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上手なエッチの誘い方②-2
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「も……、なんで……、急に……」
上がった息が収まらない。口でされたこと自体初めてなのに、ここまでするなんて思わなかった。
「ちゃんと濡らさないと、痛くて入んないだろ」
その言葉に、心臓が大きく揺れる。シーツに染み込むほどに濡れた秘部を指の腹が行き来し、ぷちゅりとやらしく音を鳴らした。
「……未羽、さっき、最後って言ったのどういう意味……?」
「え?」
すぐには何のことを言っているのか分からず、思考を巡らせた。呆けた私の様子を見てか、「これで最後にする、って」と遠慮がちに言葉を足す。
「あぁ、あれ……。だって、彼女できたのにえっちしたら駄目でしょ」
「へ……」
「ていうか、駄目って颯太が言ったんじゃん」
そう言うと、驚いたように丸くしていた目がじとりと睨むように細められた。何だかよく分からないけれど、イカされた直後にこの話題で咎められる理由はない。
「彼女できたなんて、俺言ってないけど」
「え……、えっ!」
「彼女なんていない」
予想外の言葉に、今度は私が驚いて声を上げた。あれ、おかしいな、彼女できたって言ってなかったっけ?
「だ、だって、こないだ恋人とじゃないとえっちしないって言ったよ」
「……あぁ、一般的にはそうだっていう意味で言った気はする」
「普通、彼女できたって思うじゃん!」
「思わねぇよ……」
なんてこった、私の勝手な勘違いだった。はぁ、と息をつくのと同時に、何故か颯太も盛大に息を吐いた。
なんだ、じゃあ、彼女いないんだ。そう思ったら、ずっと心の中にあった鉛がふっと消えたように軽くなった。よかった。まだ、颯太の隣にいられるんだ。
安心したのも束の間、再び浮遊感が襲い、ベッドの中心へ移動したかと思えばそのまま押し倒された。いつの間にか下を全て脱ぎ去った颯太が、私に跨がって更に上のシャツを脱ぐ。その瞳が熱を帯びていて、思わず息を呑んだ。
「で、この先に進みたいんだったか」
「そうだけど、その、やってみたいことがあって」
「それ、挿れてから聞いてもいい?」
「へ……、えっ」
待って、という暇すら与えられず、膣口に当てられたものが中に押し入ってきた。十分に濡らされたそこは先ほどのように痛みが走ることもなく、すんなりと奥へ進んでいく。途端にぞくりと感じたことのない心地よさが生まれた。
「ふ、ぁあ……っ」
「はー……、キツ……」
なんだろうこれ。今までも何となく気持ちいい感覚はあったけど、挿れた直後にこんなふうになるのは初めてだ。
「動いて平気?」
「う、ん……」
覆い被さり、至近距離で聞かれてドキドキする。まるでウブな女の子のようだけれど、やっていることは汚れきった大人の象徴だ。浮気じゃないだけマシなのかもしれない。
ゆっくりと気遣うような動きに合わせ、先ほどのふわふわとした快楽が再び押し寄せてくる。自然と大きく息が漏れ、身体から力が抜けていく。
「あぁ……っ、ん……、はぁっ」
「……未羽? 気持ちいい……?」
「ん、なんか……、すごい、きもちい……っ」
颯太が瞳を大きくし、浅い呼吸を繰り返しながら瞬いた。手が片方の胸に触れ、揉み上げて先端を摘まむ。
「ここは?」
「……っそこ、はぁ」
