夢花火

第2章 婚活パーティー

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　4番の席に座り、受付で渡されたiPadでプロフィールを入力する。自己紹介文には仕事内容、趣味、休みの日にしていること、女性と一緒にしたいことを書いた。一通り書き終わり、誤字脱字がないか確認する。問題なさそうだったので、隣にどんな人が来るか待つことにした。
　4番の女性は開始時間の5分前に着席する。僕は4番の女性を見た瞬間、「この人とカップリング成立したらいいな」と思った。というのも、小柄で目の大きな可愛い女性だったからだ。まさに僕のタイプだった。彼女は末松さんというらしく、僕より2歳年上の28歳だ。
　僕は早速末松さんと一言二言会話する。自己紹介から始まり、婚活パーティーに参加しようと思った理由を語り合った。末松さんは大学時代から付き合った彼氏と半年前に別れて、しばらくは1人を謳歌していたものの、1人の時間に飽きて結婚願望が強くなったそう。「成田さんなら身近で彼女できそうなのに、なんで参加しようと思ったんですか？」と聞かれ、僕も婚活パーティーに参加した理由を話した。