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1日目
003 無口少女
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陽介の体力は、歩みを進める度に削られていた。毒沼でHPが減少するRPGはよく見かけるが、それ以上に体力のゲージがすり減っていく。気絶して国王の目前に召喚されるのも時間の問題だった。
玄関の鍵が回り、親友である後輩女子高生宅の扉が開け放たれた。念願の御開帳だ。出来る事なら、要求に素直に応じて欲しかった。
「……彩、遅いよ……。死にかけたんだからな、俺……」
「……オーバーリアクション……」
手数が少ない割に要約された練度の高い斬撃が、陽介の心を抉り取る。穂先は石でよく研磨されていて、日常のキッチンでも大活躍する切れ味だ。ぜひ、大型ショッピングモールへ出店しに行こう。
顔を見せた彩は、寝癖で髪の毛が天空へそびえ立っていた。重力に逆らって直立するそれは、不思議系少女のミステリアスさを後押ししている。早急に物理学者を呼び、現象の解明に努めてもらいたい。
虚ろな目の先は、陽介をしっかりと捉えている。暗闇に飲み込まれそうな瞳も涙で覆われていて、何の変哲も無い陽介の顔が反射していた。
「……寝癖、すごいぞ……? 高校に行く前提で生活してるかどうか不安になってくるな……」
「……触って……みる?」
「彩がそう言うなら、遠慮なく」
肉体関係を許した風味の声色を出されると、躊躇したくもなる。ハニートラップを警戒して、右腕がスマホの着信かのように振動した。右腕を抑えきれていない姿は、中二病に見えていてもおかしくない。幼児退行した記憶は無いのだが。
陽介の手が、彼女の燃え上がって跳ねた髪の毛に触れる。小手調べに指で本隊復帰を促したが、頑固なくせ毛はヘソを曲げたままだった。さわり心地が柔らかいソファを連想させるのは、日頃の手入れが行き届いている証拠だ。自然乾燥などと言う美容好きが卒倒する処置はしていなくてなりよりである。
髪の先端へと指を滑らせようとして、陽介の指が上昇をやめた。まだ頂点は遥か彼方、登頂したとは到底見なされない山の中腹。天井からクレーン車で吊り下げられていないことを確認するには、陽介の身長が一メートル足りなかった。
「……これでも……ダメ? 意外と……面倒くさい」
「これは……大噴火したなぁ……。整髪料で固めてはないんだろ? 持ってたとして、遠目から火事と間違われる髪型にはしないと思うけど」
「……朝起きたら……、食い込んでた……」
「どこに!?」
いくら合わせられた彩の手に乗っかろうとしても、彼女の天然か策士か判別の付かない言い草に圧倒されてしまう。架空の話でも、何処の誰が寝癖で壁を破壊する物語を捜索するだろうか。フィクション選手権に応募しなければならない事情があるのなら、一晩中付き合ってやる。
彼女の家の天井で頭を垂らさざるを得なかった寝癖の復讐は、谷よりも深かったようだ。陽介の首に鎖を繋げて満足した彼女が、玄関前でつっかえている。手足は全力疾走する手押し車の車輪なのだが、推進力が全て寝癖で消費されてびくともしていない。
……これ、髪の毛を切らないと入れないんじゃないか……?
他人の寝癖に脳の容量を取られる未来は、ペテン占い師でも予期できなかったはずだ。強行突破でもしようものなら、彩はカツラを常時着用しなくてはならなくなる。坊主女子高生の新たな性癖を開拓することはできても、人生という一方通行の道路には多数の余分な標識が追加されるに違いない。
「……陽介……どうしよう……」
「……俺にどうしろって言うんだよ……。完全に固まってるなら、芋虫になればワンチャンス……」
まともな救済手段を提示しなかったことに腹を立てた彩が、ミシン針となった寝癖を振り下ろしてきた。
普段は肩に収まりきらない長髪を蓄えている彼女。リーチが長く、今から後退してもミンチにされる。今夜の食材に自分がなるのはいたたまれない。
一か八かで、拳を前面に突き出した。文明の利器に頼ることしか出来ない陽介の、唯一己の力で為せる業だった。
髪の毛の本数だけ降りかかる、無数の針。彩と続いてきた奇妙な関係も、これで終わるかと思われた。
奇跡は、いつだって諦めない心に宿る。一度の模試で打ちひしがれる軟弱者が不合格なのは当たり前、前提となる努力を怠った者に神様は土砂降りになってこない。
彩の寝癖で固まった髪の毛は、拳に当たるより前に降伏してしまった。意識が介入しない部位という一般常識は、嘘だったのだろうか。