「自分で触ってた?」
頷けば、何故か嬉しそうに微笑んだ。早く胸でも感じるようになりたくて、なんとなく自分でも意識して触ってはいた。その成果なのか、気持ちいいとまではいかずとも、むず痒い感覚は生まれてきた。
「でも、下は触ってな……、ぁっ」
「分かってる。濡らさないで挿れようとしてたくらいだし」
「あっ、……ぁんっ、あぁっ」
緩く律動を繰り返しながら、反対の胸に舌が這い、膨らみをなぞるように移動していく。心地よさに脳が痺れ、考えられなくなる前にと慌てて身体を押し返した。
「そう、た……、私」
「あぁ、なんかやりたいんだっけ」
「……上に、乗りたい」
いわゆる、騎乗位というやつがしたい。そんな私の要望が意外だったのか、動きが止まり固まってしまった。
「また漫画のネタか?」
「あ……うん。その、女の人がね、主体になって動く話をね、描きたいんだけど……」
「それでさっき、あんなことしたのか」
それだけじゃないんだけど、そこを否定するわけにもいかずに頷いた。颯太からしたら、私はもの凄く熱心にエロ漫画の題材を勉強しているように見えるのか。そう思うとなんだか間抜けに感じる。
颯太が覆い被さってきたかと思えば、背中に腕が回された。抱きしめられる格好のまま身体が起こされ、そのまま反転する。まさか挿入したまま体位を変えると思っていなかったので、驚いておかしな声を上げてしまった。気づけば漫画でよく見る騎乗位そのもので、急に恥ずかしくなってきた。
「自分で動ける?」
「うん……」
正直、どうしたらいいのか全然分からない。そもそも、こうやって気遣われている時点で女性上位でもなんでもないのだけれど、私にはレベルが高すぎてこれが精一杯だ。
寝転ぶ颯太の胸元に手を置き、ゆっくりと腰を上げた。どれくらいで抜けてしまうのかも分からず、すぐに腰を落として押し戻す。それを繰り返すうちにスムーズに動けるようになり、だんだんそれっぽくなってきた。
「ど、どう……?」
「うーん……」
「気持ち良くない?」
「……微妙」
嘘でも気持ちいいって言ってくれればいいのに、ズバリと言われて落胆した。
「なんか、たどたどしくてエロいけど」
「たどたどしい……!」
「もっと色々動いてみれば」
「何それ、どういう」
言い終わるよりも先に腰をぐっと掴まれた。密着しているはずのそこが更に押しつけられるように動き、中が抉られる。
「ひぅっ!」
「こういうふうに」
「あっ、あっ、やだ……っ!」
中に収まったままなのに、ピンポイントで敏感な場所を刺激されているのか絶えず快楽が襲ってくる。
「ま、って、動いちゃ……っ」
「自分じゃ出来ないだろ」
「出来る、よぉ……っ」
「じゃあ、動いて」
そう言って手を離すも、動きは止めてくれず、それに倣うように必死で腰を動かした。奥を掻き乱されるような感覚に力が抜けていき、なんとか上半身を支えながら耐える。
「あぅっ、はぁっ、……あぁ、んっ!」
「未羽、やっぱ感度上がってるな」
徐々に腕に力が入らなくなり、身体が前傾していく。もはや自分で動くことなど出来ず、完全に颯太に揺さぶられるままだ。動きが止み、今度は下から突き上げられた。それに合わせて胸が揺れ、羞恥心が襲う。下から鷲づかみにされ、ぐにぐにと揉みしだかれる。
「あっ、あぁっ、やぁっ!」
「まだ頑張れる?」
「も……っ、起きて、られなっ」
倒れかけた身体に手が伸び、きつく抱きしめられた。熱い息づかいが耳元にかかり、ぞくりと背筋を這う。
