Way‐World‐Online〜のんびりするつもりが気づいたら有名人になってた。〜

白くまきゅん

文字の大きさ
上 下
3 / 40

アバター作成

しおりを挟む
最初は足に違和感を感じた。

「んぅ……」

次に暑さを感じた。

「暑い…」

目を開けると懐かしの天井が目に入る

「…?」

意識がはっきりしてくると共に足の違和感と暑かった理由が何かわかってくる

「…」

その違和感の方に顔を向ける

「っ!?……はぁびっくりした…楓兄…」

顔を向けた先にはイケメンさんの顔がありました。足の違和感は楓兄に抱き枕にされてるからで暑さの原因もそれが関係してた。

「よっと…ん~…ん?今何時?」

楓兄を剥がしたあとベットから降り大きく背伸びをする。時計を見るとあれから一時間半経過していた。

「そうだゲーム機…お、丁度設定完了したみたい」

画面には設定完了の文字があった。

「さてと……早くゲームしたいし…起こす?…うん、起こそう」

楓兄の肩を揺らす。

ゆさゆさ、

「楓兄ー起きてー僕ゲームしたいー、」

揺すり続けると楓兄は薄らと目を開いた。

「あ、起きta!?」

「…………」

「え?は?」

簡潔にまとめよう…腕を捕まれ引っ張られ、そのまま抱き枕状態に成り果てた。

「ちょ、だから楓兄起きて!?あと離して!」

抜け出すことを試みたが無理だった。少し動かせる程度で抜け出すことは不可能だろう

「………かくなる上は!」

そう言い楓兄の耳を噛む

「っい"!?」

「お・は・よ・う、楓兄」

「……噛むのは酷くないか?」

「起きないのが悪い…それに僕を抱き枕にするのも悪い」

「いやぁ…な?」

いや何がな?ですか…

「はぁ…まぁ耳を噛んだのは謝る…ごめんなさい…でも!次また同じことしたら噛むから」

「ドンと来い!」

「………」ガブッ

「っ!痛ったぁ!?」

「お望み道理噛んだ」

「なんか最初より強くなかったか?」

「キノセイダヨ」

「そうか、そいや俺を起こしたのはゲームをするためなんだっけか?」

「うん、だから一人にさせて?」

「はいよ、んじゃご飯の時になったらまた来るぞ?」

「了解」

「やり過ぎ注意だからな?」

そう言い終わると楓兄は部屋を出ていった。

「わかってるよ。…さて、しますか!」

僕は専用のコンタクトレンズを目に入れ、腕にも専用のリングを付ける。最後にヘッドホン型の機械を被って…

「…よし、準備完了!よっと…」

ベットに横になる…そして、

「リンクオン」

…すると周りの風景などが一瞬に真っ暗になる。

―仮想世界╏ロキリグナへようこそ―

―名前―

目の前に青いパネルのようなのが現れる

「…よし、ユナ」

―名前:ユナ…他のアバターに同じ名前がいないか確認中……名前:ユナで良いですか?―

「良かった…はい、ユナでお願いします。」

―次に作成に移ります―

「アバター作成だっけ?」

―Yes、最初にアバターを作成してもらいます。尚、性別は偽れませんしまた身長も上下最高5cmまでとなっています。―

「あ、答えてくれるんだ…なるほど、じゃあネカマの人とかそういうの人の性別を疑わなくて済むんだ…なんかそれだけでも気が楽…。」

―新型のAIなので受け答えはある程度可能です。それではアバター作成に移ります。―

「よろしく」

―作成中…作成中………作成完了、アバターを表示します。―

ブゥン…

現れたのは一人の青年だった。

「うん、まんま僕だね」

―いじれるのは髪型、髪色、肌色、目の色、身長、そして痛みの高さです。―

「ふむふむ…んじゃま、やりますか」

最初に手をつけたのは髪色、色は全部で6色で赤、青、緑、黄色、白、黒だった。

「まぁこれは白かな、なんかくすぐるものが…」

次は肌色、これは今の肌色を白に近ずけるか茶色に近ずけるかしか操作できなかったので少し白よりにした。

「次は痛みの高さかな…なしもいいけどそれじゃあヌルいゲー厶になりそう…だから」

1から10まであり最初は5だったのを6にした。やっぱり痛いのは嫌なのでこれくらいしか上げられなかった。

終わったので終了ボタンを押す。

―次に種族を選んでください―

╏人╏エルフ╏鬼╏ドワーフ╏ランダム╏

「選ぶのめんどくさいんでランダムで」

―ステータスにポイントを振ってください―

HP-10/10
MP-10/10

STR-10
VIT-10
AGI-10
MND-10
LUK-10

残り1000

「やっぱりここは万能型だよね」

基本ソロプレイだった僕にとっては万能型が当たり前になっていた。

そしてできたのがこれだ、


HP-100/100
MP-200/200

STR-100
INT-100
AGI-300
LUK-250

こうなりました。

―スキル一つ選んで下さい―

【片手剣】【両手剣】【短剣】【槍】

僕はスキル【短剣】を押す。

―これで以上になります―

「やっと終わった。」

ふぅ…と一息、

―では、スポーン地点へ転移させます―

「へ?」

するとまた視界は暗闇に閉ざされた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

戦争と平和

澤村 通雄
SF
世界が戦争に。 私はたちの日本もズルズルと巻き込まれていく。 あってはならない未来。 平和とは何か。 戦争は。

人生詰んだ気がしたので、VTuberになってみた。

未来アルカ
大衆娯楽
 鬼堕 俊隆(きだ としたか)。  とある事件によって親族に見放され、就職することも難しく貯金の残りもわずかとなった彼は、人生の最後くらい楽しく過ごしたいという思いから、VTuber『鬼道 奈落』としてデビューする。  VTuberを通して出会う、自分の知らない世界。その中で、徐々に明らかになっていく彼の悲しい過去。  カクヨムでも投稿しています! 『なんか姿似てるVTuber知ってるなー』とか『名前のイントネーション似てるVTuber知ってるなー』って感じで楽しんで貰えたら嬉しいです。

―異質― 激突の編/日本国の〝隊〟 その異世界を掻き回す重金奏――

EPIC
SF
日本国の戦闘団、護衛隊群、そして戦闘機と飛行場基地。続々異世界へ―― とある別の歴史を歩んだ世界。 その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。 第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる―― 大規模な演習の最中に異常現象に巻き込まれ、未知なる世界へと飛ばされてしまった、日本国陸隊の有事官〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟と、各職種混成の約1個中隊。 そこは、剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する世界であった。 そんな世界で手探りでの調査に乗り出した日本国隊。時に異世界の人々と交流し、時に救い、時には脅威となる存在と苛烈な戦いを繰り広げ、潜り抜けて来た。 そんな彼らの元へ、陸隊の戦闘団。海隊の護衛艦船。航空隊の戦闘機から果ては航空基地までもが、続々と転移合流して来る。 そしてそれを狙い図ったかのように、異世界の各地で不穏な動きが見え始める。 果たして日本国隊は、そして異世界はいかなる道をたどるのか。 未知なる地で、日本国隊と、未知なる力が激突する―― 注意事項(1 当お話は第2部となります。ですがここから読み始めても差して支障は無いかと思います、きっと、たぶん、メイビー。 注意事項(2 このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。 注意事項(3 部隊単位で続々転移して来る形式の転移物となります。 注意事項(4 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。かなりなんでも有りです。 注意事項(5 小説家になろう、カクヨムでも投稿しています。

謎の隕石

廣瀬純一
SF
隕石が発した光で男女の体が入れ替わる話

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

処理中です...