381 / 433
束の間のポーレット
495
しおりを挟む「うぇーい!」
桜樹瑠偉は昼間っからキマっていた。右手には半分ぐらい空けている泡盛・菊ノ露のボトル。左腕はピュアマリンこと青山涼子の肩に添えられている。
「うぇいうぇーい!」
戦友であり親友の青山が持っていた酒瓶をラッパ飲み。あろうことか与那国島の強いお酒、どなんである。クバに巻かれたそれは60度もある強い酒だ。肝臓の出来が本土とは段違いに強い沖縄人が飲む強い酒である。
「泡盛、さいこー!」
「たまんえねなー! おい!」
2人は沖縄の宮古島にある原っぱにいた。そこで沖縄の中学生たちと車座になって酒を回し飲みして酌み交わす、オトーリという酒盛りの真っ最中だった。
肝臓がとんでもなく強い沖縄の子供達は、度数の強い酒をがばがばと飲んでも素面だった。酒豪のリリピュア達に負けぬ内臓を持っている。普通の中学生が泡盛を飲むと、多分死ぬ。
リリピュアは全員、この島で正月を過ごす事に決めていた。沖縄本島ははっきりいってつまらんとアドバイスした、青山の意見を聞いてである。
「うーん。最近味がうすくなってるなー、どなんは」
泡盛に喜ぶ2人に比して幾分か冷ややかな感想を述べるのは、平良第四中学に通う嘉手刈さんである。青山の古い友達である。濃ゆくなった『ゆきえ』みたいな美少女だが、酒を飲んでも沈着冷静だった。
「りょうこ。これでおいしいと思えるなんて、舌が退化しちゃった?」
「うまい泡盛でうええいいー、と喜んでいるところに水を差すなよォ!」
「本土に行ってだいぶたるんじゃったみたいだね。瑠偉ちゃんも安酒ばっかり飲んでないで、舌を耕しなよー?」
「なんくるないさー! うぇえいいいー!」
ああこりゃだめだ。嘉手刈さんはへたくそなカチャーシーを踊り始めた2人と、それに混じるお調子者の男子達に呆れて鼻で笑ってしまった。
「さて問題は、もう1人とそのおつれさんだ」
酔っぱらって「うぇええいいい!」とパリピする美少女たちはまだいいのだ。問題は松坂ともう1人だ。
その2人は黄金色のマイクロビキニという格好で真昼間の白い砂浜にいた。脂ぎったおっさん連中に取り囲まれ、これまた日本本土とは違う猛烈な腰遣いを体験して絶頂顔でイキ狂っていた。
「ぬおおおおおおっ♡」
「おほおおおおおっ♡」
1人は黄色いリリピュアことピュアサンシャインの松坂季美子である。紐ビキニのパンツの片方のリボンを外し、ちょっとめくれたところから正常位でチンポにガン突かれてよがり狂っている。
「ぬぼおおおおおおっ♡」
凄まじく強いピストンである。太さも並ではない。日焼けしたおっさんの黒い肌に負けぬ金剛棒は、松坂の膣を容赦なく責める。ヤワい女じゃとっくの昔に舌をかみ切って死ぬぐらいの激しさだ。
「しゅごしゅぎいいいい♡」
けれども空手の有段者で痛いのに慣れている松坂には、「とてもきもちいい♡」としか感じられなかった。しかも伝説の戦士でもある。このピストン、アタシじゃなきゃ受け止めきれないよ。瑠偉たちに比べて華奢な身体でもゴン突きファックを楽しめていたのだ。
もう一方の、松坂よりも激しく「ぬべええええええ♡」と白目を剥いてアクメ顔する少女がいた。おっぱいこそぺらぺらだが背が高い。170ぐらいある。顔立ちは高校生ぐらいか。高い偏差値の大学を受験して受かりそうな、怜悧で知性ある顔立ちにはなんだか眼鏡が似合いそうだった。
「おほ♡ おほ♡ おほおおおおっ♡♡」
その少女も、種付けプレスファックがたまらなく大好きだ。もっとこねて♡ ついて♡ 松坂よりも激しいのを所望。眼鏡を掛けたら凄腕美人経理みたいに見えそうな彼女は、長い髪を振り乱して砂だらけにしながらもっとと求めた。