「このままだとマズいから、体位戻すぞ」
「うん……?」
何がまずいのか分からず、そのまま横向きに転がり覆い被さる颯太の顔を見上げた。
「騎乗位したいなら、ゴム付ければよかったな」
そうか、そういえば付けていなかった。そんな余裕もない中で襲ってしまい、気づけば襲われていた。
「また今度でいいか」
きっと何の気なしに言ったその言葉が、私をひどく安心させていく。あぁ、こんなことで喜ぶなんて駄目だなぁ。顔に出てしまいそうでその首に腕を巻き付け、密着した。
「未羽……?」
「このまま、動いて」
誤魔化すように言えば、繋がったままのそこがゆっくりと動き出した。徐々に速さが増していき、激しく奥を突いてくる。
「あっ、ぁン! あぁっ!」
「痛くない?」
「んっ、……へい、きっ」
それどころか、気持ちよくて堪らない。身体が浮き上がるような快楽に身を預ければ、自分じゃないような甘ったるい声が口から溢れてくる。
「あぁっ、あぁあん! そう、たぁっ」
「そん、な、声で、呼ぶなって……っ」
「だってぇ、あっ! 気持ちいい、よぉっ」
イキたい。でも、イク感覚が分からない。ただ気持ちよさが永遠に続くんじゃないかと怖くなる。颯太が身体を離し、律動したまま顔を見つめてきた。
「イケそう?」
必死で首を横を振れば、更に身体が離れていった。もの悲しさを感じていると、その手がクリを強く摘まんだ。
「ひあっ! あっ、やだぁっ!」
知らないうちに擦れていたのか、だいぶ敏感になっているようで、ぐりぐりと捏ねられるたびに仰け反るほどの感覚が全身をはしっていく。
「あっあっ、だめっ! それ、すぐイク、からぁっ」
「ん、いいよ。俺も、イキそ……っ」
「あぁっ、あっ、ああぁあっ!」
中と外からめちゃくちゃに快楽を与えられて、一気に絶頂が押し寄せてきた。全身がビクビクと痙攣し、心地よさに震える。すぐに颯太も中から抜き取り、私の腹の上に白濁を吐き出した。
肩で息をするその顔が妙に色気を纏っていて、気づけば手を伸ばしていた。
「何……?」
不思議そうに聞かれ、そっと手を戻す。
「ううん、なんでもない」
何も変わっていない。私たちは今まで通りただの幼馴染みのままだし、颯太はきっと、いつか私以外の誰かを好きになる。だけど、それがまだ先のことだと分かっただけで、私は十分すぎるほど幸せなんだ。
上がった息が収まらない。口でされたこと自体初めてなのに、ここまでするなんて思わなかった。
「ちゃんと濡らさないと、痛くて入んないだろ」
その言葉に、心臓が大きく揺れる。シーツに染み込むほどに濡れた秘部を指の腹が行き来し、ぷちゅりとやらしく音を鳴らした。
「……未羽、さっき、最後って言ったのどういう意味……?」
「え?」
すぐには何のことを言っているのか分からず、思考を巡らせた。呆けた私の様子を見てか、「これで最後にする、って」と遠慮がちに言葉を足す。
「あぁ、あれ……。だって、彼女できたのにえっちしたら駄目でしょ」
「へ……」
「ていうか、駄目って颯太が言ったんじゃん」
そう言うと、驚いたように丸くしていた目がじとりと睨むように細められた。何だかよく分からないけれど、イカされた直後にこの話題で咎められる理由はない。
「彼女できたなんて、俺言ってないけど」
「え……、えっ!」
「彼女なんていない」
予想外の言葉に、今度は私が驚いて声を上げた。あれ、おかしいな、彼女できたって言ってなかったっけ?
