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Bar Hope 〜男も女も騙し合い〜
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ルリの着せ替え人形になること3時間・・・。
リトゥル・バーニーはクタクタになりながら選んだ数点を購入し付き添ってくれたニックとルリにお礼を言った。
「ありがとうございました。
助かりました。」
「他人を見る時に服装は大切だ。
軽装じゃ標的にされる事が多い。
この街はそんな街なのさ。
付き合い方を知れば、こんなに楽な街もないけどな。」
「ルリはチョコレートケーキ。
ポピーはフルーツミックスタルト。
ルースはミルクレープ。」
珍しく長台詞で報酬を要求するとルリはリトゥル・バーニーの腕を引っ張って歩く。
「近くの通りにケーキ屋があるんだ。
ルリは甘い物が好物なんだよ。」
「そうでしたか。
是非お礼させてください。」
1人離脱したがるニックを許さず、ルリはケーキ屋を目指した。
ホテル・オネスト近くの通りにあったケーキ屋は“空の綿”と書かれた看板を掲げていた。
「空の綿・・・?」
「雲!わたあめ!」
連想ゲームを彷彿させるルリの叫びにリトゥル・バーニーは納得した。
「わたあめかぁ・・・。
随分食べていませんね。」
「まぁな。男なんて、そんなもんだろう。
この店は、マダムもお気に入りなんだ。
ルリ達も味を覚えちまってな。
いいか?マダムがお気に入りなんだぞ?
財布の中身の確認しとけよ。
何の為にルリが俺を逃さなかったと思う?」
「子ウサギだけじゃ心許ない」
「なぁっ?」
ルリの言葉に肩をすくめるニックにリトゥル・バーニーは慌てて財布の中身を確認した。
「高いんですね?!
・・・・まぁ、少しはありますから。大丈夫です。」
ルリは嬉しそうに“空の綿”の扉を開いた。
「有難うございました!」
数分後、喜びでキラキラした顔のルリと溜息を吐きながら帽子を深くかぶるニック、そして乾き物と化したリトゥル・バーニーの姿が確認できた。
「帰る。
お茶会!」
軽くスキップしながら手を振るルリを見送り男2人はホテルまで足を伸ばした。
朝とは見違える姿になったリトゥル・バーニーに気づいたフロント女性は微笑むと会釈をした。
そんな女性に手を上げて挨拶をするとニックはラウンジにリトゥル・バーニーを誘ういコーヒーを頼んだ。
「どうよ。
さっきと違ってホテルに来るのも平気になったろう?
見た目は気持ちも強くしてくれる。」
「はい。
まだ緊張しますけど、先程より大分マシですね。
ニックさんはホテルにお住まいなんですか?」
運ばれてきたコーヒーにウィスキーを垂らしているニックにリトゥル・バーニーは聞いた。
「ああ。普段は別のトコにいるんだけどな。
マダムとアレックスがホテルに住んでるから護衛兼ねて近くにいるんだ。
特に最近は物騒な事件か立て続きにあったからな。」
ニックの言葉にリトゥル・バーニーはハッとした。
「もしかして、首無し死体ですか?
本当の話だったんですね。」
「なんだ、知ってたのか?
