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1-36 乙女ゲームの悪役令嬢になりましたが、兄が妹に甘すぎます!
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いったい何が起こったのか。
理解できないまま、ぼうっとする頭でクローディアは何気なく宙に視線を向けた。
そこには青白い光が浮かんでいて、そういえばステータス画面を開いたままだったと今更ながらに気づく。
「……何で、お兄さまの名前が光っているの?」
ふと何気なく覗き込んだステータス画面。そこには、兄の名前が異様に光った状態で浮かんでいた。
光に誘われるままクローディアが兄の名前に触れれば、画面上に『Complete!』の文字とひらひらと花びらの舞うモーションが映し出された。
「え?」
慌てて兄の詳細情報を確認すれば、クローディアのシルエットを模した朱色の印が新しく浮かび上がっていた。
「Complete?え???」
普通にゲームの設定的なもので考えるのならば、兄は攻略済みになったということで。
「……さっきの宣誓、もしかしたら宣誓が最終イベントなのかも?」
まだまだ1年を通してみれば序盤も序盤。けれど、画面には何度見ても「Complete!」の文字が浮かんでいる。
(これで、最悪なバッドエンドは避けられたのかもしれない)
あまりの嬉しさに頬がゆるむ。ただ、1つ思うのはー
「お兄さま、妹に甘すぎでしょ」
少し前ならやや呆れが混じったその台詞も、今は緩んだ頬が嬉しさを隠しきれないでいた。
理解できないまま、ぼうっとする頭でクローディアは何気なく宙に視線を向けた。
そこには青白い光が浮かんでいて、そういえばステータス画面を開いたままだったと今更ながらに気づく。
「……何で、お兄さまの名前が光っているの?」
ふと何気なく覗き込んだステータス画面。そこには、兄の名前が異様に光った状態で浮かんでいた。
光に誘われるままクローディアが兄の名前に触れれば、画面上に『Complete!』の文字とひらひらと花びらの舞うモーションが映し出された。
「え?」
慌てて兄の詳細情報を確認すれば、クローディアのシルエットを模した朱色の印が新しく浮かび上がっていた。
「Complete?え???」
普通にゲームの設定的なもので考えるのならば、兄は攻略済みになったということで。
「……さっきの宣誓、もしかしたら宣誓が最終イベントなのかも?」
まだまだ1年を通してみれば序盤も序盤。けれど、画面には何度見ても「Complete!」の文字が浮かんでいる。
(これで、最悪なバッドエンドは避けられたのかもしれない)
あまりの嬉しさに頬がゆるむ。ただ、1つ思うのはー
「お兄さま、妹に甘すぎでしょ」
少し前ならやや呆れが混じったその台詞も、今は緩んだ頬が嬉しさを隠しきれないでいた。
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