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野外プレイの楽しみ方③-2

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 柔らかい感触が伝わり、弾力を押しつぶすように密着する。口を離して親指でなぞれば、促されるように唇が開いた。再び重ね、吸い付き、啄んで音を立てる。濡れた瞳が俺を映し、酔いしれるように瞬きをする。

 角度を変え、何度も何度も吸い付いた。押し殺していた感情が奥底から膨れ上がり、泣きそうなほどに胸が苦しくなる。駄目だ、これ、おかしくなる。一度触れたらもう止められなくなり、小さな唇が腫れ上がってしまうのではないかと思うほどに夢中でしゃぶりついてしまう。

「んっ、……ふ、ぅ……」

 未羽の口から声が漏れ始め、俺の心を掻き立てていく。キスを繰り返しながらブラウスのボタンを一つ一つ外し、胸の膨らみが露わになったところで前を大きくはだけさせた。肩からブラ紐ごと無理矢理ずり下ろし、カップを引っ張って胸を曝け出させる。

「やっ、なに……っ」
「完全に脱ぐと、人来た時に困るだろ」
「ひ、人来るの……?」

 正直、悪意をもって覗かれでもしないかぎり見られることはない。ただそうやって恥ずかしそうに焦る姿が可愛くて、つい意地の悪いことを言いたくなる。

「たぶん来ない」
「たぶんって……、んっ」

 ブラを外していないせいで胸がいつも以上に強調されている。柔らかいそこに手のひらを埋め、揉み上げて先端を擦る。指に挟んで刺激し続ければ、あっという間に硬くなった。

「はぁ……っ、なんか、こんな場所だと……」
「興奮する?」
「き、緊張する」
「俺は興奮する」

 胸の膨らみに吸い付き、スカートを捲り上げた。太腿をゆっくりと撫で、膝を立てて身体を割り込ませる。

「待って、靴……」
「あぁ、脱げる?」
「うん」

 足下に手を伸ばすのを見て、身体を起こした。つい頭上までの距離を忘れ、思い切り頭頂部をぶつけて鈍い音が鳴った。

「ふはっ、何やってんの」
「いってぇ……」

 器用に靴を脱ぎ、尚もおかしそうに笑いながらシートに身体を戻していく。

「ついでにこっちも」

 未羽の膝を持ち上げ、パンツに指を掛けて引っ張った。浮いた腰から抜き取り、そこに糸が引いていくのが目に映る。未羽も同じようにそれに気づき、かあっと顔を赤くした。

「だ、だって……さっきのキス、気持ち良かったから……」

 そんなふうに、恥ずかしそうに言うのはずるいと思う。ずっと我慢してきたのに、受け入れられてしまってはもう我慢なんて出来ない。

 運転席にパンツを投げ、足の間に割り入って覆い被さる。

「またする?」
「……する」

 返事を飲み込むように再び唇を重ねた。密着して体重をかければ、曝け出された胸の柔らかさが伝わってくる。下へ手を伸ばし、中途半端に捲れたスカートの中へ触れた。濡れた中心に指を埋めると、暖かい愛液が指に絡みついてくる。

「ん、……あ、ふぁ……、っん」
「みう、舌」

 唇に触れたまま言うと、ちろりと小さな舌先が差し出された。吸い付き、舌で絡め取って唇ごと啄めば、だんだんと息が上がっていく。同時に秘部を撫で、液を塗り込むように広げた。

「んっ、んっ、はぁ……っ、あっ」
「すげぇ濡れてる……。気持ちいい?」
「ぁん、んん……っ、は、ぅん……っ」

 返事をする間も与えずに唇を塞いでいるせいで、聞こえてくるのは言葉にならない甘い吐息だけだ。代わりにぎゅっと服を掴まれ、濡れた瞳が至近距離で瞬いた。

 正直もう、余裕がない。こんな状況で、キスなんかして、まるで隠してきた感情が受け入れられたかのような錯覚を起こしてしまう。デートなんて、簡単に承諾するんじゃなかった。今が幸せだと感じればそれだけ、現実に戻った時の苦痛が大きくなるというのに。