一言に降伏したとまとめても、ちっぽけな勇気を奮いだした陽介に女神が微笑んだのではない。その巨大なる万有引力が、対象を切り裂かんとする髪束を地面にひれ伏せさせたのだ。
……高校で習った物理は、無駄じゃなかったんだな……。
数学以外で、ようやく各教科を学ぶ意図が汲み取れた。今日という日の為に、高校側は高い授業料を貪り食っていたのだ。古典は、依然として活用方法が不明のままである。
「……削除失敗……、アンインストールできない……」
「俺はパソコンのファイルと同等なのかよ……。それに、喜ぶべきこともあるだろ!」
災害のどさくさに紛れて侵入したコンピューターウイルスと陽介の価値は、同等と見積もられていたようだ。一回で数百億円の損害を出すことのある秘密兵器と肩を並べているのは、誉め言葉として受け取ってもいいのだろうか。ゴッホの絵画よりも、陽介の存在価値は高かったのだ。
一時は無限のその先まで伸びていくかと思われた彩の髪は、冷静さを取り戻していた。三次元空間に生きていたのを思い出したのか、力なく彼女の胴体に沿って垂れ下がっている。
外で命がけの戦闘をしに、陽介は彩を訪問しに来たのではない。一個の重要な項目を伝えたい一心で、いつもより三十秒も早く目的地に到着したのだ。
「……そうだ、彩。俺から、伝えたいことがあるんだけど……」
「……陽介……!?」
闇属性の年下少女は、緩和した髪を振り払いながら玄関へと身を引っ込ませた。扉は閉じていないが、彼女の警報装置が作動したのは確かだ。
恋愛感情など、妹のように扱ってきた彩に抱いてなるものか。家族のような距離感の彼女に恋心を抱いてしまうのは、陽介の敗北である。入れ墨のお兄ちゃんに指を詰められようが、彩を面白おかしく扱いはしない。
彩は、耳を平べったくして目を光らせていた。暗闇を纏っているのも、猫が先祖だったからか。家系図に猫が記載されている家は、それだけで動物園に展示する効果は莫大である。
……まるで猫って言うより、猫そのものだな……。
部外者認定の人には冷たくあしらい、誘拐犯に対しては威嚇で対応する。日本で飼いならされている猫の鑑だ。全世界に動画をアップロードして、猫の飼い方をレクチャーさせる貢献が出来ることを誇らしく思ってほしい。
「……まだ、年齢が……。法律が……」
「はいはい俺のことが好きじゃないのは……。彩、ピントがずれてるって言われたこと無いか?」
「視力検査……問題なしだった……」
高度な読み合いを展開しようとした陽介がバカだった。直感で発言を決める、熱くも冷たくもなりやすい銅のコップそのものだった。視力検査よりも頭の検査を先に受けるべきである。
確かに、未成年同士の交際は『不純異性交遊』なる魔法の言葉で職員室に連れ込まれる恐れがある。そうでなくとも、結婚は基本的に法律違反になる。若気の至りは、無機質な法律に立ち向かえない。
……この女の子、どうやって育成すればゴールにたどり着くんだろうか……。
知能レベルは高く、しかしながら目の前の事柄を丸呑みにするクセがある。とある事情を抱えて高校への通学もままならず、退学へのカウントダウンも始まっている。下手すると、ゲームのハードモードより苦しい状況だ。
「……とりあえず、家の中に入れさせてくれない? ……外でつっ立ってるだけだと、暑くてたまらないんだよ……」
留年のことを伝える気力は、日光の集中攻撃に蹴散らされてしまった。太陽光で発電をさせてくれる代償として、大切な事柄の気力を奪っていくシステムのようだ。やはり、世界は誰かが糸を引いて動いている。
彩にも、これ以上争う意思はなさそうだ。先の流れで誤解に気付き、せめてもの作り笑顔を見せてくれている。ファストフード店のお姉さんオーディションがあったとすれば、採用されることは確定だ。
「……陽介……、いいよ」
手で招く仕草に従って、陽介は教材一式を両手に玄関をくぐった。これがゴールの祝福門だったらどれだけ素晴らしかっただろうか。
灰色のタイルが敷き詰められた玄関は、殺風景なモノクロの靴が並んでいる。二つの白靴を差し置いて、漆黒の革靴が彩の持ち物だ。
……彩は、いつもの彩だな……。学校に来てくれないことはいつも通りだし……。
留年が背後に迫っている、体格の小柄な近所の女の子。陽介をなんやかんやで慕ってくれているだけに、心臓がズキズキと収縮を繰り返す。ため口で会話するのも、心を許してくれている印だと受け取っておけばいい。
「……勉強……よろしくね」
屋外では『え』の字も表現してくれなかったのが、もう顔が緩くなった彩がいた。彼女の頑張りで、陽介のいざこざも吹き飛ぶ。
