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一日目 夜
012 儚い光
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セルフ花火大会もいよいよ終盤を迎え、残っているのは線香花火四本となっていた。使用済みのものは、全て冷水がつぎ込まれたブリキバケツに入れられて息の芽を止められている。
写真で見たところによると、線香花火は迫力が最も少ない。大人数で盛り上がるような四方八方に光をまき散らすような種類ではなく、一点集中でじっと行く末を見つめるもののようだ。
先ほどまで扱って来た花火は何だったのだと思うほど、頼りない手元。ひらひらの薄いリボンが先端に付けられており、説明書を見なければ手元側に火をつけてしまうところであった。
ティッシュで作ったこよりに似ている。色を白に変えれば、きっと気付かない。こんなものが、夏祭りのワンシーンで使われるほど情景豊になるのであろうか。寿哉の疑念は、募るばかりだった。
「その目は、線香花火がどれだけすごい物なのか、分かってないみたいだね……?」
短冊を括りつけるのに使ってやろうかとひらひらをこねくり回していたのに呆れて、不満げに目を細めていた。素晴らしさを知っているかのような口ぶりだが、未空も手持ち花火は初挑戦。偉そうに語れる立場ではない。
「静かな花火って、要るのかよ。さっきまでの豪快に火花を飛ばしてるのが性に合うんだけど」
「まったく、一辺倒なんだから。静けさも、線香花火の魅力なんだよ?」
もう一度繰り返す。未空は、線香花火をしたことが無い。
これほどまでに経験していないものをお勧めしてくると言うことは、ほとんどなかったネット使用時間で仕入れた情報に魅力があったと言う事なのだろう。
あまり親交の無いよそ者からの勧誘ではテコでも動かないが、依頼主が未空とあっては話が変わってくる。
ネットリテラシーという言葉を、一回は耳にしたことがあるだろう。ネット環境が絶望的な寿哉ですら知っている。これは、ネットに氾濫している情報からいかに正確で素早く自らが欲するものを拾い集められるかの能力のことだ。
判断力が低く粗悪品でもラインを通過させてしまうような人は、ネットの波に溺れる。何処まで泳いでも同じような景色が続いているように思えて、違和感があったとしても無視して陸に上がろうとする。そこで、ワンクリック詐欺やインターネットウイルスに引っ掛かるのだ。
大前提となるインターネットが自由気ままに使える環境ではないため、これらの情報も生活においては無意味だ。山を一つ登るのにリンク付きメールの対処法は効かず、手紙を投函するのに電子メールの正しい送り方の本など見ない。
だからこそ、たまに使用する時にアップデートしておかないといけない。古い知識をむやみに応用させようとすると、罠にはまってしまう。
必ずしもそうとは限らないが、頭のいい人は次の行動を促すようなポップアップに動じない。嘘のメッセージである可能性を踏まえ、検証する。矛盾点を洗いざらい探し出し、真偽を自己流で決める。新種だったとしても、こういう人が被害にまきこまれるケースは低いだろう。
聡明な未空が、偽情報を鵜呑みにするはずがない。少なくとも寿哉は、絶大な信頼を彼女に置いている。万が一釣り上げられた時は芋づる式に地表に出てきてしまうが、そのようなことは地球が滅亡するまで無いと言えよう。
「芸術センスない人に言われたって困る」
「それは、寿哉はイラストを描くのが苦手なだけで、芸術そのものの才能が無いわけじゃないと思うけど。音楽だって、芸術の一つだし」
豪快なショーのパフォーマンスや食べ放題は、その量と質に驚かされる。三日間断食していても到底収まらなさそうな規模の料理が並べて置いてあるのは、天国に見える。