 ズボンがきつく、堪らずにベルトを外した。チャックを降ろせば僅かな開放感と、この先への期待が襲ってくる。

「もう挿れるよ」
「うん……」

 ポケットからゴムを取り出し、急く心で付けた。未羽の膝裏に手を入れて上げようとすると、ドアに阻まれて思うように開けない。

「狭いね」
「なんか色々ぶつけそうだな」

 ドア側の足を下ろして跨ぎ、反対側の足を掴む。膝を抱えて持ち上げれば、なんとか体勢が落ち着いた。濡れた中心に先端を当て、押し込んでいく。未羽が浅く呼吸を繰り返しながら仰け反った。

「は、ぁ……っ」

 奥まで押し進め、未羽の反応を窺いながらゆっくりと動く。深い部分を慣らすように擦れば、甘い声が漏れ始めた。

「あ……っ、はぁっ、……ぁ、ん」
「体勢、キツくないか?」
「へい、き……、んっ、なんか……ぁっ、ふ、かい……っ」

 いつもより結合部が密着するせいで、奥まで届いているのだろう。先端が潰される感覚が心地よく、優しく叩けば未羽も気持ち良さそうに喘ぐ。胸がゆさゆさと揺れ、堪らずに手を伸ばして揉み上げた。乳首を親指で押しつぶし、弾けばびくりと肩が震える。

「あっ、あっ、そこ……っ」
「ん、ここ?」
「はぅっ、ん……っ、気持ち、い……っ」

 奥を掻き乱すように動くたび、じゅぶじゅぶと愛液が漏れ出てくる。反対の足に垂れ落ちていくそれを掬い取り、未だ触れていなかったクリへと塗り込んだ。

「ひゃぅっ! あぁっ、やっ」

 すでに準備が出来ていたとばかりに、少し擦るだけでビクビクと足が動いた。皮の上から摘まんで捏ねると、身を縮こまらせながら震える。

「やあぁんっ! やぁっ、それ、やだぁっ!」
「嫌?」
「あぁっ、そ、たぁっ」

 手が伸ばされ、服を引っ張られる。

「ちゅう、して……っ、ぁんっ、おねが……っ」

 思わずゴクリと唾を呑んだ。片足を抱えたまま前方へ覆い被さり、噛みつくように強く重ねる。

「んぅっ、んっ! んっ!」

 ぎゅっと膣内が締まり、俺のものを逃すまいと蠢いた。腰の動きを速くし、唇を貪るように合わせていく。言わずとも舌が差し出され、思い切り吸って甘噛みする。

「んんっ、ぁあっ、あっ! はぁっ、んっ」
「は……っ、未羽」
「んぁっ、あぁっ、あぁんっ!」

 可愛い。本当に可愛い。涙を溜めてキスを欲しがる顔も、必死で息を吸いながら喘ぐ声も、可愛くて、愛おしくて、堪らない。油断したその瞬間に好きだと口走ってしまいそうで、なんとか理性を保ちながら腰を動かし続けた。

「ふぁっ、あっ、ぁん! んっ、あぁっ!」

 優しく気遣う余裕もなく、めちゃくちゃに中を掻き乱しながら唇を食む。お互いの熱い息が混じり合い、どちらからともなく深く重ね合わせた。

 くぐもった声を聞きながら限界が一気に押し寄せ、我慢出来ずにそのまま吐き出した。射精感から脱力しそうになり、慌てて腕に力を入れる。

「悪い……、先にイッた。未羽も」

 ぐっと首を引き寄せられ、強く抱きしめられる。

「いいの」
「でも……」
「このままでいて」

 訳が分からず、けれどその声がどこか陶酔しているかのように耳に届き、そっと肩を抱き寄せた。

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