「うん、分からないところがあったらいつでもどうぞ」
こうして、平日恒例の勉強会がスタートしたのであった。陽介が蝕まれる悩みを抱えていること一点を除いて。
玄関の鍵が回り、親友である後輩女子高生宅の扉が開け放たれた。念願の御開帳だ。出来る事なら、要求に素直に応じて欲しかった。
「……彩、遅いよ……。死にかけたんだからな、俺……」
「……オーバーリアクション……」
手数が少ない割に要約された練度の高い斬撃が、陽介の心を抉り取る。穂先は石でよく研磨されていて、日常のキッチンでも大活躍する切れ味だ。ぜひ、大型ショッピングモールへ出店しに行こう。
顔を見せた彩は、寝癖で髪の毛が天空へそびえ立っていた。重力に逆らって直立するそれは、不思議系少女のミステリアスさを後押ししている。早急に物理学者を呼び、現象の解明に努めてもらいたい。
虚ろな目の先は、陽介をしっかりと捉えている。暗闇に飲み込まれそうな瞳も涙で覆われていて、何の変哲も無い陽介の顔が反射していた。
「……寝癖、すごいぞ……? 高校に行く前提で生活してるかどうか不安になってくるな……」
「……触って……みる?」
「彩がそう言うなら、遠慮なく」
肉体関係を許した風味の声色を出されると、躊躇したくもなる。ハニートラップを警戒して、右腕がスマホの着信かのように振動した。右腕を抑えきれていない姿は、中二病に見えていてもおかしくない。幼児退行した記憶は無いのだが。
陽介の手が、彼女の燃え上がって跳ねた髪の毛に触れる。小手調べに指で本隊復帰を促したが、頑固なくせ毛はヘソを曲げたままだった。さわり心地が柔らかいソファを連想させるのは、日頃の手入れが行き届いている証拠だ。自然乾燥などと言う美容好きが卒倒する処置はしていなくてなりよりである。
髪の先端へと指を滑らせようとして、陽介の指が上昇をやめた。まだ頂点は遥か彼方、登頂したとは到底見なされない山の中腹。天井からクレーン車で吊り下げられていないことを確認するには、陽介の身長が一メートル足りなかった。
「……これでも……ダメ? 意外と……面倒くさい」
「これは……大噴火したなぁ……。整髪料で固めてはないんだろ? 持ってたとして、遠目から火事と間違われる髪型にはしないと思うけど」
「……朝起きたら……、食い込んでた……」
「どこに!?」
いくら合わせられた彩の手に乗っかろうとしても、彼女の天然か策士か判別の付かない言い草に圧倒されてしまう。架空の話でも、何処の誰が寝癖で壁を破壊する物語を捜索するだろうか。フィクション選手権に応募しなければならない事情があるのなら、一晩中付き合ってやる。
彼女の家の天井で頭を垂らさざるを得なかった寝癖の復讐は、谷よりも深かったようだ。陽介の首に鎖を繋げて満足した彼女が、玄関前でつっかえている。手足は全力疾走する手押し車の車輪なのだが、推進力が全て寝癖で消費されてびくともしていない。
……これ、髪の毛を切らないと入れないんじゃないか……?
他人の寝癖に脳の容量を取られる未来は、ペテン占い師でも予期できなかったはずだ。強行突破でもしようものなら、彩はカツラを常時着用しなくてはならなくなる。坊主女子高生の新たな性癖を開拓することはできても、人生という一方通行の道路には多数の余分な標識が追加されるに違いない。
「……陽介……どうしよう……」
「……俺にどうしろって言うんだよ……。完全に固まってるなら、芋虫になればワンチャンス……」
まともな救済手段を提示しなかったことに腹を立てた彩が、ミシン針となった寝癖を振り下ろしてきた。
普段は肩に収まりきらない長髪を蓄えている彼女。リーチが長く、今から後退してもミンチにされる。今夜の食材に自分がなるのはいたたまれない。
一か八かで、拳を前面に突き出した。文明の利器に頼ることしか出来ない陽介の、唯一己の力で為せる業だった。
髪の毛の本数だけ降りかかる、無数の針。彩と続いてきた奇妙な関係も、これで終わるかと思われた。
奇跡は、いつだって諦めない心に宿る。一度の模試で打ちひしがれる軟弱者が不合格なのは当たり前、前提となる努力を怠った者に神様は土砂降りになってこない。
彩の寝癖で固まった髪の毛は、拳に当たるより前に降伏してしまった。意識が介入しない部位という一般常識は、嘘だったのだろうか。
一言に降伏したとまとめても、ちっぽけな勇気を奮いだした陽介に女神が微笑んだのではない。その巨大なる万有引力が、対象を切り裂かんとする髪束を地面にひれ伏せさせたのだ。
……高校で習った物理は、無駄じゃなかったんだな……。