「激しく♡ ぶちこわして♡ おねがい♡ おねがいだから♡ きにしないでいいから♡」
よだれを垂らし、泡をふきながらも叫び続ける。松坂の相手がチンポを抜いた。マイクロビキニをまとった彼女の胸に濃ゆいのがかかった。
一息入れようと彼女はもう1人の男に渡された『忠孝』の瓶を取り、ぐびっと飲むと隣でばちゅんばちゅんとやられている少女に呼びかけた。
「女王様、楽しんでますねー! 気持よかったらピースしてくださいよー?」
女王と呼ばれた少女はにひ、と笑ってダブルピースを。怜悧な顔がぼやけてしまった。
「人間界、サイコー。これだからやめられないの……」
この人物こそが妖精界の女王である。名前はクィーンだ。そのまんま。長らく悪の帝国に捕らえられ、帝国が博多の中州に置いていた、生で中出しがデフォルトのソープランドで働かされていた。去年の11月ぐらいにリリピュア達に助けられた。
「やっぱ妖精界の女王ってことあるだけ、まんこも女王っすねー」
男達がなかなか離してくれない。松坂が10分につき1人で1発だが、女王の場合は20分も30分もしがみついてきて4発5発を飲み込まされる。
「えへへー♡」
「すーっかりだらしねえ雌の顔ですね。でもとってもきれいでかわいいです♡」
「そうかしら~♡ うひゅひゅひゅ♡」
「美人なのはマジですよ。中州のソープ時代にとんでもなく売れっ子だったの、なんとなくだけどわかりますよ」
「うれし~♡ ピース♡ ピース♡」
女王はとっても中イキがしやすい身体だった。しかも名器で肌はもちもち。すらりとしているが極上の体だ。男達を夢中にする美貌と性の特質があれば、日本軍は太平洋戦争で勝てただろう、と保証できるぐらいだ。よくわからない言い方だが。
松坂は一休み、と言って立ち上がった。ビキニの紐を外していたから割れ目が出てしまった。やりまくって出来上がってビラビラがのぞいてしまっている。
右手の指をくいっとやると、もう1人のおっさんに煙草をもらった。バイオレットというきついタバコだ。そいつをすぱーっ。ハイライトを1日に6箱吸っても肺がんにならない、リリピュアだからこそ出来るたしなみである。
「いやあ。やった後の一休みの一服は、たまらねえっすねえ……」
隣の正常位ガン突きピストンは続いていた。
「わ、わたしは♡ おちんぽをおまんこで吸っているだけでいいのっ♡」
流石は女王のおまんこである。彼女の恥丘はとっくに白い大洪水を起こしていたが、まだまだ続いていた。泡立っていていやらしい音を響き渡り続けている。宮古島の白い砂浜と青い空の中で。最高の姫初めセックスだ。
1服吸い終えると松坂はパンツを脱ぎ捨てて砂浜の上に尻を付けた。さて、続きをしようじゃないか。煙草をくれたおっさんが「ほらよっ」と、ぱっつんぱっつんのボクサーブリーフを彼女の顔に近づけた。
「どう? くさいか?」
「すんすん……たまんねえです♡」
「まずはしゃぶって欲しいんだが、いいかい?」
「焦らすのも大好きですよ、あたし♡」
カウパーで濡れたブリーフを鼻でさする。むわんとしたにおいが彼女の鼻孔にささった。蒸れてくさいそれは秘所を濡れさせ、ラヴィアを興奮させてくれる。
「じゃあ、いただきますね……」
松坂はブリーフをつかんだ。そこに原っぱから嘉手刈さんの呼ぶ声が。
「おおーい! おおおおーい! たいへんよーっ!」
何が起きた。見て、と嘉手刈はスマホの動画サイトを松坂に見せる。新宿区で化け物が暴れまわっているニュースのライブ配信だった。
「ちぇっ! またかよ!」
「リリピュアなんでしょ? さっさと行かなきゃ!」
「ルイせんぱいとリョウコせんぱいは?」
「みんながウコン茶を飲ませてアルコールを吐かせているところよ!」
さあ、早く行って!
