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一日目 夜
015 尊敬の対象として
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……今、何て言ったんだ?
頭脳明晰な彼女のことだから適当に交わしてくるに違いない、と決め込んでいた寿哉には大ダメージだった。友達としての事だろうが、それでも十分すぎるくらいに嬉しいことだ。
未空が家族以外としても寿哉を見てくれていることに、心が弾む。サプライズで誕生日を祝ってもらった時よりも幸福ホルモンが分泌されているような気がした。
「……理由は、その……」
「無理してまで言わなくていい」
思い切ってプライベートにある開かずのカギを開錠した未空の体力は、もう限界だった。本人の前で選択理由を述べるなど、拷問だ。そこまでを求めていない。
冷めるまで待っていたいが、線香花火のバッテリー残量も僅かしかない。火花が鳴りを潜めて、いつ落下してもおかしくなっている。
沸き上がった温かさは胸にとどめつつ、一呼吸、二呼吸と息を整える。程よい冷気の循環で、浮足立ちそうになった意識も平静さを取り戻した。
「次は、俺の番だな。俺は……、同じだよ、未空だ」
尊敬の対象であり、家族であり、親友であり……。書き出そうとするとキリがないほど仲の深い幼馴染の未空が、大好きなのだ。
勉強熱心で時間を惜しまずにつぎ込んでいるのを見ると、根っからの努力家なのだと痛感させられる。学校ではあまり努力を見せないが、自宅に帰ってからヒョイと窓の向こう側を覗くと、いつも机に向かっている未空がいる。
能力のある人は、見せびらかさない。それが必要とされる時に限り、解放するのだ。
謙虚で、ひたむき。運動神経も良く、体育ではトップをずっと争う。完璧星人に思える彼女でも、時々人間のミスを見せる。
生徒数が少ないので異性と同じスポーツをすることも珍しくなく、ある日放課後のサッカーで、色で区別せずに試合をしたことがあった。視覚ではなく記憶で自チームの把握をしなければならず、パスの掛け声をしてくる人が全員味方とは限らない。そういった状況の中、未空は大失敗を犯してしまったのだ。
卓越したセンスでファール覚悟のスライディングを軽々と交わし、あれよあれよとゴールキーパーと一対一にまで持ち込んだ未空。守備陣を突破されたチームは慌てて自陣へと引き返してくるが、もう手を出せそうにはない位置にいた。
止めろ、と背中から大きな声量でキーパーに託す叫びが聞こえたかどうかの時には、もうボールは未空の管理下から離れていた。地べたを這うように進んでいった白黒の球は、逆方向に賭けて飛んだ生徒をあざ笑うかのようにゴールラインを割ったのだ。
大歓声が沸いたのは、敵チームの選手からだった。
そう、未空は自陣と敵陣を勘違いし、オウンゴールまっしぐらになってしまっていた。助っ人として急遽参戦していて、事前に確認が取れていなかったのが大きな原因だったが、いかに模範に近くともミスは犯すのだと言う大きな例になった。
「いつも俺のことに構ってくれてて、中々弱音を吐かないよな。何回目か分からないけど、無理はして欲しくない。自分の出来る範疇で、やりたいことをしてくれたらいいから」
家の家賃が払えなくなったとして、未空が休学してでもアルバイトをしそうで怖い。やや過保護な一面が見え隠れしているので、それだけは自立できるところを見せていかなくてはならない。
「付き合いが長いからっていうのもあるけど、一番信頼できるのは未空だ」
財布を玄関前にさらけ出しておいても、未空だけは親切に郵便受けへ投函してくれる気がする。
「未空がのびのびしてるのを見てると、元気が出てくる。……ありがとな」
幼馴染だからと言ってなんでもラフに相談できるわけではない。日常生活での些細な出来事はよく共有するが、秘密事まで赤裸々にぶちまけるなど気が引けて出来ない。
異性と幼い頃からの仲があると言うと羨ましがられそうだが、当然メリットとデメリットが存在する。