興味あるか?元警察官さん。」
ニコニコするニックにリトゥル・バーニーは肩をすくめた。
「元警察官ですけど、俺にとっては元駐在さんの方がシックリきますね。
お客さんが話してるのを聞いたんですよ。
外に立ってると話しかけられる事も多くて。
この間は警察の方に話しかけられました。」
ニックは眉を上げると体を前のめりにした。
「何を?」
「港の廃棄場で爆発があった日に貴族が遊びに来なかったかって。
その事件の時、俺はこの街に来てないんで知りませんって言ったら引いて行きました。」
「それ、一応エドに報告しとけ
警察が酒場で情報取るのは常だが、Bar Hopeのマダムを通さずに従業員に話しかけるなんて常識がなってない。」
少し怒っているようにみえるニックにボロを出してしまったとリトゥル・バーニーは焦った。
そんなリトゥル・バーニーを気にするでもなくニックは言った。
「良いか、子ウサギ。
この街の警察って奴らには3種類いる。
1つは真面目すぎて上司に楯突き飛ばされた奴。
もう一つは失態を犯して左遷された奴。
最後はマフィアすら手玉にとって出世を望む野心家だ。」
ニックは諭すようにリトゥル・バーニーに言った。
「真面目は損だが問題ない。
左遷されたバカは汚職に身を落とすか、死んでいく。
問題は最後の野心家だ。
マフィアと一般人が混在する街を出世に利用しようと騒ぎを起こす。
そうなりゃ死人が山ほど出るぞ。
お前に話を聞きに来た警察官が野心家だとも限らない。」
なぜだろう・・・。
ニックのこの言葉がリトゥル・バーニーを納得させたのだ。
そして自分をこの街に呼び寄せたテレンス・ブラナーこそ、その野心家なのだと確信をした。
「野心家が事を荒立てると死人が出る・・・。」
「そうだ。
この街は絶妙なバランスで成り立っている。
他の街で上手くいかなかった一般人が最後に縋り付く街だ。
当然、犯罪も多い。
だから自警団さながらのマフィアが存在するんだよ。
その上に貴族達がいて1番上に領主がいる。」
ニックはタバコをとりだすと火をつけた。
「マフィアは警察に頼らず己のコミュニティを守る為に輪が広がっている。
犯罪集団だと思われているが、実際には仲間達を守る集団行動だ。
仲間がやられれば、やり返す。
時には法を犯すって位にな。
その代わり、自分達の仲間が悪さをすれば自分達で仕置きをする。
理解していない新参のマフィアは街を牛耳ろうと強硬手段にでたりする。
それをマフィアの抗争だと警察は騒ぐのさ。」
リトゥル・バーニーは、この街の絶妙なバランスとやらを理解し始めていた。
「じゃあ、Bar Hopeもマフィアなんですか?」
リトゥル・バーニーの言葉にニックはクスクスと笑い始めた。
「俺たちは酒場の人間だよ。
酒場はどんな時も平等にってね。
Bar Hopeには不可侵の決まりが存在する。
どんなマフィアもBar Hopeの店内での争いはご法度。
《外で喧嘩するのは疲れるだろう?仲良く酒でも飲んで休んでいきな。》
これがマダムの考え方だよ。」
楽しそうに話すニックにリトゥル・バーニーは微笑んだ。
「良いですね。その考え方。」
「そうだろう?俺もそう思う。
どんな考えがあっても良い。
人はそれぞれ違うからな。でも、一箇所でも心から休める場所があれば人間生きていけるだろうさ。」
ニックは何かを考えるようにタバコの煙を静かに吐いていた。
その日の夜、リトゥル・バーニーは真っ暗な部屋で携帯電話を握りしめていた。
自分は何に巻き込まれたのか・・・。
あの時・・・別の選択をしていたら・・・。
遠き記憶を思い出しリトゥル・バーニーは目を瞑った。
握っていた携帯電話が震えだし確認をすると未登録の番号だった。
その番号をジッと見つめながらリトゥル・バーニーはボタンを押した。
「はい・・・。
1人です。ブラナー部長。」
上司であるテレンス・ブラナーの呼び出しにリトゥル・バーニーは答えた。
『報告は?』
挨拶もそこそこに答えを求めるブラナーにリトゥル・バーニーは拳を握った。
「事件の当日に市長、警察署長、貴族議員がBar Hopeに来ていた確認が取れていません。」
『そうか・・・。
尻尾が掴めるかと期待していたんだがな。
他に有益な情報はあるか?』
「これと言っては・・・。
働き口としては良好ですが、深層部への到達は難しいですね。
自分が配属されてから目立った大物が店を訪れた事もありません。
店の従業員によると事件が解決していない今、大物が出歩く事自体が珍しいみたいです。」
『・・・引き続き、監視を続けろ。』
電話を切りそうなブラナーにリトゥル・バーニーは聞いた。
「ブラナー部長は何をお求めですか?