とんだ正月だ。まったく、悪の帝国には休みというものを知らんのか。しかし新宿まではひとっ飛びである。何故なら、すぐ側に妖精どもより頼れる妖精界の女王様がいるのだ。
「ああああー♡」
「女王様、仕事ですよ!」
「あああ……へ?」
「悪の帝国が暴れているんですよ! これから出発しますんで、力を貸してください!」
「むすーっ!」
女王はふくれっ面だ。せっかくのアクメ祭りなのに何てことしやがるんだ。起き上がり、膣から精液を垂らしながらも仕事モードに入る。向こうから変身したばかりのピュアブロッサムとピュアマリンが、たいへん蒼い顔をしながら駆けてやって来るのを目にした。
「うぬぬう、許せん、悪の帝国め! ……やっちゃいなさい、伝説の戦士たち!」
新春。かくしてリリピュア達は新宿に現れた怪物と戦う事に。今度の敵はおぞましいほど強い。
しかし激闘で大いにボコらされていた最中、彼女達は女王の力で新たなフォームを得て見事討ち倒すのだが……。
そのくだりは需要が無さそうなので、ここで語りを終わりとさせていただくことにしよう。
完
□ □ □ □ □
本作はここでおしまいです。お付き合いくださり、ありがとうございました。
桜樹瑠偉は昼間っからキマっていた。右手には半分ぐらい空けている泡盛・菊ノ露のボトル。左腕はピュアマリンこと青山涼子の肩に添えられている。
「うぇいうぇーい!」
戦友であり親友の青山が持っていた酒瓶をラッパ飲み。あろうことか与那国島の強いお酒、どなんである。クバに巻かれたそれは60度もある強い酒だ。肝臓の出来が本土とは段違いに強い沖縄人が飲む強い酒である。
「泡盛、さいこー!」
「たまんえねなー! おい!」
2人は沖縄の宮古島にある原っぱにいた。そこで沖縄の中学生たちと車座になって酒を回し飲みして酌み交わす、オトーリという酒盛りの真っ最中だった。
肝臓がとんでもなく強い沖縄の子供達は、度数の強い酒をがばがばと飲んでも素面だった。酒豪のリリピュア達に負けぬ内臓を持っている。普通の中学生が泡盛を飲むと、多分死ぬ。
リリピュアは全員、この島で正月を過ごす事に決めていた。沖縄本島ははっきりいってつまらんとアドバイスした、青山の意見を聞いてである。
「うーん。最近味がうすくなってるなー、どなんは」
泡盛に喜ぶ2人に比して幾分か冷ややかな感想を述べるのは、平良第四中学に通う嘉手刈さんである。青山の古い友達である。濃ゆくなった『ゆきえ』みたいな美少女だが、酒を飲んでも沈着冷静だった。
「りょうこ。これでおいしいと思えるなんて、舌が退化しちゃった?」
「うまい泡盛でうええいいー、と喜んでいるところに水を差すなよォ!」
「本土に行ってだいぶたるんじゃったみたいだね。瑠偉ちゃんも安酒ばっかり飲んでないで、舌を耕しなよー?」
「なんくるないさー! うぇえいいいー!」
ああこりゃだめだ。嘉手刈さんはへたくそなカチャーシーを踊り始めた2人と、それに混じるお調子者の男子達に呆れて鼻で笑ってしまった。
「さて問題は、もう1人とそのおつれさんだ」
酔っぱらって「うぇええいいい!」とパリピする美少女たちはまだいいのだ。問題は松坂ともう1人だ。
その2人は黄金色のマイクロビキニという格好で真昼間の白い砂浜にいた。脂ぎったおっさん連中に取り囲まれ、これまた日本本土とは違う猛烈な腰遣いを体験して絶頂顔でイキ狂っていた。
「ぬおおおおおおっ♡」
「おほおおおおおっ♡」
1人は黄色いリリピュアことピュアサンシャインの松坂季美子である。紐ビキニのパンツの片方のリボンを外し、ちょっとめくれたところから正常位でチンポにガン突かれてよがり狂っている。
「ぬぼおおおおおおっ♡」
凄まじく強いピストンである。太さも並ではない。日焼けしたおっさんの黒い肌に負けぬ金剛棒は、松坂の膣を容赦なく責める。ヤワい女じゃとっくの昔に舌をかみ切って死ぬぐらいの激しさだ。
「しゅごしゅぎいいいい♡」
けれども空手の有段者で痛いのに慣れている松坂には、「とてもきもちいい♡」としか感じられなかった。しかも伝説の戦士でもある。このピストン、アタシじゃなきゃ受け止めきれないよ。瑠偉たちに比べて華奢な身体でもゴン突きファックを楽しめていたのだ。
もう一方の、松坂よりも激しく「ぬべええええええ♡」と白目を剥いてアクメ顔する少女がいた。おっぱいこそぺらぺらだが背が高い。170ぐらいある。顔立ちは高校生ぐらいか。高い偏差値の大学を受験して受かりそうな、怜悧で知性ある顔立ちにはなんだか眼鏡が似合いそうだった。
「おほ♡ おほ♡ おほおおおおっ♡♡」
その少女も、種付けプレスファックがたまらなく大好きだ。もっとこねて♡ ついて♡ 松坂よりも激しいのを所望。眼鏡を掛けたら凄腕美人経理みたいに見えそうな彼女は、長い髪を振り乱して砂だらけにしながらもっとと求めた。
「激しく♡ ぶちこわして♡ おねがい♡ おねがいだから♡ きにしないでいいから♡」
よだれを垂らし、泡をふきながらも叫び続ける。松坂の相手がチンポを抜いた。マイクロビキニをまとった彼女の胸に濃ゆいのがかかった。
一息入れようと彼女はもう1人の男に渡された『忠孝』の瓶を取り、ぐびっと飲むと隣でばちゅんばちゅんとやられている少女に呼びかけた。
「女王様、楽しんでますねー! 気持よかったらピースしてくださいよー?」
女王と呼ばれた少女はにひ、と笑ってダブルピースを。怜悧な顔がぼやけてしまった。
「人間界、サイコー。これだからやめられないの……」
この人物こそが妖精界の女王である。名前はクィーンだ。そのまんま。長らく悪の帝国に捕らえられ、帝国が博多の中州に置いていた、生で中出しがデフォルトのソープランドで働かされていた。去年の11月ぐらいにリリピュア達に助けられた。
「やっぱ妖精界の女王ってことあるだけ、まんこも女王っすねー」
男達がなかなか離してくれない。松坂が10分につき1人で1発だが、女王の場合は20分も30分もしがみついてきて4発5発を飲み込まされる。
「えへへー♡」
「すーっかりだらしねえ雌の顔ですね。でもとってもきれいでかわいいです♡」
「そうかしら~♡ うひゅひゅひゅ♡」
「美人なのはマジですよ。中州のソープ時代にとんでもなく売れっ子だったの、なんとなくだけどわかりますよ」
「うれし~♡ ピース♡ ピース♡」
女王はとっても中イキがしやすい身体だった。しかも名器で肌はもちもち。すらりとしているが極上の体だ。男達を夢中にする美貌と性の特質があれば、日本軍は太平洋戦争で勝てただろう、と保証できるぐらいだ。よくわからない言い方だが。
松坂は一休み、と言って立ち上がった。ビキニの紐を外していたから割れ目が出てしまった。やりまくって出来上がってビラビラがのぞいてしまっている。
右手の指をくいっとやると、もう1人のおっさんに煙草をもらった。バイオレットというきついタバコだ。そいつをすぱーっ。ハイライトを1日に6箱吸っても肺がんにならない、リリピュアだからこそ出来るたしなみである。
「いやあ。やった後の一休みの一服は、たまらねえっすねえ……」
隣の正常位ガン突きピストンは続いていた。
「わ、わたしは♡ おちんぽをおまんこで吸っているだけでいいのっ♡」
流石は女王のおまんこである。彼女の恥丘はとっくに白い大洪水を起こしていたが、まだまだ続いていた。泡立っていていやらしい音を響き渡り続けている。宮古島の白い砂浜と青い空の中で。最高の姫初めセックスだ。
1服吸い終えると松坂はパンツを脱ぎ捨てて砂浜の上に尻を付けた。さて、続きをしようじゃないか。煙草をくれたおっさんが「ほらよっ」と、ぱっつんぱっつんのボクサーブリーフを彼女の顔に近づけた。
「どう? くさいか?」
「すんすん……たまんねえです♡」
「まずはしゃぶって欲しいんだが、いいかい?」
「焦らすのも大好きですよ、あたし♡」
カウパーで濡れたブリーフを鼻でさする。むわんとしたにおいが彼女の鼻孔にささった。蒸れてくさいそれは秘所を濡れさせ、ラヴィアを興奮させてくれる。
「じゃあ、いただきますね……」
松坂はブリーフをつかんだ。そこに原っぱから嘉手刈さんの呼ぶ声が。
「おおーい! おおおおーい! たいへんよーっ!」
何が起きた。見て、と嘉手刈はスマホの動画サイトを松坂に見せる。新宿区で化け物が暴れまわっているニュースのライブ配信だった。