これらのような豪華なものは、人から高評価を受けやすい。誰もの評価基準が同じであるのは、ある一定の水準を満たすもの全てが絶賛される。三ツ星レストランで出てくる高級料理とチェーン店のファミレスならば、味的には高級料理店が勝っているはずだ。調理人の技術にも使われる食材にも差があり、ダブルパンチで差が開くので、とても分かりやすい。
一方で抽象画は、何を描いているのか少なくとも寿哉にとっては分からない。猿に筆を持たせても同じものが書けてしまうのではないのか、これでお金を貰える理由は何なのか、世界に名を轟かせている芸術家の作品でも度々思うことがある。
『美』も、その無形なものだ。絶世の美女が持っている美貌も美しいが、ここでの『美』は情景に対してのものだ。
砂場で泣き叫んでいる幼い子供を見て、美しいと感じるだろうか。整然とした隊列を上空から撮った写真に、感動するだろうか。
線香花火も、人によってどう思っているかは変わるのだ。
「……それだけ未空が言うんだったら、受けて立つ」
「ケンカするんじゃないんだから、もう」
百聞は一見に如かず。世の中は、体験してみなければ分からないことだらけだ。静寂の中で一点光る球に趣を感じるかどうか、答え合わせだ。
火が付けばすぐに火花を吹き散らす他の花火たちと違い、線香花火は時間がかかると説明された。焦らす花火ということらしい。
「……いくよ……」
未空の腕が、慎重さで震えている。頑丈なプラスチックではなく紙のようなものが尾ひれにあり、少しの衝撃でクルクル空中を回った。
溝に落ちた硬貨を長い棒で取るかのような手の震えが、暗がりに入ってもよく分かる。パチパチと一人燃えているロウソクに、ゆらゆらした花火の先端がゆっくりと近づいていく。
風が、強く吹いた。炎がなびかれ、先端部分にほんのり触れた。熱のバトンパスをされて、小さな小さな火球が生を受けていた。
爆発して霧散するわけではなく、延焼が進行して手元まで焼き尽くすのでもなく、赤い粒がぶら下がっているだけ。電撃を一切放たず、中心に引きこもっているようだ。
未空の手から吊り下げられている、一本の釣り糸。釣り針には丸いルアーが刺さっていて、魚が食いつくのを待っている。が、一向に魚は見当たらない。
もっと楽な姿勢になろうと、未空がしゃがんでいる所から地べたに座り込もうとした。片手しか使えないのでは腰を下ろすのにも一苦労で、がっちりと線香花火が握られている右手も僅かに揺らいだ。
その時だった。何も音を発さず、稲妻も放たなかった火の玉は、その短い命に幕を下ろした。力尽きて真下の草に落下し、跡も残さなかった。
しまった、と未空が慌てふためいて息を吹きかけていたが、落としてしまったのだから復活するわけがない。もう一度燃やそうとしたのは、寿哉が止めておいた。火事になってはたまらない。
一本目は、失敗。後の三本で、せめて一個は本来の楽しみ方というものをしてみたいものだ。
カレーマジックが解け始め、ひんやりとした外気を感じるようになった。あれほど居間で寒いと肩を寄せていた未空は、気合十分と腕をたくし上げていた。
気を取り直して、二本目。今度は風に行く手を阻まれた。煽られた火球は、あっけなくどこかに消えて行ってしまった。
同時にロウソクの火が消え、それまで隣にいた未空が陰に隠れた。家からの光で多少は顔を目視できるが、細かい変化までは見落としそうだ。
「暗くなっちゃった。……こういうのも、いいかも」
歯を見せてニコッとした未空を、明るい所で見られたらなと思った。しかし、暗がりは暗がりでまた神秘的なものが加わったようにも見えた。
「冗談はここまでにして、ええっと、マッチ箱は……」
「俺が持ってる」
火をおこした後、使わないからとポケットにしまっていた。勝手に内部で火が出てくるなら、その時は製造会社に訴えるつもりだった。
未空に任せていられなかったので、マッチ棒を箱から取り出そうとして。
……空になってる?