Bar Hopeが普通の酒場ではない事は自分でも分かります。
しかし、ブラナー部長の仰る事と一致しません。
正直戸惑っています。」
リトゥル・バーニーの言葉に黙りこんなブラナーは溜息を吐いた。
『この街にはマフィアが多い。』
「はい。」
『街を守るのは警察の仕事だとは思わないかね?
なぜ、一般人のマフィアが実権を握っているのだ?
なぜ、この街の領主はそれを許す?
マフィアに弱みでも握られているのだはないか?
私は自治権は領主にあり、それを支えるのが貴族であって防衛を司るのが警察の仕事だと思っている。
その街にはその秩序がないのだよ。
だから、取り戻すんだ。
警察に力を持たせる。
そうすれば、王都の馬鹿共も私を認めるはずだ。
良いか?バーニー!
私の計画には君の働きが重要だ。
私が王都の警察本部に返り咲いた暁には君も王都所属のエリートに取り立ててやろう。』
街の事を考えているのかと思えば、最後は自分の事しか頭にないテレンス・ブラナーにリトゥル・バーニーは唇を噛んだ。
「施設は・・・大丈夫ですか?」
『施設?・・・あぁ、あれな。
今、予算編成の会議に回してある。
もう少ししたら結果が出るだろう。
君も今は関係ない施設の事を考えるより自分の将来を考えるべきではないかね?
次はもう少し有益な情報を持ってきたまえ。
プツッ ツー ツー ツー』
切れた音を聞きながらリトゥル・バーニーは携帯電話を握りしめた。
「貴方はやっぱり、あの人達と同じだ・・・。
ブラナー部長。」
リトゥル・バーニーはクタクタになりながら選んだ数点を購入し付き添ってくれたニックとルリにお礼を言った。
「ありがとうございました。
助かりました。」
「他人を見る時に服装は大切だ。
軽装じゃ標的にされる事が多い。
この街はそんな街なのさ。
付き合い方を知れば、こんなに楽な街もないけどな。」
「ルリはチョコレートケーキ。
ポピーはフルーツミックスタルト。
ルースはミルクレープ。」
珍しく長台詞で報酬を要求するとルリはリトゥル・バーニーの腕を引っ張って歩く。
「近くの通りにケーキ屋があるんだ。
ルリは甘い物が好物なんだよ。」
「そうでしたか。
是非お礼させてください。」
1人離脱したがるニックを許さず、ルリはケーキ屋を目指した。
ホテル・オネスト近くの通りにあったケーキ屋は“空の綿”と書かれた看板を掲げていた。
「空の綿・・・?」
「雲!わたあめ!」
連想ゲームを彷彿させるルリの叫びにリトゥル・バーニーは納得した。
「わたあめかぁ・・・。
随分食べていませんね。」
「まぁな。男なんて、そんなもんだろう。
この店は、マダムもお気に入りなんだ。
ルリ達も味を覚えちまってな。
いいか?マダムがお気に入りなんだぞ?
財布の中身の確認しとけよ。
何の為にルリが俺を逃さなかったと思う?」
「子ウサギだけじゃ心許ない」
「なぁっ?」
ルリの言葉に肩をすくめるニックにリトゥル・バーニーは慌てて財布の中身を確認した。
「高いんですね?!
