Leaving Strawberry

第3章 後悔

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　クリスマスイブの夜、バイトを終えた私はバスでそうくんの家に向かう。久々に来たので少し道に迷ってしまったのだが、こっそり後をつけていたという彼に声をかけられてどうにかたどり着くことができた。家に到着し、私はそうくんに事前に買ったクリスマスプレゼントを渡す。バイトの給料で買った高級ブランドのマフラーとスヌーピーのクリスマスカードを入れていたのだ。「えっ、いいのこんな高いものを？　俺が買ったものと差がありすぎて恥ずかしくなった。色も俺の好み。ありがとう」彼はすごく喜んでいたので、私もうれしくなった。それから、キスをして眠る。
　翌朝、寝ている間にそうくんの手が私の耳、頬、唇に伸びているのに気づいた。私が生理中だったのでキス以上のことはできなかったのだが、シャワーを浴びて身支度をした後にプレゼントをもらったのだ。中身は某書店に売られていた日本画の黄色い靴下。なんだこれはと思ったけれど、本人にはお礼を言った。彼自身も自分用に同じものを買ったという。