新品のものを持ってきたと未開封のものを手にしていたので、たった一本しか入っていなかったということは無いはずだ。
暫くの間困り果てている寿哉に気付き、未空が段々とバツの悪そうな顔になってきた。人差し指同士を結んで、言いづらそうにそっぽを向いている。
「……使いさしのじゃなくて、新品のだよな? 怒ってるわけじゃないけど」
嘘を付いていたとして、メリットが無い。未空が、ノーリスクローリターンで無意味なことをするわけがない。
寿哉が質問攻めする間もなく、敵城は陥落した。
「……その、全部折っちゃってて……」
写真で見たところによると、線香花火は迫力が最も少ない。大人数で盛り上がるような四方八方に光をまき散らすような種類ではなく、一点集中でじっと行く末を見つめるもののようだ。
先ほどまで扱って来た花火は何だったのだと思うほど、頼りない手元。ひらひらの薄いリボンが先端に付けられており、説明書を見なければ手元側に火をつけてしまうところであった。
ティッシュで作ったこよりに似ている。色を白に変えれば、きっと気付かない。こんなものが、夏祭りのワンシーンで使われるほど情景豊になるのであろうか。寿哉の疑念は、募るばかりだった。
「その目は、線香花火がどれだけすごい物なのか、分かってないみたいだね……?」
短冊を括りつけるのに使ってやろうかとひらひらをこねくり回していたのに呆れて、不満げに目を細めていた。素晴らしさを知っているかのような口ぶりだが、未空も手持ち花火は初挑戦。偉そうに語れる立場ではない。
「静かな花火って、要るのかよ。さっきまでの豪快に火花を飛ばしてるのが性に合うんだけど」
「まったく、一辺倒なんだから。静けさも、線香花火の魅力なんだよ?」
もう一度繰り返す。未空は、線香花火をしたことが無い。
これほどまでに経験していないものをお勧めしてくると言うことは、ほとんどなかったネット使用時間で仕入れた情報に魅力があったと言う事なのだろう。
あまり親交の無いよそ者からの勧誘ではテコでも動かないが、依頼主が未空とあっては話が変わってくる。
ネットリテラシーという言葉を、一回は耳にしたことがあるだろう。ネット環境が絶望的な寿哉ですら知っている。これは、ネットに氾濫している情報からいかに正確で素早く自らが欲するものを拾い集められるかの能力のことだ。
判断力が低く粗悪品でもラインを通過させてしまうような人は、ネットの波に溺れる。何処まで泳いでも同じような景色が続いているように思えて、違和感があったとしても無視して陸に上がろうとする。そこで、ワンクリック詐欺やインターネットウイルスに引っ掛かるのだ。
大前提となるインターネットが自由気ままに使える環境ではないため、これらの情報も生活においては無意味だ。山を一つ登るのにリンク付きメールの対処法は効かず、手紙を投函するのに電子メールの正しい送り方の本など見ない。
だからこそ、たまに使用する時にアップデートしておかないといけない。古い知識をむやみに応用させようとすると、罠にはまってしまう。
必ずしもそうとは限らないが、頭のいい人は次の行動を促すようなポップアップに動じない。嘘のメッセージである可能性を踏まえ、検証する。矛盾点を洗いざらい探し出し、真偽を自己流で決める。新種だったとしても、こういう人が被害にまきこまれるケースは低いだろう。
聡明な未空が、偽情報を鵜呑みにするはずがない。少なくとも寿哉は、絶大な信頼を彼女に置いている。万が一釣り上げられた時は芋づる式に地表に出てきてしまうが、そのようなことは地球が滅亡するまで無いと言えよう。
「芸術センスない人に言われたって困る」
「それは、寿哉はイラストを描くのが苦手なだけで、芸術そのものの才能が無いわけじゃないと思うけど。音楽だって、芸術の一つだし」
豪快なショーのパフォーマンスや食べ放題は、その量と質に驚かされる。三日間断食していても到底収まらなさそうな規模の料理が並べて置いてあるのは、天国に見える。
これらのような豪華なものは、人から高評価を受けやすい。誰もの評価基準が同じであるのは、ある一定の水準を満たすもの全てが絶賛される。三ツ星レストランで出てくる高級料理とチェーン店のファミレスならば、味的には高級料理店が勝っているはずだ。調理人の技術にも使われる食材にも差があり、ダブルパンチで差が開くので、とても分かりやすい。
