっとトイレに行きたくなった。
音を立てないようにしながらトイレを済ませると廊下で母親に会ってしまった。
「私の前に現れないでって言ってるでしょ!!」
「あんたなんでまだ生きてるの。」
「早く死ねばいいのに。」
「雄介の生活環境が悪くなるのよ。あんたがいると」
「あんたはゴミなんだから迷惑かけないでよ!」
バンっ!!
バンっ!!
また殴られてしまった。
でも、あまり痛みは感じなくなってしまった。
周りに注意して歩かなかった僕が悪いんだから。
「僕が死ねばお母さんは喜ぶだろうか。」
そうだ、死ねばいいんだ。
そうすればこの日常からもお別れすることができる。
じゃあ、明日にしよう。
久しぶりに僕は少し嬉しくなった...。
そして僕は不良品だ。
その意味はとても簡単だ。
弟は頭も良いし顔もイケメン、そして運動も出来る。
なのに兄の僕は身長も低いし頭も顔も良くない。
そして、運動も苦手だ...。
走ったらすぐに疲れてしまうし、勉強は頑張っていてもあまり良い点数が取れない。
記憶力が悪いのかもしれない。
僕は、自分の顔がとても嫌いだ。
小さい時に母親にお前の顔は醜いと言われてから
前髪を伸ばして顔を人から見えないようにさせている。
もう自分の顔も覚えていない。
どうして僕は生まれてきんだろう。
日々、死のうとは思ってもそれを実行に移す事は未だに出来ずにいる。
今日も学校で殴られてしまった。
そんなに僕は醜いのかな?
でも生まれてしまった僕が悪い。
母親は僕によく「お前が生まれたから私は不幸になったのよ!!」
と良く叩かれてしまう。
僕が母親を不幸にしてしまっている。
一度でも愛されたいと思ってしまった僕の事を神様は怒っているのかもしれない。
僕のお部屋は奥にある荷物置き場だ。
僕のお気に入り。ここには学校の人も母親も来ない
僕の唯一の落ち着いていられる場所だ。
「ただいま」と心の中で言いながら家の玄関に入る。
靴はちゃんと持っていかないと捨てられてしまう。
音を立てたら怒られてしまうから僕は音を立てないようにしながら自分の部屋に行く。
僕の部屋に置いてあるこのブランケットは昔から使っていてとても愛着がある。
服は制服しか持っていないから着替えることはない。
ちょっと疲れちゃったから寝てしまおうか。
最近は母親に殴られていない。
僕のこと自体忘れているのかもしれない。
あらだの痣は全く消えてくれない。
もう消えないのだろうか?
まぁもう良いか...。
「ゆうちゃーん!」
「お帰り!ご飯できてるけどもう食べる?」
「食べる」
「じゃあ着替えて降りてきてねー。」
弟が上がってくる... 。
僕はこの時が凄くドキドキしてしまう。
弟の顔はあまり覚えていない。
でもイケメンだっと思う。
「良かった。降りていってくれた。」
最近は凄く外が暑くて、
たまに目眩を起こしてしまうし体力がないのかもしれない。
多分僕が高校を卒業したら家を出されてしまうから
今からバイトを始めた方がいいのかもしれない。
ちょっとトイレに行きたくなった。
音を立てないようにしながらトイレを済ませると廊下で母親に会ってしまった。
「私の前に現れないでって言ってるでしょ!!」
「あんたなんでまだ生きてるの。」
「早く死ねばいいのに。」
「雄介の生活環境が悪くなるのよ。あんたがいると」
「あんたはゴミなんだから迷惑かけないでよ!」
バンっ!!
バンっ!!
また殴られてしまった。
でも、あまり痛みは感じなくなってしまった。
周りに注意して歩かなかった僕が悪いんだから。
「僕が死ねばお母さんは喜ぶだろうか。」
そうだ、死ねばいいんだ。
そうすればこの日常からもお別れすることができる。
じゃあ、明日にしよう。
久しぶりに僕は少し嬉しくなった...。
20
お気に入りに追加
295
あなたにおすすめの小説
あざといが過ぎる!
おこげ茶
BL
自分のかわいさを理解して上手いこと利用しているつもりの主人公、美緒のあざとさは本人が思ってもいない方向に作用していた!?
「や、僕女の子が好きなんだけど!?」
※基本的に月曜日の19時更新にする予定です。
※誤字脱字あれば、ぜひふわふわ言葉で教えてください。爆速で直します。
※Rは今のとこ予定ないです。(もしかしたらあとから入るかも。その時はごめんなさい)
ハイスペックストーカーに追われています
たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!!
と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。
完結しました。
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談? 本気? 二人の結末は?
美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
アダルトショップでオナホになった俺
ミヒロ
BL
初めて同士の長年の交際をしていた彼氏と喧嘩別れした弘樹。
覚えてしまった快楽に負け、彼女へのプレゼントというていで、と自分を慰める為にアダルトショップに行ったものの。
バイブやローションの品定めしていた弘樹自身が客や後には店員にオナホになる話し。
※表紙イラスト as-AIart- 様(素敵なイラストありがとうございます!)
悪役の俺だけど性的な目で見られています…(震)
彩ノ華
BL
悪役に転生した主人公が周りから性的な(エロい)目で見られる話
*ゆるゆる更新
*素人作品
*頭空っぽにして楽しんでください
⚠︎︎エロにもちょいエロでも→*をつけます!
普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる