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初めての旅 〜天空のダンジョン〜
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石畳の床を跳ねるように移動し魔獣を倒す双子は、すでにダンジョンに慣れたのか楽しそうに剣を振り回していた。
「イオリー!こっちに扉があるよー。」
「開けちゃダメだよ。罠かもしれないから、コイツら倒したら行くよ。」
「分かったー。パティ駄目だって。
ナギの事迎えに行こう。」
「うん!」
双子の会話を耳に入れイオリはブルーサーペントの群れを撃ちまくっていた。
サーペントは蛇の魔獣のだが、その中でもブルーサーペントは死しても毒性の霧を出すため確実に核を撃ち込まなければならない。
「あと1匹。よしっ!
スコル!何処?」
「こっちだよー。」
跳ねるスコルの後ろからブルーサーペントが狙っていた。
「危ない!」
イオリが叫ぶと同時にナギがスコルとパティを掴んで瞬間移動した。
次の瞬間、アウラがブルーサーペントを踏みつけた。
「ブルっ!」
イオリは慌ててアウラに近づきブルーサーペントの核を撃ち抜いた。
「よくやってくれたね。ナギ、アウラ。
今のはドキッとしたよ・・・。」
ナギは尻餅をついたスコルの頭を撫でた。
「大丈夫?痛くない?」
スコルはナギに抱きつきパティがアウラに抱きついた。
「ありがとう、ナギ!」
「ありがとう、アウラ!」
ナギは自分も戦闘の役に立てたと喜び、思わず足が出たアウラは目を見開いてイオリを見た。
「アウラ。家族を守ってくれたんだね。
ありがとう。
ナギも凄いぞ。俺も一瞬戸惑ったもの。」
ナギは「エヘヘ」と照れ、顔を赤くしていた。
『イオリ!あの扉がこの階の最後みたいだ。』
先行していたゼンが戻ってくると扉をさした。
スコル達が見つけた扉ではあるが階層のボスがいるには些か普通の扉だった。
「行ってみよう。」
両開きの扉を開ければ石造りの円形の闘技場があった。
魔獣は1匹も見当たらず円を囲むように3つの柱が建っていた。
「確かに、ここが最後のようだけど何もいないように見えるね。」
『うん、でも・・・。
ビシビシ視線は感じるよ。』
何もない闘技場を見渡すとイオリは視線を上にあげた。
「だとしたら、アレかな・・・?」
『アレだね・・・。』
「「アレって?」」
見上げる双子にイオリは指を指した。
そこには、それぞれの柱の上に大きな石像が置かれていた。
3体のガーゴイル
これがこの階層のボスらしい。
「「石!?」」
驚く双子とは別にナギはイオリに隠れるように身を引いた。
何故なら1体のガーゴイルが睨むようにこちらを見ていたからだった。
「・・・。先ずは俺が行こう。
皆んなは周りから確認して弱点を探って。」
「ここからイオリが核を撃つじゃ駄目なの?」
スコルの提案はゼンに阻まれた。
『あの円を見て。
入り口以外をシールドが囲って守ってる。
中に入って戦わないと駄目みたい。』
「うん。やっぱり、俺が行ってくる。
よく観察してよ。
円の中じゃないからって油断しないようにね。」
「「「うん。」」」
闘技場に進むイオリを1体のガーゴイルが目で追うと闘技場の中心に音を立てて降り立った。
ドォガァァン!
闘技場にヒビが入るくらいの重さで降り立ったガーゴイルは不適にも笑みを浮かべた・・・ように見えた。
「イオリー!こっちに扉があるよー。」
「開けちゃダメだよ。罠かもしれないから、コイツら倒したら行くよ。」
「分かったー。パティ駄目だって。
ナギの事迎えに行こう。」
「うん!」
双子の会話を耳に入れイオリはブルーサーペントの群れを撃ちまくっていた。
サーペントは蛇の魔獣のだが、その中でもブルーサーペントは死しても毒性の霧を出すため確実に核を撃ち込まなければならない。
「あと1匹。よしっ!
スコル!何処?」
「こっちだよー。」
跳ねるスコルの後ろからブルーサーペントが狙っていた。
「危ない!」
イオリが叫ぶと同時にナギがスコルとパティを掴んで瞬間移動した。
次の瞬間、アウラがブルーサーペントを踏みつけた。
「ブルっ!」
イオリは慌ててアウラに近づきブルーサーペントの核を撃ち抜いた。
「よくやってくれたね。ナギ、アウラ。
今のはドキッとしたよ・・・。」
ナギは尻餅をついたスコルの頭を撫でた。
「大丈夫?痛くない?」
スコルはナギに抱きつきパティがアウラに抱きついた。
「ありがとう、ナギ!」
「ありがとう、アウラ!」
ナギは自分も戦闘の役に立てたと喜び、思わず足が出たアウラは目を見開いてイオリを見た。
「アウラ。家族を守ってくれたんだね。
ありがとう。
ナギも凄いぞ。俺も一瞬戸惑ったもの。」
ナギは「エヘヘ」と照れ、顔を赤くしていた。
『イオリ!あの扉がこの階の最後みたいだ。』
先行していたゼンが戻ってくると扉をさした。
スコル達が見つけた扉ではあるが階層のボスがいるには些か普通の扉だった。
「行ってみよう。」
両開きの扉を開ければ石造りの円形の闘技場があった。
魔獣は1匹も見当たらず円を囲むように3つの柱が建っていた。
「確かに、ここが最後のようだけど何もいないように見えるね。」
『うん、でも・・・。
ビシビシ視線は感じるよ。』
何もない闘技場を見渡すとイオリは視線を上にあげた。
「だとしたら、アレかな・・・?」
『アレだね・・・。』
「「アレって?」」
見上げる双子にイオリは指を指した。
そこには、それぞれの柱の上に大きな石像が置かれていた。
3体のガーゴイル
これがこの階層のボスらしい。
「「石!?」」
驚く双子とは別にナギはイオリに隠れるように身を引いた。
何故なら1体のガーゴイルが睨むようにこちらを見ていたからだった。
「・・・。先ずは俺が行こう。
皆んなは周りから確認して弱点を探って。」
「ここからイオリが核を撃つじゃ駄目なの?」
スコルの提案はゼンに阻まれた。
『あの円を見て。
入り口以外をシールドが囲って守ってる。
中に入って戦わないと駄目みたい。』
「うん。やっぱり、俺が行ってくる。
よく観察してよ。
円の中じゃないからって油断しないようにね。」
「「「うん。」」」
闘技場に進むイオリを1体のガーゴイルが目で追うと闘技場の中心に音を立てて降り立った。
ドォガァァン!
闘技場にヒビが入るくらいの重さで降り立ったガーゴイルは不適にも笑みを浮かべた・・・ように見えた。
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