音のない世界に生きる私が、あやかしの妻になりました

第8回キャラ文芸大賞参加中! 現在の順位:396

古来よりあやかしに苦しめられてきたこの国では、『陰陽師』と呼ばれる特殊な力を持つ人々がいた。
そんな陰陽師の有名な家系に生まれ、将来を期待されていた桜。

しかしある時突然、聴力を失い、あまつさえ陰陽師の力さえ失ってしまった。
優秀であったはずの桜は、家族の期待を裏切ってしまい、その期待は双子の妹である弥生に一身に注がれた。
17歳となり、妹の弥生には求婚が多くある中、
虐げられ、使用人同然の扱いを受ける桜は、己の人生を諦めかけていた。

そんな中、桜に求婚の手紙が届く。

それはかつて有名だった陰陽師の家系の者からであり、
現当主はあやかしに魂を売ったと噂される、あやかし屋敷の主人からだった。

家族は厄介者を追い出すかのように、桜はそのあやかし屋敷の主人へと嫁ぐことになる。
そこで出会った主人は、不思議な雰囲気を纏った、冷酷な男性だった。

しかし、冷酷そうに見えた主人にも、悲しい過去があって…。

心に傷を負った二人が、少しずつ歩み寄り、本当の夫婦になっていく和風ストーリー。



※明治時代をイメージしておりますが、架空の日本です。
陰陽師やあやかし等の設定もフィクションとなっております。
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