数学以外で、ようやく各教科を学ぶ意図が汲み取れた。今日という日の為に、高校側は高い授業料を貪り食っていたのだ。古典は、依然として活用方法が不明のままである。
「……削除失敗……、アンインストールできない……」
「俺はパソコンのファイルと同等なのかよ……。それに、喜ぶべきこともあるだろ!」
災害のどさくさに紛れて侵入したコンピューターウイルスと陽介の価値は、同等と見積もられていたようだ。一回で数百億円の損害を出すことのある秘密兵器と肩を並べているのは、誉め言葉として受け取ってもいいのだろうか。ゴッホの絵画よりも、陽介の存在価値は高かったのだ。
一時は無限のその先まで伸びていくかと思われた彩の髪は、冷静さを取り戻していた。三次元空間に生きていたのを思い出したのか、力なく彼女の胴体に沿って垂れ下がっている。
外で命がけの戦闘をしに、陽介は彩を訪問しに来たのではない。一個の重要な項目を伝えたい一心で、いつもより三十秒も早く目的地に到着したのだ。
「……そうだ、彩。俺から、伝えたいことがあるんだけど……」
「……陽介……!?」
闇属性の年下少女は、緩和した髪を振り払いながら玄関へと身を引っ込ませた。扉は閉じていないが、彼女の警報装置が作動したのは確かだ。
恋愛感情など、妹のように扱ってきた彩に抱いてなるものか。家族のような距離感の彼女に恋心を抱いてしまうのは、陽介の敗北である。入れ墨のお兄ちゃんに指を詰められようが、彩を面白おかしく扱いはしない。
彩は、耳を平べったくして目を光らせていた。暗闇を纏っているのも、猫が先祖だったからか。家系図に猫が記載されている家は、それだけで動物園に展示する効果は莫大である。
……まるで猫って言うより、猫そのものだな……。
部外者認定の人には冷たくあしらい、誘拐犯に対しては威嚇で対応する。日本で飼いならされている猫の鑑だ。全世界に動画をアップロードして、猫の飼い方をレクチャーさせる貢献が出来ることを誇らしく思ってほしい。
「……まだ、年齢が……。法律が……」
「はいはい俺のことが好きじゃないのは……。彩、ピントがずれてるって言われたこと無いか?」
「視力検査……問題なしだった……」
高度な読み合いを展開しようとした陽介がバカだった。直感で発言を決める、熱くも冷たくもなりやすい銅のコップそのものだった。視力検査よりも頭の検査を先に受けるべきである。
確かに、未成年同士の交際は『不純異性交遊』なる魔法の言葉で職員室に連れ込まれる恐れがある。そうでなくとも、結婚は基本的に法律違反になる。若気の至りは、無機質な法律に立ち向かえない。
……この女の子、どうやって育成すればゴールにたどり着くんだろうか……。
知能レベルは高く、しかしながら目の前の事柄を丸呑みにするクセがある。とある事情を抱えて高校への通学もままならず、退学へのカウントダウンも始まっている。下手すると、ゲームのハードモードより苦しい状況だ。
「……とりあえず、家の中に入れさせてくれない? ……外でつっ立ってるだけだと、暑くてたまらないんだよ……」
留年のことを伝える気力は、日光の集中攻撃に蹴散らされてしまった。太陽光で発電をさせてくれる代償として、大切な事柄の気力を奪っていくシステムのようだ。やはり、世界は誰かが糸を引いて動いている。
彩にも、これ以上争う意思はなさそうだ。先の流れで誤解に気付き、せめてもの作り笑顔を見せてくれている。ファストフード店のお姉さんオーディションがあったとすれば、採用されることは確定だ。
「……陽介……、いいよ」
手で招く仕草に従って、陽介は教材一式を両手に玄関をくぐった。これがゴールの祝福門だったらどれだけ素晴らしかっただろうか。
灰色のタイルが敷き詰められた玄関は、殺風景なモノクロの靴が並んでいる。二つの白靴を差し置いて、漆黒の革靴が彩の持ち物だ。
……彩は、いつもの彩だな……。学校に来てくれないことはいつも通りだし……。
留年が背後に迫っている、体格の小柄な近所の女の子。陽介をなんやかんやで慕ってくれているだけに、心臓がズキズキと収縮を繰り返す。ため口で会話するのも、心を許してくれている印だと受け取っておけばいい。
「……勉強……よろしくね」
屋外では『え』の字も表現してくれなかったのが、もう顔が緩くなった彩がいた。彼女の頑張りで、陽介のいざこざも吹き飛ぶ。
「うん、分からないところがあったらいつでもどうぞ」
こうして、平日恒例の勉強会がスタートしたのであった。陽介が蝕まれる悩みを抱えていること一点を除いて。
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