・・・・まぁ、少しはありますから。大丈夫です。」
ルリは嬉しそうに“空の綿”の扉を開いた。
「有難うございました!」
数分後、喜びでキラキラした顔のルリと溜息を吐きながら帽子を深くかぶるニック、そして乾き物と化したリトゥル・バーニーの姿が確認できた。
「帰る。
お茶会!」
軽くスキップしながら手を振るルリを見送り男2人はホテルまで足を伸ばした。
朝とは見違える姿になったリトゥル・バーニーに気づいたフロント女性は微笑むと会釈をした。
そんな女性に手を上げて挨拶をするとニックはラウンジにリトゥル・バーニーを誘ういコーヒーを頼んだ。
「どうよ。
さっきと違ってホテルに来るのも平気になったろう?
見た目は気持ちも強くしてくれる。」
「はい。
まだ緊張しますけど、先程より大分マシですね。
ニックさんはホテルにお住まいなんですか?」
運ばれてきたコーヒーにウィスキーを垂らしているニックにリトゥル・バーニーは聞いた。
「ああ。普段は別のトコにいるんだけどな。
マダムとアレックスがホテルに住んでるから護衛兼ねて近くにいるんだ。
特に最近は物騒な事件か立て続きにあったからな。」
ニックの言葉にリトゥル・バーニーはハッとした。
「もしかして、首無し死体ですか?
本当の話だったんですね。」
「なんだ、知ってたのか?
興味あるか?元警察官さん。」
ニコニコするニックにリトゥル・バーニーは肩をすくめた。
「元警察官ですけど、俺にとっては元駐在さんの方がシックリきますね。
お客さんが話してるのを聞いたんですよ。
外に立ってると話しかけられる事も多くて。
この間は警察の方に話しかけられました。」
ニックは眉を上げると体を前のめりにした。
「何を?」
「港の廃棄場で爆発があった日に貴族が遊びに来なかったかって。
その事件の時、俺はこの街に来てないんで知りませんって言ったら引いて行きました。」
「それ、一応エドに報告しとけ
警察が酒場で情報取るのは常だが、Bar Hopeのマダムを通さずに従業員に話しかけるなんて常識がなってない。」
少し怒っているようにみえるニックにボロを出してしまったとリトゥル・バーニーは焦った。
そんなリトゥル・バーニーを気にするでもなくニックは言った。
「良いか、子ウサギ。
この街の警察って奴らには3種類いる。
1つは真面目すぎて上司に楯突き飛ばされた奴。
もう一つは失態を犯して左遷された奴。
最後はマフィアすら手玉にとって出世を望む野心家だ。」
ニックは諭すようにリトゥル・バーニーに言った。
「真面目は損だが問題ない。
左遷されたバカは汚職に身を落とすか、死んでいく。
問題は最後の野心家だ。
マフィアと一般人が混在する街を出世に利用しようと騒ぎを起こす。
そうなりゃ死人が山ほど出るぞ。
お前に話を聞きに来た警察官が野心家だとも限らない。」
なぜだろう・・・。
ニックのこの言葉がリトゥル・バーニーを納得させたのだ。
そして自分をこの街に呼び寄せたテレンス・ブラナーこそ、その野心家なのだと確信をした。
「野心家が事を荒立てると死人が出る・・・。」
「そうだ。
この街は絶妙なバランスで成り立っている。
他の街で上手くいかなかった一般人が最後に縋り付く街だ。
当然、犯罪も多い。
だから自警団さながらのマフィアが存在するんだよ。
その上に貴族達がいて1番上に領主がいる。」
ニックはタバコをとりだすと火をつけた。
「マフィアは警察に頼らず己のコミュニティを守る為に輪が広がっている。
犯罪集団だと思われているが、実際には仲間達を守る集団行動だ。
仲間がやられれば、やり返す。
時には法を犯すって位にな。
その代わり、自分達の仲間が悪さをすれば自分達で仕置きをする。
理解していない新参のマフィアは街を牛耳ろうと強硬手段にでたりする。
それをマフィアの抗争だと警察は騒ぐのさ。」