「ちぇっ! またかよ!」
「リリピュアなんでしょ? さっさと行かなきゃ!」
「ルイせんぱいとリョウコせんぱいは?」
「みんながウコン茶を飲ませてアルコールを吐かせているところよ!」
さあ、早く行って!
とんだ正月だ。まったく、悪の帝国には休みというものを知らんのか。しかし新宿まではひとっ飛びである。何故なら、すぐ側に妖精どもより頼れる妖精界の女王様がいるのだ。
「ああああー♡」
「女王様、仕事ですよ!」
「あああ……へ?」
「悪の帝国が暴れているんですよ! これから出発しますんで、力を貸してください!」
「むすーっ!」
女王はふくれっ面だ。せっかくのアクメ祭りなのに何てことしやがるんだ。起き上がり、膣から精液を垂らしながらも仕事モードに入る。向こうから変身したばかりのピュアブロッサムとピュアマリンが、たいへん蒼い顔をしながら駆けてやって来るのを目にした。
「うぬぬう、許せん、悪の帝国め! ……やっちゃいなさい、伝説の戦士たち!」
新春。かくしてリリピュア達は新宿に現れた怪物と戦う事に。今度の敵はおぞましいほど強い。
しかし激闘で大いにボコらされていた最中、彼女達は女王の力で新たなフォームを得て見事討ち倒すのだが……。
そのくだりは需要が無さそうなので、ここで語りを終わりとさせていただくことにしよう。
完
□ □ □ □ □
本作はここでおしまいです。お付き合いくださり、ありがとうございました。
1,279
お気に入りに追加
18,909
あなたにおすすめの小説
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。

家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。
3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。
そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!!
こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!!
感想やご意見楽しみにしております!
尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。

今日結婚した夫から2年経ったら出ていけと言われました
四折 柊
恋愛
子爵令嬢であるコーデリアは高位貴族である公爵家から是非にと望まれ結婚した。美しくもなく身分の低い自分が何故? 理由は分からないが自分にひどい扱いをする実家を出て幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱く。ところがそこには思惑があり……。公爵は本当に愛する女性を妻にするためにコーデリアを利用したのだ。夫となった男は言った。「お前と本当の夫婦になるつもりはない。2年後には公爵邸から国外へ出ていってもらう。そして二度と戻ってくるな」と。(いいんですか? それは私にとって……ご褒美です!)

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です

現代にモンスターが湧きましたが、予めレベル上げしていたので無双しますね。
えぬおー
ファンタジー
なんの取り柄もないおっさんが偶然拾ったネックレスのおかげで無双しちゃう
平 信之は、会社内で「MOBゆき」と陰口を言われるくらい取り柄もない窓際社員。人生はなんて面白くないのだろうと嘆いて帰路に着いている中、信之は異常な輝きを放つネックレスを拾う。そのネックレスは、経験値の間に行くことが出来る特殊なネックレスだった。
経験値の間に行けるようになった信之はどんどんレベルを上げ、無双し、知名度を上げていく。
もう、MOBゆきとは呼ばせないっ!!

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。