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市島 智
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俺は友達、鈴音より先に転移された。
「っ…と、ん~…ここは、城か?」
少しの浮遊感から地面に着地し、周りを見渡してみて、俺はここが城と知った。
「うん、前に観光で入ったことがある城の構造に似てるな…」
「あなたが"最後の"勇者様ですね?事情などはバフィク神様から聞いております。おhe…」
「おい、ちょっと待ってくれ…」
「はい ?どうしましたか?」
智はこの女性の人が言った一言に疑問を抱いた。それは、
「さっき…最後のって言わなかったか?」
智は不安と信じたくない事実に顔を強ばらせながら女の人の言葉を聞き入る
「え?あ、はい。あなたで最後の勇者様ですよね?」
「っ…そうか…」
俺は否定したかったか否定するにも証拠がないと悟った。
女の人が「では、お部屋にご案内します。」っと言うのでその人について行った。
それから通路を歩くがとても部屋までの距離が長かった。
「ここが勇者様のお部屋となっております。」
「…うん、ありがとう。」
長い道のりを終え、少しホッとしながらも周りを見てみると学校で見たことがある人達が何人か部屋を出たり入ったりしている。
「ここがお城かーうん、おっきいね!」
「そっちの部屋に行ってみてもいいー?」
「おぉーリアルメイドとかテンション上がる!!」
「…うん、早く部屋に入ろう」
いつの間にか女の人はいなくなっていた。多分元の仕事場?に戻ったのだろう
ガチャ…
「うわっ…」
部屋の中に入ってまず思ったのは眩しいと落ち着かないの二つだった。
「とりあえず…座るか」
ここまで歩いてきたので足が痛くなってしまった。
「…あ、ステータス」
ふとステータスのことが気になり開いてみる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
シジマ・トモ
Lv―1
HP―1000/1000
MP―1000/1000
体力―500
魔力―500
精神力―500
防御力―1000
運―5000
Pt500
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ふむ…平均がわかんないからこれが強いのかそうでないのかがわかんねぇな」
とりあえずステータスを見た智は部屋を見渡す。
「……(何も怪しそうなものはなし…か)」
智は鈴音と良くファンタジー系やRPG系の小説を読んでいた。(鈴音がファンタジー小説など好きになった原因は智のせいだったりする。)
「異世界もののひとつには召喚した城に問題があったりするからな……慎重にやっていかないとな…」
何も知らないこの世界と鈴音のことで不安を感じる。
コンコン…
「…ん?」
色々と考えていると扉がロックされた。
「勇者様、準備が整いましたので大広場に集まるようよろしくお願い申し上げます。場所は使いのものがご案内致します。」
「あ、はい。」
なんの準備が整ったかは知らない、けどここで拒否しても意味がないのは当たり前なので素直に扉を開けた。
「…(正直、行きたくないんだが…行かないという選択肢はないよな…)」
女の人に軽くお辞儀をし、後ろについて行く
(それから数分後)
「ここでお待ちください。」
「は…はい。」
智は少し足の痛みを感じながら近くの壁に腰を下ろした。
「そうだった…この城の廊下長いんだった…っ…せっかく痛み和らいだと思ったんだがな」
はぁ…っとため息つき少し落ち着くと周りの声が大きく聞こえてきた。
「なぁなぁお前のステータスどうなってるよ」
「俺か?聞いて驚け…なんと!全ステータス200超え!」
「うわマジか!羨ましいな!」
そんな話を聞いた俺は、
「…は?」
疑問を抱かずには居られなかった。
「…(待て、確か俺のステータスは)」
ステータスを開いて確認する。
「…(1000と500…これって…)」
そこまで考えていると
「この世界の危機に立ち向かってくれる勇者様方に深く感謝申し上げます。」
その言葉に場はシーンと静まった。
「私は王家の1人、名をシリア・アルベルト・リリスと申します。」
「私は王家で王をしている。名をシリア・アルベルト・ジンスという。」
突然として現れた2人はそういった後、続けて言った。
「いきなりで申し訳ないがこれから勇者様方には能力の開花をしてもらいたい」
「…?(能力の開花?)」
みんなもよく分からなかったのか首を傾げる人が多かった。
「父様、能力の開花では分からないと思いますよ?」
「そ、そうだった…すまん、」
娘に叱られる親って…
「コホン…能力の開花とはその言葉の通りその人に眠っている、もしくは託されている能力を発揮できるようにすることを言う」
「…(なるほどな…つまりそれをやらなければ自身の能力を使えないということか)」
「それでは一人一つ、今から使いが渡すオーブを手に取ってください。」
そう聞こえると女の人がオーブを渡してくる。
「そのオーブを強く握りながらステータスと言い、オーブが光最後に砂となれば開花は成功し能力が使えるようになります。」
「…なるほど」
「どんな能力かはそのままステータスに載っているので見てください」
そう女の人(多分お姫様)が言い終わると直ぐに周りでステータスっと声があちこちでした。