「だ、だって、こないだ恋人とじゃないとえっちしないって言ったよ」
「……あぁ、一般的にはそうだっていう意味で言った気はする」
「普通、彼女できたって思うじゃん!」
「思わねぇよ……」
なんてこった、私の勝手な勘違いだった。はぁ、と息をつくのと同時に、何故か颯太も盛大に息を吐いた。
なんだ、じゃあ、彼女いないんだ。そう思ったら、ずっと心の中にあった鉛がふっと消えたように軽くなった。よかった。まだ、颯太の隣にいられるんだ。
安心したのも束の間、再び浮遊感が襲い、ベッドの中心へ移動したかと思えばそのまま押し倒された。いつの間にか下を全て脱ぎ去った颯太が、私に跨がって更に上のシャツを脱ぐ。その瞳が熱を帯びていて、思わず息を呑んだ。
「で、この先に進みたいんだったか」
「そうだけど、その、やってみたいことがあって」
「それ、挿れてから聞いてもいい?」
「へ……、えっ」
待って、という暇すら与えられず、膣口に当てられたものが中に押し入ってきた。十分に濡らされたそこは先ほどのように痛みが走ることもなく、すんなりと奥へ進んでいく。途端にぞくりと感じたことのない心地よさが生まれた。
「ふ、ぁあ……っ」
「はー……、キツ……」
なんだろうこれ。今までも何となく気持ちいい感覚はあったけど、挿れた直後にこんなふうになるのは初めてだ。
「動いて平気?」
「う、ん……」
覆い被さり、至近距離で聞かれてドキドキする。まるでウブな女の子のようだけれど、やっていることは汚れきった大人の象徴だ。浮気じゃないだけマシなのかもしれない。
ゆっくりと気遣うような動きに合わせ、先ほどのふわふわとした快楽が再び押し寄せてくる。自然と大きく息が漏れ、身体から力が抜けていく。
「あぁ……っ、ん……、はぁっ」
「……未羽? 気持ちいい……?」
「ん、なんか……、すごい、きもちい……っ」
颯太が瞳を大きくし、浅い呼吸を繰り返しながら瞬いた。手が片方の胸に触れ、揉み上げて先端を摘まむ。
「ここは?」
「……っそこ、はぁ」
「自分で触ってた?」
頷けば、何故か嬉しそうに微笑んだ。早く胸でも感じるようになりたくて、なんとなく自分でも意識して触ってはいた。その成果なのか、気持ちいいとまではいかずとも、むず痒い感覚は生まれてきた。
「でも、下は触ってな……、ぁっ」
「分かってる。濡らさないで挿れようとしてたくらいだし」
「あっ、……ぁんっ、あぁっ」
緩く律動を繰り返しながら、反対の胸に舌が這い、膨らみをなぞるように移動していく。心地よさに脳が痺れ、考えられなくなる前にと慌てて身体を押し返した。
「そう、た……、私」
「あぁ、なんかやりたいんだっけ」
「……上に、乗りたい」
いわゆる、騎乗位というやつがしたい。そんな私の要望が意外だったのか、動きが止まり固まってしまった。
「また漫画のネタか?」
「あ……うん。その、女の人がね、主体になって動く話をね、描きたいんだけど……」
「それでさっき、あんなことしたのか」
それだけじゃないんだけど、そこを否定するわけにもいかずに頷いた。颯太からしたら、私はもの凄く熱心にエロ漫画の題材を勉強しているように見えるのか。そう思うとなんだか間抜けに感じる。
颯太が覆い被さってきたかと思えば、背中に腕が回された。抱きしめられる格好のまま身体が起こされ、そのまま反転する。まさか挿入したまま体位を変えると思っていなかったので、驚いておかしな声を上げてしまった。気づけば漫画でよく見る騎乗位そのもので、急に恥ずかしくなってきた。
「自分で動ける?」
「うん……」
正直、どうしたらいいのか全然分からない。そもそも、こうやって気遣われている時点で女性上位でもなんでもないのだけれど、私にはレベルが高すぎてこれが精一杯だ。
寝転ぶ颯太の胸元に手を置き、ゆっくりと腰を上げた。どれくらいで抜けてしまうのかも分からず、すぐに腰を落として押し戻す。それを繰り返すうちにスムーズに動けるようになり、だんだんそれっぽくなってきた。
