決められたレールは走りません
王太子バルドの婚約者候補に選ばれていた伯爵令嬢シャルノア。厳しい王太子妃教育も、家のため、未来のため、と必死に耐えてきた。それなのに…
「彼女が良いんだ。」
バルドのひと言で、候補外の令嬢が婚約者に決まってしまう。いきなり婚約者から外されたシャルノア。
何のための我慢だったのか、無駄な時間を過ごしてしまった。…いゃ、そんなこと誰が決めたの?私の価値は私が決める。他人が決めたレールなんて必要ない!
これは1人の令嬢が幸せになるまでの物語。
貴方は何を幸せと感じますか?自分が幸せになるための道のりは、決して人任せになんてできません。
「彼女が良いんだ。」
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