「さてと、んじゃ…ステータス」
ちょっとした期待を胸にステータスと俺は唱えた。
「っ…と、ん~…ここは、城か?」
少しの浮遊感から地面に着地し、周りを見渡してみて、俺はここが城と知った。
「うん、前に観光で入ったことがある城の構造に似てるな…」
「あなたが"最後の"勇者様ですね?事情などはバフィク神様から聞いております。おhe…」
「おい、ちょっと待ってくれ…」
「はい ?どうしましたか?」
智はこの女性の人が言った一言に疑問を抱いた。それは、
「さっき…最後のって言わなかったか?」
智は不安と信じたくない事実に顔を強ばらせながら女の人の言葉を聞き入る
「え?あ、はい。あなたで最後の勇者様ですよね?」
「っ…そうか…」
俺は否定したかったか否定するにも証拠がないと悟った。
女の人が「では、お部屋にご案内します。」っと言うのでその人について行った。
それから通路を歩くがとても部屋までの距離が長かった。
「ここが勇者様のお部屋となっております。」
「…うん、ありがとう。」
長い道のりを終え、少しホッとしながらも周りを見てみると学校で見たことがある人達が何人か部屋を出たり入ったりしている。
「ここがお城かーうん、おっきいね!」
「そっちの部屋に行ってみてもいいー?」
「おぉーリアルメイドとかテンション上がる!!」
「…うん、早く部屋に入ろう」
いつの間にか女の人はいなくなっていた。多分元の仕事場?に戻ったのだろう
ガチャ…
「うわっ…」
部屋の中に入ってまず思ったのは眩しいと落ち着かないの二つだった。
「とりあえず…座るか」
ここまで歩いてきたので足が痛くなってしまった。
「…あ、ステータス」
ふとステータスのことが気になり開いてみる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
シジマ・トモ
Lv―1
HP―1000/1000
MP―1000/1000
体力―500
魔力―500
精神力―500
防御力―1000
運―5000
Pt500
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「ふむ…平均がわかんないからこれが強いのかそうでないのかがわかんねぇな」
とりあえずステータスを見た智は部屋を見渡す。
「……(何も怪しそうなものはなし…か)」
智は鈴音と良くファンタジー系やRPG系の小説を読んでいた。(鈴音がファンタジー小説など好きになった原因は智のせいだったりする。)
「異世界もののひとつには召喚した城に問題があったりするからな……慎重にやっていかないとな…」
何も知らないこの世界と鈴音のことで不安を感じる。
コンコン…
「…ん?」
色々と考えていると扉がロックされた。
「勇者様、準備が整いましたので大広場に集まるようよろしくお願い申し上げます。場所は使いのものがご案内致します。」
「あ、はい。」
なんの準備が整ったかは知らない、けどここで拒否しても意味がないのは当たり前なので素直に扉を開けた。
「…(正直、行きたくないんだが…行かないという選択肢はないよな…)」
女の人に軽くお辞儀をし、後ろについて行く
(それから数分後)
「ここでお待ちください。」
「は…はい。」
智は少し足の痛みを感じながら近くの壁に腰を下ろした。
「そうだった…この城の廊下長いんだった…っ…せっかく痛み和らいだと思ったんだがな」
はぁ…っとため息つき少し落ち着くと周りの声が大きく聞こえてきた。
「なぁなぁお前のステータスどうなってるよ」
「俺か?聞いて驚け…なんと!全ステータス200超え!」
「うわマジか!羨ましいな!」
そんな話を聞いた俺は、
「…は?」
疑問を抱かずには居られなかった。
「…(待て、確か俺のステータスは)」
ステータスを開いて確認する。
「…(1000と500…これって…)」
そこまで考えていると
「この世界の危機に立ち向かってくれる勇者様方に深く感謝申し上げます。」
その言葉に場はシーンと静まった。
「私は王家の1人、名をシリア・アルベルト・リリスと申します。」
「私は王家で王をしている。名をシリア・アルベルト・ジンスという。」
突然として現れた2人はそういった後、続けて言った。
「いきなりで申し訳ないがこれから勇者様方には能力の開花をしてもらいたい」
「…?(能力の開花?)」
みんなもよく分からなかったのか首を傾げる人が多かった。
「父様、能力の開花では分からないと思いますよ?」
「そ、そうだった…すまん、」
娘に叱られる親って…
「コホン…能力の開花とはその言葉の通りその人に眠っている、もしくは託されている能力を発揮できるようにすることを言う」
「…(なるほどな…つまりそれをやらなければ自身の能力を使えないということか)」
「それでは一人一つ、今から使いが渡すオーブを手に取ってください。」
そう聞こえると女の人がオーブを渡してくる。
「そのオーブを強く握りながらステータスと言い、オーブが光最後に砂となれば開花は成功し能力が使えるようになります。」
「…なるほど」
「どんな能力かはそのままステータスに載っているので見てください」
そう女の人(多分お姫様)が言い終わると直ぐに周りでステータスっと声があちこちでした。
「さてと、んじゃ…ステータス」
ちょっとした期待を胸にステータスと俺は唱えた。
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