メリットと言うと、困ったときに助け合えることだ。勉強内容に不備があったとしても二人分のパワーでカバーでき、また悩みを打ち明ける事で気持ちが晴れる。学校での友達作りは相性もあるので何人出来るかは運しだいだが、それでも確実に親友がいるというのはアドバンテージになる。
デメリットを取り上げられていることは少ない。一見、欠点がどこにも見当たらないからだ。
恋愛相談や性関係の話題が上がりにくいというのは、重大なデメリットだ。普段から仲良くしているだけに、他の人との恋を打ち明けられると微妙に虚しく、適確なアドバイスなど送ってやれない。『ラブコメ展開になりやすい』と言う人は小説にかぶれすぎである。
そして学年が上がるにつれ、『恥ずかしい』という感情が新たに作られる。校内で幼馴染であることは基本的に明かされていると言ってもよく、一緒に居ると冷やかしを受けることもある。
寿哉と未空の場合は、未空が学級のとりまとめ役と言うこともあり野次を飛ばされにくくはあったが、それでも他クラスからは狙い撃ちにされた。全て撃墜されていたのは言うまでもない。
……付き合いが長いってことは、つまり相手の事はほとんど知ってることになる。
第三者からの言葉は跳ね返せばどうにでもなるが、二者間のやり取りとなると無性に羞恥心が刺激される。例え性格のことでも『好きだ』と伝えるのは、勇気が必要なのだ。
心の出口で詰まったまま言い出せなかった、数年間の気持ち。やっと吐き出せたという安堵と、自分は何を言っているんだという照れがあった。
ポトン、と花火の火球が地面へと落ちた。寿哉が言い終わるまで待ってくれていたのだろうか。夏の風物詩なのに旬を外したのだから、すまないことをしたと謝辞の言葉をあげたい。
全身が、異様な満足感に覆われていた。カイロを隙間なく敷き詰めたように、体温が上昇していく。
「……もしかして、両想い?」
「……!?」
もはやどちらが日頃指揮していっているのやら。風邪を引いたようにぼんやり赤かった未空が、はっきりと沸騰したやかんになってしまった。蒸気の圧力で、蓋が吹き飛んだ。
いい加減な気持ちで恋愛感情をあおる単語を扱ってはいけなかった。そこは反省しているが、どうも表現過剰のように感じる。
寿哉がした一連の話に、付き合ってくれだの結婚してくれだのといった決まり文句は組み込まれていない。一緒に居られれば満足というだけで、それ以降のことは何も考えていないし、告白する予定もない。
「冗談だよ。未空も、友達として好きってことだよね?」
「……う、うん、そう、だよ……?」
やけにしどろもどろな返答に、モヤモヤが吹き出す。
……もしかして、表情に出やすい?
未空が慌てふためくところを目撃したことは無い。それは綿密な計画が日程通り遂行されていたからであり、画面外からの予想外というダブルコンボを決められればいとも簡単に崩れ去る。
事前に行き詰まることを防いできたバリアが突破された時、その人の本質が出てくる。防具で武装していたとしても、弱点を突くと中身が飛び出してくるのと仕組みは同じだ。
彼女は、ほっぺた風船をはち切れんばかりに膨らませていた。落ち着きが無くなってゆらゆらしているのは、直接くっついている寿哉にも伝わってくる。
……まさか、まさかな……。
もしも、未空が熱烈な愛情を寿哉に伝えたがっていたとすれば、とんでもない間違いを犯してしまったことになる。何せ、本気の語りを軽く流してしまったのだから。
確かめる術も勇気も、寿哉は持ち合わせていなかった。関係が壊れる事を恐れて、行動を起こすことがためらわれた。
「……お風呂、寿哉が先に入ってきて」
「いきなりだなー……」
「……とにかく、早く!」
これ以上会話を続けては不味いことがあったのだろう、取り乱して帯が緩んでいる未空にまくし立てられた。グイグイと背中を押されては、言われるがままにするほかない。
……機嫌、悪くしちゃったな……。
花火を二人で楽しみたい。それを達成できるように動こうと努力はしていたつもりだったのだが、最終的に尊敬する家族の一員を不機嫌にさせてしまった。不可抗力だといい訳をするつもりはない。何も考えず軽くたたいた発言が、心を傷つけてしまったかもしれないのだ。
挽回のチャンスは、もう残り少ない。今日と明日が終われば、旅立つのだから。