一方で抽象画は、何を描いているのか少なくとも寿哉にとっては分からない。猿に筆を持たせても同じものが書けてしまうのではないのか、これでお金を貰える理由は何なのか、世界に名を轟かせている芸術家の作品でも度々思うことがある。
『美』も、その無形なものだ。絶世の美女が持っている美貌も美しいが、ここでの『美』は情景に対してのものだ。
砂場で泣き叫んでいる幼い子供を見て、美しいと感じるだろうか。整然とした隊列を上空から撮った写真に、感動するだろうか。
線香花火も、人によってどう思っているかは変わるのだ。
「……それだけ未空が言うんだったら、受けて立つ」
「ケンカするんじゃないんだから、もう」
百聞は一見に如かず。世の中は、体験してみなければ分からないことだらけだ。静寂の中で一点光る球に趣を感じるかどうか、答え合わせだ。
火が付けばすぐに火花を吹き散らす他の花火たちと違い、線香花火は時間がかかると説明された。焦らす花火ということらしい。
「……いくよ……」
未空の腕が、慎重さで震えている。頑丈なプラスチックではなく紙のようなものが尾ひれにあり、少しの衝撃でクルクル空中を回った。
溝に落ちた硬貨を長い棒で取るかのような手の震えが、暗がりに入ってもよく分かる。パチパチと一人燃えているロウソクに、ゆらゆらした花火の先端がゆっくりと近づいていく。
風が、強く吹いた。炎がなびかれ、先端部分にほんのり触れた。熱のバトンパスをされて、小さな小さな火球が生を受けていた。
爆発して霧散するわけではなく、延焼が進行して手元まで焼き尽くすのでもなく、赤い粒がぶら下がっているだけ。電撃を一切放たず、中心に引きこもっているようだ。
未空の手から吊り下げられている、一本の釣り糸。釣り針には丸いルアーが刺さっていて、魚が食いつくのを待っている。が、一向に魚は見当たらない。
もっと楽な姿勢になろうと、未空がしゃがんでいる所から地べたに座り込もうとした。片手しか使えないのでは腰を下ろすのにも一苦労で、がっちりと線香花火が握られている右手も僅かに揺らいだ。
その時だった。何も音を発さず、稲妻も放たなかった火の玉は、その短い命に幕を下ろした。力尽きて真下の草に落下し、跡も残さなかった。
しまった、と未空が慌てふためいて息を吹きかけていたが、落としてしまったのだから復活するわけがない。もう一度燃やそうとしたのは、寿哉が止めておいた。火事になってはたまらない。
一本目は、失敗。後の三本で、せめて一個は本来の楽しみ方というものをしてみたいものだ。
カレーマジックが解け始め、ひんやりとした外気を感じるようになった。あれほど居間で寒いと肩を寄せていた未空は、気合十分と腕をたくし上げていた。
気を取り直して、二本目。今度は風に行く手を阻まれた。煽られた火球は、あっけなくどこかに消えて行ってしまった。
同時にロウソクの火が消え、それまで隣にいた未空が陰に隠れた。家からの光で多少は顔を目視できるが、細かい変化までは見落としそうだ。
「暗くなっちゃった。……こういうのも、いいかも」
歯を見せてニコッとした未空を、明るい所で見られたらなと思った。しかし、暗がりは暗がりでまた神秘的なものが加わったようにも見えた。
「冗談はここまでにして、ええっと、マッチ箱は……」
「俺が持ってる」
火をおこした後、使わないからとポケットにしまっていた。勝手に内部で火が出てくるなら、その時は製造会社に訴えるつもりだった。
未空に任せていられなかったので、マッチ棒を箱から取り出そうとして。
……空になってる?
新品のものを持ってきたと未開封のものを手にしていたので、たった一本しか入っていなかったということは無いはずだ。
暫くの間困り果てている寿哉に気付き、未空が段々とバツの悪そうな顔になってきた。人差し指同士を結んで、言いづらそうにそっぽを向いている。
「……使いさしのじゃなくて、新品のだよな? 怒ってるわけじゃないけど」
嘘を付いていたとして、メリットが無い。未空が、ノーリスクローリターンで無意味なことをするわけがない。
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