「ど、どう……?」
「うーん……」
「気持ち良くない?」
「……微妙」
嘘でも気持ちいいって言ってくれればいいのに、ズバリと言われて落胆した。
「なんか、たどたどしくてエロいけど」
「たどたどしい……!」
「もっと色々動いてみれば」
「何それ、どういう」
言い終わるよりも先に腰をぐっと掴まれた。密着しているはずのそこが更に押しつけられるように動き、中が抉られる。
「ひぅっ!」
「こういうふうに」
「あっ、あっ、やだ……っ!」
中に収まったままなのに、ピンポイントで敏感な場所を刺激されているのか絶えず快楽が襲ってくる。
「ま、って、動いちゃ……っ」
「自分じゃ出来ないだろ」
「出来る、よぉ……っ」
「じゃあ、動いて」
そう言って手を離すも、動きは止めてくれず、それに倣うように必死で腰を動かした。奥を掻き乱されるような感覚に力が抜けていき、なんとか上半身を支えながら耐える。
「あぅっ、はぁっ、……あぁ、んっ!」
「未羽、やっぱ感度上がってるな」
徐々に腕に力が入らなくなり、身体が前傾していく。もはや自分で動くことなど出来ず、完全に颯太に揺さぶられるままだ。動きが止み、今度は下から突き上げられた。それに合わせて胸が揺れ、羞恥心が襲う。下から鷲づかみにされ、ぐにぐにと揉みしだかれる。
「あっ、あぁっ、やぁっ!」
「まだ頑張れる?」
「も……っ、起きて、られなっ」
倒れかけた身体に手が伸び、きつく抱きしめられた。熱い息づかいが耳元にかかり、ぞくりと背筋を這う。
「このままだとマズいから、体位戻すぞ」
「うん……?」
何がまずいのか分からず、そのまま横向きに転がり覆い被さる颯太の顔を見上げた。
「騎乗位したいなら、ゴム付ければよかったな」
そうか、そういえば付けていなかった。そんな余裕もない中で襲ってしまい、気づけば襲われていた。
「また今度でいいか」
きっと何の気なしに言ったその言葉が、私をひどく安心させていく。あぁ、こんなことで喜ぶなんて駄目だなぁ。顔に出てしまいそうでその首に腕を巻き付け、密着した。
「未羽……?」
「このまま、動いて」
誤魔化すように言えば、繋がったままのそこがゆっくりと動き出した。徐々に速さが増していき、激しく奥を突いてくる。
「あっ、ぁン! あぁっ!」
「痛くない?」
「んっ、……へい、きっ」
それどころか、気持ちよくて堪らない。身体が浮き上がるような快楽に身を預ければ、自分じゃないような甘ったるい声が口から溢れてくる。
「あぁっ、あぁあん! そう、たぁっ」
「そん、な、声で、呼ぶなって……っ」
「だってぇ、あっ! 気持ちいい、よぉっ」
イキたい。でも、イク感覚が分からない。ただ気持ちよさが永遠に続くんじゃないかと怖くなる。颯太が身体を離し、律動したまま顔を見つめてきた。
「イケそう?」
必死で首を横を振れば、更に身体が離れていった。もの悲しさを感じていると、その手がクリを強く摘まんだ。
「ひあっ! あっ、やだぁっ!」
知らないうちに擦れていたのか、だいぶ敏感になっているようで、ぐりぐりと捏ねられるたびに仰け反るほどの感覚が全身をはしっていく。
「あっあっ、だめっ! それ、すぐイク、からぁっ」
「ん、いいよ。俺も、イキそ……っ」
「あぁっ、あっ、ああぁあっ!」
中と外からめちゃくちゃに快楽を与えられて、一気に絶頂が押し寄せてきた。全身がビクビクと痙攣し、心地よさに震える。すぐに颯太も中から抜き取り、私の腹の上に白濁を吐き出した。
肩で息をするその顔が妙に色気を纏っていて、気づけば手を伸ばしていた。
「何……?」
不思議そうに聞かれ、そっと手を戻す。
「ううん、なんでもない」
何も変わっていない。私たちは今まで通りただの幼馴染みのままだし、颯太はきっと、いつか私以外の誰かを好きになる。だけど、それがまだ先のことだと分かっただけで、私は十分すぎるほど幸せなんだ。
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