『……期待しちゃったよぅ……』
玄関に向かおうとしている矢先、元気のない空耳が聞こえた。
頭脳明晰な彼女のことだから適当に交わしてくるに違いない、と決め込んでいた寿哉には大ダメージだった。友達としての事だろうが、それでも十分すぎるくらいに嬉しいことだ。
未空が家族以外としても寿哉を見てくれていることに、心が弾む。サプライズで誕生日を祝ってもらった時よりも幸福ホルモンが分泌されているような気がした。
「……理由は、その……」
「無理してまで言わなくていい」
思い切ってプライベートにある開かずのカギを開錠した未空の体力は、もう限界だった。本人の前で選択理由を述べるなど、拷問だ。そこまでを求めていない。
冷めるまで待っていたいが、線香花火のバッテリー残量も僅かしかない。火花が鳴りを潜めて、いつ落下してもおかしくなっている。
沸き上がった温かさは胸にとどめつつ、一呼吸、二呼吸と息を整える。程よい冷気の循環で、浮足立ちそうになった意識も平静さを取り戻した。
「次は、俺の番だな。俺は……、同じだよ、未空だ」
尊敬の対象であり、家族であり、親友であり……。書き出そうとするとキリがないほど仲の深い幼馴染の未空が、大好きなのだ。
勉強熱心で時間を惜しまずにつぎ込んでいるのを見ると、根っからの努力家なのだと痛感させられる。学校ではあまり努力を見せないが、自宅に帰ってからヒョイと窓の向こう側を覗くと、いつも机に向かっている未空がいる。
能力のある人は、見せびらかさない。それが必要とされる時に限り、解放するのだ。
謙虚で、ひたむき。運動神経も良く、体育ではトップをずっと争う。完璧星人に思える彼女でも、時々人間のミスを見せる。
生徒数が少ないので異性と同じスポーツをすることも珍しくなく、ある日放課後のサッカーで、色で区別せずに試合をしたことがあった。視覚ではなく記憶で自チームの把握をしなければならず、パスの掛け声をしてくる人が全員味方とは限らない。そういった状況の中、未空は大失敗を犯してしまったのだ。
卓越したセンスでファール覚悟のスライディングを軽々と交わし、あれよあれよとゴールキーパーと一対一にまで持ち込んだ未空。守備陣を突破されたチームは慌てて自陣へと引き返してくるが、もう手を出せそうにはない位置にいた。
止めろ、と背中から大きな声量でキーパーに託す叫びが聞こえたかどうかの時には、もうボールは未空の管理下から離れていた。地べたを這うように進んでいった白黒の球は、逆方向に賭けて飛んだ生徒をあざ笑うかのようにゴールラインを割ったのだ。
大歓声が沸いたのは、敵チームの選手からだった。
そう、未空は自陣と敵陣を勘違いし、オウンゴールまっしぐらになってしまっていた。助っ人として急遽参戦していて、事前に確認が取れていなかったのが大きな原因だったが、いかに模範に近くともミスは犯すのだと言う大きな例になった。
「いつも俺のことに構ってくれてて、中々弱音を吐かないよな。何回目か分からないけど、無理はして欲しくない。自分の出来る範疇で、やりたいことをしてくれたらいいから」
家の家賃が払えなくなったとして、未空が休学してでもアルバイトをしそうで怖い。やや過保護な一面が見え隠れしているので、それだけは自立できるところを見せていかなくてはならない。
「付き合いが長いからっていうのもあるけど、一番信頼できるのは未空だ」
財布を玄関前にさらけ出しておいても、未空だけは親切に郵便受けへ投函してくれる気がする。
「未空がのびのびしてるのを見てると、元気が出てくる。……ありがとな」
幼馴染だからと言ってなんでもラフに相談できるわけではない。日常生活での些細な出来事はよく共有するが、秘密事まで赤裸々にぶちまけるなど気が引けて出来ない。
異性と幼い頃からの仲があると言うと羨ましがられそうだが、当然メリットとデメリットが存在する。
メリットと言うと、困ったときに助け合えることだ。勉強内容に不備があったとしても二人分のパワーでカバーでき、また悩みを打ち明ける事で気持ちが晴れる。学校での友達作りは相性もあるので何人出来るかは運しだいだが、それでも確実に親友がいるというのはアドバンテージになる。