リトゥル・バーニーは、この街の絶妙なバランスとやらを理解し始めていた。
「じゃあ、Bar Hopeもマフィアなんですか?」
リトゥル・バーニーの言葉にニックはクスクスと笑い始めた。
「俺たちは酒場の人間だよ。
酒場はどんな時も平等にってね。
Bar Hopeには不可侵の決まりが存在する。
どんなマフィアもBar Hopeの店内での争いはご法度。
《外で喧嘩するのは疲れるだろう?仲良く酒でも飲んで休んでいきな。》
これがマダムの考え方だよ。」
楽しそうに話すニックにリトゥル・バーニーは微笑んだ。
「良いですね。その考え方。」
「そうだろう?俺もそう思う。
どんな考えがあっても良い。
人はそれぞれ違うからな。でも、一箇所でも心から休める場所があれば人間生きていけるだろうさ。」
ニックは何かを考えるようにタバコの煙を静かに吐いていた。
その日の夜、リトゥル・バーニーは真っ暗な部屋で携帯電話を握りしめていた。
自分は何に巻き込まれたのか・・・。
あの時・・・別の選択をしていたら・・・。
遠き記憶を思い出しリトゥル・バーニーは目を瞑った。
握っていた携帯電話が震えだし確認をすると未登録の番号だった。
その番号をジッと見つめながらリトゥル・バーニーはボタンを押した。
「はい・・・。
1人です。ブラナー部長。」
上司であるテレンス・ブラナーの呼び出しにリトゥル・バーニーは答えた。
『報告は?』
挨拶もそこそこに答えを求めるブラナーにリトゥル・バーニーは拳を握った。
「事件の当日に市長、警察署長、貴族議員がBar Hopeに来ていた確認が取れていません。」
『そうか・・・。
尻尾が掴めるかと期待していたんだがな。
他に有益な情報はあるか?』
「これと言っては・・・。
働き口としては良好ですが、深層部への到達は難しいですね。
自分が配属されてから目立った大物が店を訪れた事もありません。
店の従業員によると事件が解決していない今、大物が出歩く事自体が珍しいみたいです。」
『・・・引き続き、監視を続けろ。』
電話を切りそうなブラナーにリトゥル・バーニーは聞いた。
「ブラナー部長は何をお求めですか?
Bar Hopeが普通の酒場ではない事は自分でも分かります。
しかし、ブラナー部長の仰る事と一致しません。
正直戸惑っています。」
リトゥル・バーニーの言葉に黙りこんなブラナーは溜息を吐いた。
『この街にはマフィアが多い。』
「はい。」
『街を守るのは警察の仕事だとは思わないかね?
なぜ、一般人のマフィアが実権を握っているのだ?
なぜ、この街の領主はそれを許す?
マフィアに弱みでも握られているのだはないか?
私は自治権は領主にあり、それを支えるのが貴族であって防衛を司るのが警察の仕事だと思っている。
その街にはその秩序がないのだよ。
だから、取り戻すんだ。
警察に力を持たせる。
そうすれば、王都の馬鹿共も私を認めるはずだ。
良いか?バーニー!
私の計画には君の働きが重要だ。
私が王都の警察本部に返り咲いた暁には君も王都所属のエリートに取り立ててやろう。』
街の事を考えているのかと思えば、最後は自分の事しか頭にないテレンス・ブラナーにリトゥル・バーニーは唇を噛んだ。
「施設は・・・大丈夫ですか?」
『施設?・・・あぁ、あれな。
今、予算編成の会議に回してある。
もう少ししたら結果が出るだろう。
君も今は関係ない施設の事を考えるより自分の将来を考えるべきではないかね?
次はもう少し有益な情報を持ってきたまえ。
プツッ ツー ツー ツー』
切れた音を聞きながらリトゥル・バーニーは携帯電話を握りしめた。
「貴方はやっぱり、あの人達と同じだ・・・。
ブラナー部長。」
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