デメリットを取り上げられていることは少ない。一見、欠点がどこにも見当たらないからだ。
恋愛相談や性関係の話題が上がりにくいというのは、重大なデメリットだ。普段から仲良くしているだけに、他の人との恋を打ち明けられると微妙に虚しく、適確なアドバイスなど送ってやれない。『ラブコメ展開になりやすい』と言う人は小説にかぶれすぎである。
そして学年が上がるにつれ、『恥ずかしい』という感情が新たに作られる。校内で幼馴染であることは基本的に明かされていると言ってもよく、一緒に居ると冷やかしを受けることもある。
寿哉と未空の場合は、未空が学級のとりまとめ役と言うこともあり野次を飛ばされにくくはあったが、それでも他クラスからは狙い撃ちにされた。全て撃墜されていたのは言うまでもない。
……付き合いが長いってことは、つまり相手の事はほとんど知ってることになる。
第三者からの言葉は跳ね返せばどうにでもなるが、二者間のやり取りとなると無性に羞恥心が刺激される。例え性格のことでも『好きだ』と伝えるのは、勇気が必要なのだ。
心の出口で詰まったまま言い出せなかった、数年間の気持ち。やっと吐き出せたという安堵と、自分は何を言っているんだという照れがあった。
ポトン、と花火の火球が地面へと落ちた。寿哉が言い終わるまで待ってくれていたのだろうか。夏の風物詩なのに旬を外したのだから、すまないことをしたと謝辞の言葉をあげたい。
全身が、異様な満足感に覆われていた。カイロを隙間なく敷き詰めたように、体温が上昇していく。
「……もしかして、両想い?」
「……!?」
もはやどちらが日頃指揮していっているのやら。風邪を引いたようにぼんやり赤かった未空が、はっきりと沸騰したやかんになってしまった。蒸気の圧力で、蓋が吹き飛んだ。
いい加減な気持ちで恋愛感情をあおる単語を扱ってはいけなかった。そこは反省しているが、どうも表現過剰のように感じる。
寿哉がした一連の話に、付き合ってくれだの結婚してくれだのといった決まり文句は組み込まれていない。一緒に居られれば満足というだけで、それ以降のことは何も考えていないし、告白する予定もない。
「冗談だよ。未空も、友達として好きってことだよね?」
「……う、うん、そう、だよ……?」
やけにしどろもどろな返答に、モヤモヤが吹き出す。
……もしかして、表情に出やすい?
未空が慌てふためくところを目撃したことは無い。それは綿密な計画が日程通り遂行されていたからであり、画面外からの予想外というダブルコンボを決められればいとも簡単に崩れ去る。
事前に行き詰まることを防いできたバリアが突破された時、その人の本質が出てくる。防具で武装していたとしても、弱点を突くと中身が飛び出してくるのと仕組みは同じだ。
彼女は、ほっぺた風船をはち切れんばかりに膨らませていた。落ち着きが無くなってゆらゆらしているのは、直接くっついている寿哉にも伝わってくる。
……まさか、まさかな……。
もしも、未空が熱烈な愛情を寿哉に伝えたがっていたとすれば、とんでもない間違いを犯してしまったことになる。何せ、本気の語りを軽く流してしまったのだから。
確かめる術も勇気も、寿哉は持ち合わせていなかった。関係が壊れる事を恐れて、行動を起こすことがためらわれた。
「……お風呂、寿哉が先に入ってきて」
「いきなりだなー……」
「……とにかく、早く!」
これ以上会話を続けては不味いことがあったのだろう、取り乱して帯が緩んでいる未空にまくし立てられた。グイグイと背中を押されては、言われるがままにするほかない。
……機嫌、悪くしちゃったな……。
花火を二人で楽しみたい。それを達成できるように動こうと努力はしていたつもりだったのだが、最終的に尊敬する家族の一員を不機嫌にさせてしまった。不可抗力だといい訳をするつもりはない。何も考えず軽くたたいた発言が、心を傷つけてしまったかもしれないのだ。
挽回のチャンスは、もう残り少ない。今日と明日が終われば、旅立つのだから。
『……期待しちゃったよぅ……』
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